ハーレムを作る!だから結婚してください!いや、お前のことじゃねーよ。めだか 作:夢幻パンチ
一週間後
鏡の前で黒い服を着た善吉が何食わぬ顔で鏡とにらめっこしていた。 この黒い服、生徒会の服で黒神めだかも着ている。そして人吉善吉の隣でソファーに寝転び少年が読みそうな週刊誌を顔に被せて寝ている馬鹿こと白斗天竜も同じ服を着ている。善吉には庶務の腕章が、 天竜には生徒会長補佐の腕章が腕に巻いてた。
「やっぱ、サマになんねーな~。大体俺黒い制服似合わねーよ」
「だから制服白のこのガッコ、来たってのに「善吉は黒が似合う」」
善吉はため息を吐く、その後ろで同じ格好をしている黒神めだかがいつの間にか居た
「なんでいつもお前は後ろに居るんだよ!」
「見てくれが気になるなら内側にジャージでも着てみたらどうだ?フン!「ゲババ!?」」
めだかは善吉にアドバイスしながら寝ている天竜に近づき腹を殴る。それにゲババって何?
「て、てめえ何しやがる?今いいところだったんだぞ!風呂に入ってて突然、宇宙のプリンセスの婿養子となるトラブルな夢を見てたんだよ!なぜ殴る!?なぜ「デ、デビルかっけえ!」デ、デビルダセー!」
天竜が起きてめだかに抗議していると内側にジャージを着た善吉が騒いでいた。
「ダ、ダサイだと!?なに言ってんだ!反骨精神のカタマリみてーじゃねーか!」
「いやいやないない、ないから、うん」
「お前には分からん!いつか俺の時代が来る!」
「それもない、めだかが俺のハーレムに入るくらいな」ドコン!
天竜が言い終わる前にめだかが天竜に拳骨。顔だけが地面にめり込み、尻をつきだした状態になった。
「だったら善吉の時代は来るかもな」
「(今のは天竜がわるい)」
「ふむ、どうやら今回はきちんと記名しているようだな」
あのあと目安箱を見ると依頼が入っていた。
陸上部所属
二年九組
有明先輩
「あの、ごめんなさい本当は下級生のあなた達に相談するようなことことじゃないかもしれないんだけど」
「遠慮はいらん、私は誰の相談でもうけつける!」
善吉はめだかを見て思った
「(なんで、こいつ上級生に敬語使わないんだろう)」
有明先輩は善吉を見て思った
「(なんで、この子制服の下にジャージ来てるんだろう)」
天竜は有明先輩を見て思った
「(なんで、こんなかわいいんだろう、見るだけで鼻血が出そうだ)」
「それで相談っていうのは、このことなんだけど」
そこに出されたのはぼろぼろに切り刻まれたスパ イク、そして陸上部を辞めろっと書かれた脅迫状
「私、二年生で代表に選ばれたから嬉しくて、だけど、こんな風にされて」
「犯人の心当たりは?」
「わからない、てゆーかみんな怪しいし!」
有明先輩は悔しそうに拳を握りしめ
「レギュラーに選ばれたからシカトとかは覚悟してた。でもここまでされるとは」
「第一、みんな怪しくて!一緒に練習なんか出来ないよ!誰も信じられなくて!夜も寝られないんだよ!?」
有明先輩は今までの不安、怒り、悲しみを全て話した。それを聞いて黙っている天竜ではない
「有明先輩、俺は知ってますよ。いつも放課後、 みんなが帰った後でこっそり練習してるのを」
「え!?見てたの、ってことは、まさか!」
「はい、私天竜がスポーツドリンク、タオル等を毎日準備させていただいてます」
「(でた、天竜のバカ伝説、''レディー紳士''女だけ紳士的な行動をするって言うか男に対する態度があからさまに違うだろ)」
天竜は有明先輩の手を掴み
「でも、大丈夫です!俺があなたを守ります!」
「え?///はい!///」
天竜ははっきり言ってイケメンの方である。黙っていれば十人が十人惚れるほどだが・・・・・
「だから不安なら俺が・・・・・、一緒に寝てあげます!「「死に去らせ!」」アイキャンフラーイ」
ドン、パリーン、キラーン
めだかと善吉の制裁により窓のガラスをわり、飛んでった天竜つくづく残念な男である
場所は変わり 陸上部練習場にて
「陸上部所属、三年九組、諫早先輩、有明先輩と同じ短距離を専門とする。同じスパイク履いているのは見てのとーり!」
不知火は携帯電話をピコピコしながら善吉に言う
「・・・・・いつも思うんだが、不知火はどっからそうゆうの調べてんだ?」
「あひゃひゃ人吉が正義側に居たいなら知らない方がいいよ♪って言うか女に関することはテンのパソコンをハッキングしてんだけどねー♪」
「(今ちょっとだけ天竜の友達を辞めようと思った)」
親友の変態度に少し心配になった善吉だった。
「ちなみに有明先輩が代表に選ばれたせいでレギュラー落ちしてます♪」
「決まりだな、彼女で間違いねーだろ」
「二人とも見てみろよあれ、水飲んでる姿良くねエロくね汗をかいた姿色っぽい!よし!愛の告白をしてくるまずは婚約者から」
ガシッ
「いろいろツッコミたいのは抑えよぉ、だがどっから沸いて出た天竜」
いつの間にか当たり前のように現れた天竜、諫早先輩に近づく天竜の肩を掴み止める善吉
「正確には沸いて出たでは無く飛んで出たが正しいな」
「いつまで飛んでたんだよ!」
「いやな、一回着地したんだが楽園(女子更衣室)だったんだ。そしたら俺の獣の魂が目覚めて女子達によりまたアイキャンフラーイしたわけだ」
「それを当たり前のように言えるテンはある意味 すごいよね」
「まぁな♪」
「褒めてないぞ」
「まあ天竜については私が誰が奥さんかを徹底的に教え込むとして、善吉よ」
めだか登場!凛!
