真剣であなたに恋い慕い   作:こぼ~ず

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今回の戦闘描写はわかりづらいかも…念の為戦っている二人の銃撃音を変えてみたり()とト書きで心理描写を分けたりと試行錯誤はしていますが…もっと勉強してきますハイ。


『恩師との再会』

 

 

「問題の幽霊島は東経180度22分、北緯14度51分辺りの位置に出現する…出現時間は約10時間。今までのパターン通りだと次の出現予定は明日明朝だ」

 

優がロシナンテ内の作戦室で今までの経緯から推測されたデータを示す、その顔はまるでプレゼントを開ける前の子供のようだ。

 

「まぁ本当に次ぎも出現すればの話だろ?」

「ふふん、過去にこの海域で飛行機や船が消えた事件もコイツのせいかもしれんぞ…」

「ハハハ…船長、そんなまさか」

「いや、考えられないこともないねぇ」

「そうね、例え不明確なものにしろ島ぐらいの巨大な代物が急に出現するんだもの」

「あぁ、例えどんな事が起こってもおかしくはないな」

「開けてびっくり玉手箱ってか、今からわくわくすんなぁオイ」

 

時雨の言葉に優が笑って頷いた、この二人中々似たもの同士である。

 

 

 

 

 

 

 

 

霧が立ち込める早朝、甲板に腰掛ける優達に船長が声をかけた。

 

「朝の早いガキ共だ、そんなに睨んでなくとも現れたら当番に報告させるぞ?」

「とんでもねぇ、例の幽霊島が出現する瞬間は是が非でもこの目でみなくちゃな」

「そうそう、今回逃したら次がいつあるかわかりませんし」

「ふふん…おまえ等、世界中の神秘を見るつもりか?」

「あぁ俺は欲張りだからね、生きてるうちは神秘を神秘で片づけちまうのはもったいねーじゃねーか」

「優らしいっちゃ優らしいな」

「フン…バッカみたい……」

「でもまんざらでもないんだろう?」

「(ギロ)…亜巳」

 

ピクッ…

 

その時、海を見ていた時雨と優が異変に感づいた。

 

「「………」」

 

「ん?どうしたんだい、時雨」

『船長!優!時雨!レーダー他一切の電子機器が不調になったみたいだ!』

「…気にするな…悟……」

 

 

 

スゥゥゥゥゥゥ………

 

 

 

「あぁ、多分…あれのせいだな……」

 

優と時雨が凝視する海上、そこに静かに現れたのはーーー幾つものピラミッドが点在する森が(おお)い茂る大きな島だった

 

 

 

ブゥゥン……

 

 

 

空気を振動させて島にノイズがはしる

 

 

 

 

「し…島が歪んで見える……」

「ヘヘヘ…やっとおいでなすったぜ」

「あぁ、こうでなきゃ人生面白くないな」

「各自、幽霊島に上陸準備!!」

 

 

そうして優達は船長の号令の元、小型のゴムボートに乗り一路幽霊島を目指した。

 

 

 

 

 

 

 

 

「いいんですか?ミスター・ラリー、彼一人で行かせて?」

「大丈夫だよ、その為に(ボーマン)を連れて来たのだからな」

「……ミスター・ラリー、そろそろ私達にも教えてください。あの島はいったい何なのです?まさか海図には何も無い所にいきなり島が出現するとは…」

「それがわかっていれば我々(トライデント)もこんな所まで足を運ばんよ。実は今から20年前にもあの島はこの場所に出現しているんだ」

「なんですって!?」

「その時も米海軍が動き出し島に調査員を送っている、だが調査の途中で何者かに襲われ誰一人として帰還せずに…島はまた忽然と消えてしまった」

 

 

 

 

 

 

 

 

「どうやら全体的な大きさはエジプトのピラミッドより小さいが石一個の重さは数百トンを超えてるだろうな」

 

調査を始めて1時間、明らかになる内容はやはりこの遺跡を造った文明はかなり高度な物だったという事実を証明するモノばかりだった。

 

「あぁ、こんなデカイ石…宇宙ロケット用のクレーンでも持ち上げられっこねーぜ」

「しかもコレだけの巨石が隙間にカミソリ1枚入りそうに無いほど精密に積み上げられている、コイツを作った連中ってのは相当高い文明を持ってたみたいだな」

 

 

