「それじゃ、僕は帰るねー。B小町の皆がんばれ!」
「任せて!!」
「よぉし、頑張っちゃうぞぉ〜!!!」
僕の声にルビーとメムちゃんが返事を返す。
神社で目が覚め、そのあと何事もなくみんなと合流してそのままルビーたちの撮影を見ていた。
それから1日が経過し、僕は帰る日になっていた。
「…なんであいつは帰んないのよ」
「あかねはみんなと帰りの飛行機同じのだから、しょーがないだろ…」
なぜかあかねに当たりの強いかなちゃんに説明するアクア。
「ハヤテくんが早く帰るなら私も一緒にしたかった…」
「まあ、旅行なんだしゆっくりしてから帰ってきなよ。色々見て回ってきな?」
「うん、そうだね…!」
あかねとやりとりをし、僕は家へと帰るのだった。
はいどーも!
遅れて登場ハヤテです。
今回は、「MADTOWN」というGTAのゲームサーバーに潜入していきます。
※このゲーム内の世界の関係性やら言動には、ロールプレイが含まれていることを重々承知の上ご視聴ください。
今回のこのサーバー、僕が参加することを他の配信者は誰1人として知りません。
聞かれても参加しないと答えてきたのでね。
これのために宮崎から早く帰ってきたんだから……!
今回は“MAD”がテーマということで、気が狂った、というような意味があるらしいのでMADに生きていこうと思います。
で、僕がやっていこうと思うのは全く無名の配信者になりきるということです。
誰も知らない配信者がいるドッキリの大型バージョン的な。
これはサーバーの主催の方とサポートの方には許可取って、いろんな方面にも許可をもらっているので“どうぞ好きに暴れてください状態”なんです。
とりあえず名前決めますか。
疾風ハヤテの名前の由来が“風林火山”の「風」という後付け設定にちなんで……
林 静(ハヤシ シズカ)
で、いきますか。
では名前を…【Hayashi.ch】にして世界におりましょう。
えーとまずは役職だね…。
ほとんど埋まってるからなぁ、、
“あ、誰かいるー”
後ろから声をかけられ、振り返ると誰かが近づいてくる。
「なにされてるんですかー?こんなところで」
名前を見ると…
【不破湊】
やばい、ちゃんと変声しないとバレる…!
妙なところで鋭い時あるからな、このふわっちさんて人は…。
「ど、どーも。実は今この世界に降り立ちまして…」
「そーだったんですか…!!初めまして不破湊と申します!ハヤシ、さんであってますか?」
……やっぱりちょろいかもしれない。
「はい、ハヤシです」
「普段は何されてる方なんですか?」
「え……」
やばい!そこまで考えてなかった〜!?
「えと……登山家系Vtuberとぉ〜、、スゥー……あ、ポ◯モン実況の二足の草鞋でやらせてもらってます!」
口からマジで適当な出まかせを放り投げる。
「そーなんですか〜!……すごそっすねー!」
あんま思ってないなこの反応…w
マジで適当な人だからなこのお人間様は。
「いま実は人員を集めてましてぇー、よければどうかなって思ったんすけど…やることって決まってたりするっすか??」
「いや、特にはなくて探してたとこです」
でも大当たりっぽい。
「おお!!ならうちで働かないっすか!?マッ…ジで秒で稼げるんで…!」
はい大当たり。
この人がそんなちゃっちいとこで収まる器じゃないのは知ってる。
何かしらの大きくて“MAD”な計画があるに違いない!
「いいんですか!?ぜひやりたいです!!」
「了解です!なら連絡先交換しましょう!!」
そして僕の連絡先に1人の名前が刻まれた。
「いろいろ決まり次第、絶対連絡するんで!!」
そう言って彼は去っていった。
運良すぎないか?
こりゃ幸先いいぞ〜!
