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上記2つのスレの一部を元に執筆しました。
・捏造設定オンパレードです
・合わないと感じたら即ブラウザバックを
・駄文注意
〈守護者の過去・光〉
それは、私がまだ幼かった頃の話だ。親の都合で、私はとあるパーティーに参加していた。周りは大人ばかりで自分と同年代の子供は周りに居らず、親の横で大人相手に笑みを浮かべつつ対応をしているものの、することも無く退屈だった。早く帰ってデッキの調整でもしていたい、そう考えていたときだった。彼に話しかけられたのは。
「ねえ、デュエマやらない?」
後ろから話しかけられ振り向くと、そこには自分より3〜4歳ほど年下の男の子がいた。当時の私は知る由もなかったが後から聞いた話によると、当時彼は竜神コーポレーションの御曹司として親と共にパーティーに出席していたようだ。私は彼の提案を了承し、どうせならこの子をもっと強くなれるよう鍛えてあげようと、少し傲慢ながらもそう思った。
「浄化の精霊ウルスでシールドを2枚ブレイク!これでシールドはゼロだ!そのまま琥珀草でダイレクト・・・」
「シールドトリガー発動、『ホーリー・スパーク』!」
「そんな!?」
「デュエマは最後の最後まで何が起こるか分からないんですよ?私のターン、光輪の精霊ピカリエを精霊王アルカディアスに進化!そして一斉攻撃!」
「そんな、負けちゃった・・・・・・」*1
彼は同年代の子供に比べ、随分とデュエルが上手かった。まず感じたのは、年齢にしては異様な戦略の巧みさだ。ブロッカーをむやみに使わずタイミングを見計らっていたり、『ソーラー・レイ』でこちらの蒼天の守護者ラ・ウラ・ギガをタップし、鎮圧の使徒サリエスでそれを撃破という複数のカードを組み合わせたコンボ*2を使ってきたりと、年にしてはかなり上手なカード捌きに、自分はもしかしたら負けるかもしれないと思わされた。
そして、彼はこちらに食い付いてくる。自分の手腕を真似、対応し、抗ってくる。貪欲なまでに勝利を渇望する姿はとても生き生きとしていて、それでいてデュエルを楽しむ気持ちが伝わってくるようだった。
───何より、彼のデュエル後の顔。負けたのにもかかわらず満足したような笑みを浮かべていた彼は、デュエマが好きで好きでたまらないという気持ちが伝わってきて、私は感じたことのない初めての感情で胸が一杯になった。
私はその日の出会い以降、時折彼と会ってはデュエマを教えてあげていた。彼は私を『エレナお姉ちゃん』と慕い、よく懐いてくれた。また、彼は生徒としても優秀で、教えたことを素直に吸収しどんどん強くなっていった。それもごくたまに私相手に勝利する程までに。
「エレナお姉ちゃん、この盤面なんだけど・・・」
「そうですね、例えばこの場合、ブロッカーが・・・」
あの頃は楽しくてしょうがなかった。しかし、そんな日々も長くは続かなかった。ある日、彼が旅先で行方不明となったと父親から知らされた。しかもその旅先の場所に聞き覚えがあった。私が彼に行くことを薦めた場所だった。私は絶望した。彼を殺したのは私だ。私のせいなのだ。どれだけ後悔しても、時間が戻ることなどある筈が無かった。
───私は、抗いようの無い現実があることを知った。
月日は流れ、私は成長して現実を直視できるぐらいには強くなった。デュエマの腕も更に磨かれ、「光の守護者」としてデュエマシティでデュエマの発展の為に精進している。しかし今でも思い返すのだ。彼と過ごした、楽しかった日々を。もし今も生きていれば、立派な光文明使いに───いや、たらればの事を考えても彼が戻ってくる訳でもない、辞めておこう。そう考えながらも、彼と過ごしたあの日々が脳裏に浮かんできて仕方なかった。
私はもっと強くなる。もう2度と、大切な人が失われないように。私の手で、失わないように。
〈守護者の過去・闇〉