ブゥゥゥゥン…

 

 

優と船長がピラミッドの外壁で調査をしながら会話をしているとまた空気を振るわせる音が聞こえ、島の景色とその場に居る優達に一ノイズが走った。

 

「しっかし妙な島ね…これって空間が安定してないんじゃないの?」

「まるで壊れたテレビだな…ノイズが走ってるみたいだ」

「この島が消える理由はこのピラミッド群にあるかもしれんな、この周辺のエネルギー反応はちょっと異常すぎる…」

「島を丸ごと消しちまうしろものか…恐らくトライデントの狙いはその動力源の秘密か何かだろ」

 

そうして優達がピラミッドを(くま)なく調査していると最下段の側面に何者かが爆発物で空けたような穴があった。

 

「内部からは何も見つかりませんでした」

「しかし妙だな…この爆発跡は間違いなくC4(プラスチック爆弾)だぜ、しかも爆発してから数ヶ月も経ってないようだ」

「ん?でもソレって計算合わなくないか、優?この島が出現してからまだ1週間も経っていないんだろ?」

「船長!!こっちへ来て下さい!凄いものがあります!!」

 

そう言って船の乗組員が大慌てでやって来た。優達が急いでそちらに向かうと…そこには一隻の駆逐艦が鎮座していた。

 

「これは…第二次世界大戦中の米海軍駆逐艦「エルドリッチ」!?」

「なんでこんなものがここに…」

 

 

 

 

 

 

 

 

「なんだと!?あの「エルドリッチ」があそこに!?しかしあの船は大戦中の実験が終わったあと無事戻ってきていたと…」

「ふふふ…そんなものは君達(アメリカ)得意の隠蔽工作ででっち上げたんだろう。それだけじゃない、報告によるとあの島にはバミューダトライアングルや世界中の様々な海域で消息を絶った船舶や飛行機の残骸が所構わず散らばっているらしい。まさにあの島は地球上に発生したブラックホールの様なものだ…」

「ッ………!?」

「ま、その謎も時期に明らかになるさ。ボーマン君が無事に例のものを見つけ出し帰還さえしてくれればな」

 

 

 

 

 

 

 

 

我々が調査を進めると更に驚くべきものが多数出てきた、いやはや船長の船に副長として乗船して長いがまだまだ驚かされることでいっぱいだな。

 

「しっかしすげーや、エルドリッチや日本の畝傍(うねび)の他にも確認された船舶6隻に飛行機十数機」

「あぁそれに時間の流れも狂ってるみたいだな」

「どういうことです船長?」

「あっちの帆船を見てみろ悟、どうみても16世紀ごろに作られた物なのに腐食から見ても10年と経っていない。なのに奥の20世紀初頭の客船はボロボロだ」

「本当だ…」

 

確かに、あちらのジェット戦闘機は昨日落ちてきたかのように痛み具合があまり見られなかったがそこのプロペラ機なんぞ殆ど土に返ってしまっている。

そんな事を考えていた時だった。

 

「!?」

「ん?どうした優」

「……何か来る!?」

「米軍か!?」

「いや…もっと、別な何かだ…」

 

 

ズズン…!!!

 

 

御神苗君が何かを察知し身構えた前方から土煙が上がった。そこから出てきたのは……腕が6本ある石像!?というか動いてるぞあれ!?

 

「カーリー像だ!!」

「うわぁ!?こっちからも来た!?」

 

後方に居た船員が声を上げる、どうやら挟まれてしまったようだ!くっ、銃の扱いは苦手なのだがそうも言ってられんか!

 

「撃てぇ!!」

 

 

タン、ッタン、タタン!!  チュイン!キン!

 

 

弾丸が弾かれた!?唯の石では無いと言うことか!!

 

「ダメだ!?銃が効かない!!」

「うわぁぁぁぁ!!」

 

このままではやられる!そう思って情けなくも目を瞑って身を屈めた瞬間…

 

 

 

「スラッシュキーック!!!」 ズガン!!

「いくぞ!ゴーペッド!!」  バキィ!!

