それでも俺は彼女が好きだ   作:じーじー

20 / 39
かなり短いですが、ちょっとしたプロローグみたいなものです。
我慢出来ずに『うおおおお!!!いけー!!!!』って感じです。


第二章
それは朗報か、悲報か。はたまた新たな幕開けか


 

 

 

なんてことない一日。

 

 

「鏡流様、炎秋様…一つ貴方方に伝えなければならない事があり、ここに馳せ参じました」

 

 

羅浮で人知れず、騒動があってから数日。

 

 

「…霊砂さん?」

 

「…とりあえず、様など付けなくてもよい。一体我らに何の用だ」

 

 

平和な日々が続いていた。

 

 

「お二人…炎秋さんにも鏡流さんにも関わりがあることなんです。それも、どちらも別な角度からの関係者…とでも言いましょうか」

 

「もったいぶるなよ、教えてくれ」

 

 

何気ない日常が続いていく。

 

 

「死人が…本来居るはずのない存在が蘇りました。すでに魂の宿る体を依り代として…」

 

「…なんだと?」

 

 

ハズだった。

 

 

「…ここに連れて参りました。

…彼女の願いにより、会いたいという願いがありまして。

それに、将軍からも是非会ってやって欲しいと。

『私だけの問題ではないから』とのことで」

 

 

新たな物語が、幕を上げようとしている。

 

 

「ほう…景元がか?」

 

「…こういう時、だいたいろくな事にならないんだがな」

 

「よろしい、でしょうか?」

 

「あぁ、いや…悪い。そんなに伺うような姿勢じゃなくていい。霊砂さんは俺の経過観察だってしてくれているじゃないか。もっと気を楽にしていい。そう思わないか、鏡流?」

 

「気を張り詰め過ぎるのは、あまり良いことでは無い。そう言いたいのだろう、炎秋は」

 

「…助かります。では、よろしいでしょうか」

 

「ああ」

 

「問題ない」

 

「…わかりました。では、入ってきてください。」

 

 

そして、事態は急変する。

 

 

「また、会っちゃったね…鏡流」

 

「……………白珠……?」

 

「…霊砂さん、この人は?」

 

「…かつて、雲上の五騎士と呼ばれた者が5人居ました。

まず初代剣首である鏡流さん、次に現将軍の景元様、そして当時の龍尊である丹楓、短命種でありながら「百冶」の称号を持っていた応星。そして最後の一人が…」

「そちらに居られる彼女、『白珠』さんなのです」

 

「…てことはまさか…彼女が鏡流のかつての…!?」

 

 

歯車は動き出した。

 

 

 

 

 

______________________

 

 

 

 

 

 

とある場所、とある時間にて。

 

 

 

「貴様が何をしたのかは知らん。だが、俺の過去を嗅ぎ回る愚か者の思惑は知らねばならない。何をした?」

 

 

 

膝をつく男と、その男に静かに剣を向ける男が居た。

 

 

 

「誰も過去からは逃げられない、それはお前とて同じだろう?」

 

「何をしたのか、と聞いている」

 

「賽を投げただけさ。そう!投げただけ!お前たちが目を背けてきた過去を蘇らせたのだ!見たくもない、絶望の過去を!あとはあの方が示してくれる!我々の行く末を!」

 

「………。」

 

「誰も見ようともしなくなった!景元も!鏡流も!

そして、生まれ変わり過去を無くした丹楓もだ!丹恒…だったか?奴にも知らせてやった」

 

 

 

剣を向けられている男は笑いながら目の前の男に告げる。

 

 

 

「そして、貴様もだ。

過去から逃げようとしている男。

そうだろう…応星?」

 

「何をしたのか…そう聞いている…!」

 

「まだ分からないか…?

蘇らせたんだよ!

雲上の五騎士を!!」

 

「…なんだと?」

 

「見せてもらおうか!雲上の五騎士!貴様が相手をしなければならないのは!!」

「かつての脅威そのもの!偽物ではない…本物の脅威だ!!!」

 

 

 

 

 

 

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。