リアルのほうがすこぶる忙しく投稿が遅れてしまいました。
申し訳ない……
あと、冒涜アメン……撃破しました。
腕ちぎり後のジャンプ攻撃の回避安定したらサクサクでした。
ああずっと、ずっと側にいてくれたのか。我が師、導きの丸ノコと雷光ヤスリよ…
「"ほんっとうにごめんなさい"」
先生はそう言って深々とセリカに頭を下げた。
それに対してセリカは深々とため息をついた。
「それを今、ここでやられても困るんだけど」
そう言うセリカは柴関ラーメンの制服に身を包んでおり、
両手のお盆それぞれにラーメンを載せていた。
「取り敢えず……はい、塩ラーメンと柴関ラーメンの大盛」
「ありがとうセリカちゃん」
「ん、ありがとう」
先生のことは一先ず置いておいて注文されたラーメンを渡すセリカ。
既にラーメンが届いていたホシノたちと併せ、生徒達がラーメンを食べ始める中、
先生はまだ頭を下げたままである。
そんな彼女にセリカはもう一度ため息をついた。
……会議がいろいろうやむやになり、気分転換に柴関ラーメンに行こうという
話になったとき、置いていくのも何なので運んできた結果、
目を覚ましてようやく正気に戻ったのかこの状態である。
こんなことになるんだったら学校に気絶した先生を置いていった方がよかったかも
しれないとセリカは思った。
「……じゃあ、貸し一つってことで。
必要な時になんでも一つ言うこと聞いてもらうから」
「"もちろん!何でも言って、お金のこと以外なら何でもするからっ!?"」
……訂正、まだ錯乱しているかもしれない。
死ねと言われれば今にもそうしかねない勢いでそう言う先生にセリカはそう思った。
さて、
セリカがカウンターの方を向いたその時だった。
「あ、あのう……」
店の扉がガラリと開いたかと思うと、黒髪のおどおどとした少女が入ってきた。
セリカはちらりと柴大将の方をみるが……
「あー、セリカちゃん。今少し手が離せないから頼まれてくれるかい?」
その言葉通り、大将は
麵の様子を見ながらチャーシューを切っている真っ最中。
とてもではないが客の応対ができる状態ではない。
セリカは自身が親しい間柄以外の客と応対せねばならないことを悟った。
セリカは大将に短く頷くものの、
かと言ってうまい具合に店員スマイルを浮かべることもできず、
セリカは無表情のまま推定:客に近づくこととなった。
「いらっしゃいませ。何名様ですか?」
「ひっ!?」
無表情でクリップボードを取り出したセリカに相手はビクリと身を震わせる。
……無理矢理笑ったほうがひどい表情になるので
何とか我慢してほしいものである。
というか店の外にある複数人の気配は一体……
セリカがそんな事を考えている中、
しばらく少女は視線を彷徨わせた後、セリカの方をみると、
おずおずと口を開いた。
「……こ、ここで一番安いメニューって、お、おいくらですか……?」
「580円の柴関ラーメンです」
……余りお金を持っていないのだろうか?
そう考えたもののそう思っているような素振りは一切見せず
セリカは淡々と答えてから、客の様子を見ると、
どうも手持ちが足りたらしくうれしそうである。
「あ、ありがとうございます!」
そう言うが早いか、
その少女は凄まじい速度で店から出ていった。
「……」
殺気の類ではないから見逃していたが外の気配はそういうことか。とセリカは納得した。
そして、然程時間が経たぬうちに再び店の扉が開いた。
入店したのは先程の少女に加え、
いたずらっぽい笑みを浮かべた白髪の少女、
場合によっては怖いという印象を受けるであろう、
白と黒の髪を持つ冷徹な表情の少女。
そして……意味ありげな表情を浮かべる赤髪の少女だ。
どの人も、角やコウモリのような翼など、まるで悪魔のような特徴が確認できる。
身体的な特徴と制服からみるに、ゲヘナの生徒か……
セリカはそう見当をつけた。
ゲヘナ学園。
自由と混沌を校風とする学校であり、総じて治安が壊滅的なことで有名だ。
その域たるやキヴォトス全土で指名手配されるほどの凶悪なテロ組織もいくつか生み出している程である。
……そんな学園の生徒が辺境のアビドスに。
最近、ヘルメット団からの襲撃がめっきりなくなったことと併せ、セリカは目の前の相手に対して警戒度を引き上げる。
「……四名様ですか? お席にご案内しますね。」
そう目の前の店員が思考しているとは露知らず、
何やら会話している彼女らにセリカはマニュアル通り接客し始める。それに対して、白髪の少女が少しの間、わざとらしく考えるような動作をする。
「んーん、どうせ一杯しか頼まないし大丈夫」
「一杯だけ……?」
その言葉にセリカは首を傾げる。
4人居るのにラーメン一杯とはこれいかに。
……もしや一杯のラーメンを全員で分けるつもりなのだろうか?
