ほぼ人間の姿になったゲンガーくん、浴衣を着てお祭りへ。花火まで楽しんじゃって、いい感じ!
「ゲンゲェーン!」
とあるお宅の中、一匹のゲンガーがタンスを漁って遊んでいました。
「ちょ、ちょっと、ゲンガー、何してるの……?」
それを見つけ、おずおずと声をかけたのはオカルトマニアのエリコさん。
「ゲン、ゲン!」
悪戯っ子のような目つきに、大きな口。
短い手を振って、何かを伝えようとするのですが……
「ううん、ごめんね、ゲンガー。よ、よくわからない、かも」
暗い色の服に全身を包み、ボサボサの長髪。
グルグル目でじっとゲンガーを見ながら、首を傾げて返事をします。
「ゲェ〜ン……」
それを聞き、ちょっとゲンガーはがっかり。
「う〜ん、いっつもなら、分かるんだけど、タ、タンスって、何かあったかしら」
キッチンにいるならお腹が空いたのでしょうし、玄関にいるならお外に行きたいと想像できます。
ゴースの頃からの長い付き合いなので、大体は理解できるのですが……
どうやら、この行動は初めての様子。
エリコさんもなんとか分かってあげようとするのですが、なかなかうまくいかないようです。
「ゲン、ゲン!」
と、その時でした。
ゲンガーがチョコチョコと歩いたかと思うと、一枚の紙を持ってきたのです。
「ん、どうしたの?」
見せてもらうとそれは、祭りの案内チラシでした。
「あっ、今日かぁ……ゲンガー、行きたい? 花火、見たいの?」
「ゲン、ゲン!」
ニンマリと笑顔になり、首……はないので、全身を大きく縦に振ります。
「それでも、ちょっと待って? は、花火見るのに、なんでタンス?」
理解は進んだものの、答えには辿り着いていません。
「ゲン、ゲェ〜ン」
ゲンガーはチラシをばさばさと振り、何かをアピール。
「待って待って、ええっと、花火、花火見たいんでしょ、うぅんと?」
花火を見たい、祭りを見たいのは確かなのですが……まだ満点ではないようです。
「ゲン、ゲンゲン!」
ゲンガーがチラシを床に置き、バシバシと一部分を叩きました。
「……?」
そこには文字が無く、イメージイラストが載っていて。
子供や大人、男女問わず全員が楽しそうに空を見上げて花火を満喫しているかのよう。
「と、友達、いないんだって、し、知ってる、でしょ……?」
「ゲ、ゲンゲン」
ゲンガーはそうじゃない、といった表情を浮かべ、今度は体を横に振り。
ゴーストから進化したのも、エリコさんが勇気を振り絞ってポケモンセンターでお願いしたから。
気軽に交換できる人すらいないのは、ゲンガーもよく知っています。
「色んな人と行きたい、ってわけじゃないの? そ、そっか、それ、タンス関係ないもんね」
振り出しに戻ってしまいます。
「ゲンゲン、ゲェーン!」
ゲンガーはもう一度、同じ所を叩きます。
ちょっとチラシがくちゃくちゃになり、シワだらけになってしまい。
「うーん……もしかして、これの事?」
エリコさんが指さすと、ゲンガーは大喜び!
