ハーレムを作る!だから結婚してください!いや、お前のことじゃねーよ。めだか   作:夢幻パンチ

24 / 36
天「そういえば、王様に跪け言われてから、俺の天竜くんが勃たないんだけど…」
善「いいんじゃない?」
天「あーあ、他人事だからそんなんが言えるんだぁ!俺は毎朝!毎晩!やるんだよ!困るな」
め「なるほど、戦いが終わるまで禁欲生活か。終わったら寝かさないからな天竜。おっと、ヨダレが」
「「………」」
天「善吉助けて」
善「うるさい巻き込むな」


妹!妹!ときどき弟!

40年前まで使用されていた旧校舎が解体されることなく風雨にさらされていて、その崩壊寸前の廃墟は生徒間において、『軍艦塔(ゴーストバベル)』の愛称で親しまれている

 

「誰も言ってねぇよ」

 

「うるさい。バカ天竜、今回想中」

 

あー、どこまで話したか...、そして現在。旧校舎の管理人を務めているのが、めだかちゃんの実兄。すなわち黒神真黒さんである

 

「いやだ。無理。会いたくない。オレアイツキライ」

 

「文句を言うな、私っだって嫌だ。会いたくもない、だがこれしかない。…はっあ〜」

 

「愚痴ばっかだな。じゃあ開けんぞ」

 

三人は管理人室の前に来た。善吉がドアノブをひねり中に待ち受けていたのは

 

「やあやあ、よく来てくれたね。ようこそだ。1年ぶりだぞ、愛しの妹めだかちゃん!」

 

めだかの写真、ぬいぐるみ、フィギュアなどめだか尽くしにいる黒神真黒だ

 

「………周り中めだかだらけ、地獄かここは」

 

「まったくもう!僕がここに居るのはわかっていながら、ずいぶんと遅い挨拶じゃないか!僕はめだかちゃんのことをこんなに愛しているのにね!」

 

これが黒神真黒のスタイル。妹ラブ!人生に妹以外なく、妹以外存在しない思考の持ち主だ。そんな一方的な愛がめだかは嫌で、現在もドン引きなのだ

 

「………めだかちゃん。ほら笑顔笑顔」

 

とりあえず愛想はしとけとのこと、めだかは深く深呼吸し

 

「ご無沙汰です!お兄様。挨拶が遅くなってしまったことを、本当に申し訳なく思ってます。それより実家にお顔出されましたか?お父様もお母様も大変心配してますよ」

 

とりあえず猫をかぶる

 

「お父様?お母様?そんなやつ知らないね」

 

真黒はめだかに近づき

 

「お兄ちゃんには、ただ一人。お前がいればいい」

 

そっと抱きしめる。はずが

 

ゴッ!と言う音と共に、めだかに殴られて、壁にめり込む真黒

 

「めだかちゃんが一瞬で乱心モードに!」

 

雲仙の戦いで見せた乱心モードを真黒に触られたことにより、本能的に発動

 

「……めだかちゃん。気持ちはわかるが、お願いがあって来たんだろ?」

 

「……早くしろよ。俺この部屋ダメっぽいだけど、鳥肌がさっきから止まらないんだけど」

 

「……そうだな。んっ、別にお兄ちゃんにお願いあるわけじゃないんだからね!」

 

「ツンデレ⁉︎」

 

「ガハ!くっ、拒絶反応が…ッ!」

 

「お願いを聞いてくれないなら、お兄ちゃんの全身の骨を折りたたんでやるんだから」

 

「ヤンデレ⁉︎」

 

「ガグガクブルブル!トラウママークⅡがぁ!」

 

「てはなく殴ってごめんなさいお兄様。めだかのお願いを聞いてください!」

 

「素直クール⁉︎」

 

「俺も寝る前に一回素直クールになるかな、ふぅって」

 

「ナンダト?今なんといった?寝る前に、だと?」

 

「しまった!ボケに走りすぎて、いらんことを口走ってしまった」

 

「貴様!また一人で⁉︎なぜ私を誘わない!」

 

「やめろ!何ズボン降ろそうとしてんだ。おっぱじめんのか?ここでおっぱじめんのか?やだやめて!場所じゃなく、そもそもやめろ!」

 

真黒そっちのけで、めだかとじゃれ合う天竜「じゃれ合ってないし!」それを見て、頭を抱える善吉

 

