稚拙な文章ですが、楽しんで頂けると嬉しいです。
使用楽曲:What you won't do for love/Bobby Caldwell
(JASRAC:0W1-3125-5)
-1500、駆逐艦寮。
それは午前中の出撃や仕事がひと段落つき、午後に向けてみんなが休憩している頃のことだった。
時雨「(陽気な鼻歌)」
夕立「時雨、どうしたっぽい?なんかすごく機嫌が良さそうっぽい!」
時雨「夕立、耳を借りるね」
コショコショ
夕立「「ええーっ!間宮ようかんが手に入った⁉︎」」
運の悪いことに、ちょうど廊下にいた艦娘たちに
『間宮ようかん』という言葉が聞こえてしまった。
飢えていた彼女たちにとって、それはあまりにも甘美な響きだった。
「間宮さんの!ようかんッ!」
「間宮ァッ!よ!う!か!ん!じゃ!」
「そこまでしてまで羊羹って食べたいものなの…」
「食べたいんじゃッ!」
「食べたい食べます食べてもいいですか(直球)」
「えっちょっとま…あっ♡」
突然盛り始める彼女たちを片目に、二人は身の安全を確認した。
時雨「すぐ隠れたからいいとして、声が大きいよ夕立」コショコショ
夕立「ごめんなさい、っぽい・・」コショコショ
時雨「今や間宮ようかんを持ってるだけで襲われるからね。次からは気をつけて。」
時雨「それはそれとして後で僕たちの部屋に戻ったら、一緒に食べよう。」コショコショ
夕立「わかったっぽい!あ、ていとくさんだ!」ダッシュ
夕立「ていとくさーん!」
時雨「あはは・・夕立は提督一心だね。」
-1510、白露型部屋前
時雨「I came back to let you know〜」
ドアガチャ
白露「あ、お帰り時雨ー!」
時雨「ただいま、白露。ところでさ、駆逐艦共用冷蔵庫って開けてないよね?」
白露「?」
時雨「その反応だと開けてないみたいだね。ありがとう、白露。」
白露「どう、いたしまして?」
時雨「(これでようかんは大丈夫かな)」
3分後、駆逐艦共用冷蔵庫前には
一人の少女が意気消沈した顔で佇んでいた。
時雨「ない。」
時雨「僕のおやつ、ない・・」
時雨「「うおおおおおおおおお!!」」ロウカダッシュ
時雨「「ああああああああああ!!」」アルティメットドアバターン!!
白露「うわあ!びっくりした!」
夕立「時雨、ドアは優しく開けるっぽい。」
時雨「ハア、ハァ・・二人とも・・僕のおやつ・・知らない・・」
白露&夕立「知らない(っぽい)。」
時雨「だよね・・村雨は?」
白露「今日から長期遠征中。帰ってくるのは1ヶ月後だって。」
時雨「春雨は?」
夕立「赤城さんと大食い大会を主催した件で謹慎中、っぽい。」
時雨「そう・・って春雨は何やってんの・・」
時雨「ま、いいや。白露、夕立。ありがとう。」
そう言って時雨は「白露型」のドアを閉めた。
そして、背に振り返り、「改白露型(海風型)」のドアに近づいた。
コンコン
時雨「失礼します。」
シーン
時雨「誰もいない、とはね。これ以上いても仕方ないし帰r「海風です。」
気がつくと海風は、時雨の真後ろに立っていた。
時雨「うわあ!驚くじゃないか!」
海風「時雨姉さんが勝手に驚いただけだと思います・・」
時雨「ド正論だね。ぐうの音も出ないさ。ぐう。」
海風「出てますね。しかし、なぜ私たちの部屋に?」
時雨説明中・・
海風「なるほど、せっかく手に入れた間宮ようかんが消えた、と。」
時雨「不審な動きしてた艦娘とか、見てたら教えてほしいな。」
海風「目の前にいる人以外なら見てないですね。」
時雨「そう。じゃあ、ありがとね海風。」
バタン
時雨「違ったか・・」
時雨「そういやさっきサラッと僕のこと不審って言ってなかった?」
???「あ!時雨だ!こんにちは〜」
???「こんにちは、なのです!」
時雨「こんにちは、暁に、電。響と雷は?」
暁「二人とも演習中よ。」
時雨「そうかい。聞いてごめんね。」アタマナデナデ
暁「なぁ・・ッ、暁は一人前のれでぃーなの!子供扱い、しないでよね!」
電「そう言いながらも抵抗していない段階でダメなのです。」
時雨「(辛辣だなあ)」
時雨「そう、じゃあ僕はこれで。」
暁「じゃ、さよーならー!」ハシリサリ
電「さようなら、なのです!」
時雨「(よし、楽しく会話できたな)」
時雨「「じゃなくて!暁!電!僕のようかん知ら・・」」
電「知らないし第一まず暁型はようかんなんて渋ったらしいもの食べねえのです。
暁ちゃんに2度と聞かないでもわかるようなそんなことことは聞くな、なのです。次はねえのです。」