とはいえ本人らがこう言っているのだからとカウンターに案内しようとしたその時、大将から声がかかる。
「おーい、セリカちゃん。今の時間は暇だからテーブルの方へ案内してくれ。お客さんもゆっくりできたほうがいいからな」
「……わかりました。ではこちらにどうぞ」
「おー、親切な店長さんだね!ありがとう、それじゃあお言葉に甘えて」
大将の指示により、セリカは4人をテーブル席へと案内する。
彼女らがテーブルに腰掛ける中、先程の少女が再びセリカに話しかけた。
「あ、わがままのついでに、箸は四膳でよろしく。クールなバイトちゃん」
「わかりました。直ぐにお持ちします」
淡々と、先程までと変わらずそう答えるセリカ。
その事に、少女は少なからず驚いたようだった。
「あれ、驚かないんだ……一杯のラーメンを4人で食べるお客さんなんて珍しいと思うけど」
「先程までのやり取りで大体察せます」
少女の言葉にセリカはそう返す。
彼女的にはなんでもない言葉のつもりだったのだが、
それが先程から挙動不審気味に震えていた少女の何かに触れたらしい。
「ご、ご、ごめんなさいっ。貧乏ですみません!! お金がなくてすみません!!」
「……お客様、別に構いませんので静かにしていただけますか?」
少女は勢いよく立ち上がったかと思うと猛烈な勢いで謝り始めた
突然降ってきた大声に隣のテーブルについていたアビドス一行と先生、大将が何事かと振り向く。
セリカも一瞬顔を顰めつつ卑屈に自虐を続ける少女を止めようと試みた。が、止まらない。
「いいえ! お金がないのは首がないのも同じ! 生きる資格なんてないんです! 虫けらにも劣る存在なのです! 虫けら以下ですみません……!」
「はあ……ちょっと声デカいよ、ハルカ。周りに迷惑」
(……早くしてくれないかな)
仲間から止められてなお、
ノンストップで自分達の寂しい懐事情を過剰なほどの自虐を交えて語り続ける
ハルカと呼ばれた少女に、セリカは疲労感から思わずため息をつきそうになったが、
接客中の手前そうするわけにもゆかずただただ遠い目になった。
……その時、
「"いや、そんなことはないよ!"」
すぐ隣のテーブルからそんな声が響いた。声の主は先生だ。
ゲヘナの4人衆が驚く中、いつの間にか席から立ち上がった彼女は力説する。
「"お金がなくても生きてさえいれば何とかなるんだから!
