俺流、オラリオの生き方。   作:ケモミミ推し

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第六話「怪物祭・後編」

 

 

「グオォォォォォォォッ!!!」

 

「大変ですよベルさん!このままでは私たち、怪物に食べられちゃいますーっ!」

「なんでそんなに楽しそうなんですかシルさぁぁぁぁぁぁん!!?」

 

闘技場前広場。

灰髪の少女に連れ去られた少年___ベル・クラネルは、心底幸せそうに笑顔をふりまく彼女に手を引かれ、買い食いや露店巡りを楽しんでいた矢先、突如として闘技場の内部から現れたモンスターに追いかけ回されていた。

 

「これ、なんで僕達だけ狙われてるんですか!?」

「あー、実はですね……」

 

お姫様抱っこの状態で少年の腕に持ち上げられた少女は、ほんの少しバツの悪そうな顔で少年の問いに答えを出す。

 

「私が今日つけてる香水、とってもいい香りなんですけど、なんでも一部のモンスターを引き寄せちゃう副作用があるらしくて…」

「なんでそんな怪しいもの買ったんですかぁ!?」

「だって、地上でモンスターに会うことなんてないと思ってたからぁ〜!」

 

半泣きで、しかし冒険者のステイタスを発揮して凄まじい速度で疾走する少年の首に、少女は腕を回し強く抱き締める。その凄まじい速さに恐怖したのなら当然の行動だが、純朴を極めたような少年にとっては少し___いや、かなり刺激が強かった。

 

「きゃーベルさ〜ん!怖いです〜〜!」

「絶対余裕でしょシルさぁぁぁぁぁぁん!!?」

 

顔から湯気を噴き上げながら、襲い来るモンスターから逃走する。

このまま人の多い大通りを走っていれば無関係の人間まで巻き込んでしまうと分かっていた少年は、逃げ惑う民集の隙間を縫い、するりと路地へ入りこむ。

 

目指すは「ダイダロス通り」。たくさんの道が絡み合っていてとても迷いやすい、と以前エイナさんから聞いたことがある。ついでに都市の大まかな地図もエイナさんに叩き込まれてたけど……まさかこんな形で役に立つなんて思わなかった!

 

すれ違う通行人や住居の窓からこちらを見下ろす住人達に「逃げて!」とだけ短く声を飛ばしながら建物の隙間を駆けていると、次第に道が狭く、複雑な地形が多くなってきた。人間なら問題なく走り抜けられる道幅だが、体の大きいあのモンスターにはあまりにも窮屈だ。二人が路地を駆け抜けるにつれ、絶えず地響きを伴う足音は遠ざかっていく。

 

「はぁ...はぁ...すみませんシルさん、少し休みます...」

 

やがてこちらを見失ったのか、耳を澄ましても足音が聞こえなくなったのを見計らい、抱き抱えていたシルさんをゆっくりと地面に降ろす。

思い出したかのように体に疲労がのしかかったが、それが過去一、二を争う熾烈な逃走劇を繰り広げたせいなのか、はたまた女の子を抱き抱えて走り回ったからなのかは、よく分からなかった。

 

「少し休んだら動けますから、そしたら......シルさん?」

「ベルさん、その......ごめんなさい!」

 

しばらく口をつぐんでいた彼女が、思い切り頭を下げた。

 

「興味本位でつい変な香水を買ったせいで、ベルさんに凄く迷惑かけちゃって...!本当に、ごめんなさい!」

「ぼ、僕は大丈夫ですから!頭上げてください!」

 

普段の様子からは想像もつかないほど真に迫ったシルさんの謝罪にびっくりして、何故かこちらも焦ってしまう。確かに、モンスターを寄せ付けるような香水を買ってしまうのはすごく危ないけど。

 

「...きっと大丈夫です。大通りの方に行けば他の冒険者の人たちがいますから、きっと助けてもらえます」

「他の、冒険者......」

 

彼女は少し俯いて何かを言っていたが、僕が聞き直す前にぱっと頭を上げてしまった。シルさんはは何かを決心したような様子で、腰の小物入れ(ポシェット)から何かを取り出す。

 

「ベルさん。これ、使って頂けませんか?」

「...えっ、これって...」

 

彼女の手に握られていたのは、普通の女の子には全く似合わない灰色の物体。彼女が少しだけ力を入れると、その中腹辺りから鋭い銀色の輝きが覗いた。

 

短剣(ナイフ)!?どうしてシルさんが...」

「夜道を歩く時もあるので、ミア母さんに持たされてるんです。でも今はベルさんが持っていた方がいいから...」

 

胸元できゅっと抱かれたナイフが、僕に手渡される。その刹那、少しだけ触れた彼女の手は、微かに震えていた。

 

「お母さん、すごい冒険者だったんですよ?このナイフもその時使ってた物だって...だから、ベルさんが持っていてくれたら安心です!」

 

