九歳の頃、不思議な夢幻の世界に迷い込み、そこで出会った少年から現実を変える「魔法」の力を授けられた。
そんな記憶を持ちながらも養父母の下で平穏な日々を送っていた御神本怜は、中学二年生の夏、義妹の鞘香とともに祖父の家がある瀬戸内海の辰木島を訪れる。
楽しい夏の一時を過ごすはずだったその島で、怜と鞘香の二人は「窮神祭儀」と呼ばれる秘密裏の催しに巻き込まれ、参加を余儀なくされてしまう。
それは二二人の参加者が仮初めの「魔法使い」となり、「真の魔法」を得る資格を巡って争う、凄惨な殺し合いだった。
死の運命を背負わされた鞘香を救い、平穏な日々を取り戻すため、怜は偽りの魔法を武器に十日間の窮神祭儀を戦い抜くことになる。
| 序章「始まりの奇蹟と、その結末」 | |
| 第一章「家族」 | |
| 第二章「魔法使い」 | |
| 第三章「虚構魔法」 | |
| 第四章「夢と現」 |