割と人間、追い詰められてもどうにかなるものだよ。だから元気出して!"」
「え……はえっ!?」
「ふふ、その人の言う通りよ。
それに、いまお金がないのはあくまでも依頼のための先行投資だもの」
……割といい事を言っている風にハルカを励ます先生。
実際、ハルカは驚きながらもその言葉に感激している様子で、
赤髪の少女もそれに同調する。
しかし、それ以外……
特にアビドス対策委員会の少女たちが先生を見る目は
生暖かいものだった。
「だとしても、アルちゃんが資金繰りへたっぴなせいで
こうなったのには変わりないよね?」
「……何というか、先生が言うと説得力が違うといいますか」
「流石、半分ぐらい自業自得で炒めもやしを食べる羽目になる人ってところ?」
「「"うっ、そっそれは……"」」
赤髪の少女、アルに対しては白髪の少女が笑顔のまま放った正論、
先生にはアヤネからのできる限りオブラートに包んだ言葉と
その包装を破り捨てて直球で叩きつけてきたセリカの言葉により言葉に詰まった。
残念ながら当然のことである。
「"ち、違うもん!まだ炒めもやし生活にはなってないからっ!!月末になるだけだからっ!?"」
「まだ買う気だったんですか先生!?」
反論に全くなっていない反論をする先生。
……あの日、生徒にあれだけ止められたというのに、
この教育者は未だ自身の人としての尊厳をかなぐり捨てて再販に走る気らしい。
「……そんなこと言うんだったらお願いの権利使って先生が再販に行けないギリギリの価格の物を買わせるわよ」
「うーん、セリカちゃんには悪いかもだけどそれがいいかもねー。……だからねー、ノノミちゃんはカードを出さなくて大丈夫だよー」
セリカが呆れながらそう口にするとホシノもそれに同調する。
言葉にこそ出していないが、ほとんどのメンバーが同意見のようである。
唯一ノノミだけが懐からゴールドカードを取り出そうとしていたが、それはホシノの言葉に押し留められた。
……年下の生徒に生活費を援助される大人とは。
セリカがそう思う中、先生はと言うとふっふっふと不気味な笑みを浮かべていた。
「"ふっふっふ、心配には及ばないよみんな。
私には最終手段があるからね……"」
そう言うと先生は懐から1枚のカードを取り出す。
として、堂々と、胸を張って、淀みなく宣言した。
「"
瞬間、その妄言はセリカが口に突っ込んだ小瓶によって強制的に黙らされた。
大した抵抗も出来ぬまま内容物の青色の液体が先生の口の中に流れ込む。
そして、その液体が全て先生の体内に流れ込んだときには、
先程までの暴走具合は何処へやら、完全に静かになっていた。
「"……アビャー"」
……だが如何せん、静かになりすぎたようだ。
ボンヤリとした目で口をポカンとあけてぼーっとしている。
「え、ちょ、ちょっとセリカちゃんっ、先生に何を飲ませたの!?」
「……精神麻酔薬。副作用はあるけど害はないから大丈夫よ」
「ん、んん?……大丈夫?」
「というかセリカちゃん、何で精神麻酔薬を持ってるんですか……?」
アヤネにそう言われたところで、セリカは自分の失敗を悟った。
……反射的にヤーナムの謎医学もりもりの薬を使ってしまった。
使ってしまったものはしょうがないので簡単な説明だけしてばっくれようとするセリカ。
シロコは副作用という単語に首を傾げ、
ノノミはそもそも何でそんな妙な薬をセリカが持っているのか気になった様子。
しかし、それも直ぐに途切れる事となる。
「……あれ?おじさんも歳かな?
なんだか先生が薄っすらしてきてるように見えるけど……」
「え……い、いやホシノ先輩、本当に先生がなんか全体的に薄っすらしてきてますよ!?」
最初に気がついたのはホシノ、その言葉に押されるように他の少女らも事態に気がつく。
なんと、先生の姿が何故か全体的に薄っすらとして見えにくくなっていたのである。隣の席の少女や大将もその珍現象に目を丸くする。
唯一驚いていないのは、効果をよく知っているセリカぐらいである。
……青い秘薬。正体不明のその薬品は、強力な精神麻酔の副作用として何故か飲んだ存在が、ぼんやりと薄れる不思議な薬である。
因みに、狩人は本来の効果を強靭な精神でねじ伏せ、副作用を疑似ステルスに使用する。
どこまで説明したものかと思っていたが、ヤーナムに行く羽目になる大分前に妙な効果を謳う薬が売られていたことを思い出す。
「それが副作用。
なんか、何処かの学校が作った面白薬品売り場で売ってたの。
人によっては副作用しかでない欠陥品らしいからたたき売りされてたの。5分もあれば元に戻るから安心して」
「何なんですかその変な薬……」
「ん、その副作用しか出ない条件に関して詳しく」
「シロコ先輩、銀行強盗はダメですからね」
……シロコが副作用の話に食いつくも。
彼女が何を考えているかわからないほどみんなの付き合いは短くない。
アヤネに釘を刺されたシロコは不満そうに頬を膨らませた。
そんな中、隣の席の白髪の少女が未だアビャーとかムキャーとか言ってぼんやりとしている先生に近づいて軽くつついたりしてニマニマと、面白そうにそのようすを見ている。
「あはは!変なのー。面白い物持ってるね、バイトちゃん?」
「……別に、偶々持ってただけ」
そっけない言葉を返すセリカだが、少女は特に気を悪くする様子はない。
そんな彼女が気になったのか、シロコが真っ先に話しかけた。
「その制服、ゲヘナ?遠くから来たんだね」
「その通り!ちょっと仕事で近くまで来たんだよね、アルちゃん?」
「社長と呼びなさい、ムツキ室長」
ムツキと呼ばれた少女の言葉に、アルはむっとしてそう返すが、
本人はどこを吹く風である。
「くふふ、いいじゃん、別に仕事中じゃないんだしさ?