 

 

 

聞こえてきたのは奴らの武器が私の身を引き裂く音ではなく、元気な子供の声と石造が吹っ飛ばされる音だった。

 

「うわ!」「ひっ!」

「悟!お前は右側を!俺は反対から行く!」

「OK!優!」

「…おい、優はまだしもなんで悟はあんなおもちゃで戦えるんだ?」

 

船長の呟きは(もっと)もだ、銃が効かない相手にさも平然と肉弾戦?を挑むとは…これが若さか。

 

「流石はASEドライバーにスプリガン…」

「っお前等!ぼさっとしてないで二人の援護に回れ!!」

 

「「「「「りょ、了解!!」」」」」

 

呆気に取られてしまったが彼らだけに任せる訳にもいかない、俺はボーっと間抜け面を晒している部下に発破をかけ御神苗君達の援護に向かった。

 

 

「いったい何だったんだ…こいつら」

「多分ガーディアンだ、この島への侵入者を防ぐ為の…」

「おい、優。どうやら仲間が来たみたいだ、続々とやってくるぞ!」

「あぁ、このままじゃ船の方も危ねーな…ん?オイ悟、芳乃達はどこいった!?」

「あれ?そういえば…時雨もいないぞ!?」

「あいつ等…いや、時雨が付いてるからなんとかなるだろうが…」

「優!俺たちは先に船へと向かう、お前はあの子達を迎えに行って来い!」

「船長…了解、船で待っててくれ!悟、後は頼んだ!」

「わかった、優も皆を頼む!」

 

そうして優は時雨達の探索へ向かった、島はまるでこの先に起こる事を予兆するかのように暗雲が立ち込めていた。

 

 

 

 

 

 

「ふん…冗談じゃないわよ。いちいちあんた達の調査なんかに付き合ってらんないっての」

 

私は優ちゃん達が調査に精を出すようだったのでこっそりとあの場を抜け出してきた、それに気が付いたのかいつも通り亜巳も一緒に付いてきた。

 

「そうかい?なかなか興味深かったよ?」

「あのねぇ亜巳、あんなの調べたところで一銭にもなんないのよ?結果なら後で聞けばいいじゃない!」

「なるほどねぇ…それが御神苗に会う口実になるって話かい」

「…最近そっち方向で突っ込んでくる事が多いけど何?しーちゃんと上手くいってない訳?」

「あたしらを見てそんな事言えるのかい?」

「…ごちそーさま」

 

まったく、最近の亜巳ってば何かとそっち方面の話を振ってくるんだから…しーちゃんと上手くいってるのは解るけど、そんな余裕かましてると自分の所の妹辺りに足下すくわれるわよ?この間会ったあの子達がしーちゃんに向ける視線が亜巳(あんた)と一緒だったって教えてあげたらどんな顔するのかしらね、ククク…

 

 

 

ブゥゥゥゥゥゥゥン…

 

 

 

また島にノイズが走った…おかしいわね、さっきより間隔が短くなってないかしら?

 

「それにしても変な島だねぇ」

「えぇ、それにさっきより膨張が大きくなってるわ。さっさと用事を済ませちゃいましょう」

 

なんだか騒がしい感じがする…何もなければいいけど。

 

「…芳乃」

「ん?…アレは」

 

亜巳が示す方向を見ると、そこには一人の男性と見られるミイラがあった…でも、コレも妙ね。

 

「だいたい死んでから2~3ヶ月って所だね」

「さっきの爆発跡と大体同じくらいね、…ん?何かしらコレ」

 

その死体の横にあったのは頑丈なアタッシュケース、その中から何かしらの古代語で書かれた石盤が出てきた!

 

「まぁスゴい!やっとお金になるような物が見つかったわ!」

「でも一体何なんだいコレ?」

「さぁ…でも、このミイラが後生大事に抱えていたって事は只の装飾品では無いって感じね」

 

その会話の直語、死体の隣に鎮座していた船の壁が吹き飛んだ!?嘘、気配は感じなかったわよ!?

 

 

ズウゥゥゥン!!!

 

 

そこから現れたのは一体のカーリー像だった。

 

「ちっ!なんだいコイツは!?」

 

私達に向かってきたカーリー像に向かって亜巳が素手で構える、それにしてもなんでこの子銃持ったあたしより強いんだろう?そんな事を考えているとカーリー像の首輪が淡く光を持っているのが目にとまった…あれは!?