あとは、ある程度切り抜きとか見た感じボイス販売が結構人気コンテンツっぽいから、人気のボイス職人のところに行こう。
そして僕は貸出の車であるところに向かった。
「いらっしゃいませ〜」
唯一無二の美声で出迎えてくれたのはにじさんじ所属の“夕陽リリ”さんだ。
「こんにちはー」
「初めましてですよね?どうも〜夕陽リリと申しますー。以後お見知り置きを」
うん、この声がイヤホンから直に耳へと伝わるのは体に毒…それくらい良い声ですね。
「初めましてハヤシです。あの〜リリさんってボイス作ってらっしゃいますよね?」
「はい、作ってますよ?もしかして注文ですか?」
「いや、、実は僕のボイスを作っていただきたくて〜」
「おぉ〜?なるほど…」
「最悪、売り歩いてもらうだけでもいいのですが……」
この人の元にはボイス関係の客が大勢来る。
そこで僕の渾身のボイスを売ってもらおうという作戦だ。
正直、誰のボイスかが大事かもしれないが…。
「僕の作成したボイスに値段をつけて販売して欲しくて」
「なるほどなるほど……いったんどんなボイスか聞くことって可能ですか??」
「あぁ、いいですよ」
そう言われると思い、録音テープ的なのに音声を入れてきました!
カチッ……
“お嬢様、そろそろお目覚めの時間ですよ?……まだ寝ていたい、ですか……。はぁ…早く起きないと、いつもの……しちゃいますよ?それとも、、そちらがご希望だったり……?”
「えぇ…!?///」
「ど、どうでしょうか…??」
「あ…なかなかいいです!これなら人気出ると思いますよっ…!」
少し興奮した様子で話すリリさん。
ちゃんといいボイスだったようで安心安心…。
「なら良かった…w」
「……ここだけの話……もしかして声優さんだったりしますか…??」
「違いますよ!wただの通りすがりのハヤシです…w」
それはちょっと褒めすぎだなぁ〜ww
「そうですか…wえー?私だったら……割と4〜5千万くらいにしますね」
「なら〜1千万で!」
「え〜!?」
低い金額を言われたためか、リリさんから驚きの声が上がる。
一応無名配信者なんで、セール品価格ですよ〜。
「できれば匿名で売って欲しくて〜、じゃあ……名前聞きたい人は5千万で買ってもらいましょう!」
「ほうほう…何か匿名にしたい理由が?」
「一応この名前でマチアプとかしようと思ってて…w」
適当に誤魔化しといて…と。
「あ〜wなるほど了解です…w」
「お願いします、それじゃあ!」
……いや、リリさんだけには言っておくか…。
「そうだ、、もし僕に名前入りのボイス頼みたいって人がいたら、その人には“もう1億出したらハヤシの本名教える”って言ってあげてください…!」
「え、どういうことですか…?」
「ボイスを5千万で買った上に、名前入りのボイス1億を追加で注文してくださった方には本名教えます…wハヤシも実は偽名でして…」
「そうなんですか!?(やっぱり有名な人なんだ…)」
「あとレビューは好きに書いていいですけど、名前を載せないでくださいって念押しだけしてください!」
説明しよう!
①5千万支払ってボイス購入
②ハヤシの名前を知る
③夕陽リリが“追加で1億払ったら特注ボイスとハヤシの本名が分かる”と宣伝
④1億支払う
⑤正体がハヤテだとバラす
※これらの情報は5千万の購入者以外に教えてはならない。でも広まったらしゃーなし!
分かったかな…?
「了解しましたー!」
「僕の名前は疾風ハヤテです…!!!!」
「………へっ??」
「それじゃ!!」
そう言って僕は店を出る。
“ちょ…!ちょっと待って!!”
待ちませんよーっと!
