最凶家族の盗人   作:さかなヒロシ

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2ヶ月近くも投稿できなくてごめんなさい!やっぱり描くのって大変ですね・・・

夜桜さん完結おめでとうございます!完結まで無休で連載してたなんてびっくりですね。この小説はいつ完結になるのやら。


性能

花輪との一件が終わってから一週間、太陽の精神状態が限界を迎えているように感じる。ここ最近、あいつからしたら非日常の出来事が起きすぎてることが原因だと思うがいい加減慣れて欲しいものだ。少なくとも一般人にも心配されるレベルならばまだまだということになる。とはいえ、僕も表情には出していないが千変万化の形状変化に慣れるためにトレーニングし続けたせいで疲労が回復しきってないので人のことを言えるわけじゃないか。発明家の作品は確かに高性能で有難いが、いかんせん慣れるのに時間がかかりすぎるのが問題だ。しばらくは平和な日常にさせてもらいたものだが、夜桜の生活がそうさせてくれないだろうな。

 

「こんちわ」

 

ほらな、また厄介そうなのが来た。

 

「どちら様ですか⁉︎ご用なら事務方に・・・」

 

なんともやる気のない表情の男に教壇で英語を教えていた堅井先生が詰め寄るが男は気にもせず胸ポケットから何かを取り出して硬井先生に見せる。

 

「小泉警察の仏山って言います。朝野太陽君って子いますよね?署までご同行願いします」

 

「警察⁉︎何かの間違いじゃ・・・」

 

おいおいマジかよ・・・心当たりは山ほどあるが流石に急すぎないか?こんな教室のど真ん中六美に話すわけにもいかないしとりあえずメッセージだけでも送っておくか。

 

『流石にこのまま捕まるなんてことはないと思うがいいのか?』

 

六美に思考を読まれていたのか返信がすぐに来た。

 

『仏山さんはお兄ちゃんの知り合いだから多分大丈夫だと思うよ。むしろお兄ちゃんが太陽に嫌がらせしてるだけかも』

 

またあいつかよ!いい加減にしてほしい。とりあえず太陽の無事だといいなと思いながら六美の護衛を勝手に引き継がされたし少しそっちに意識を割くか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「知らん間に警察の手伝いをすることになったと」

 

学校から帰ったら普通に太陽と凶一郎がいた。太陽から事の顛末を聞いたらやはりと言うべきか凶一郎の独断で行われたものだった。

 

「ああ、凶一郎兄さんが俺を警察の依頼を手伝わせるための試験だったみたいで」

 

「一体何が目的なんだか・・・自分が六美のそばにいたいから押し付けたいだけだったりしてな」

 

「もしそれが本当だったら私、お兄ちゃんのこと嫌いになるから」

 

「そんな事ないぞ六美!俺はしっかり太陽(こいつ)に必要なことをだな・・・」

 

「嘘はすぐバレるぞ」

 

仮に本当に太陽のためだったらそれはそれでキモイな。やっぱ凶一郎は太陽に嫌がらせをしてる姿の方がしっくりくるな。

 

「太陽に足りないのは実践だ。いくら訓練を積んだところで使えなければ意味がない」

 

「なんで俺だけ・・・」

 

「そうだよ!いっつも太陽にばかり嫌がらせして!」

 

「何、簡単なことだ。俺がこいつの苦しむ顔を見たいからな」

 

「うわぁ・・・はっきり言ったぞ。いい加減に認めてやれよ」

 

「誰がこんなやつ認めるか!・・・・・・失敗してあわよくば死ねばいい」

 

おい、今本音が出てなかったか?

 

「冗談はさておき、九裂(こいつ)は基本的に二刃が面倒を見ることになってる。俺がいない時に兄弟たちを鍛えてたのはあいつだし心配ないだろう」

 

「そうだったのか?」

 

「いや、特にそういったことは聞いてないな」

 

「それはあんたがいつも家にいないからさね」

 

・・・・・・?今明らかに4人以外の声がしたな。噂をすればなんとやらとは言うがこの状況で来るのはヤバくないか?