それは、まだ両親が死ぬ前の話だ。ある日、両親が友人を家に招いた。それ自体は別にそこまで珍しいという訳でもなかった、過去にそういったことは何度かあったから。しかし1つ違ったのは、その友人が子供を連れてきたことだ。恐らく私と遊ばせようとでも考えたのだろう。しかし当時の私は少しばかり人見知りで、連れられて来たその少年のことが少し気になりつつも話しかけられずに居た。そんな私の様子を見て、察したのかそれとも天然か、
「ねえ、一緒に遊ばない?」
そう声をかけてくれたのだ。彼の誘いに頷き、私は彼を自室へ連れて行った。今思えば、なんと大胆なことだろうと我ながら呆れる。しかし、そうして過ごした彼との時間は、非常に楽しくて幸せな時間だったのだ。
「汽車男でシールドブレイク!!そして混沌の獅子デスライガーで更にシールドを・・・・・・」
「シールドトリガー発動、『デーモン・ハンド』!!」
「そんな!?」
「私のターン、暗黒の騎士ザガーンでシールドブレイク。そして憤怒の猛将ダイダロスでダイレクトアタック!」*3
「あーあ、良いところまで行ったんだけどな・・・・・・」
彼がデュエマをやっていると知り、彼と何回か対戦をした。そこでわかったのは、彼のプレイングの巧みさだ。『ファントム・バイツ』のような除去呪文とバトルでの破壊の使い分け。シールドトリガーを敢えて発動せず手札に加え、自分のターン中に手打ち。*4切り札も毎回のように引いてきて、何度負けを覚悟したことか。毎回気が抜けないバトルで、非常に刺激的でハラハラした。後に彼は私の1つ下だと分かり、その後も遊びに来ては一緒にデュエマをした。彼は私を『ルカちゃん』と呼び、良く接してくれた。彼は私の教えで、デュエマの腕を上達させていった。あのまま成長していれば、きっと彼は優れた闇文明使いになっていたことだろう。
そんな幸せな日々も、唐突に終わりを告げた。彼が旅先で行方不明となった、そう父から聞かされた。抗いようの無い絶望が私を襲った。それを受け入れるには、私の幼かった心は弱すぎた。それでもその事実を受け入れ、何とかして前に進もうとしたその時、両親も死んでしまった。連続して私を襲う絶望に、心が圧し折られそうになった。
───そして私は決意した。絶望を受け止められる程に、そして、これ以上誰も失わないように。強く成長しようと。
私のデュエルの腕は常に磨かれ続け、結果デュエマシティの「闇の守護者」の座を得る程までになった。しかし、今でも私を苛むのだ。彼を失った時の、両親を失った時の絶望が。私は自身を叱咤し、絶望を振り払う。強くならなくてはならないのだ。───もう誰も、失わないから。
〈ある日のデュエマシティ〉
デュエマシティを散策する女性2人。「光の守護者」エレナと、「闇の守護者」ルカである。
「デュエマシティも、随分賑わってきましたね。」
「そうね、騒がしいのはそこまで好まないけど。───あら?あれは・・・誰かがデュエマでもしてるのかしら?」
「凄い人集りですね。誰が戦っているんで、しょう、か・・・!?」
「あれ、は・・・!」
有り得ない、彼は行方不明の筈では。相手も彼との関わりが有ることなど知る由もないエレナとルカだが、奇しくも思考が一致した。震える足を動かし、隣にいる守護者のことを忘れ、人集りへ。そこでは、一人の青年がナビゲーターと思われる少女とデュエマで戦っていた。
「シールドトリガー発動、『どんどん吸い込むナウ』!君のコッコ・ルピアを手札へ!」
「ピィ!?そんなあ・・・」
「俺のターン、『フェアリー・ギフト』を唱え、バトルゾーンのコッコ・ルピアの効果で更にコストを減らす。来い、ボルメテウス・サファイア・ドラゴン!シールドを3枚焼却し、コッコ・ルピアでダイレクトアタック!」
「ピィ・・・負けちゃいました・・・」*5
最後に会ってから暫く経っているとはいえ、見間違える筈もない。顔つきは大人びて、身長も伸び、体つきも逞しくなっているが、デュエルを楽しむデュエマをしている時の楽しそうな顔は昔と何ら変わっていなかった。そんな彼に2人は駆け寄り───
そして、戦いを終えナビゲーターと談笑するプレイヤーはまだ知らない。このあとに彼を待ち受ける、様々な受難を。