気丈に笑う彼女を見て、そこでようやく気がついた。彼女が不自然に明るく振る舞っていたのは、わざとだ。モンスターに襲われる恐怖を無理やり押さえ込むため、わざとそうしていたんだ。

それを本気で受け取って、勝手にドギマギして。

本当に楽観的だったのは、僕の方だ。

 

本当のことに気づいたのと、その音を耳に捉えるのは、ほぼ同時だった。

 

「シルさん、先に逃げてください」

「...ベルさん?」

 

受け取ったナイフを引き抜き、深い銀色の輝きを路地の先に向ける。

静寂を保っていた筈のダイダロス通りに、重々しい足音とくぐもった唸り声が響く。少年が睨みつけた先に現れたのは、醜く太った体躯を建物に擦らせる豚頭人身のモンスター。

「オーク」、本来なら11階層に出現するモンスターだったはず。上級冒険者でも複数人で挑む強敵で、しかもシルさんを守りながら戦うのは難しい。

__でも、引きつけて時間を稼ぐことはできる!

 

「シルさんは先に行って、冒険者の人たちを呼んできてください!」

「で、でも!」

「いいから行って!!」

 

彼女の悲痛な叫びに、乱暴に怒鳴り返す。

僕がこいつを足止めしなきゃ二人ともやられる。一緒には逃げられない。

 

「ルルルルル......」

 

低く警戒音を鳴らしたオークが、地面に放置されていた角材を拾い上げて両手で構える。その人間のような仕草に驚いたが、オークはダンジョンに生えた木のような天然武器(ネイチャーウェポン)を使う習性があることを思い出した。

オークは、未だシルさんのみを狙っている。

ブーツの感触を確かめ、シルさんから借りたナイフを抜き放つ。手の震えを誤魔化すように強く握りしめると、灰色のナイフの強固な質感が伝わってきた。

 

「____来いッ!」

「ブモオォォォォォォォォォッ!!!」

 

筋肉で編まれた剛腕が振り上げられ、振り下ろされた角材が轟音と共に少年を襲う。砕けた石畳と共に砂塵が舞い、少年の姿をかき消した。

そして、鈍色が閃く。

 

「来い、こっちだ!!」

「オオオォォォォォォッ!!!」

 

自らの足に走った痛覚に喘ぐモンスターは、その元凶たる白い兎を照準する。いつの間にか背中側に回り込んでいたソレが逆手に握る血濡れの刃を目の当たりにして初めて、その兎を逃げ回るだけの"獲物"ではなく明確な"敵"として認識した。

 

「ルルルルル...」

 

オークはダンジョン上層に出没するモンスターの中でも特に力に秀でており、その怪力は上級冒険者でさえ死に至らしめると、少年はアドバイザーから教えられている。威嚇するように全身を大きく見せ、今にも爆発しそうな圧を滾らせる大柄な怪物は、眼前の小さな人間なぞ紙のように吹き飛ばしてしまうだろう。

しかし、少年は怯まない。アドバイザーの彼女から伝えられた恐ろしいオークの話と目の前のモンスターの姿がまるで一致せず、むしろその激しいギャップに拍子抜けすらしていた。

短剣を順手に構え直し、低い姿勢から一気に疾走する。

 

「ブモォォォォォォォォッ!!!」

「_______シッ!」

 

素早い兎を捉えるためか、オークは低く構えた角材を横薙ぎに振り回す。重厚な筋肉が生み出す束の間の嵐に正面から突っ込んだ少年は、突撃の勢いのまま小さく飛んで危なげなく回避。冷静に魔石の位置___胸の中心に狙いを定め、身体ごとぶつかるように短剣を叩き込んだ。

勝負は一瞬。ドン!と目の覚めるような衝撃が周囲に響き、一撃で魔石を砕かれたオークは形を保ちきれず爆散する。

舞い散る灰塵の中、立ち尽くす少年に向けて、万雷の歓声が送られる。驚いて周りを見ると、建物や道の先に隠れていた住人や野次馬、様々な亜人達が、少年の健闘を讃えていた。

その背中に、物陰から飛び出した一つの影が重なった。

 

「すごいですベルさん!ベテランの冒険者さんみたいな動きみたいで、びっくりしちゃいました!」

「あれっ、シルさん、逃げてなかったんですか!?」

 

なんで逃げてなかったんですかとか、強くなってたのは「めでたい日だしやっとこ?ね?」って様子のおかしい宇今に勧められてステイタスを更新してたからとか、言いたいことは色々あったのに、後ろから抱き付いたシルさんの柔らかさにドギマギして全部吹っ飛んでしまった。

 

石のように固まって動けないベルを不思議そうに見上げた彼女はそれを知ってか知らずか、硬化したベルをくるりと裏返して顔を綻ばせる。

 