暁「ん?どうしたの電?」
電「なんでもないのです!ささ、響ちゃんたちを見に行くのです!」
時雨「Oh...what an 圧…」
-1526、陽炎型(前期型)部屋前
??「だから言ったでしょ!たけのこしか勝たないんだって!」
??「そうよそうよ」
??「ほんま嘘はええ加減にしてほしいわ〜。きのこしか勝てへんねやからってヤキモチ焼いても仕方ないで〜」
??「よくわかりませんが、ゆきかぜもそうだとおもいます!」
???「どうでもいいことで争わないでください。」
??&??「どうでもよくない(わ)!」
???「はあ…トッポの方が美味しいのに…」
時雨「入りづらい…」
ガチャリ
不知火(以下、ぬい)「あ、どうも。」
時雨「どうも。さっきのは?」
ぬい「うちの陽炎と黒潮がきのこたけのこ戦争を始めただけです。」
時雨「あはは…それは難儀だったね。」
ぬい「いい加減にしてほしいものです。毎回全陽炎型会議に発展するのは飽きました。」
時雨「ところでさ、間宮ようかんって知らない?」
ぬい「⁉︎」
時雨「(珍しい、反応がある)」
ぬい「な…」
時雨「『な』?」
ぬい「何円…積めばいいですか…ッ」
時雨「⁉︎」
ぬい「もう…Dレーション生活は懲り懲りです…」
時雨「(長くなりそう)」
ぬい「もう、渋いモノくらい、食べてもいいですよね?そうですよねェ!」
時雨「(だめだ、もう壊れてる)」
ぬい「だからッ…何円用意すれば…」
時雨「あー。申し訳、ないけど、売り物じゃないんだ…」
ぬい「そう、でしたか…取り乱してしまい、申し訳ありませんでした。」
時雨「ううん、いいんだよ。さ、一緒にお茶でもどう?」
ぬい「では、お言葉に甘えて…」
?「百合展開キタコレ!」
そして時雨たちは金剛プロデュースの鎮守府内喫茶店へ向かい、お茶を楽しんだ。
レディー・グレイとチーズケーキというなんとも筆舌に尽くし難い相性の悪いメニューだったが、それでも時雨曰く「(中略)紅茶もケーキもおいしかった」とのこと。
ぬい「今日はありがとうございました。ところで、お代の方は…」
時雨「大丈夫、全部僕が持つさ。」
ぬい「それでは時雨、あなたが…」
時雨「いいんだよ、不知火。僕がキミを誘いたかったから誘っただけさ。」
ぬい「そうですか…かないませんね。ではまた明後日、輸送作戦で…」
時雨「うん、じゃあね。」
ガチャ
??「だからたけのこがー」
不知火はそっ閉じをかました。
一方、時雨の方はというと…
時雨「何も知らなそうだったな…ま、いいや。楽しかったし。」
そう呟くと、また洋楽を口ずさみ始めた。
時雨「My friends wonder what is wrong with me, well I'm in a daze from your love you see〜」
-1734、白露型部屋前
ガチャ
白露「どうだった?」
時雨「海風たちもダメだった。第6や陽炎型のみんなにも聞いてみたけどダメだったよ。」
時雨「ハア・・」
白露「元気だそ、時雨・・」
コンコン
時雨「ん?誰だろ、音的に山城かな。」
白露「どうぞ!入ってくださーい!」
ガチャリ
提督『失礼します』
時雨「こんにちは、提督。」
提督『突然ですが、時雨さんの改二艤装の固定を行います』
白露「おおー!改二、いっちばん乗りだね、時雨!」
時雨「ありがとう、白露。ところで提督、いつやるんだい?」
提督『この後すぐです』
時雨「わかったよ。あ、そうそう。間宮ようかん、見なかったかい?」
提督『駆逐艦共用冷蔵庫のでしたら、回収しました』
時雨「よかった。で、今はどこにあるの?」
提督『大淀さんやブッキーと一緒に美味しく頂きました』
提督『熟練の技術を感じさせるよい口当たりと、』
提督『小豆そのものの味わいを追求した砂糖ひかえめの味が気に入りました』
時雨「(プルプル)」
白露「(ヤバそう…逃げとこ)」
時雨「そう…よかったねッ!」
時雨「て〜い〜と〜く〜!君には〜ッ!失望、したよッ!」
その日鎮守府には雷が落ちたとさ。
この後間宮ようかんが分配されていなかったことを理由として、
所属駆逐艦娘全員に間宮ようかん無料券が各員1枚ずつ配られ、
結局全型を巻き込んだ争奪戦へと発展してしまったが、
それはまた別のお話。
な に こ れ
少なくとも没にした展開よりかはマシですが、
流石に3時台に書くのは不味かったようですね。
反省です。
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