作者の異世界旅行譚   作:JAIL

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2章目初投稿日じゃーヽ(*´∀`*)ノ


第2章 ラテゼ魔工皇国篇
ラテゼ魔工皇国


馬車が門を潜り、国内に入っていく。

街中はかなり近代に近くなっているが部分的に違っていた。

レンガで舗装された道、高い建物、ガス灯の様な物、至る所にあるパイプ。

見た感じ"スチームパンク"のようだ。

街中を眺めていると馬車が停まる。

運転手がドアを開け、到着を知らせるとシャッ!と音がして貴族達が一斉に外に出た。

俺も最後に出て、運転していた人に軽く頭を下げて馬車を降りた。

 

これでようやくラテゼ魔工皇国に着いたのだ。

 

 

◆◇◆◇◆◇

 

 

さて、ラテゼ魔工皇国に着いてやるべき事、それはテイラーギルド長から頼まれた手紙を渡す事だ。

という事で最初はギルド探しから始める事にした。

え?街中の人に聞けばいいだろ?って?

 

...コミュ障の俺に何を求めてるんでしょうか?

 

冗談は置いといて最初は軽く買い物をしてその拍子に質問をするという行動に移す。

そうじゃないと答えてくれなさそうだし...

いや、偏見か?

とりあえず、簡単な屋台の串焼きを買ってギルドの場所を聞くとどうやら噴水がある所らしく、俺はすぐに串焼きを食べてアイルミロクと同じように串をバケツに入れてからギルドを目指した。

 

 

◆◇◆◇◆◇

 

 

「でっけぇ...」

 

目の前にある建物はロンドン塔に似てる城で真ん中にビッグ・ベンを突き刺したような建物だった。

そしてこのギルドを中心に全方位に鉄パイプのような管が伸びている点だ。

何の為のパイプなのだろうか?と思いながらも中に入る。

キィ...と木製のドアが音を鳴らし、中の様子が見えてくる。

 

「あ、いらっしゃいませー、ご自由にどうぞー」

 

ラテゼ魔工皇国のギルドは全体的にモダンな感じになっていて少し薄暗く、バー、レストラン、依頼受付が一つになっていて、吹き抜けの二階にもレストランがあった。

 

「さてと、忘れない内に手紙渡しておくか」

 

俺はギルドの男性の受付に行き、アイルミロクギルド長からの手紙ですと伝え、手紙と冒険者カードを置いた。

男性も受け取ってカードを確認した後、ベンチでお待ち下さいとだけ告げられたので俺はベンチで座り、報酬の受け取りを待つ事にした。

 

暫くして男性に呼ばれ、再度カウンターに立つ。

 

「郵便の配達ありがとうございました。こちら、報酬の金貨5枚です」

 

そう言って俺に金貨5枚を手渡してくれた。

俺もその金貨を受け取り、一礼してからギルドを後にする。

 

「さて、手紙は渡したから次にやるのは...やっぱ宿と食事だよな。にしてもラテゼ魔工皇国も考えて街並みは作られてんのな」

 

そう、ラテゼ魔工皇国は《居住区》と《生産区》に分かれている。

居住区は言わずもがな、工場で働く人だったり、冒険者だったり、ここの住人がこの居住区も冒険者が多く泊まるエリア、工場勤務の人達が多く住むエリアと各エリアに纏められている。

違いは入ってないから分からないが設備が簡易的だったりするのだろう。

そして俺の行く居住区はそのほとんどが冒険者の為に作られたエリアで冒険者に必要な物が数多く揃えられている。

 

「区間で分けてるのは売る物の選別をしやすくする…とかか?」

 

だとすれば中々考えられてる。

と色々と考えてる内にビールジョッキの絵が描かれた看板が見えた。

ここで食事をしながら店長とかにオススメの宿を聞いてみようと思い、中に入る…が…

 

中の人達がガラの悪い人でほとんどなんですが?

 

しかもすげぇ俺の事凝視してくるし…

 

その視線を他所に、俺は空いていたカウンターの席に座る。

 

「えっと…軽食とかあります?」

「あぁ、あるよ。銅貨4枚だ」

 

先に銅貨4枚を渡し、料理が出てくるのを待っているとすぐにサンドイッチが3つ置かれた。

中身はベーコンとレタスのようなのですぐに1つ目を食べ始める。

 

「それからなんですけどここで泊まるならどこ──「お、兄ちゃん宿探してんのか!?」へ?」

 

突然声を掛けられる。

声を掛けた男性は俺より少し年上そうな痩せ型の男性だ。

その男性は俺の横に座った。

 

「えぇ、まぁ」

「なら俺の所に来るといい!俺の所は3食あるし部屋も広い!今なら銀貨1枚にしてやるよ!」

 

そう言って手を差し出してくる。

いや…3食で約1000円って…そんなに好条件なら裏あるでしょ…

俺がちょっと今は…とやんわり断ろうとしたが───

 

「なら銅貨9枚ならどうだ!?、あ、それと風呂付きもあるぞ!?」

 

断ろうとしてる俺を他所にかなりしつこく客引きをしてくる。

もう押され始めたから仕方無く乗ろうとした時だった。

 

「おい、私のシマで堂々と営業妨害とはやってくれるじゃねぇか」

 

ポン、とその痩せた男性の肩に1つの手が置かれる。

そしてその置いた手の先には赤いポニーテールをした女性が立っていた。




さて始まりましたよ第2章。
これから週一で投稿しますので宜しくお願いします♪
またお越し下さいm(_ _)m
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