「ベルさんが、ここの皆を助けたんですよ」

「本当にありがとう、ベルさん!」

 

 

 


 

 

 

「大変だよ宇今くぅぅぅん!?このままじゃ二人まとめてパクッといかれちゃうよぉー!!」

 

東南のメインストリート。

ぎゃーぎゃー喚く我らが主神を横抱きに__いわゆるお姫様抱っこの形で__抱えて、全速力で逃走する。

 

「何か恨まれるようなことでもしました!?」

「知らないよそんなことぉー!? アレかな、僕達けっこう美味しそうに見えてるのかなぁ!?」

 

すっかり忘れていた"届け物"を渡すべく、闘技場を目指していた道中。突如として現れたモンスターの妨害によって、女神と眷属はUターンを強いられていた。

メインストリートの石畳を踏み抜きながら一人と一柱を追い立てる怪物の名は"インファント・ドラゴン"。上級冒険者でなければ手が出ないソレは、恐らくモンスターを調教する見せ物のためにダンジョンから運び出された個体なのだろう。ガネーシャ・ファミリアに捕獲される際は相当暴れたのか、身体中には大小様々な傷跡が残っている。

潰される屋台、ひび割れる石畳、誰かの悲鳴が響く。

猛進するインファント・ドラゴンは近くの人間を片端から襲うでもなく、明らかに俺達を.........いや、ヘスティア様を狙っていた。

 

「ヘスティア様、武器とか持ってないですか!?」

「持ってる訳ないだろそんなものぉー!!」

「ですよねェェェ!!!?」

 

小竜の突撃は止まらない。時折ぶつかる建物を砕きながら追走する姿はまるで重戦車の如く、メインストリートに瓦礫の山を生み出していく。その巨大ゆえ速度こそ勝っているものの、このままでは生き残ったとしても街を壊して回った下手人として、"都市の憲兵(ガネーシャファミリア)"にとっ捕まえられてしまうだろう。ただでさえ二億ナイフのせいで借金地獄確定コースなのに、これ以上債務を増やしてなるものか。

.........ん? ナイフ?

 

「宇今君、これを!」

「...なんすかコレ、黒いナイフ?」

「武器って言われて思い出したんだ!最初はベル君に使って欲しかったんだけど...」

 

人を抱えて全力疾走なんて初めての経験、故に下手なお姫様抱っこでは衝撃を逃しきれず、マッサージチェアの如く振動する我らが主神から手渡されたのは漆黒のナイフ。

うっひょー見覚えがありすぎて鼻血が出そうだぜ!

鍛治の神ヘファイストス自ら打った超絶級の業物があれば百人力、ちびドラゴン如き三枚に下ろしてくれるわァ!!

 

「ちょっと降ろしますよ!」

「ゆっくり降ろしてグワァーーーッ!?」

 

必死に走って距離を稼いだ甲斐あって、主神様を安全に避難させる程度の余裕はあった。熱に浮かされたようなハイテンションのまま真っ黒な鞘からナイフを引き抜き、迫り来る竜の巨体を待ち構える心情はさながら闘牛士の如く。

 

「【法則(さく)を破りし其の一歩】【ブリンク】!」

 

縦横無尽の一歩を可能とする魔法の言葉を唱え、その姿が瞬時にかき消える。不可視の跳躍により小竜の頭に取り付いた青年は、その脳天に漆黒のナイフを突き立てる。

 

「___オオオォォォッッッ!!!?」

 

硬い鱗を容易く切り裂き、刀身の半ばまで深く刺さったナイフの切れ味に舌を巻く。そして驚愕したような竜の咆哮を聞きながら、それでも貫通できない頭蓋骨の硬さに愕然とした。

 

(__()けねぇ!? なんで!)

 

『ヘスティア・ナイフ』は神の手で打たれた名刀であると同時に、眷属のステータスによって性能を上げる効果が付与されている。それでも尚インファント・ドラゴンの骨を貫けないという事実は、クロガネ・宇今という冒険者の()()()()()()()を意味する。特別な武器で下駄を履いた上で、特別な魔法で完全に虚を突いた上で、それでも埋めきれない戦闘経験の浅さが、その黒刃を扱い切れない最大の原因であった。

 

「__オォォォッッッ!!!」

「うげぁっ!?」

 

頭の上で硬直する宇今を振り落とすべく小竜が頭を振り乱す。その勢いに持ち堪えられるはずもなく、素っ頓狂な声を上げながら滑落する青年は真っ逆さまに落ちながらも辛うじて受け身を取った。

小竜の傷は浅く、しかし自らの頭を踏みつけた不届き者を見逃すことはなかった。怒りに満ちた双眸は眼下の人間を睨み付け、そして_____その喉元に燃え滾るような熱が溜まる。

 

