真剣であなたに恋い慕い   作:こぼ~ず

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受験勉強?受験前日はブックオフで立ち読みしてました。


『Time of study!』

 

「と言うわけでお勉強のお時間です。」

 

「いきなり何なんだい?」

 

「いや、金があっても頭が無けりゃ学校には入れんよ?亜巳」

 

「んなこたー解ってるよ、でもなんであんたが家庭教師なんだい?」

 

「俺の成績を知っててそういうこと言うのかな、亜巳ちゃんは?」

 

「ッチ!つまんないねぇ」

 

あれからやっと高校行きを納得した亜巳には一つ問題があった、そう成績である。

元々素行が悪く更に以前流れてしまった噂のせいで亜巳の内申点はもはやストップ安だ。ならば別のところで補えばいい、そう入試の点数だ。例え内申点が100を切っていても入試で400点以上とってしまえば普通の高校にはいけるだろう。ちなみに俺達が目指す高校は私立川神学園という高校でかなり面白い校風で決して成績の敷居が高いわけでもなく家からも近い、ここなら高校生活も退屈せずにすみそうだ。

 

さて、そこで冒頭につながる訳だが私立で自由な校風で人気ということで何気に倍率も高くやはり成績が低くては話にならない。

 

 

「ということでお勉強会はっじまるよ~」

 

「わ~い♪」

 

「おべんきょ~…Zzzzz」

 

「兄貴、俺保健体育で解らないところ「パシィン!」ガッ!!」

 

「キメーこといってんじゃねーよ竜!」

 

「天使、定規はやめなさい。目なんて狙ったら失明しちゃうでしょーが」

 

「……なんでこの子達と一緒なんだい」

 

小学校低学年位の子供たちと一緒になって高校受験に備える中学生、確かにシュールではあるな。

 

「ついでだよ、ついで。天も竜も勉強中は集中力が散漫になりがちだからな」

 

「だってべんきょーなんてつまんねーよ、ぐれ兄ィ」

 

「小学2年生でその言葉が出るとは…教師は何をやってんだか」

 

「俺も天に同感だぜ、この作者は何を考えていますか?なんて知ったこっちゃねーよ」

 

「算数は好きだよ~、数字見てたらね~なんだか気持ちよくなってぐっすり眠れるんだよ~」

 

ダメだこの子達…早く何とかしないと

 

「小雪はどうだ?勉強嫌いか?」

 

「ん~とね~、あんまり好きじゃないけど、しーちゃんがお勉強がんばってるから~僕もがんばろ~って思うよ♪」

 

なにこの子!?超可愛いんですけど!!

 

「小雪!お前はいい子だなぁ~!」

 

そう言って隣に座っていた小雪を抱き上げて猫っかわいがりをしてやる、小雪は気持ちよさそうでその笑顔がまたきゃわゆい。やっぱりアレだね、男は背中で語らなくっちゃね!

 

 

その背中に無数の視線が突き刺さった、…いや大丈夫だ背中の耐久力は正面のおよそ7倍、逝ける!?

 

 

「さっさと勉強始めるよ!!」

 

「ユッキーずる~い、私も私も~」

 

「兄貴!俺も兄気を見習って勉強するぜ!だからその膝の上の特等席で勉強させ「ガスッ!」ヘブゥゥゥ!!」

 

「ぐれ兄ィ!うちもこれから宿題ちゃんとやるから見ててくれィ!」

 

むぅ、どうやら何かしらに火がついたみたいだ。しかし天使、国語辞典は止めなさい。何気に広辞苑より投擲に向いててそれなりに威力があるからね。

 

さて、俺に関して言えば勉強にはそれなりに力を入れていたりする。

師匠みたいに医者になるにはやはり医大を出なくてはならない、専門的な知識は親父がそばにいるので実地で学ぶ事が出来るがやはり受験大国ニッポン、医大に入るには入学試験は避けては通れない。師匠みたいに無免許でモグリというのも出来なくはないが活動の範囲はどうしても狭くなる、それにASEに所属する事を考えるとやはり医師免許はとっておかなくてはならない。

おかげで学年トップをキープするモチベーションがしっかり持続している訳だ。

 

「じゃぁ早速始めようか、鉄は熱いうちに打て。解らないところはガンガン聞いてくれ、俺に出来る範囲で細かく説明していこうかと思う。」

 

「「「「は~い」」」」

 

「わかったよ」

 

 

始まってみれば静かなモノで少し心配していたが皆真面目に取り組んでくれていた。

 

武術で培った集中力はこんな所でも力を発揮する、芸は身を助けるってやつだな。

 

ちなみに小雪はアパチャイさんとの約束をしっかりまもりムエタイを続けている。

亜巳は俺が医者になりたいという事を話してから何故か剣星のおっちゃんから針と灸と漢方を教わり始め、そのついでに中国武術を習い始めた。

辰と竜は以前親父が言っていた情操教育の一環で逆鬼のにーちゃんから空手を教わり始めた。

一人あぶれてしまい拗ねていた天はたまたま遊びに来ていた香坂のじーさまに気に入られ、また天も武器を使って戦うのがカッケェ!と言い出し香坂流を習い始めている。

 

気が付けば家は一家で柔術・ムエタイ・空手・中国拳法・武具術と一家族多国籍軍と化してしまった。

まぁ俺としても皆で一緒に切磋琢磨出来ると言うのは嬉しい限りだ。

 

なんか知らんが親父が「女の子としてのボディーラインを保ったまま武人の身体を造り上げる、か。難しいが…それがいい」とか言い出してそろばんを弾いてた、大丈夫かな?

 

高校生になって忙しい毎日が訪れるだろうけど、こんな家族団らんは大切にしないといけないよなぁ。

 

 

「((しーちゃん))(兄貴!)(ぐれ兄ィ!)(時雨!)、ここ教え((て~))((てくれ!))(な!)」

 

「はいはい、いっぺんに言うなよ~」

 

 

本当に忙しいこった、だが…それがいいってか。

 

 

 

 

 

 

「兄貴、この「あなたのパートナーは一人でも…」て絵なんだが、明らかに男同士で線が繋がってるんだ。これについて兄貴はどう「ドゴン!」ブフゥゥ!!!」

 

あぁ!俺の家庭の医学が!?

 




竜兵のガチホモ臭漂う一話になりました、だが…それがいい。
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