彼女が指摘したポイントが、正解だったようです。
「ちょ、ちょっと、難しい、かなぁ……」
頬をぽりぽり掻き、改めてその部分を見ます。
キリッとしたバシャーモが、お似合いの浴衣でキメてトレーナーさんと並んでいるイラスト。
改めて見ると、描かれている人たちもみんな浴衣を着ているのです。
「ゲン〜?」
「え、えっと。ゲンガー、浴衣……着たいの?」
「ゲン、ゲーン!」
「そ、そうかぁ、き、着たいんだぁ……」
目の前にいる、相棒ポケモンを見ます。
想像するまでもなく、似合うわけがなく。
それ以前に、浴衣かどうかすらわからない状態になってしまうでしょう。
どうしても胴体らしい胴体を持たないゲンガーでは、人間用の服というのは難しく。
「ゲン、ゲーン?」
「あ、あー、はい、はい、はい。それでタンス、ね。う、ううん」
「ゲン、ゲンゲーン!」
ゲンガーは嬉しそうに笑いながら、自分とエリコさんを交互に指差します。
「え、ん? わ、私?」
「ゲン、ゲン!」
「も、もしかして、わ、私も、浴衣着ろって!?」
「ゲェ〜ン!」
「わぁあああ無理無理無理無理、わ、私みたいな、こ、こう、根暗が、浴衣なんて、そ、その、ね、ゲンガー、あ、ああいうのは、陰キャが行く所じゃなくてこう、もっと美人さんとかが、かっこいいパートナーとイチャイチャするものでね、そ、そうそう、私みたいな、カビの生えたような、その、えーっと、えっと、と、とにかく、お母さんからもらったお下がりあるけど、き、着ないし、い、行かないし!」
一気に早口で捲し立て、一息つき。
「ゲン?」
ゲンガーはしばらくきょとんとした後、振り返ってタンスを見ます。
「ゲン、ゲン?」
チラシを持ち、タンスを指差し。
それを見て、しまったというような表情をするエリコさん。
「あ、う、うん、あ、あるのよ、一着だけ、で、でも、めちゃくちゃ可愛いから、その、わ、私じゃ、ちょっと、ね……」
「ゲンゲン、ゲーン!」
語るに落ち、浴衣を持っていると口を滑らせてしまいさあ大変。
ゲンガーは目をキラキラさせ、見たい見たいと言っているかのよう。
こうなると、もう出さないわけにはいきません。
「ま、待ってね、や、やっちゃったなぁ……」
ドスドス足踏みをして催促しているゲンガーの頭を撫でながら、エリコさんはタンスの一番上の段を引っ張りました。
「えぇ〜っと」
それから、数分後。
「あった、あった。ほらゲンガー。こ、これが浴衣よ」
少し時間が経っているものの、綺麗な白い生地。
シルエットのカラフルなコイキングやトサキントなどが、まるで泳いでいるかのようにデザインされています。
「ゲェ〜ン! ゲンゲンゲン!」
本物の浴衣を見て、ゲンガーは大はしゃぎ!
ぴょんぴょん飛び跳ね、ご機嫌です。
「え、えっと、仕舞うわよ?」
「ゲン!?」
「だ、だって、こんな可愛いの、無理、無理!」
「ゲン、ゲン!」
じゃあ自分が、と言いたげに自身を指差すゲンガー。
「しょ、しょうがないわね」
どう考えても無理なのですが、やらせないのも酷というもの。
広げて、ゲンガーの背中に回り込み。
「ゲェ〜ン♪」
上機嫌で手を上げていますが、まずその長さが全く足りません。
身長も高くなく、手の位置も人とは違うせいで床に触れてしまう浴衣。
「ね、こうなっちゃうの」
今度はゲンガーの前に立ち、浴衣の左右の襟を引っ張ります。
当然、まんまるなゲンガーの体を包めるわけもなく……
出来の悪いハンガーにかけたかのように、浴衣はダラリと垂れてしまいました。
「ゲ、ゲェン……」