ぶーん…
……ちょっとこの車で去るのはカッコ悪かったかな…w
夕陽リリ視点…
「……私、ハヤテ様のボイス初めて聞いた人ってこと?」
今までにASMRをやってこなかったハヤテ様の初めてのボイス……。
「も、もう一回コレ聞いてこよ…///」
“ーーーー”
「(ハヤテ様のヤツって知って聞くと尚更ヤバい…!コレ!!)」
こりゃ大儲けかもしれないな…。
とりあえず着ボにしとこ…///
「リリさーん!新しいボイス売ってるってほんとー!?」
「ひなのさん?ええ、ほんとうですよ」
「えー!?どんなヤツなんですかー?」
「マップで出会った通りすがりの人のボイスですね」
「え、何それ…wちょっと気になるw」
「通常1000万で、名前も知りたいなら5000万ですね」
「え〜でもボイスよりも誰のかが気になるなー、、」
「5000万で買ってくれたらその人のいい情報もあげますよ?」
「うーん……買う!!」
「じゃあこちらがボイスとなります!」
〜ボイス再生中〜
「結構いいボイスでちょっとびっくりした…で?誰なのこの人??」
「ハヤシさんです」
「……はい?」
「ハヤシさんです」
「スゥー………だ、誰か知ってる人いる??(小声)」
:最近マチアプで話題の人じゃない?
:あ〜、色んな人をたらし込んでる的な…?
:うるーはも一緒にご飯とか行ってたらしい
「あー、、そういや言ってたなぁ。うるはさん最近貢いでお金ないって…そいつか」
「…wwあ、あとハヤシさんにひなのさんの名前入りボイスを一億で頼むと本名が知れます!」
「偽名かよ…!!!」
「1億かー、、まあリリさんのボイスに何億使ったか分からないし…1億ぐらいどうってことないか!ボイス意外と良かったしw」
「じゃあ伝えておきますね」
「あぁ〜お金が溶けていくー(泣)」
「このことは誰にも言ってはいけませんよ?ハヤシ…という名前もあまり出さないでくださいね?」
「うん、分かった!」
「……本名は、」
「…っ」ゴクリ
「…ハヤテ様です」
「…は?」
「疾風ハヤテ様がこの街に降り立ちました…」
「え、まじ??参加しないって聞いてたんだけど…」
「だからハヤシという名でこの世界にいます」
「……ガチやってるわアイツ」
「ただし、今ハヤテ様が……」
「ちょっ…ごめん!wwずっと気になってたんだけど、その呼び方なに?w」
「え?いや、、お得意様なので…w」
「あ、あぁ…そうなんだw(ぜってぇー違うだろ…w)」
「それで、このハヤテ様のことは今私とひなのさん2人しか知らないので…」
「……私もマチアプでひっかけよ」
「っぱ釣りはいいなぁ〜」
ピロン♪
「お、次の人かな?」
……。
「地雷っぽい人きたな…“みるくてゃん”。刺されそう」
「どしたんすか〜?」
僕の隣にいるのは、配信者の“葉”さんです。
この方は単細胞…じゃなくて単純なのでハヤシで通ってます。
「いやマッチングしたんすよ」
「俺も始めよかな…」
「いや、やめといた方がいいっす…可哀想になるんで」
この人はイジればイジるほど面白い人です。
さきいかみたいな感じですね。
「なんでや!w」
「いや相手がですよ?」
「海沈めたろかなこいつ」
「僕チャンネル登録者1.3万人すけどそんなことして大丈夫なんすか?w」
「よくそんな強気で来れんなw俺70万人やぞ…w」
「見てくださいみなさん、こんなマウントを取る大人にならない様にしましょう」
「よし、お前は一旦沈んどけw」ドン
「うわあぁぁぁー!!ww」
ザブーン…!
