お待たせしました
『先に極大反応は確認できない。だが、まだ追跡は止まっていない。急ぐんだ!』
俺たちは全力でジャンヌ・オルタの刺客から逃走していた
『ナビ』から追跡しているサーヴァントの情報が映し出される
『カーミラ』、『サンソン』、『ランスロット(狂)』
これサンソンの胃が死んでるんじゃない?
彼、『狂化』がかかってないとクソ真面目になるからな
だからこそ、『今』の俺を正そうとしているのか
「おい、48番。遅れるな」
「ごめん。でも足が...」
立香はもう限界のようだ
魔術で足を強化せずにここまで走れたのを褒めるべきだろう
彼女には俺の遺伝子を組み込んでいるが、身体には影響が出ないようにしている
すなわち、これは立香本人の身体能力がとんでもないことを表しているのだ
「こうなったら、もう...!」
マシュたちは迎撃の態勢に移る
「待って下さい。前方に何か見えます、あれは...フランス軍!ワイバーンたちに襲われています!救出に向かわなくては...!」
ジャンヌはフランス軍の方へと行ってしまった
「GAAAAAAAAAA!!」
ワイバーンの群れがこちらに向かってくる
「マスター、来ます!」
「やるしかない!」
「はい、毒食わば皿までですね、先輩!」
立香達はワイバーンを迎え撃つ
「『天空の暴れん坊!!!ホークガトリング!!!」
俺はビルドに変身する
「『ホークガトリンガー』」
可変飛行ユニット『ソレスタルウィング』を展開し、空へと舞う
『ライトアイガトリング』で銃撃の命中度を上げ、『レフトアイホーク』で無数のワイバーンを瞬時に捕捉することによって的確に撃ち落とすことが可能になる
やはり、ビルドの性能は凄まじい
あんなに苦労していたワイバーンを簡単に始末できるのだから
『警:戦闘機型の飛行物体が超音速で接近中。魔力及びサーヴァント反応を検出。個体名『ランスロット(狂)』。マスター、ミサイルの射出を確認しました至急迎撃態勢をとってください』
ナビの警告が頭に響く
戦闘機だの、ミサイルだのブリテンの騎士のくせに滅茶苦茶な奴である
「GAAAAAAAAAA!!」
先ずはコイツらをどうにかしないとな
「『10』」
ホークガトリンガーの『リボルマガジン』を手動で回転し、弾丸を瞬時に装填する
10、20、30、40...
無数のワイバーンをロックオン、対象を『サードアイホーク』から展開されて球状の特殊フィールドへと閉じ込める
「『『50』』」
ガトリンガーから放たれた無数の弾丸がワイバーンを一網打尽にする
「『10』」
ガトリンガーでミサイルを撃つ
「挨拶にしてはいささか...派手ですねぇ」
俺はミサイルの向かってきた方向を見る
「Arrrrrrrrrr!!!」
禍々しい漆黒の戦闘機に乗ったランスロットが雄叫びを上げる
彼はもう一度ミサイルを放ってきた
「見かけによらず近代武器ですか」
俺はミサイルを難なく避ける
「Aーーーrrrrr!」
しかし、ランスロットの叫びと呼応してミサイルが俺を追尾する
「チッ、追尾ミサイルか」
いちいち初見の反応をしなければならないのが面倒だ
ミサイルをガトリンガーで破壊する
「Arrrrrrrrrr!」
爆風からランスロットを乗せた戦闘機が現れる
ランスロットは魔剣と化したアロンダイトで俺を攻撃しようとする
生成したビートクローザーで防ぐが彼の膂力に負け、吹き飛ばされる
「Arrrrーーrrrrrr!」
羽を最大限に広げ風の抵抗を利用し、体勢を立て直す
彼の操縦している機体は『F-15J』、最大速度マッハ約2.5
宝具『
武器を使おうにもナイト・オブ・オーナーで触れられればランスロットの武器となる
さらにバーサーカーであるにも関わらず『無窮の武練(A+)』で剣の腕前は落ちない
魔剣と化したアロンダイトを宝具として持つ
筋力A、耐久A、敏捷A+、魔力C、幸運B、宝具Aという高いステータス
弱点と言える魔力消費の多さは恐らくジャンヌ・オルタがカバー
なんだこのチートダメ親父は
パワーはあっちが上、攻撃を避けることはできても攻めることは困難
よし、まずはあの戦闘機をどうにかしよう
「『ジェット』」
「ビルドアップ」
『ガトリングフルボトル』を『ジェットフルボトル』にボトルチェンジする
「対象をロック、武装フルバースト」
俺の声と共に『ウェポンベイレッグ』、『ウェポンベイアーム』からはミサイルやロケット砲、『スクランブルチェストアーマー』からは戦闘機型のドローンが大量に射出され、ランスロットの戦闘機へと向かっていく
「A_rrrrrr⁉」
ランスロットは召喚したアサルトライフルやマシンガンでミサイルたちを撃ち落とす
しかしそこには隙が生まれる
「『10』、『20』、『30』、『40』、『50』、『60』、『70』、『80』、『90』」
俺は『リボルマガジン』を回しながら彼へと超音速で接近する
「ッ!Arrrrrrrrrr!」
「残念、チェックメイトです」
「『100!フルバレット!!』」
ランスロットは至近距離から無数の弾丸をその身に浴びる
<ドーン!!!>
ランスロットと戦闘機はけたたましい音を上げながら墜落する
「A、Aa...Arrrrrrrrrr!」
「サーヴァントというものはどいつもこいつもしぶといモノですねぇ」
ランスロットに地上に降り立った俺は話しかける
彼の鎧はところどころ損傷が見られるがそこまで、決定的なダメージは与えられなかったようだ
まぁ、この程度でやられるようなヤツではないのは重々承知しているが
「貴様は...」
オルタが呟く
「AAAArthuuuurrrrrr!!!!!」
ランスロットはオルタは視認した瞬間、体中から黒い靄を噴き出しながら吠える
よしよし、これで彼女にヘイトを向かせることができた
これでちまちまコイツを攻撃すれば...
と俺が考えていたその時
ランスロットはオルタを素通りし、俺の方へ向かってきた
...は?
え、待て待て待て待て待て待て待て待て待て
素通り?あの状態のランスロット卿がオルタを、アーサー王を素通り?
「maasttteerrrrrr!!!!!」
彼の咆哮が響き渡る
「え...マスター?カナくんが?」
立香は疑問の声を上げる
「やれやれ。人違いも頻繁にされると腹が立ちますね」
俺はそう言って『引き金』を引く
「『ハザードオン!』」
「『ラビット』 『タンク』 『スーパーベストマッチ!!』」
「『ガタガタゴットン!ズッタンズタン!ガタガタゴットン!ズッタンズタン!』」
「『Are you ready?』」
巨大化させた『ソレスタルウィング』でランスロットのアサルトライフルを防ぎながら俺は唱える
「ビルドアップ」
今回のお話はいかがだったでしょうか
手に取ったものが宝具になるというのはチートと言わずしてなんと言うのでしょうか
しかも剣の腕は落ちないというおまけ付き
でもカッコいいんですよねバサスロット
ハザードと見た目が似ている気もします
まぁ、叫んだりせず機械的に襲ってくるハザードの方が恐ろしいと私は思いますがね
感想お待ちしております