「え、えっとね、ゲンガー。は、花火は、家からでも見られるから、ね、ね?」
「ゲン、ゲェ〜ン!」
やりたかった事、して欲しかった事が軒並みダメになり、拗ねてしまうゲンガー。
浴衣を脱ぎ捨てて手足をバタつかせ大暴れ。
「ど、どうしよう、ええっと、ええっと……」
とにかく落ち着かせようとモンスターボールを手に取り、ゲンガーに向け。
その時、駄々をこねていたゲンガーの足が思いっきりエリコさんの腕に当たってしまいました。
「あっ」
「ゲン?」
まだお昼だというのに、花火のようなまばゆい閃光が部屋を包み込み……
日が沈み、真っ暗になった空。
その下にある公園は今、人だかりで大盛り上がり。
「アニキ、かわい子ちゃんいっぱいいますぜ」
「へへ、見とけよ? 俺のナンパテクで、どんな女の子だってイチコロだぜ」
2人のゴロツキがビール片手に、屋台が並んでいる道を歩いています。
「アニキ、アニキ!」
「お、お、あの浴衣の娘か?」
「そうそう、あのポニテの……可愛くないすか?」
「へぇ〜、俺も結構この町の女の子知ってるつもりだったけど、見た事ねぇや」
2人がニヤニヤと見つめる先。
ボリュームのあるポニーテールに、祭りの光を反射して輝いているかのような白い浴衣。
その表面を泳いでいるかのようなポケモンのシルエットが、夏らしさを演出しています。
「ねぇねぇ、どんな顔なんでしょアニキ」
「ぜってぇ美人だって、あんな浴衣着ちゃって。じゃあ、行くぜ?」
「アニキ、頼みます!」
兄貴分がノシノシと歩き出し、弟分がついていき。
「なぁなぁ彼女、なかなか可愛いじゃん! 1人?」
まだ顔を見てもいないのに、背中から声をかけます。
「ん、オ……ええっと、私?」
その女性がクルリ、と振り返り。
「んっ、えっ!?」
兄貴分はその顔を見た途端、素っ頓狂な声をあげてしまったではありませんか。
「えへへ、可愛いって、結構嬉しいなぁ!」
「あ、アニキ、えっ、この人の顔……」
「お、おう、ゲンガーみたい、だよな!?」
なんと、女性の目や口はゲンガーそのもの。
睨むような目つきに、大きくニヤついた口。
褒められたのが嬉しいのか、頬を染めてもじもじしています。
「え、えっと……」
「ねぇねぇ、オイラ、そんなに可愛い?」
兄貴分が言葉に詰まっていると、その女性はズイッと近づき、顔を覗き込んできました。
人間のはずなのに、目や口はゲンガーそのもの。
独特の奇妙なそれがズームになり、兄貴分は怯んでしまいます。
「あ、う、うん、可愛いと思う、うん、な、可愛いよな!?」
「そ、そうっすね、すっごく可愛くて、びっくりしちゃったって言うか!」
ゴロツキ2人はそう言いながら、少しずつ後ずさりを始めます。
「わーい、ありがとう!」
大きな口から大きく長い舌がベロっと飛び出し、嬉しさからか目もにんまり。
「「わー!?」」
まさにゲンガーそのものの挙動に、またもやゴロツキはびっくり!
大きな声をあげ、すっ飛んで逃げていってしまうのでした。
「えへへ、オイラが可愛いからびっくりしちゃったんだ」
(違う違う、んもう、だから今、人間になってるんだから、気をつけてってばぁ……)
女性の発言に対し、心の声がツッコミを入れています。
「まぁね〜、でもまさか、エリコとオイラ、合体しちゃうなんてびっくりだよね!」
(そ、それもそうだけど、ゲンガーがそのまま、私の体なのに、浴衣着るって言ったから、そっちの方がびっくりって言うか……)
なんと、ゲンガーがエリコさんの腕を蹴っ飛ばしてしまった結果……エリコさんとゲンガーの体は一つになり、ゲンガー人間になってしまったのです!
