なぁ先生、光の速度の蹴りを見た事は有るかい? 作:猫侍二十二世
黒服到来からまぁまぁな日付が経った頃
何か問題は無いかと、ヴァルキューレに来ていた
「・・・・」
「やぁ、また来たよぉ~カンナ局長」
「あ、黄猿さん」
「お疲れの様だねぇ」
「何か有ったのかい?」
「…実は」
「矯正局から七囚人が脱獄した?」
「えぇ、しかもその他の不良生徒も脱獄してるんです」
「それは大変だねぇ」
「今回は黄猿さんも他人事じゃないですよ」
「貴方が捕まえた不良も脱獄してるんです」
「なら、また捕まえるだけだよぉ」
「ははは、流石ですね」
バァン!
そう雑談していると、強い力で扉が開けられる
「大変です!」
「何事だ!」
「脱獄した七囚人と不良を発見したとの通報が!」
「場所は何処だい?」
「黄猿さん!?いらっしゃったんですね」
「ば、場所は」
「D.U.自治区です!」
「何…だと!?」
「D.U.自治区って…確か彼処だよねぇ?七囚人なんかが何の様なんだい?」
「恐らく逆恨みかと、連邦生徒会によって捕まった者も居ますから」
「成程ねぇ~」
「今すぐ部隊を「その必要は無いよぉ~」…?」
「ワシが出るからねぇ」
「黄猿さん!?」
「…良いんですか?」
「この距離だと、ワシならすぐ行けるからねぇ~市民の方の被害も少なく出来る」
「…分かりました、黄猿さんなら安心ですが一応増援を送りますので」
「頼んだよぉ~」
「じゃ、行ってくるねぇ」
D.U.自治区
そこに大勢の不良
そして不良と戦う4人の生徒…それを指揮する1人の大人
だだだだだだだだだだ!
ダァン!ダァン!
「くっ!押されてる!」
「数が多すぎます!」
「オラオラオラ!その程度かぁ?」
「アイツさえ居なければアタシらは無敵だぁ!」
「撃て撃て撃て!」
「先生!下がってください!」
"分かった!"
「っ!そろそろ持ちません!」
数が多すぎる
嵐の様な弾丸の雨
もう限界だと思ったその時
「お、おい!アレ見ろ!」
1人の生徒が空を指す
「あぁ?何だいきなり…っ!アレって」
「や、やべぇ!逃げろ!」
その声で弾丸の雨が止む
遮蔽物から覗く
すると見えたのは空を流れる1つの流れ星だった
しかし、日はまだまだ沈む様子すら見えない
そして何より不思議なのはその流れ星がこちらに接近している事だ
すると
流れ星が人型となった次の瞬間
大量の光が落ちた
その光によって大勢いた不良が片付いて、生き残ったのは数人だった
すると上から人が降りてくる
降りて来たのは黄色のシマシマのスーツと白色のコートを肩に掛ける様に着ており、特徴的なサングラスを掛けた1人の男だった
「き、黄猿!?な、何で…こ、こんな所に!?」
不良達は彼を黄猿と呼び恐れている
「全く、勝手に矯正局を抜け出しちゃいかんでしょうがぁ」
「黄猿が来るなんて…わ、私達全員終わったんだ…」
「今大人しく投降するのなら、これ以上危害は加えないよぉ?」
「あ、あぁ…あ!いや、まだだ!アタシらにはまだ秘密の手が有るんだよ!」
するとガラガラガラガラガラとキャタピラの音を響かせ一両の戦車が現れた
「おやおや…戦車とは怖いねぇ」
「アイツをやれー!」
ドン!
戦車から砲弾が撃ち込まれる
それに落ち着いて指を向ける
「無意味だよぉ~」
ビュン!
指先からビームを放つ
それは砲弾を破壊し、戦車も貫通させた
戦車はそのまま爆破した
「さて、そろそろヴァルキューレの増援も来る頃合だからねぇ…諦める気になったかい? 」
「ひぃ!」
少し脅しとして不良に指を向ける
それに恐怖し、銃を捨てその場で座り手を上げた
まさにRTA並の速度で事件を終わらせた