「(やれやれ、真黒さんも相変わらずだし。めだかちゃんも相変わらずお兄ちゃんの前では、ただの妹だな。ついでに天竜がんばれ)」

 

いつものペースが作られかけたところに、復活した真黒が声を出す

 

「ふむふむなるほど、弱くなったねめだかちゃん。生徒会長になって忙しいだろうけど、めだかちゃん。自己修養がちょっぴりお粗末になってないかい?」

 

一度のハグ、殴られただけで、めだかが弱くなったことを見抜く才。真黒は伝説の分析家(アナリスト)の異名をもち、魔法使いまで呼ばれた。マネージメントの天才

 

「ま、めだかちゃんの場合。ちょっと弱ったくらいが一番可愛いんだけどねー☆あはは!それに比べて、善吉くんは随分鍛えてるみたいだねー。いやー見違えたよ。頑張ってるみたいじゃないか、善吉くん!」

 

「ええ、まぁ」

 

そして、と善吉から天竜へと目線を移し。隠す気のない笑みでニヤニヤと笑い。天竜の肩に手を置く

 

「いやー今日は最高の日だね!愛しの妹だけじゃなく、愛すべき弟まで来るとは、おめでたか?」

 

「だから嫌いなんだよお前は!」

 

「何を隠す必要がある?弟よ。めだかちゃんを見ろ」

 

めだかは恥ずかしそうに、お腹をさする

 

「捏造もいいとこだ!証拠が無いは、証拠が!」

 

「あはは!まったくわかってるって、二人とも初め「ゴフッ!」「天竜ッ!」」

 

天竜がトラウマをぶり返して、倒れる。すかさず駆け寄る善吉

 

「(そういや、中学の終わりに襲われてたなこいつ)」

 

妹ラブな真黒も天竜は別。めだかにとって、天竜は無くてはならない者。妹の幸せを願わない兄など居ないというわけだ

 

「…天竜はほっときましょう。お兄様の仰る通り、めだかはすっかりなまってしまいました。私は今より強くなりたい!」

 

「……弱くなったとは言え、お前は強い。僕の分析を受ける必要は無いよ」

 

「いえ、お兄様。今のめだかでは、自分と仲間を守るのが精一杯です。現にこの前も、天竜なしでは不可能でした。私は、めだかは他人や敵も大切にしたい! 全てを守れない強さなど、めだかにとっては、無力です!」

 

めだかにとって、頭を下げるのは些細なこと、目的のためには変態にだって頭を下げる

 

「何より用件は、それだけでは無く。フラスコ計画。お兄様が知っている全てを教えてください」

 

「……天竜くんが、喋ったのかい?」

 

「なぜ天竜の名前が出るのですか?」

 

「……ふむ、お察しの通り。僕は元『十三組の十三人』だ。もっともメンバーとは、ソリが合わなくて辞めたがね」

 

そう言って、真黒は服を脱ぐ。その体に三人は息を飲む。いたるところに縫い目があり、それは痛々しく残っていた

 

「腎臓一個。左側の肺。心筋の二割。動脈五本。静脈三本。肝臓の半分。胃の四分の三。それがフラスコ計画を抜けるために、僕が提供したサンプルだ」

 

気絶していたのに、生き返った天竜は中学の入院時に真黒からの電話を思い出した

 

「だからお前、俺に腎臓一個寄越せとか言っていたのか」

 

「さらっと復活する君なんだ。腎臓くらいは、すぐに再生するよ」

 

「しねーよ!再生した時点で、人間じゃねぇよ!」

 

「「「…………」」」

 

「おいおい、母親あんなんだけど、私は人間だ!」

 

顔をそらす善吉。天竜をジト目で見るめだか。黙って服を着る真黒

 

「……だから真黒は学校を辞めたんだな。フラスコ計画恐ろしいぜ」

 

「(話を無理やり戻そうとしてる。でも真黒さんが学校を辞めた理由が、わかった。天竜が病院から逃げようとしたのもわかった)」

 

フラスコ計画から抜ける代償は大きく。真黒はもともと体が弱い方で、現在では日常生活もやっとである。自分が地獄を味わったフラスコ計画。そんな地獄に大切な妹を行かせるわけもない

 

「わかったかい?フラスコ計画の恐ろしさを。だから、めだかちゃんには絶対に教えない。絶対にだ。だが、心配するな、フラスコ計画以外はなんでも教えてやる。止めても無駄なのはわかってる」