 

「待って、亜巳!あなた(・・・)もやめなさい!」

「!?何を言い出すんだい、芳乃!」

「この子、首輪に御霊が宿っているわ。言葉は通じるはず…そうよね?安心して、私達はあなたの敵じゃないわ。ただ、この島を調査しに来ただけなのよ」

「………」

「こいつは驚いたね…」

 

よかった動きが止まった、どうやら素直な子みたいね。

 

「ね?あなたはいい子ね、さぁ…私達に教えてちょうだい。この島の情報の全てをね…」

 

 

 

 

 

 

 

 

「ふん、サンダーボルトか…やっかいなモンが転がってやがるぜ。それにしても芳乃(アイツ)等いったいドコまで行きやがったんだ!」

 

 

私の目前を一人喚きながら優が駆けていく、随分と騒がしくなったな…。

 

 

 

『もし島で奴と出くわしたらどうすればいい?』

『ボーマン君、君の任務はあくまでも20年前の調査の際に持ち帰れなかったデータプレートを探しだし無事あの島から持ち出す事だ。そのデータプレートはあの島のピラミッドの中から発掘された物で、異空間を彷徨するあの島の動力源の謎を探る唯一の手がかりだ。…だが御神苗優が出しゃばってきて本来の任務に支障をきたすような事があれば、その時は迷わず殺すがいい…』

 

 

 

 

 

(!?…ふん、左右に二人ついてきてるな。敵の特殊部隊か…しかしオレと同じ歩行速度で等間隔についてくるとは…相当やっかいな相手だぜ、だけどな!)

 

タタタタッタタン!(避けたか!中々動きがいいな…でも!)

 

 

射撃による牽制か…悪くない判断だ……

 

 

バシュ!ババ!(へッ予想通りだぜ!)

 

 

避ける先を見越しての銃での牽制、確かに理に適っている。狙いも悪くは無い…

 

 

タッタタッ! ドンドンドン!!!(一人めっけ!喰らえ!!)

 

 

だがそれはセオリーの中での事だ。

 

 

タタタタ! タン!タン!「逃がすか!!」

 

 

それではセオリーの外に居る私には通用しない!!

 

 

フゥ…ビシィ!!

 

「馬鹿な!消えた!?」

 

 

ズダダダダダッ!!「うわぁ!」

 

(なんだ!?当たったと思ったら銃弾がすり抜けて向こうの木に着弾した!?そしてソイツが消えたと思ったら今度は(サイド)から新しい奴の気配が…一体どうなってんだ!?)

 

 

考え事に気を取られすぎだな、だから足元が(おろそ)かになるのだ馬鹿者!!

 

 

ピンッ!「しまっ…」

 

 

ドドン!!!!

 

 

「うおおっ…「ドカン!!」ぐっ!クソッ!!」

 

 

『ふふふ・・・その様子だとかなり困惑しているようだな。久しぶりだな優…かれこれ二年ぶりか』

「……そ、その声はまさか…ボーマン教官か!?」

『…ふん、違うな。現在はおまえ達が忌み嫌う「トライデント」の行動部隊の小佐だよ。もっとも現時点での身分は米国(アメリカ)軍つきになっているがな』

「たしかに教官はアーカムから突然姿を消したと聞いていたが……まさか奴らに肩入れしてるとは…でも何でだ!スプリガンの中でもとびきり使命感が強かったあんたが何故裏切った!?」

『…ふふふ、そんな事はお前には関係なかろう…。私はお前を殺すために全力で戦うのみ!!今のお前にこの私を倒せるかな?』

「クッ…」(気配は近い…ソコか!?)

 

 

フフフ…そろそろ我慢が出来なくなる頃か…

 

 

ダッ…ザン!「な!?」

 

『ほら…熱くなるとこういったスピーカーに引っかかる等という初歩的なミスをする。私はお前に「戦いは冷静に行え」と何度も言ったな』

 

 

ズダダダダダン!!!

 

 

「うお!?…そういえば聞いたことがあるぞ、スプリガンの中に自分をもう一人自由に出現させる特殊能力をもつ人間がいると…」

 

 

ほう、気が付いたか…ならば!

