ハーレムを作る!だから結婚してください!いや、お前のことじゃねーよ。めだか   作:夢幻パンチ

22 / 36
か、かかか書きすぎた⁉︎

深夜テンションで書きすぎた。まぁいっか


好奇心で動いちゃダメなんですね?わかります

「……なんだこのボール?」

 

めだかによって助けられた生徒会執行部一行は、対風紀委員会対策をするべく、生徒会室に来ていた。

 

「ただのボールではない。スーパーなボール。つまりスーパーボールだ」

 

「「「……はあ」」」

 

「私は真面目な話をしているのだが」

 

先ほどから話になっているボール、スーパーボール。風紀委員長である雲仙冥利の正体不明の攻撃。めだかをアッパーしたのも、吹奏楽部を破壊したのも、このスーパーボールが正体だった

 

「たかが、スーパーボールと侮れなよ。こいつの反射力、反発力は大したものだぞ。そら、このように指で弾くと」

 

めだかはスーパーボールをデコピンする様に弾くと、室内の壁と言う壁に跳弾する。当然被害は善吉達へ

 

「ぎゃああ!」

 

「うわああ!」

 

「きゃー!」

 

「あべし!」

 

そして、最後はソファで寝ている天竜に当たり、止まる

 

「……な?」

 

「な?…じゃねーよ!明らかに俺を狙っての確信犯だろ!」

 

「良いではないか、喋れたのだから」

 

「確かに、まだ一言も喋ってなかったけど……、『あべし!』は、ねーわー。つーか、興味無いんだよなぁ冥利のこと」

 

今まで黙っていた天竜は、ただ単に話に興味が無かっただけであった。もともと風紀委員会との対立は天竜のせいなのに

 

「興味無いとは、随分な言い草だな。白斗天竜」

 

不意に、扉の前から声が聞けえた。声の正体は風紀委員長、雲仙冥利。現在対立していると風紀委員の大将が敵本陣である生徒会室に単身で乗り込んできたのだ。雰囲気は一変して冷たくなる

 

「しっかし、1年以上やってるが、タネを見抜いたのは、テメーが2人目だぜ。黒神」

 

雲仙は扉に鍵を掛け、袖から大量のスーパーボールをばらまく

 

「素材は改良したが、まっ手品だよ手品」

 

「冥利くんは、ガチャガチャ回しまくったんだね〜、お兄ちゃんが200円あげるからね〜」

 

「やっぱり、テメーは嫌いだ」

 

「なんの用だ?雲仙二年生」

 

歩みを進め、めだかの前まで来る雲仙

 

「へっ、冷てーな。仲良くしようぜ黒神一年生。オレ達は怪物同士で、化物同士で、似た者同士なんだからよお!」

 

「ふ、それを言うなら、左右逆なんだろう?」

 

「おうよ。そっくりだから相入れねえ」

 

雲仙はめだかの後ろの窓まで歩き、もたれかかる

 

「他人の役に立つため生まれてきたとかなんとか、大層なこと言ってるらしいじゃん。そのお人好し加減で多くの人間を救い、多くの人間を改心させてきましたってか?」

 

雲仙は顔を歪める

 

「だけど黒神。それはズルイぜ、人間を好きだとのたまう以上は、嘘も裏切りも、罪も醜さも、妬みも未熟さも、憎しむも争いも、全部ひっくるめて好きじゃねーとズルイだろうが!傲慢も嫉妬も暴食も憤怒も強欲も邪淫も怠惰も人間の外せねぇ、一部だろうが!清濁併せ呑むのが、テメーの主義なら、テメー好みに改心なんかせてやんじゃねーよ!」

 

「そーだそーだ、メロンソーダ。言ってやれ、弟」

 

「ちなみにに言うが、俺は人間が大っ嫌いだ!優しさも友情も、愛も奉仕も、義理も平和も大っ嫌いだ!それでこそ誰彼区別なく、正義の鉄槌を下せるってもんだろ?」

 