〈HAPPY END ?〉
クリーチャー:エンジェル・コマンド 6000
W・ブレイカー
自分のターンの終わりに、このクリーチャーをアンタップしてもよい。
琥珀草 光文明 (4)
クリーチャー:スターライト・ツリー 3000
S・トリガー
ホーリー・スパーク 光文明 (6)
呪文
S・トリガー
バトルゾーンにある相手のクリーチャーをすべてタップする。
光輪の精霊ピカリエ 光文明 (4)
クリーチャー:エンジェル・コマンド 4000
ブロッカー
このクリーチャーは、相手プレイヤーを攻撃できない。
このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、カードを1枚引いてもよい。
精霊王アルカディアス 光文明 (6)
進化クリーチャー:エンジェル・コマンド 11500
進化-エンジェル・コマンド
W・ブレイカー
誰も光以外の呪文を唱えられない。
呪文
S・トリガー
バトルゾーンにある相手のクリーチャーを1体選び、タップする。
蒼天の守護者ラ・ウラ・ギガ 光文明 (1)
クリーチャー:ガーディアン 2000
ブロッカー
このクリーチャーは、相手プレイヤーを攻撃できない。
鎮圧の使徒サリエス 光文明 (2)
クリーチャー:イニシエート 3000
ブロッカー
このクリーチャーは、相手プレイヤーを攻撃できない。
汽車男 闇文明 (4)
クリーチャー:ヘドリアン 1000
S・トリガー
バトルゾーンに出た時、相手の手札をランダムに1枚捨てさせる。
混沌の獅子デスライガー 闇文明 (7)
クリーチャー:デーモン・コマンド 9000
W・ブレイカー
デーモン・ハンド 闇文明 (6)
呪文
S・トリガー
相手のクリーチャーを1体選び、破壊する。
暗黒の騎士ザガーン 闇文明 (6)
クリーチャー:デーモン・コマンド 7000
W・ブレイカー
憤怒の猛将ダイダロス 闇文明 (4)
クリーチャー:デーモン・コマンド 11000
他の自分のクリーチャーがなければ攻撃できない。
攻撃する時、自分の他のクリーチャー1体を破壊する。
W・ブレイカー
呪文
S・トリガー
バトルゾーンにある相手のクリーチャーを1体選ぶ。そのターン、そのクリーチャーのパワーは-2000される。
呪文
S・トリガー
自分の山札の上から5枚を見る。そのうちの1枚を公開してから手札に加え、残りをランダムな順番で山札の下に置く。公開したカードが火または自然のカードであれば、相手のクリーチャー1体を手札に戻してもよい。
コッコ・ルピア 火文明 (3)
クリーチャー:ファイアー・バード 1000
自分のドラゴンの召喚コストを2少なくする。ただし、コストは1以下にならない。
フェアリー・ギフト 自然文明 (3)
呪文
このターン、次に召喚する自分のクリーチャーの召喚コストを5少なくする。ただし1より少なくならず、かつそのクリーチャーの持つ文明の数より少なくならない。
ボルメテウス・サファイア・ドラゴン 火文明 (10)
クリーチャー:アーマード・ドラゴン 11000+
スピードアタッカー
パワーアタッカー+3000
T・ブレイカー
このクリーチャーがシールドをブレイクする時、相手はそのシールドを手札に加えるかわりに墓地に置く。
〈蛇足的なアレコレ〉
・内容のいくつかはスレから取ってます
・主人公がエレナ(幼少期)やルカ(幼少期)との対戦で使っていたデッキは、BASIC(スタート時に貰える各文明のデッキ)です
・主人公のデッキはエレナ・ルカと使う文明が見事に外れてますが、これは主人公が気分で選んだデッキがたまたま赤緑青のデッキだっただけです。他の文明のデッキもあります。後日「そういえば彼が使ってたデッキ、私の色がなかった!?」と気づいた2人に詰められるきっかけに・・・
・ボルメテウス・サファイア・ドラゴンを使っている理由は、幼少期にシールド・トリガーに何度も煮え湯を飲まされたとかなんとか