ハーレムを作る!だから結婚してください!いや、お前のことじゃねーよ。めだか 作:夢幻パンチ
エイプリルフール
天「めだか。す、す、すキャァァァ!」
善「毛穴と言う毛穴から血が!」
天「はぁ、はぁ、死ぬかと思った。エイプリルフールでも無理するもんじゃないな」
め「婚約届けを出してきたぞ」
善「めだかちゃんもかよ。俺もなんか嘘言ってみるか」
め「嘘じゃないぞ」
「「…え?」」
め「だから、嘘じゃないぞ」
「「…え⁉︎」」
「お前達には、針金ちゃんは渡さないんだから!」
「おい兄弟。こいつしつこいよ」
学園では、風紀委員鬼瀬針金は前回の生徒会との、ぶつかりにより周りから『露出委員』と言われてた。その話とは別に、鬼瀬針金とは『手鎖メリケンの鬼瀬』の異名で、恨みを買うものも多かった。
その中に、木金コンビも鬼瀬のことを狙っていた。が、変わった形で噂は広がり、木金コンビはバカとエンカウント中だった
「お前達が、針金ちゃんを狙ってる事は知ってるんだからな!人のハーレム要員に手を出して、タダで済むと思うなよ!有料だからな!女紹介しろ!」
どうも、この頃やたら我が弟である雲仙冥利からちょっかい出されてる。天竜さんだよ。毎朝の日課の肛も、校門挨拶の時に男子生徒が教えてくれた
『え?なに?さっき言って他ことを教えろ?ちょ、近いって白斗くん⁉︎教える!教えるから!…そんなに近かったら、僕……///」
なんでも、自分の自慢のバットで針金ちゃんをヒィヒィ言わせる。らしい…許さん!俺だって自慢のバットの一本や二本あったら、怖いな。まぁとにかくぶっ殺す
で、今そいつらにあってるのだよ。
「兄弟。こいつ学園で、あのバケモン女の旦那「旦那ちゃうは!」とにかく、関わるとろくなことないって」
「そうだな。早く鬼瀬を見つけないとな」
「無視すんなし。あれだろお前ら野球部だろ、ホームラン打ったら付き合ってくださいとか、言うつもりだろ?マネージャーだけにしろ!いや、マネージャーもダメだからな」
「野球部じゃないから。てか、結局ダメなのかよ!」
「あのさ?知らない?木金コンビだよ。俺が木で、こいつが金」
「木琴だか、鉄琴だか知らんが、お前ら吹奏楽部だな?」
「「こいつ嫌い」」
木金コンビにとって、バットは武器です
なんだこの状況。皆さん。バカの幼なじみやってる人吉善吉です。簡単に今の状況を説明すると、不知火のせいで鬼瀬と手鎖で繋がれ、鍵がないから委員会室に向かってる途中で、めだかちゃんに会い。あろうことか、俺の空いた手に手鎖を掛けやがった。
そして今だ。俺って悪いことした?天竜とめだかちゃんが開けた穴を埋めてただけなのに、二人が迷惑かけた人に謝ってただけなのに、どうしたらこんな状況になるんだ?まぁ鬼瀬も同じ気持ちだろうけどな
「おい貴様達。足を止めるが良い」
落ち込む善吉をよそに、めだかの声で足を止める
「困っているようだ。手伝っていこう」
めだかが指を指した場所には、書類を落として慌ててる生徒。善吉はため息をして、手伝うことにした。手鎖で繋がってる以上手伝うほかない
「さ!満足したろめだかちゃん。早く鍵を取りに行くぞ、こんな状況天竜に見られたら、それこそめんど………」
「まて善吉。あそこでも人が困っておる」
再びため息。困っている人は数多く、ボールをとってあげたり、荷物を運んだり、くさむしを手伝ったり、相談に乗ったり……
「あーもう!埒があきませんよこんなの、………第一なんて気の多い人なんですか、これじゃほとんど子供じゃないですか、…ってゆーか」
鬼瀬はここに来るまでを考えていた
「おっ、白斗会長さん。今度は何やってんの?なんかの遊びか?」
陸上部で声を掛けられ
「白斗さん。こないだはありがとうございました。何かできることがあったら言ってくださいね」
そしてすれ違った女子生徒に声掛けられる
鬼瀬は思った。この人……ほんとうに人望あったんだぁ、と
「カッ、俺たち二人だけで歩いていた時とは、えらい違いだな。どいつもこいつも現金なやつだぜ」
「……私は風紀委員に所属して以来、白斗くん以外から声を掛けられなくなりましたけどね」
「まぁ気にすんな「は?気にしてませんし、てか同情ですか?」ご、ごめん」
鬼瀬の気迫に、とりあえず下がる善吉。一方めだかは周りをキョロキョロしていた
「めだかちゃん、どうした?困っている奴でも見つけたか?」
「うむ。困ってる奴というか、困った奴を見つけたぞ。あっちとこっちとそっちに。おい!出てくるがよい貴様達」
「…なんでわかったんだよ。弟が言っていた通りだ。やっぱりすげーなバケモン女」
あっちから顔出す、金属バットの金さん
「隠れてねーし。言われなくても、そろそろ登場する予定だったし俺達」
こっちから顔出す、木製バットの木さん
「てめー、周りから白斗って呼ばれてるだろ?許さん!絶対に許さんからな!」
そっちから顔出す、釘バット天竜さん
「安定して敵の方に出てくるなお前」
「まぁそこが、彼奴の素敵なところだ。負けると分かっていても、弱いものの方に着く。素敵だ」
「無駄話はそこまでにしろ!めだかは殺す。あとついでに、ひよこ頭も殺す。針金ちゃん!今俺達が!」
「「「てめーを助けてやるよ!」」」
木金コンビと、天竜の声がハモる
「……は?」
状況が掴めず、混乱する鬼瀬。今まで自分を狙っていた木金コンビが、自分を?助ける?