「そういえば、スーパーボールなんて久しぶりだな、……はぁ、よく出来てるな」

 

「さっっきから!なんだテメーは!人の話にチョイチョイと」

 

雲仙の熱弁とも言える言葉を、興味無さそうにしている天竜。先ほどから雲仙がばら撒いたスーパーボールをマジマジと眺めている

 

「は?だって、興味無いもん。めだかとお前の戦争だろ?関係無いもん天竜さん。そんな事より、呼子さんの家教えてくれよ。一生お願い」

 

「興味ないだぁぁ?大本はテメーだろうが!」

 

「ワケワカメ。だいたい「おいクソバカ天竜」…善吉、そんなに指の関節鳴らしたら、太くなっちゃうぞ」

 

「うるせえ!だまって歯食いしばれ」

 

「……はぁ、まさかの天竜くんか、まぁそんな気がしてたけどなぁ…」

 

「じゃああれですか?天竜くんを、差し出せば、この争いも無料で収まるって事ですね」

 

「天竜逝け」

 

「はぁ?ふざけんな!やめ、やめてお願い!めだか許して、マジゴメンて、一生お願い!」

 

発端が天竜だと言う事がバレて、生徒会執行部総出で天竜を風紀委員会に売る。めだかもアイアンクローで雲仙に引き渡そうとする。その間に雲仙はもたれかかっていた窓の鍵を閉める。それに、いち早く気づいたのは、善吉だった

 

「(鍵を閉めた?そういや、さっきドアの鍵も閉めてたような…)」

 

「貴様と言う奴は!いつもそうだ。受験勉強と言って部屋に篭ったと思ったら、一人でしおって!」

 

「め、めだかさん⁉︎話がずれてますよ!」

 

「無料、無料、無料」

 

「(……クソ、シリアスが死んだ。やっぱり持たねよな)」

 

「冥利!テメーの所為だろうが、これでもくらえ!」

 

「んぁ?」

 

アイアンクローされながらも、雲仙に攻撃しようと思った天竜は、さっき拾っていたスーパーボールを思っ切り投げた。が、スーパーボールは雲仙に行かず、雲仙の足元に叩きつけられた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ん?」

 

「どうした日向?」

 

「いやー、あっちの方から爆発音みてーなのが、聞こえたような気がして……」

 

「あっちの方って…、生徒会室か?だったら、あの生徒会長か白斗とだろ?白斗がまたなんかしたんだろぉよ。おお、ケムリが」

 

「ですね。白斗でしょう」

 

「そうそう、全く白斗も懲りねぇよな」

 

「いつも通りの、普通普通」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

場所は生徒会室に戻り

 

天竜が雲仙にスーパーボールを投げた後、生徒会室が大爆発。雲仙がばら撒いたスーパーボールは火薬玉だった。天竜が投げた事より、衝撃で一つが爆発、そして連鎖の様に次から次へと爆発して、大爆発へと変わった。普通ならば大事故になる、いや今でも大事故なのだが、死人が出てもおかしくない爆発。そんな中瓦礫の中から出てきた雲仙。汚れているものの雲仙は無傷だった

 

「……ケッ!風紀委員会特服『白虎(スノーホワイト)』ダンプに跳ねられてもへっちやまらだっつー、最新科学の産物だ。潜水艦とかで使われてる素材なんだが、重くて動きづらいのが難点だな。……しっかし」

 

雲仙は服についたゴミを払いつつ、破壊した生徒会室を見渡した。被害は小さい、雲仙の考えでは、この辺一帯が無くなってもおかしくない量を用意したつもりだった。だが、下に転がるのは自分が用意した火薬玉

 

「(……不発弾?いやこれは、ただのスーパーボールだと?俺が管理してんだぜ、それはありえねえ。じゃあなんで)まぁこの感じだと、ただじゃすまねぇわな。それにしても…」

 

雲仙は思った。この状況は自分が望んだ光景だ。だがこれを作り出したのは、白斗天竜だ

 

