最凶家族の盗人   作:さかなヒロシ

12 / 12
2ヶ月近くも投稿できなくてごめんなさい!やっぱり描くのって大変ですね・・・

夜桜さん完結おめでとうございます!完結まで無休で連載してたなんてびっくりですね。この小説はいつ完結になるのやら。


性能

花輪との一件が終わってから一週間、太陽の精神状態が限界を迎えているように感じる。ここ最近、あいつからしたら非日常の出来事が起きすぎてることが原因だと思うがいい加減慣れて欲しいものだ。少なくとも一般人にも心配されるレベルならばまだまだということになる。とはいえ、僕も表情には出していないが千変万化の形状変化に慣れるためにトレーニングし続けたせいで疲労が回復しきってないので人のことを言えるわけじゃないか。発明家の作品は確かに高性能で有難いが、いかんせん慣れるのに時間がかかりすぎるのが問題だ。しばらくは平和な日常にさせてもらいたものだが、夜桜の生活がそうさせてくれないだろうな。

 

「こんちわ」

 

ほらな、また厄介そうなのが来た。

 

「どちら様ですか⁉︎ご用なら事務方に・・・」

 

なんともやる気のない表情の男に教壇で英語を教えていた堅井先生が詰め寄るが男は気にもせず胸ポケットから何かを取り出して硬井先生に見せる。

 

「小泉警察の仏山って言います。朝野太陽君って子いますよね?署までご同行願いします」

 

「警察⁉︎何かの間違いじゃ・・・」

 

おいおいマジかよ・・・心当たりは山ほどあるが流石に急すぎないか?こんな教室のど真ん中六美に話すわけにもいかないしとりあえずメッセージだけでも送っておくか。

 

『流石にこのまま捕まるなんてことはないと思うがいいのか?』

 

六美に思考を読まれていたのか返信がすぐに来た。

 

『仏山さんはお兄ちゃんの知り合いだから多分大丈夫だと思うよ。むしろお兄ちゃんが太陽に嫌がらせしてるだけかも』

 

またあいつかよ!いい加減にしてほしい。とりあえず太陽の無事だといいなと思いながら六美の護衛を勝手に引き継がされたし少しそっちに意識を割くか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「知らん間に警察の手伝いをすることになったと」

 

学校から帰ったら普通に太陽と凶一郎がいた。太陽から事の顛末を聞いたらやはりと言うべきか凶一郎の独断で行われたものだった。

 

「ああ、凶一郎兄さんが俺を警察の依頼を手伝わせるための試験だったみたいで」

 

「一体何が目的なんだか・・・自分が六美のそばにいたいから押し付けたいだけだったりしてな」

 

「もしそれが本当だったら私、お兄ちゃんのこと嫌いになるから」

 

「そんな事ないぞ六美!俺はしっかり太陽(こいつ)に必要なことをだな・・・」

 

「嘘はすぐバレるぞ」

 

仮に本当に太陽のためだったらそれはそれでキモイな。やっぱ凶一郎は太陽に嫌がらせをしてる姿の方がしっくりくるな。

 

「太陽に足りないのは実践だ。いくら訓練を積んだところで使えなければ意味がない」

 

「なんで俺だけ・・・」

 

「そうだよ!いっつも太陽にばかり嫌がらせして!」

 

「何、簡単なことだ。俺がこいつの苦しむ顔を見たいからな」

 

「うわぁ・・・はっきり言ったぞ。いい加減に認めてやれよ」

 

「誰がこんなやつ認めるか!・・・・・・失敗してあわよくば死ねばいい

 

おい、今本音が出てなかったか?

 

「冗談はさておき、九裂(こいつ)は基本的に二刃が面倒を見ることになってる。俺がいない時に兄弟たちを鍛えてたのはあいつだし心配ないだろう」

 

「そうだったのか?」

 

「いや、特にそういったことは聞いてないな」

 

「それはあんたがいつも家にいないからさね」

 

・・・・・・?今明らかに4人以外の声がしたな。噂をすればなんとやらとは言うがこの状況で来るのはヤバくないか?

 

「二刃姉ちゃん⁉︎」

 

「今日という今日はしっかり訓練、受けてもらうよ」

 

「いや、今日はこの後予定が・・・・・・」

 

「何か言ったかい?」

 

「・・・・・・いえ、何も

 

二刃さんに首根っこを掴まれた僕は抵抗することなく連れていかれた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

連れてくられたのは屋敷ないの武道場。この家では二刃さんしか使う人がいないらしく改築の際に繋げたんだとか。

 

「さて、早速手合わせといこうかね」

 

「えー・・・」

 

「花輪に手ひどくやられたんだ。このままだと太陽にあっという間に置いてかれるかもね」

 

「僕は戦闘職じゃないんだけどな」

 

「そうは言いつつ、一人で何かやってるのは知ってるよ。GPS反応が消える携帯ショップ」

 

「バレてるか」

 

「四怨に調べてもらったらすぐわかったよ。九裂が何をしてるかはわからないし、言いたくないなら言わなくてもいい。ただ、訓練を放ってまでやってた何かがあるのなら見させてもらうよ」

 

「フゥー、もうちょっと使いこなせてから見せたかったんだけどな」

 

僕は腰にしまっている千変万化を取り出し構える。

 

「それが新しい力かい?」

 

「全然使いこなせてないし不恰好だけど・・・少しはびっくりするかも」

 

「それは楽しみだねぇ・・・・・・さぁ、かかってきな!」

 

「ハァッ!」

 

二刃さんに向かって勢いよく駆ける。約3mくらいのところでナイフを大きく振りかぶり二刃さんに狙いを定める。怪訝そうな顔をしながら、だけど警戒しているであろう二刃さんにも有効打になるはずだ。ナイフの持ち手についているボタンを押して一言