 

妹が心配だから、隠し。妹を大事だからこそ、後押しをする。妹萌えを人生で表しているような者だ。こんな真黒を幼き頃から見てるから、天竜に妹萌えが無いのも一つの理由だろう

 

「(変態って怖なぁ。変態にだけはならないようにしよう)」

 

天竜は心で決意を固めた。もう遅いが。

 

「まぁ鍛えるのはいい。だが、僕は変態だ!修行にかこつけて、お前にセクハラしまくるぞ!そんな僕の特訓に果たしてついてこれるかな?黒神めだか!」

 

「そういう事情ならば、フラスコ計画については自分で調査するとします。鍛えてくれるだけで、十分にありがたい。お礼にめだかはあなたを更生させて見せましょう」

 

いやよいやよも好きのうち、変なところで、似た者同士な兄弟で、善吉はため息を吐く

 

「で、鍛えるのはいいが、王様とのデートは明日だろ?一晩で強くなれんのか?」

 

「そうだよめだかちゃん?今は放課後、明日の朝なら、ざっと十二時間ってところか……?大丈夫か?」

 

「おいおい、二人とも他人事だね。君達も一緒に頑張るんだよ?」

 

「「君、達?」」

 

天竜と善吉は顔を見合わせる。善吉はあわよくば鍛えてもらう予定だったが、天竜はそもそも真黒自体に会いたくなかった

 

「善吉くん。君が鍛えてきたのは見ればわかる。昔、心無いとことを言って悪かったね。よくぞ挫けずに、二人のそばにいてくれた。一緒に強くなって、これからも僕の大切な妹を守ってくれ、弟を見守っててくれ」

 

善吉は衝撃を受けていた。今まで、付いて行くのでやっとだったが、二人に食らいついてきた。真黒にはキツイことも言われた。でも付いてきた。善吉には嬉しい言葉だった

 

「(何泣きそうになってんだ俺!気を使われたにきまってる。報われたみたいな気になるな!まだだ!まだこれからだ)カッ!真黒さんがそこまで言うなら、付き合ってやるぜ俺達がな」

 

「バカじゃないの?なんで気分良く俺まで巻き込んでんだ。特訓とか必要無いし、辛いのとか基本嫌いだし」

 

「よく言うね天竜くん。君はめだかちゃん以上に鈍っているみたいじゃ無いか?昔、めだかちゃんに勝ったのはいいが、今の怠けている君でめだかちゃんに勝てるのかい?」

 

「勝つ必要あるのか?めんど「「「逃げるのか?」」」やったらァァ!めだかだろうが、王様だろうが、ぶっ殺してやるよ!」

 

やっぱり単純だなこいつ。この部屋の全員が思った

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

特訓するにあたって、動きやすいジャージに着替えた四人

 

「さぁ、特訓を始めようか。まずはコースを選択してくれ。Aコースは、ありとあらゆる苦痛を全身で経験する、悪魔も泣き叫ぶようなハードトレーニングで、しかも効果と命を保証できない。Bコースは寝て起きたら、最強になってる。さてどっち「Bコォォォォス!」「「うるさいAコースだ!」」じゃぁAコースで」

 

「俺だけでもBコースでいいじゃん!たまにはゆっくりしていいじゃん!」

 

だだをこねる天竜に真黒は肩に手を置き、めだかや善吉に聞こえない声で

 

「それでもいい、が。寝たところで、君はAコース以上の苦痛を味わうんだよ。さぁ想像するんだ彼女を」

 

汗のシャワーが止まらない。天竜の思考にはゲスの笑みの安心院

 

「……Aコースでお願いします」

 

これより訓練が始まる

 




真「訓練にあたって、条件がある」
め「条件ですか?」
真「天竜くんが、お兄ちゃんと言う事が条件だぁ!」
天「………しゃぁない、じゃぁお兄たま。これでいいだろ?」
真「お兄ちゃん!だ!」
善「時間が惜しいから、いいじゃないですか?タマタマさん」
真「……善吉くん。もうそれお兄ちゃんのお兄ですらないよね?てか君、何タマタマさん言ってるの?」
め「早く始めますよ。キ◯タマ様」
真「原型が無いよ!もうそれキ◯タマだよ!変態な僕でも嫌だよ!」
天「男性器。訓練しようぜ」
真「………強くなったね。みんな」
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。