「あいっかわらず、予想不可能だ。あの幼馴染みやってる黒神には同情する、ぜ⁈」

 

雲仙が驚いたのは生徒会室の外、爆発で器具も家具も外に出ていたのだが、その前にはボロボロめだか、気絶してるもの無傷の善吉、喜界島、阿久根の三人。そしてめだかの隣でボロボロながら立っている天竜

 

「な、何ィ⁉︎(全員無事だと⁉︎冗談じゃねぇ!こっちだって、それなりに命がけだったんだぜ⁉︎)黒神白斗!テメーら一体何をした⁉︎」

 

「…簡単な事だ。爆発の恐ろしさは爆熱よりも、むしろ爆風だ。だから私達二人は、この三人を咄嗟に壁際のロッカーに詰めた。まぁ天竜は喜界島会計をロッカーに入れた時点でやる気を無くしたがな。……天竜大丈夫か?」

 

「んー?まぁ、骨は何本かはイッかな。久しぶりに死にかけたぜリアルに」

 

「…そうか、よかった」

 

「(何がよかっただ!あの爆発は、ほんの一瞬だ。その一瞬で二人が同時に動いたって言うのかよ⁉︎しかも爆発をモロに受けて、無事ダァ?本気の本気で正気じゃねぇぞ!)」

 

「うぉ、とと。めだかよぉ、ちょっと無理だわ。流石に立っているのも限界だ」

 

「…ああ、ありがとう天竜。全て終わったら、また起こすよ。だからそれまで寝るといい」

 

天竜はフラつき、めだかに寝ると言ってぶっ倒れる

 

「…ケ、ケケケケケケ!本当スゲーわ、気持ち悪いーっ!オレちょっぴり感動したぜ!ケケケ!そんでアレだろ?争う理由なんかねーって言うんだろ?仲間もオレも傷つかずに済んで一件落「うるさい」ッ‼︎」

 

今まで、気品こそ、凛としためだかの言葉は無く

 

「’哀れなことだ’。'貴様もかつては人の善性を信仰する’。’心優しき美少年だったに決まっている’。’情状酌量に値するだけのきっかけがあって、そのような、残虐無比な性格を帯びてしまったとしか考えられん’」

 

冷たく

 

「しかし!だからと言って!私は貴様を許さない!」

 

怒りしかなかった。その言葉は恐怖があった。雲仙が恐怖を覚え、思わず後ろに飛び退くほどに

 

「雲仙二年生。貴様の言うとうりだ。私も貴様と同じで、自分が正しいと思った事など、一度もない!起こりうる。全ての可能性を考えたのか。いつだって、そうやって迷って、いつだって、怖がっている」

 

めだかはいつも迷って、怖がってやっている。ちゃんと出来たか?ちゃんと助けられているか?不安でしょうがない

 

「私は正しくなんかない。ただ、正しくあろうとしているだけだ‼︎」

 

「わけわかんねーよ。同じしゃねーか、そんなの」

 

「わからんか?私には貴様の様な信念などないと言っておるのだ。少なくとも!友達を危険な目に遭わせてまで、貫きたい信念など、私には無い!」

 

一歩一歩と足を進め雲仙に近ずくめだか

 

「私の聖者っぷりが、気に入らないんだって?いいだろう!ならば、がっかりさせてやろう。私が怒りに任せて、暴れまわるような、ただの人間だということを教えてやる!」

 

「人吉くん」

 

気絶していた三人は目を覚ましていた。外傷はないものの、体の節々が痛み、動けずにいた。

 

「めだかさんが、あの状態になるのは、いつ以来だ?」

 

「……中一の夏休み以来ですよ。だから三年振りです」

 

「そうかい、そうだな。俺もあの頃は血も涙もない理想主義者だと思っていたよ」

 

中学の話ならば、阿久根は知っていた。だが喜界島は高校からの付き合い、この状況を見るのは初めてだった

 

「……黒神めだかの真骨頂。その4『乱心モード』こうなったらもう、天竜しか止められねーよ。雲仙、お前終わったぜ」

 