よしこのままみるくてゃんに会いに行こ。
警察署……
「あ、ひなーの…じゃないわ。みるくてゃんいるやんw」
うるはが警察署に戻ると、真っ黒なフリフリの格好をした女の子がいた。
「んん?みるくこれからデートなの〜」
「あーそうなんだ〜w」
フリフリの服を揺らし、嬉しそうに告げるひな……みるくてゃん。
「だれと?」
「ハヤシさんっていう人なんだぁ〜」
「あ、ハヤシさんか〜!ハヤシさんまじいい人だしかっこいいんだよなー。しかもマチアプ界隈で人気者だしw」
「みるく、この人と話したいこといっぱいあるんだ… ❤️」ハイライトオフ
「……こわw」
目のハイライトが消えたような声色でそう言うみるくてゃんの手にはナイフが見え隠れしていた。
「行ってくる!」
「……ついていこw」
「あ、君がみるくてゃんかな?」
「うん!そうだよー(こいつ声変えるの上手いなぁ…そりゃ誰にもバレんわ)」
「(ひ、ひなのちゃんじゃねえか…!)ふ、服装かわいいね…!」
「そぉかなぁ?ありがとぅ!」
「どこか、行きたいところとかある?」
「みるく、甘いお酒が飲みたいなぁ」
「そういえばスイーツ多めに売ってる飲食店があるって聞いたな〜。そこ行ってみよっか…w」
「ぅん!」
「…(怖すぎるって)」
「いらっしゃいませー」
【One Night Factory】という少し大人な雰囲気漂うお店に来ました。
僕がいていいのだろうか、いや良きかな。
世の中にはご都合主義やら主人公補正という単語があるからね。
“どしたん、話聞こカリモーチョ”
「すいません、このカリモーチョくd……」
「はい?」
「このカr……」
「はい??」
「これください!」
「いや察しろよ!どこの鈍感系主人公やねん!!」
我慢強く押したんだけどダメでした…。
未成年飲酒はダメだよ?絶対!!
女将にツッコまれてしまった……。
「っww…んじゃあ、それは彼氏が悪イボスティーくださいw」
「えぇとみるくはぁ〜、w一夜のあやまちょこれぇと下さい!」
「……喉終わるよ?気をつけなね?」
「なんでそこは気遣えるんだよ…(小声)」
ひな…みるくてゃんを労りつつ。
「ハヤシさんは〜普段何されてる方なのぉ?」
「…えーっと、、なんだっけリスナー(小声)あ、ポケモン系登山家だったかな??」
「それじゃ、ただのポケモン好きな登山家じゃね……??」
このお店の女将店主、“おなつのにびたし”さん。
「ぷふっ!ww」
「確かにwそうじゃないっすか女将さんw」
警察サポートをやっていたあの頃が懐かしい…。
あの頃は清楚っぽくて、色んな事故に巻き込まれる人だったのに、今じゃ…………。
「ハヤシさんっていい声してるわね〜」
「みるくもそぉ思う〜♪」
「あー、僕ボイスも売ってるので良ければどうぞw」
ちゃんと宣伝をと……。
「へぇ……わたしね〜?会いたい人がいたんだぁー」
「へぇ〜どんな人なんですか??」
おや、なんか流れが良くない気がする…。
「そのひとはぁ、この世界には来ないって私に嘘ついてー、この世界で色んな女の子ひっかけ回してるらしいの〜」
「へ、へぇ〜…wそんなひとが…いるんですね〜w」
「その人にあったらみるく何しちゃうかわからないや〜」
非常にまずい、この地雷原爆女…!
「お、女将さん助けて……!(小声)」
「スゥー……ちょっと注文入ったので外行ってきますねー…w」
「え、ちょ!?」
に、逃げやがった…!?
「みるく、寂しくかったんだぁ〜」
「いやぁ〜、、ゆ…許せないなぁー!そんなこと僕だったらしない……」
どしたん、話聞こ……
「正直になりな…?(圧)」ナイフチラ…
「スゥー……どこでそのことを、、??(地声)」
「はぁ…ボイス買ったからね(地声)」
「ど、どうだった??」
「良かったよ」
「なら……!」
「でも許さんよ??」
「…ハイ」
無理でした。
「しょうがないから私だけの専用ボイスを地声で取ってくれたら許す」
「トリマス……」
「ハァ…名前変えな?しょーもないことやってないで…」
「泣きそう」
「ボイスの台本考えたら送るから待っててねー?」
そう言ってひなのちゃんは去っていった。
「…よし、みんな決めた。僕最強ギャングになるわ!」
とりあえずボイスでめっちゃ儲けたし、車買って武装しよ。
この作品を見てくれている皆様、活動報告欄でアンケートとリクエスト募集してるので、ぜひ全員コメントお願いします!!⤵
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スタッフ?でハヤテくんとのお話を見てみたいのは?
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僕が休ませときますね?“Aちゃん”
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意外と風格がでてきた“春先のどか”
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笑い方…気に、なるよ?“井月みちる”
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白米コーラって何……?“花園さやか”