「実質的な証拠がないのに決めつけるのは良くないな」
「そーだな、だった現場に行こうぜ!女子陸上部更衣室に!」
「それ行きたいだけだろ!」
「チッ、クソが」
「・・・・・・お前なぁ、めだかちゃんもそんこと言うけど本人に聞くわけにもいかねーだろう し、ん?」
天竜と善吉が話しているとめだかの姿が見当たらない、諫早先輩の方を見ると
「諫早三年生、貴様が犯人か?」
諫早先輩と同じ格好をしためだかがいた。
「このスパイクの件なのだが」
善吉はズッコケ、不知火は腹を抱えて笑い、天竜 は諫早先輩を見て「驚いた顔も良い」とか「でも袖の笑っている姿も、良い」とか言っていた。
「知らないっ!」
「あっ逃げた!」
「そりゃ逃げんだろ、追うぞ!」
諫早先輩はめだかにスパイクの事を言われ逃げ出した
「えー追うのぉ?天竜つらいー、善吉おんぶ」
「知るか!」
そんな感じでちんたら走っている二人 二人がめだかに追い付くとなんか知らんが最終回みたいなこと言っる。
「さっきは本当にいい走りであったぞ、普段からの鍛練の程がうかがえる。その調子で精進し続けるがよい!私はがんばる人間が大好きだ!」
そこでサッと出てきた善吉と天竜
「なんなのあの子、人を疑うってことを知らないの?」
「違いますよ諫早先輩」
「めだかちゃんは人を信じることを知ってんだ!」
「きみは・・・・・」
諫早先輩は善吉を見て
「どうして制服の下にジャージを着てるの?へんだよ」
「カッコイイって言え!」
「それ無理だろ」
善吉は制服でジャージを隠しながら
「あいつは行為を嫌うことはあっても人間を嫌うことはない」
「まっ、会長の流儀にならっときますよ。"二度 とあんなことしねえって"信じてやる!」
善吉はそれだけ言うとこの場をあとにした
「先輩、例え自分が選ばれなくても貴女の気持ちや想いは絶対に有明先輩が受け継いでくれる。だから一緒に背負ってやってぐさい、あの人そんな強い人間じゃあない、だからあなたの罪滅ぼしはその重みを一緒に背負うことだ」
「///・・・・・わ、わかったわよ!」
夕焼けを背景とした天竜はまさに幻想的だった。
「はは、じゃあまた来ます。マイハニー」
「・・・・・・」
やっぱり最後はこんな感じだった。
翌日
「くっそー、このカッコよさがどうして伝わんねーかなぁ」
善吉は昨日と同じように鏡とにらめっこ状態、天竜も昨日と同じマンガを顔に被せてソファーで寝ていた。そんな生徒会室にお客さんが
「あの、人吉くんちょっといいかな?」
「あ、有明先輩!」
善吉はジャージを隠しながら
「どうしました?」
「それが、代用してたスニーカーがなくなって て・・・・・それでね、新品のスパイクと手紙がロッカーに入ってたんだけど」
こうして事件は解決した。手紙には『ごめん』と書かれていた。そして陸上部全員が有明先輩に優しくなった。 それを聞いた善吉は寝ている天竜を見た、マンガの隙間から笑みが見えたのを善吉は見逃さなかった。
「おのれ犯人め、今度はスニーカーを盗むとは!」
ただし、我らが会長様は何か勘違いしているようだ。