「……ケケケ!勝手に終わらせんなボケ!」

 

雲仙はまだ諦めてなかった。あれだけ使った火薬玉を服から大量に出し、めだかに飛び掛る

 

「乱心だろうが、魔神だろうが、火山の前じゃ消し炭だぜ!」

 

一回の爆発でめだかは相当のダメージをくらった。それを二回受ければ、いくらめだかでもただでは済まない。雲仙の場合は『白虎』により、衝撃を和らげる

 

雲仙がめだかに迫り、火薬玉を浴びせる瞬間。めだかの一撃が雲仙の腹部に衝撃を与える。一回目の爆発すら凌げた『白虎』を無視するように、雲仙は口から吐血

 

「ガッ、ガッハァッ」

 

「ダンプに跳ねられてもへっちゃらな制服だって?安心した。つまり三発までなら大丈夫ということだよな?私が本気で殴っても‼︎」

 

殴られたことにより、約2階と3階の間ぐらいまで飛び、校舎を破壊するように受け止められる

 

中学の話だ。球磨川という男が居た。彼を表すなら、一言で『負』人間の負の側面を全て集約したような奴だった。それでもめだかちゃんは、わかり合おうとしたのだが、女子生徒の殺害。顔の皮を剥いだのだ。その時初めて『乱心モード』になり、怒り狂って、暴走した。それを止めたのが天竜だった

 

球磨川を殺さんとばかりに暴れるめだかちゃんは、それを止める天竜を敵と認識て戦った。球磨川は学校から排除し、めだかちゃんは止めたものの、天竜の骨の90%は折れ、砕け、全治2年。天竜はまともに中学に通えず、高校生となった。あの時、みんなも同じ視点で怒ってくれたことが、正直嬉しかった

 

黒神めだかは、他人の為なら。神にも仏にもなり、友達の為なら、鬼にも悪魔にもなる!

 

「たいしてダメージがあるとは思えないが、ふん、立ち上がらない振りでもしておけ。今ならまだ許してやるかもしれんぞ」

 

「…ケケケ冗談!痛くも痒くもねーつーの!ノーダメージだ」

 

そうゆう雲仙だが、足はフラつき、立っているのもやっとだろう

 

「あくまで戦争を選ぶか。ならば忠告しておこう。私はありとあらゆる格闘技の指南を受けておるが、貴様相手に使わない!なぜなら私は、ただの衝動的な怒りに任せて、暴走に訴えると決めた!だから獣のように貴様を打つ!

 

「そんな言葉に、ビビらされるオレだとでも思ってんのか⁈返り討ちもいいトコだぜ!(とは言え、オレの武器は基本屋内用。ひらけた場所じゃ効果も半減だ)」

 

ならばいっそ、詫び入れて出直す。そんな考えが浮かんだ。だがそれと同時に浮かぶのは風紀委員の面々、自分を慕って付いてきた奴らが、雲仙の背中にはいる

 

「(だったら!逃げるわけには行かねぇ!風紀委員会は正義。今この場所で取り締まらねえ理由はねえ!)」

 

雲仙の顔に気合が入る。それを見越したかのように、倒れている天竜が微笑み

 

「ハッ!テメーが獣なら、オレは人間だ!テメーが大好きな!オレはが大嫌いな、人間のように戦う!いいか、黒神めだか!正しい正しくない関わらず。正義は必ず勝つんだよ!」

 

雲仙は何を思ったのか、めだかに飛びかかり、あの強烈た一撃をあえて喰らった。あえて喰らったとは言え、ダメージは間逃れない。そのまま吹き飛ばされ、大破した生徒会室にふっとぶ。自分の一撃をあえて喰らったことに気づいためだかは、すぐさま追撃する様に雲仙へと足を進める。善吉はこのままでは、あの時のにの前になると思った

 

「め、めだかちゃんっ」

 

めだかは善吉が伝えようとしていることに気づいていた。だか、その足を止めることはなかった

 