牙の隙間から赤い揺らぎが見え隠れすると同時に、かすかに炎の香りが漂う。明らかな火炎吐息(ブレス)の前兆を目の当たりにして、心身を支配していたはずの熱がみるみる引いていく。残された僅かな時間、青年は立ち向かうことはなく、しかし逃げることもなく、ただ振り返った先、建物の影に隠れていた女神の表情だけを焼き付ける。駄目だ、逃げろと叫んでいる。言葉を届けんと、無我夢中で声を張り上げた。

 

「逃げ___」

 

長い首を伝い充塡された炎の奔流が、今まさに放たれようとしたその刹那。小竜渾身の一撃は、その頭頂部に激突した何かによってあっけなく鎮火される。

着弾点には轟音と爆風が巻き起こり、そのあまりの衝撃に空から隕石でも降ってきたのかと疑った。しかし立ち込める砂煙の中、クレーターとなった石畳の中から立ち上がったソレは人の形をしていた。

完全に頭を潰されたインファント・ドラゴンが爆散して灰と化し風に巻かれて散りゆくその向こうに、橙色の装束が見えた。

 

「『ガネーシャ・ファミリア』...」

 

チャイナ服のように深いスリットの入ったスカートを揺らし、徐々に晴れる砂煙から現れた女性がゆっくりとこちらへ歩いてくる。

まだ状況が飲み込めていなかった俺は、そこで初めてその女性が名前付き(ネームド)キャラであることに気付いた。

 

「そこの君、怪我はないか」

「...あ、いえ、はい。大丈夫です」

 

ガネーシャ・ファミリア団長、シャクティ・ヴァルマ。

その怜悧かつ整った顔立ちにドキリとして、思わず敬語が出た。美しェ〜〜〜(魅了完了)でもこの人インファントドラゴンの頭すり潰したんだよな怖くね?やっぱバケモンだわ第一級冒険者。

 

「宇今くぅぅぅ〜〜〜ん!!!」

「ゲボァァッ!?」

 

美人に話しかけられてマゴマゴしていると、建物の影から飛び出して誘導ミサイルの如く急接近した主神に背中を貫かれる。

 

「なんかとんでもない音したけど大丈夫かい!?」

「今大丈夫じゃなくなりましたよ...主に背骨が...」

「...少しいいか?」

 

地面に倒れ伏した俺の背中に張り付いてアレコレと騒ぎ立てる主神様。味方にトドメを刺されたことを理不尽に思いつつも、こちらを呼びかける女性の声を聞いて慌てて立ち上がる。

 

「...現在、我々が調教用に捕獲していたモンスターが何体か脱走している。ガネーシャ・ファミリア総出で処理に当たっているが、危険なことに変わりはない。君たちは早く安全な場所まで避難していてくれ」

「りょ、了解です」

「それともう一つ」

 

先ほど自分で作ったクレーターから女性が拾い上げたのは、両手でも溢れるサイズの巨大な魔石。それが何故か、俺の目の前に差し出されている。

 

「インファント・ドラゴンの頭を突いた先程の一撃、見事だった。これは君の物だ」

「いやいや、頂けませんよ!俺なんて助けてもらっただけなのに...」

「だが、私より早くモンスターに立ち向かったのは君だろう。それに、これは迷惑をかけたお詫びも兼ねている。どうか受け取ってくれ」

「......なるほど。そういうことなら、ありがたく」

 

巨大な魔石を恭しく受け取ると今までに触れたどの魔石よりも重く、その存在感に生唾を飲んだ。凛々しいお姉様はヘスティア様に軽く一礼すると、屋根の上まで一足に跳躍して去ってしまった。

 

「はぇ〜、すごいねあの子......宇今君?」

「ぁあいや、大丈夫です。怪我もないです」

 

我らが主神は、初めて見た第一級冒険者の身体能力に心底驚いたらしい。半ば呆然としていた俺はその声にも気づかず、しばし彼女が去った屋根の上を見つめていた。

 

相手はその強さから"上層の階層主"と恐れられるインファント・ドラゴン。Lv.1の下級冒険者の手に負える敵ではなく、当然今の俺がどうこうできる訳もない。

それを容易く捩じ伏せた彼女は現在、Lv.5の階位まで恩恵を昇格させている。これは、これから約半年でベル・クラネルが到達する場所と同じである。

 

(__俺は、あれだけ強くなれるのか?)

 

不自然なまでに凪いだ心を占めるのは助けられた安堵か、それとも助けられてしまった悔しさか。それすら判然とせず、青年はただ言葉にできない感情を胸に抱えたまま、瓦礫の中で立ち尽くしていた。

 

 

 

 




主神のワガママを叶えるため、主神に代わってモンスターを魅了したメンヘラガールや、頑張ってジャガ丸くんを買い占めたその他の団員や、オークに追いかけられてる町娘を血眼で見守る第一級冒険者たちがいたかもしれない。
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