「……あー、おいバカ。なにした?」
「軽く小一時間に渡り、針金ちゃんの素晴らしさを語ったにすぎない」
「……俺達は間違っていた。弟に鬼瀬の、いや、針金ちゃんの素晴らしさを教えてもらった。あとついでにそこの頭悪そうな金髪殺す」
「だが、その時にバケモン女に針金ちゃんが攫われたと聞いて、黙っている俺達じゃない!あとついでにそこの使えなさそうな庶務殺す」
何こいつら?善吉が最初に思った事だ。天竜に関わったら、みんなあんな感じになるなぁ〜、てか後半俺の悪口じゃん
「大丈夫だ。針金ちゃんは俺達吹奏楽部が助けるから」
「「なんか勘違いしてない?弟よ」
「とりあえず、善吉の腕を切り落としてから、再び俺と針金ちゃんが手鎖で合体する」
「なんだ私と合体したいの「ガッハ!」「天竜が血を吐いた⁉︎」ふん、血を吐くほど嬉しいとはな。我が家に帰ったら楽しみだ」
「……金兄、木兄。絶対に勝つよ」
「…弟。いや、天竜。絶対に針金ちゃんを助けるぞ」
「金兄」
「天竜。俺達は三人、相手は二人。卑怯かもしれんが、俺達は兄弟だ!三人で一つ!卑怯じゃない」
「あいつら絶対頭悪いだろ。な、めだかちゃん」
「金兄に木兄か、貴様達。私が妹だ」
「………」
「人吉くんって、苦労してるね」
「わかる?」
「いーのかよ。あいつら取締まらなくて?」
その後、三人係りで言ったものの、金属バットはめだか砕かれ、木製バットは善吉が割り。天竜が手を出す前に鎮圧した。木金コンビは逃げ、天竜はめだかに馬乗りにされひたすら殴られた
「…と、取締るも何も、この状態で追いようがありませんし。あの、いいんですか?あれ」
「気にするな。日常だ」
「兄弟じゃない?なぜッ!嘘をッ!吐くッ!我々は夫婦だろッ⁉︎」バシ!ガツ!ドン!グシャ!
「グハッ!ちょ、ちょっと待って!仮に夫婦だとしても、こんな風に殴らねぇよ!リンチだリンチ!ギャハ!」
鬼瀬は思った。バットで襲われたことを問題視してないこと、白斗天竜を殴るその拳。黒神めだかと言う人は、色々と違いすぎた。これが特待生の中の特待生!
「(十三組!)」
「いやいやいや、拳関係ないじゃん十三組」
めだかに殴られて顔が腫れて、たらこ唇になった天竜が手鎖を見て思った
「へか、へばかがへしょうをほわせよ(てか、めだかが手鎖を壊せよ)」
「めだかちゃん壊せるの?」
「よくわかりますね人吉くん。って壊せるんですか⁈」
「ん?なんだ壊して良かったのか?」
チャンチャン
時は過ぎ、場所は変わり風紀委員会室
「……以上が鬼瀬委員からの報告です。まぁ、二回連続の失態ということで、彼女には謹慎を言いつけようと考えています」
風紀委員副委員長の呼子笛は、報告書を淡々と述べる。それを聞く小柄な男はゲームをしながら聞く
「いーよ別に、キンシンとかかわいそーじゃん」
「呼子。黒神めだかのコトもっと聞きてーな。テメーはどう思う」
「…あえて言わせていただくならば、さながら聖者のごとしですね。常識外れに高い支持率も頷けるというものです」
「ケケケ!だな。俺達風紀委員会からしてみりゃー、聖者ってのがやっかいだな」
男はゲームを投げ、指で一突き。ゲームは貫通し、指でクルクル回す
「正義と聖者は、相入れねえ」
雲仙冥利
十歳にして、飛び級して、二年生十三組に所属している。そして風紀委員長を務めている
「何より聖者のパーティーには遊び人がいるからな」
「白斗天竜のことですか?それなら問題ないかと、彼は一組に所属し、庶務である人吉善吉にすら敵わない程です。少々常識は外れてますが…」
「あめーな、呼子。遊び人は賢者になるんだぜ。黒神めだかを倒す前に、あのクソ野郎を殺る」
善「そういえば木金コンビは?」
天「野球部入ったって」
善「あっそ」
木金コンビに興味がなくなった二人だった