「……私の主義に巻き込んで、悪かったな。貴様達。あとで腕章を返してくれ、これから私は一人でやっていくことにするよ」

 

「ッ‼︎(まずい…!こりゃその4とか言っている場合じゃねえ!このままじゃ、めだかちゃんがどこか遠くに行っちまう!)」

 

めだかは雲仙が好き飛ばされた生徒会室に向かう、中は土煙で善吉達がいるところでは、何をしているのかわからない。めだかが止まったと思えば、次に校舎が異様な音だす。善吉達はなす術もなく、ただ見るしかなかった

 

「何あれ?一体、何が起こっているの?」

 

「決まってんだろ。めだかちゃんが怒ってんだよ。あれは黒神めだかだ。人格を剥がされてみれば、あの通り、ただの力の塊だ。正直、どうしていいのか、……わからない」

 

「…………」

 

「…………」

 

ただ沈黙が続く

 

「どうしたらいいのかわからない?ハッ!だったらそこに一生いろ」

 

土が擦れる音、息をするのでもやっとな筈なのに、立ち上がろうとしていた。

 

「……天竜」

 

「また、助けて天竜くん、か?テメーなんも変わってないな。善吉。お前はあいつの何を見てきた?高貴さんも、もがなちゃんも、あんなわかりやすい奴が、今叫んでるだろうが!泣いてるだろうが!助けてって、あいつは何かが崩れることをスッゲー怖がってる」

 

天竜はフラフラになりながらも立ち上がる。目線はめだかのいる所だ

 

「ぜってー許さねぇ、あいつを泣かす奴は許さねぇ。たとえそれがあいつ自身でも!グッ、善吉。テメー忘れたとは言わせねぇぞ!あの約束」

 

あの約束、二人が決めたルールのことだ。善吉はカッ!と吐き捨て立ち上がる

 

「忘れるかよ。忘れちゃぁいけないことだった。喜界島。阿久根先輩。めだかちゃんの側にいれば、こんなことが続く。巻き込まれたくないなら、あいつの言うとうり、生徒会の辞め時だ。天竜。行くか」

 

「おう、もう泣きついて来ないんだな」

 

「ああ、俺も変わらないとな」

 

そう言って、阿久根と喜界島を置いて、ゆっくりと進む

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「……防御は崩され、攻撃も通じず、切り札はまるできれやしねぇ。情けねぇ限りだが、オレにはもう、残っちゃいねえよ」

 

生徒会室、砂煙の中では、雲仙の切り札である霞網の弦でめだかの動きを封じた様に見えたが、校舎に張り巡らせた弦ごと、めだかが雲仙に迫る。霞網は刃物同等の切れ味で、動いためだかの体を全身傷だらけにする。だが動じないめだかに、雲仙も戦意消失する様に、座り込む

 

「黒神。オレはテメーに負けちゃねーんだ。なぜなら俺は改心なんかしてないからだ。オレは明日からも、何も変わらず、こう言い続けるぜ。オレは人間が大嫌いだ!」

 

「そうか、私は人間が大好きだ。貴様は改心しなくてもいいよ。貴様に明日は来ないからな!」

 

「……それじゃ駄目だ。こっから先は生き残れねぇ」

 

「何か言ったか?」

 

「いやあ、オレは10歳のガキだ。だかな、人生経験じゃあ、テメーより上だからよ。わかっちゃうんだよな。人間に絶望しちまうってことが」

 

「いらん世話だ。私は人間に絶望などしない」

 

「(確かにいらん世話だろうな。しかし黒神。オレはこれでも面倒見のいい先輩なんだ。だから、オレがテメーを改心させてやるよ)ふっ、トドメ刺しな。人間を守るために、俺を排除してみせな」

 

「……そうする」

 

力を込める。体は力み、弦は張る。血などお構いなしに、握り拳は雲仙へ…

 

「バーカ、やり過ぎだっつーの」

 

腕を包み込む様に止める善吉。背中から腰にしがみ付く様に止める喜界島。軸足を動かさない様に止める阿久根。強く握った拳に手の平手止め、開いた手でチョップをする天竜

 