ほとんどエリコさんの姿ながら、その顔はほぼゲンガー。
特徴であるピンと尖った耳のような物も髪型のように形成されており、オカルトマニアであるエリコさんとはまるで違った印象に。
もちろん、最初は2人とも困り果てていたのですが……
「だってぇ、エリコ用の浴衣だったんでしょ? じゃあ、エリコみたいな体にオイラなったんだから、着たいじゃん」
(う、ううん、で、でも、恥ずかしいって、わ、私みたいなのが……)
「へーきへーき! 顔はオイラ、髪型も変えて、服だってこーんな浴衣でしょ? エリコだって誰にも分かんないって、えへへー!」
ゲンガーの提案……と言いますか、体を使えることをいいことに無理やり夏祭りに来る羽目に。
浴衣を着て、それに合わせてボサボサの髪もしっかりと整えて。
コーデもまるっきり違うため、確かに別人のように見える今の姿。
愛用の髪バンドは同じではあるのですが……そこだけでエリコさんだと判断するのは難しいでしょう。
「ねぇねぇ! オイラも屋台、行っていい?」
(い、いいけど、人をおどかしたら、だ、ダメだからね!?)
「え〜、いいじゃん、オイラ、オバケなんだし」
(今はに、人間でしょ!)
「えへへ、面白〜い! エリコとおしゃべりできるのも、すっごく楽しいもんね!」
練習をしたのか、きちんと人間らしい歩き方で屋台の一つに顔を出します。
「へい、いらっしゃーい!」
「おじちゃん、綿菓子ちょーだい!」
「はいよ、どうぞ!」
大きな綿菓子を手渡され、エリコさんとくっついているゲンガーは目を輝かせて大喜び。
「わーい、やったぁ!」
(そ、そんな喜ばなくても、いいじゃない?)
「だってぇ、オイラゴーストポケモンでしょ? こう言うの食べても、食べたつもりっていうか……あんまり食べた気にならないっていうか」
屋台のおじさんが、ぶつぶつ言っているエリコさんを見てきます。
(と、とりあえず、次行きましょ)
「はぁ〜い。わ、甘い、甘〜い!」
すっかり大人の背丈ではありますが、人格の主導権はゲンガー。
人間としての初めての夏祭りに、すっかり夢中になってしまいます。
(そ、そんなに楽しいの?)
「だってー、いつものオイラだったらさ、みんなびっくりしちゃうじゃん。オバケだし」
(ま、まぁねぇ)
「そりゃ、オイラだってみんなをびっくりさせるの好きだけどさ、たまにはこーやって、えへへ、人間みたいにお祭りで遊びたいの!」
(もしかして……浴衣着たかったのって、そういうこと?)
「うん、うん! バシャーモが着てて、人間と一緒にいたじゃん。じゃあ、オイラも着たらお祭り、行けるかなって!」
(ご、ごめんね、そこまで気づかなくって)
「いいの、いいの! オイラの体だと、うまくいかないのよーく分かっちゃったし。それに今は、オイラもちゃんと浴衣、着てるもんね♪」
ゲンガーがエリコさんの体で軽くポーズを取ると、それに合わせて浴衣も動きます。
(な、なんだか、ゲンガーの方が、私に向いてるんじゃないかしら、ほんと……)
「えー、オイラもずっと人間ってなんかやだ! オイラ、ゲンガーだもーん!」
綿菓子でベトベトになった口周りを、ゲンガーの舌がベロリと舐め取ります。
たまたまそれを見ていた人が、ギョッとしてしまい。
「あっ、びっくりさせちゃった」
(も、もう、気をつけてよぉ)
「ごめん、ごめん」
その後も、ゲンガーはエリコさんと合体した状態で夏祭りを大満喫。
いろんな食べ物を口に入れては、人間の味覚に興奮して。
無邪気に喜ぶものですから、おまけしてもらったりしてますます上機嫌。
見よう見まねで盆踊りを楽しんだり、今の姿を自撮りしてみたり……
流石に自撮りの時、エリコさん自身が恥ずかしがったのですがゲンガーはお構いなし。