 

「二刃姉ちゃん⁉︎」

 

「今日という今日はしっかり訓練、受けてもらうよ」

 

「いや、今日はこの後予定が・・・・・・」

 

「何か言ったかい?」

 

「・・・・・・いえ、何も」

 

二刃さんに首根っこを掴まれた僕は抵抗することなく連れていかれた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

連れてくられたのは屋敷ないの武道場。この家では二刃さんしか使う人がいないらしく改築の際に繋げたんだとか。

 

「さて、早速手合わせといこうかね」

 

「えー・・・」

 

「花輪に手ひどくやられたんだ。このままだと太陽にあっという間に置いてかれるかもね」

 

「僕は戦闘職じゃないんだけどな」

 

「そうは言いつつ、一人で何かやってるのは知ってるよ。GPS反応が消える携帯ショップ」

 

「バレてるか」

 

「四怨に調べてもらったらすぐわかったよ。九裂が何をしてるかはわからないし、言いたくないなら言わなくてもいい。ただ、訓練を放ってまでやってた何かがあるのなら見させてもらうよ」

 

「フゥー、もうちょっと使いこなせてから見せたかったんだけどな」

 

僕は腰にしまっている千変万化を取り出し構える。

 

「それが新しい力かい?」

 

「全然使いこなせてないし不恰好だけど・・・少しはびっくりするかも」

 

「それは楽しみだねぇ・・・・・・さぁ、かかってきな!」

 

「ハァッ!」

 

二刃さんに向かって勢いよく駆ける。約3mくらいのところでナイフを大きく振りかぶり二刃さんに狙いを定める。怪訝そうな顔をしながら、だけど警戒しているであろう二刃さんにも有効打になるはずだ。ナイフの持ち手についているボタンを押して一言

 

「槍」

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千変万化 説明書

 

基本形態はナイフであるが状況に応じて槍と盾に変化が可能だ

 

君のことだからまどろっこしい作業はいらないだろうしボタンと声帯認証でいつでも変えられるようにしてある

 

形態変化には1秒ほどかかるから咄嗟の時は盾を展開するよりも避けた方がいいかもね

 

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盾の汎用性低くないか?と思ったのは内緒だ。だがこの状況では初見であるアドバンテージがある。二刃さんからしたらいきなり刀身が伸びてくるようなものだろう。機械仕掛けとは言ったがそれほど大きい音が鳴るわけでもなくバレにくいはずだ。形態変化が終わる頃には二刃さんにヒットしているはず・・・だった。

 

「!?」

 

僕の一撃は槍を掴まれて止められた。

 

「嘘だろ・・・・・・」

 

「面白い武器だねぇ。けど、いくら強い武器でもそんな大振りだと読まれやすい。今度はこっちの番だよ。これに耐えれたら今日は終わりにしよう」

 

二刃さんが右腕と右足を後ろに引き構えをとった。すぐさま武器を引きボタンを押す。

 

「盾」

 

盾の防御力を試すのはこれが初めてだ。ステリア(発明家)の腕は信じているが実際に使うとなると僅かだが不安にもなる。

 

「いくよ!」

 

二刃さんの合気をまとった掌底が盾目掛けて放たれる。

 

「っ!」

 

クソッ、なんつー威力だよ!なんとか踏ん張れたけどこんなのが何発もきたら耐えられないな・・・・・・

 

「ま、今日は合格ってことにしようかね」

 

「それはありがたいな。正直これ以上は体が限界だ・・・]

 

「それにしても、また面白いものを用意したね。これのために数日も家を出てたのかい?」

 

「あぁ、意外と使い方が難しくてな。どうせなら多少は使えるようになってからお披露目したかったし。昔からの協力者に作ってもらったんだ。悪いやつじゃないんだが相当な変わりもんでさ。多分関わることはないだろうけど・・・・・・」

 

はっきり言ってステリアを紹介したくない。あいつに変に興味を持たれたら面倒臭いからこのままなんとか忘れてほしいものだ




原作だと兄弟それぞれに焦点を当てた話なんですけどどうしようかなって思ってます
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