「…貴様達、巻き込まれたいのか?」

 

「うん、そうだよ。あたし達は黒神さんに巻き込まれたいんだよ!」

 

「めだかさんに、なんと言われようと、俺達は生徒会を辞めません」

 

「……めだかちゃん。俺達はもう二度と、お前を一人にしないよ」

 

「だとよ。一人じゃないんだってバカ」

 

「…………バカは貴様だ。バカ」

 

先ほどの怒りに満ちた風格から一変、いつものめだかに戻る。それを確認して、皆手を離す

 

「雲仙二年生。すまなかった。今回確かにやり過ぎた。私が悪かったよ。貴様には、己の未熟さを、学ばせてもらった。これからも、ご指導ご鞭撻のほどをお願いするぞ!」

 

「(雰囲気が変わった…、いや戻った!いつも通りのめだかちゃん)」

 

めだかは雲仙に謝ったあと、生徒会に来ないかと言って、ちょっと一悶着。それが終わるとめだかは歩き出す

 

「チョッ!めだかはん、どちらへ⁉︎」

 

「病院に決まっておろう。実はあちこち骨が折れてる」

 

「ええええええええ!」

 

「内臓の箇所もズタズタだ」

 

「「ええええええええ!」」

 

めだかがズンズンと進む背を、あたふたと追う阿久根、喜界島

 

「(あそこまでの暴走が一瞬で回復⁉︎あのレベルなら、自力じゃ無理だ。つまり戻ったじゃなくて、戻されたのか⁉︎だとしたら、戻したのは…白斗天竜、か…)「おい冥利」ん?」

 

雲仙の目の前には、善吉と天竜

 

「正直に言えば、俺も天竜もアンタのがそれ程、間違ってるとは思わないですよ」

 

「別にめだかが正しいとは言わないが、お前も正しいんだ。そもそも正しくない正しいなんて、世の中ありゃしないんだよ。自分が正義だって言ったら、お前に取ってそれが正義なんだよ。でもやっぱり周りの奴は人間なんだよ」

 

「天竜の言うとうり、人間はワガママだ。いろんなものがあると、好みで決めちまう、だから俺らはアンタよりめだかちゃんの方が好きだ」

 

「冥利。お前の正義には、お前を大好きな、人間が居るってことを忘れるなよ。さて行くかひよこ頭」

 

「うるせえ空っぽ脳内」

 

「じゃあな、今日はカッコよかったぜ。冥利。いや冥利先輩」

 

言いたいことを言って、二人はめだかを追う。

 

「善吉〜体がボロボロで動けないよ。トオッ!」

 

「ウォ!いきなりしがみ付くなバカ!たく、しゃねーな」

 

「そう言って、なんだかんだおんぶしてあげる人吉くん」

 

「仲良しだねぇ」

 

「まぁなんだかんだ親友だか「すみません下ろしてください」なんでだよ!降ろさねえからな!」

 

「トオ!」

 

「うわ!めだかが飛び乗ってきた!」

 

「あー、天竜成分が補充される「いやー!犯される」」

 

「お前ら一番下いるの俺なんだぞ?クソー!このまま病院まで直行だ!」

 

 

 

 

風紀委員会編

 

 

 




気絶した天竜

天「ここは?真っ暗だ」
?「ガチムチが1体。ガチムチが2体…」
天「あ、頭の中で声が⁉︎ハッ!さっきまで無かった空間に、ワンサイズ下のTシャツ着たガチムチがぁ!」
?「ガチムチが10体、11飛ばして。28体」
天「なんで飛ばした⁉︎てか一気に増えた!服を着た裸じゃないってところで精神をギリギリに削るこのやり方一番イヤー!いっそのこと気絶させて」
?「ガチムチが48779体、ガチムチが48780体……」
天「ギャァァァァ!……バタ」
安「ガチム、!気絶したのか、あれ読者達にはバレてたかな?」
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。