 

「槍」

━━━━━━━━━━━

 

千変万化 説明書

 

基本形態はナイフであるが状況に応じて槍と盾に変化が可能だ

 

君のことだからまどろっこしい作業はいらないだろうしボタンと声帯認証でいつでも変えられるようにしてある

 

形態変化には1秒ほどかかるから咄嗟の時は盾を展開するよりも避けた方がいいかもね

 

━━━━━━━━━━━

 

盾の汎用性低くないか?と思ったのは内緒だ。だがこの状況では初見であるアドバンテージがある。二刃さんからしたらいきなり刀身が伸びてくるようなものだろう。機械仕掛けとは言ったがそれほど大きい音が鳴るわけでもなくバレにくいはずだ。形態変化が終わる頃には二刃さんにヒットしているはず・・・だった。

 

「!?」

 

僕の一撃は槍を掴まれて止められた。

 

「嘘だろ・・・・・・」

 

「面白い武器だねぇ。けど、いくら強い武器でもそんな大振りだと読まれやすい。今度はこっちの番だよ。これに耐えれたら今日は終わりにしよう」

 

二刃さんが右腕と右足を後ろに引き構えをとった。すぐさま武器を引きボタンを押す。

 

「盾」

 

盾の防御力を試すのはこれが初めてだ。ステリア(発明家)の腕は信じているが実際に使うとなると僅かだが不安にもなる。

 

「いくよ!」

 

二刃さんの合気をまとった掌底が盾目掛けて放たれる。

 

「っ!」

 

クソッ、なんつー威力だよ!なんとか踏ん張れたけどこんなのが何発もきたら耐えられないな・・・・・・

 

「ま、今日は合格ってことにしようかね」

 

「それはありがたいな。正直これ以上は体が限界だ・・・]

 

「それにしても、また面白いものを用意したね。これのために数日も家を出てたのかい?」

 

「あぁ、意外と使い方が難しくてな。どうせなら多少は使えるようになってからお披露目したかったし。昔からの協力者に作ってもらったんだ。悪いやつじゃないんだが相当な変わりもんでさ。多分関わることはないだろうけど・・・・・・」

 

はっきり言ってステリアを紹介したくない。あいつに変に興味を持たれたら面倒臭いからこのままなんとか忘れてほしいものだ




原作だと兄弟それぞれに焦点を当てた話なんですけどどうしようかなって思ってます
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。

評価する
※参考:評価数の上限
評価する前に 評価する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。


  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

読者層が似ている作品 総合 二次 オリ

最強スパイ、夜桜の番人になる。(作者:黎狐)(原作:夜桜さんちの大作戦)

家族を失い、当てもなく金を稼いでいたらいつしか最強スパイ"ゼロ"と呼ばれていた▼黒音陽葵(くろねひなた)。いつしか朝野家に拾われ弟が出来たが、3つ下の義弟、▼太陽を残して家族をもう一度失った...と思ったら家まで失った。▼どうしようか悩んでいると、太陽から夜桜家にきてと連絡が。どうなる陽葵!?▼陽葵君の姿(容姿説明と少し違う)▼【挿絵表示…


総合評価:379/評価:6.11/未完:12話/更新日時:2025年04月22日(火) 18:33 小説情報

ソードアート・オンライン~夢幻の戦鬼~(作者:wing//)(原作:ソードアート・オンライン)

『ソードアート・オンライン』…それは、彼にとって小説の中の世界だった。▼※2026年7月まで更新休止します。▼ 突如SAOの世界へと迷い込んだ少年はその理由を知るべく、鋼鉄の城から始まった冒険へと身を投じ続けた。様々な武器やスキルを駆使し、変化自在の闘い方をする彼をプレイヤーたちはこう呼び始める…『夢幻の戦鬼』と。▼間章 キャラエピソード第2弾:更新中▼ 次…


総合評価:3818/評価:8.42/連載:292話/更新日時:2026年03月15日(日) 00:00 小説情報

特に理由のない幸せが男子生徒を襲う(作者:ガチャ石は貯めない)(原作:ブルーアーカイブ)

元アリウス一般男子生徒が、自由に過ごしながら幸せになる話。▼なお、男子生徒の意見は聞かないものとする───▼「なんでさ!?」▼本編は終了済み▼


総合評価:2413/評価:6.35/短編:86話/更新日時:2026年03月02日(月) 13:01 小説情報

シャーレの清掃員やってます。(作者:Raitoning storm)(原作:ブルーアーカイブ)

湿度が高くてすぐ窓が曇ります。▼窓や天井がよく爆発します。▼反吐を吐く人がいるので床が汚れます。▼当番の生徒がすごく睨んできます。▼助けて


総合評価:4746/評価:7.91/連載:27話/更新日時:2026年04月23日(木) 20:33 小説情報

ホシノ「私で童貞捨てたくせに……」「童貞ですけど!?」(作者:群缶)(原作:ブルーアーカイブ)

▼・Vol.1▼ホシノは主人公のことを身体の隅々まで知っている。▼なお、馬鹿タレ主人公はまったく心当たりないし、童貞を捨てた記憶もない模様。▼・Vol.2▼穏やかなアビドス高等学校での日常。頼れる? 先輩と同級生。▼でも、今自分が過ごしているありふれた生活にはどこか、違和感を覚える。▼※『ブルーアーカイブ』アビドス編3章までクリア済みの方じゃないとストーリー…


総合評価:21583/評価:9.12/完結:71話/更新日時:2025年05月17日(土) 07:00 小説情報


小説検索で他の候補を表示>>