大好きな親トレーナーさんだからこそ、意地悪したくなっちゃうのがゴーストポケモンの性。
「フランクフルトって、美味しいね!」
(ゲンガー、口大きいから、ひ、一口で入っちゃうのね……)
「えへへ、お口大きいと、便利だよ! 例えばね……」
ニヤニヤしながら、エリコさんに自慢をしようとした時。
大きな音と共に、辺りがパァッと明るくなりました。
「わ、わ!?」
(あ、は、花火、始まったわよ)
「へぇ〜、花火って、すっごいんだ」
祭り会場から少し離れた、人のいない草むらに腰掛けます。
そのまま空を見上げていると……一つ、また一つと打ち上がっていく花火。
高い音を立て、天高く登り。
そして大きな花のような光が散り、爆発の音が響きます。
(どう、花火)
「すっごい」
間近で見る打ち上げ花火の力強さに、ポカンと口を開けているエリコさん。
(え、えっと、きょ、今日は、ありがとね)
「なになに、何が?」
(げ、ゲンガーのおかげで、お祭り、楽しかったし)
「えへへ、オイラも、すっごく楽しかった!」
(お母さんからもらった、浴衣も着られたし)
「これ、可愛いよねー! エリコ、いっつも着てたら?」
(えっ、ええっ!? で、でも、私が着てたら、やっぱり、こう、く、暗いしぃ……)
「え〜、そう? オイラ、こうやって浴衣着てたけど、すっごく動きやすかったし、似合ってると思うし」
(そ、そうかしら? こ、今度から、ゲンガーに、新しい服、色々着てもらおう、かしら?)
「えっ、ほんと? じゃあね、じゃあね、今度ね、海行ってね、水着着たぁ〜い!」
(ま、ままま待って待って、海って、いやいや、人多いし、水着恥ずかしいし、待って待って!?)
「あはは、おもしろーい!」
色とりどりの花火の色が、浴衣の白地をカラフルに染め上げます。
(でも、ゲンガーが楽しんでくれるなら、それもいいかもね)
「えへへ! ねぇ、一緒だったから分かるんだけど、結構エリコも楽しそうだったよね」
(そ、そう?)
「うん、うん!」
満足げなエリコさんのゲンガーのような目には、輝く大輪の花が映り込んでいます。
(そ、そっかぁ……)
「そう、そう」
2人はそれ以上何も言わず、ただじっと花火を見上げていました。
どれほどの時間が経ったのでしょうか、とうとう最後の花火が一段と明るく2人を照らし。
「じゃ、じゃあ、帰りましょ……あら?」
エリコさんがゲンガーに呼びかけようとした時でした。
心の中の声だったはずなのに、普通に喋ることができて。
「ゲン?」
聞き慣れた声に横を見ると、そこにはゲンガーの姿。
「あ、あら、も、元に戻っちゃったの?」
「ゲン、ゲン!?」
いつの間にやら、分離していたようで。
2人とも、驚くやら安心するやら。
「ふぅ、帰らないと……」
立ち上がるエリコさんに合わせ、浴衣がそうっとついていきます。
「……」
「ゲン?」
顔が強張り、慌てて下を見るエリコさん。
それを不思議そうに見るゲンガー。
「あ、あ、あ、あ、あ、わ、私、こ、これ、ゆ、ゆゆ、浴衣、なんだったわ!?」
元に戻っても、服まで戻ったわけではありません。
「じゃ、じゃじゃじゃあ、わ、私、浴衣姿で、い、家まで、電車にも乗って、か、帰らないといけないわけ!?」
ゲンガーが体を動かしていたので大丈夫だったのですが、自分自身に主導権が戻った今は行動は全部自分の意思。
そうなると、慣れていないこの姿でいること自体が似つかわしくない気がして、恥ずかしくって。
「げ、ゲンガ〜〜〜〜!」
「ゲ、ゲン?」
エリコさんはぎゅっとゲンガーに抱きついて、ゲンガーはそれにびっくりして。
「い、今すぐ、もう一回合体して、い、家まで、帰ってちょうだい〜〜〜〜!!!」
「ゲェ〜〜〜〜〜ン!?!?」
花火も終わって静かになった夜空に、そんな2人の叫び声が響くのでした。
おしまい