ところで、あなたたちは近くの学生さん?」
「はい。私たち、ここの常連なんです。他の学校の皆さんに来ていただけるなんて、なんだかうれしいです」
ムツキの言葉に答えたのはアヤネだ。
その言葉にムツキはなるほど、と頷くと彼女らの制服を見て、一瞬だけ目を細めた。しかし、そのあまりに小さく、短い動作は誰にも気が付かれなかったようだ。
「楽しみにしててくださいね、ここのラーメンは本当に最高なんですから!」
「そっかぁ……でも生憎、うちは金欠だからねー。
一杯を味わうこともできないの」
ノノミがそう言うのに対し、
自身の懐事情を嘆きながら自分の社長にチラチラとわざとらしく視線を送るムツキ。それにアルは気まずそうに目を逸らした。
かと言ってお互い険悪な様子はなく、他のメンバーの反応を見るにこれが平常運転なのだろう。
その時、シロコがカウンターの方から来る何かに気がついた。
「……いや、心配しなくていい」
「ん?それってどういう……」
ムツキが思わず聞き返す。
しかし、彼女が何か言うよりも早く、それはやってきた。
「おまたせしました。熱いのでお気をつけて」
ドンッ
セリカがそう言うが早いか、大きな音を立ててラーメンの皿が置かれた。
しかし、明らかに量がおかしい。
そもそも並を頼んだ筈なのに器が大きく、具や麺が山の如く積まれていた。
というかそもそも並の量なら勢いよく置いたとしてもテーブルが軋むほどの音が出るはずがあるまい。
「え、えええええっ!?」
「ひえっ!?なにこれラーメンの超特盛じゃん!?」
「ざっと10人前ぐらいあるね……」
「ひょ、ひょっとしてオーダーミスなのでは……?」
無論、その威容に彼女達は驚いた様子である。
それはそうだ、明らかに並と呼べる量ではない。
案の定、気の弱いハルカがとんでもない金額をふっかけられるのでは……?と、怯えはじめた。
それに対してセリカは淡々と告げる。
「いえ、確かにオーダーの柴関ラーメン並になります。
大将が少し量を間違えただけなのでお気になさらず」
「そうそう、少し手を滑らしちまってね。ま、遠慮なく食べてくれ」
そこまで言われてようやくそう言う事だと理解したのか、
彼女らはうれしそうにラーメンを食べ始めた。
……よほどおいしかったのか、歓声を上げる彼女らを
セリカはカウンター近くに戻りじっと見ていた。
その笑顔をみても、自分の心が動くことはない。
寧ろ、損をした。という思いの方が強い気がする。
大将なりの彼女らへの善意……
……或いは、昔の私ならこの案に躊躇なく、笑顔で乗ったのだろうか?