 

 

(そこ!)タン! …フッ

 

「また消えた!?まさか、コレがあの…」

 

 

それはフェイクだ、そして…

 

 

「上か!?」タンタンタン!! フッ…

「な!?」

「…おまえの負けだよ優、今動けばお前の頸動脈を確実に切り裂く」

 

上を囮にして背後に回り込みナイフを頚動脈に当てる、そういえば優にコレを見せたのは初めてか。逆を言えばコレを使わなくては追い込めなかったということだが…

 

「…教官、まさかあんたがあの二重身(ドッペルゲンガー)の使い手だったとは知らなかったぜ。初めて体験したが幻だけでなく気配まで存在させて攻撃できるとはな……最後に教えてくれ、これほどの力を持つあんたがなんでアーカムを裏切ったんだ!?」

 

最後にか…そうだな、私は今その為に此処にいるのだ!

 

(や、やられる…!?)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「そこまでだ!!」

「何!?クッ!」

 

ズダンッ!!なんと!私がここまで接近されて気配を感じなかっただと!?

 

 

「時雨!?お前今までどこにいやがった!」

「いや、ずっと芳乃達の側にいたんだが妙な気配を感じてな。気になって来てみたら…どうやら面白い爺さんとやり合ってるな」

 

目の前に立っていたのはもう一つの資料にあった優と並ぶ要注意人物…

 

「君があの岬越寺秋雨の息子、岬越寺時雨か…」

「はぁ…親父が有名ってのはなかなか面倒だな」

「いや、君自身も有名だよ。特A級達人に最も近い男としてね」

「いや、特A級達人なんてわりとゴロゴロいますからね?」

「その力が特殊能力を持ったスプリガンと同等とあれば警戒もする、先ほどの投げも見事だった。まさかこの歳で投げられてしまうとは……もしそのまま極めに来ていたら腕の一本でも切り落とせたんだが、見極めもいいようだな。さてどうする?二人がk「あんた達こんな時になにやってんのよ!」ん?」

 

我々が会話をしていると二人の少女が割り込んできた、はて?調査資料の中に女子の情報は無かったはずだが…

 

「芳乃!?お前等どこほっつき歩いてやがった!」

「今はそんな事言ってる場合じゃないわよ!さっき「口寄せ」であのガーディアンに憑いてた御霊からこの島の秘密を全部聞いたわ!この島の空間移動装置は暴走を始めいているのよ!早くなんとかしないと…今度この島が消える時には太平洋全域がその影響で異空間にもって行かれるわ!」

「「な、なんだって!?」」

「………」

 

消滅の危険性は聞かされていたがそこまで広域だったのか?

 

「この島は本来、来るべき大異変に備えて異空間に自由に行き来できるように改造された人工の避難島だったのさ。あの巨大なピラミッドは“地球”から巨大なエネルギーを呼び出しこの島を異空間に固定固定するためのものだったみたいだねぇ…」

「だけど、異変が早く始まってしまったため急ごしらえで作ったそのシステムを制御・安定させる前にこの島にいた人々は死に絶えたのよ。そしてこの島は今でも時間と空間の狭間をさまよっているの」

「まさかその間ずっとピラミッド(こいつ)は…」

「あぁ、エネルギーを集めてたみたいだね」

「もうこの島に蓄積された膨大なエネルギーは完全に許容量を越えてはじけ飛ぶ寸前よ、次にこの島が異空間に消えるまでにピラミッドを破壊しないと長い間蓄積された太平洋一帯を飲み込んで異空間に弾きとばすほどのエネルギーが一気に放出されちゃう!!」

「じゃぁここにいる俺たちどころか…」

「えぇ、私たちの住む日本も別の空間に吹き飛ばされるわ!!」

 

 

どうやら只事ではすまんらしい、コレも宿命か…

 

 




という訳で優の元教官ボーマンの登場、優には色々な恩師がいますがスプリガンとしての心構えを教えてくれた軍人です。初の強敵の出現になるのですがその能力から戦闘描写が難しすぎて萎える、誰か対ドッペルゲンガーの描写の仕方を教えて…。


ドッペルゲンガー…戦闘中に複数人いるように思わせたり消えたりしているボーマンの特殊能力。自身の任意で出せる質量を持った残像の用なモノで一度に1人しか出せないが自身を含め2人でのコンビネーションが可能となる。またある程度離れた位置からでも発現・消失出来るため囮や陽動等に威力を発揮する。

エルドリッチ…実際に第二次世界大戦中にあった「フィラディルフィア実験」に使われた実験艦。元はレーダーに対するステルス化の実験だったが実験の最中に突如消失、フィラデルフィアからおよそ1600マイル離れたノーフォーク沖へ出現したという奇妙な怪現象を起こした船。
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