考えてみても答えは出ない。
ふともう一度視線を向ければ、
アルが対策委員会の仲間と楽しそうに会話を交わしている。
「……」
セリカはそれから視線を外すと、
カウンターの中に戻って作業を再開しようとした。
……その時、ある事に目が止まった。
ラーメンが届く前はあれほど会話していたムツキが、そこにいない。
見れば、カヨコと呼ばれていた少女と何か話している。
……こちらに全く聞こえないほど小さな声で。
セリカはスッと目を細めると、新しい青い秘薬を取り出した。
________________
お互い、和やかな雰囲気で会話を交わすアルとアビドス対策委員会。
その様子をムツキとカヨコは少し会話の輪から離れた場所から見ていた。
「……連中の制服」
ポツリと、小さな声でそう呟いたカヨコは、
アビドスの面々の制服を見てきゅと目を細める。
その瞳には、冷徹な光が宿っていた。
その小さな声にこたえるのは側にいたムツキだ。
「やっぱり?あれ、目標のアビドスだよね」
カヨコと対照的にただ単純に驚いている表情ではあったが、
カヨコと同じように周りに聞こえないよう小さな声でそう呟く。
そんな彼女らの視線の先では、
リーダーであるアルがこれから襲撃する予定の学校の生徒と
楽しそうに会話しているのが見える。
それを見て何とも言い難い表情になるカヨコ。
「……言うべき?」
アルに相手が敵であることを伝えるか?
カヨコはそうムツキに問う。
それに対し彼女がニンマリと笑った。そして……
「面白そうだから……「面白そうな話、してるわね」」
その時、彼女らと同じように小さな……それでいて冷め切った声が響いた。
声が聞こえたのは背後。
反射的に振り向こうとした2人だったが、
それはムツキの首筋に……カヨコにしか見えないよう突き付けられた
緑色の液体の滴る白褐色のナイフの存在により停止する。
……物音が一切しなかった。
その事実に冷や汗が額を伝う。
気がつけば、いつの間にか2人の視界の中にセリカの顔があった。
その瞳には、明確な薄暗い殺意が張り付いている。
「……あはは、バイトちゃん。何のことかな?」
とぼけるムツキ。
しかし、その手がゆっくりと彼女の足元に置かれた、
何かがたっぷりと詰め込まれたバッグに伸びる。
……が、スッと目を細めたセリカが刃物を押し付けたためその動作は敢え無く停止する。
カヨコも懐のサプレッサー付きの拳銃に手を伸ばすが、
セリカがそれを目で制する
また、しばらくお互いに静止したまま見つめ合う。
そして、その末にセリカが口を小さく開いた。
「……今は大将の店の中だから見逃す。
でも、こちらを害するつもりならただじゃおかない」
それだけ敵対者に告げると、セリカは2人から離れた。
そんなセリカの事に、アルと話し込んでいた対策委員会の面々は今気がついたらしい。
「あれ?セリカちゃんいつの間に?」
「ちょっとお手洗いに行ってたの」
そう答えるセリカだったが、その懐では僅かに青い液体が残るだけの薬瓶があった。
そんな彼女の後姿を、ムツキとカヨコは呆然と見送っていた。
「……ねえ、カヨコちゃん。どう思う?」
そう小さく問いかけるムツキ。
いつもは人をからかうことを趣味に生きている彼女だが、
その口調はいつになく真面目なものだった。
「今回の任務、相当厄介……いや、危険なものになると思う。
……あんな目をできる奴なんて、ブラックマーケットでも、キヴォトス中探してもそういない。私も初めてみた」
それにこたえるカヨコは、対策委員会と会話を交わすセリカの目をじっと見ていた。
その蕩けた瞳は油断なく、未だカヨコ達の方へ向けられていた。
「……あれは多分。人殺しの目だ」
どもー、時空未知です。
ということで今回の作品はいかがだったでしょうか?
……実のところ、かなりの間アルちゃんとの関係をどうするか
悩んでいました。
セリカから果たしてハードボイルドなアウトローの波動を感じとるかどうか、といいますか。
結論としては感じ取らない、ということに落ち着きました。
ストーリーの方でもそれらしい感じの生徒と交流しても感激する、といったことがないので多分そうなるかな?
あと、セリカちゃんから感じるのはどちらかというと啓蒙とか鮮血とか狂気とかそっち系……
……え?相変わらず先生がセルフ発狂してる?気にするな。
次回は便利屋襲撃です!更新速度はようやく忙しさの主原因だった部活が落ち着いたので戻ると思います。
取り敢えず目の前のレポートから目をそらします。
……だめ?そっか(諦)
最低でも週一に戻さなきゃ……