作者の異世界旅行譚   作:JAIL

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鮎の塩焼き食べてきて美味かった♪
持ち帰りも出来るみたいだから二尾買いました♪
ただ1つ…スクーターで遠かった…w


依頼を受けよう

ピピピピピピ…

 

アラームが鳴って目が覚める。

 

「んー!よく寝た」

 

グイーッ!と伸びをする。

今は午前の7時。

そういえば朝食付きって言ってたけど朝食はいつ運ばれてくるのだろう?と思っていると入口のドアの横にあった台付の小窓が開き、そこからトレーに入れられた朝食が置かれた。

 

…決まった時間に置かれるのかな?

 

俺はそれを持ってテーブルに置く。

メニューはクロワッサンとベーコン2枚、目玉焼き2つにサラダとブラックコーヒーだった。

 

「頂きます」

 

手を合わせてから食べ始める。

ベーコンは分厚く目玉焼きは半熟で美味かった。

 

「朝食はお茶漬け派だけどこれはこれでいいよな~」

 

ほんわかと食べ続け、あっという間に皿は空になった。

…俺こんなに食べるの早かったっけ?

考えていたが、まぁいいか。となり、空になったトレーを小窓の台に置き、バッグを肩に、剣を2本帯刀して部屋を出る。

1階に降りると既にキールさんは事務仕事をしていた。

 

「おはようございます。朝食ありがとうございました」

「おう、おはようさん。今日は依頼か?」

 

はい。と答えるとキールさんは気を付けてな。と返されたので手を振って俺は宿を出た。

 

 

◆◇◆◇◆◇

 

 

外の工業地帯も既に煙が上がっていた。

 

「そういや俺の会社も早い部署はマジで早かったよなぁ…」

 

日本での生活を思い出しながらギルドへ歩く。

俺の会社は言わずもがな製造業だ。

その為、朝早い所は俺が出勤する6時半には既に仕事をしてるレベルだ。

そうなるとここでの暮らしはスローライフ的なものだから比較的のんびりしてる。

個人的にはこっちの方が気楽でいいな…

色々と考えてる内にギルドに着いて中に入り、依頼票が貼ってあるボードを見るが…

 

アイアンランクの枠がそもそも無いんですが?

 

え?待って?安全第一にやりたかったのに1番低いランクでブロンズって何よ?

少し気になったので試しに近くの役員の人に聞いてみると、どうやらラテゼ魔工皇国はその立地上強い魔物が蔓延る国で壁外壁内の依頼は全て最低でもブロンズランクは無いとそもそも依頼の受付もさせてもらえないらしく、仮にアイアンランクで来ても1日だけは泊めて次の日には帰らされるという事らしい。

そしてブロンズランクでも少し心配のようで国内での仕事を優先して低いランクに貼られている。

…俺、一応ブロンズだけどとんでもない所に来ちゃったか?

少し、いや大分不安になるがブロンズでも良さそうな依頼を探すと1つ見付けた。

 

【壁面パイプの点検】

 

恐らく国中に張り巡らされたパイプに腐敗や亀裂等が無いか見る依頼だと思う。

それなら危険な事は無いだろうと思い、俺はそれを受付に持って行くと集合場所を指定され、この国初の依頼となった。

 

 

◆◇◆◇◆◇

 

 

指定された所には既に何人かの男女が集まっていた。

その中に加わるとしばらくしてギルド役員のような男性が2人現れる。

 

「みなさーん、ご注目下さーい!本日はパイプの点検にお集まり頂きありがとうございます!経験者の方はこちらで点検位置の指定をしますので右側の役員の元に、初めての方はこちらで説明をしますのでお待ち下さい!」

 

そうアナウンスが入ってゾロゾロと何人かが右側に行き始める。

俺も含めた初めての人達は大体3分の2になった。

 

「それでは説明を始めます。今回皆様にはパイプの点検をお願いしたいのですが─────」

 

役員からの説明が始まる。

今回の依頼内容であるパイプの点検だが想像通りでパイプ表面に痛みや亀裂が無いかを調べる内容だ。

だがもう1つ重要な事があり、それは"違法で伸ばしたパイプ"を見付ける事も必要となる。

この国中に張り巡らされたパイプを通る蒸気の総出力量は国に管理されているが細かく言うと貴族の人達も関わっている。

まぁ簡単に言えば税金を払えばパイプの中を通る蒸気量は増えるという訳だがここである問題が発生する。

それこそが"わざと蒸気量を減らす"貴族が現れるという点だ。

分かりやすく言うなら

 

税金をもっと納めなければ蒸気を減らすぞ

 

と言っているようなものだ。

だがそれに反発するかの如く、一部の住民が違法でパイプを増やしたり、蒸気をせき止める行為で他の住民の怒りの矛先をその貴族に向け、税金の減税且つ蒸気の流量を増やさせようとするのだ。

その違法で増設されたパイプを見付け、区域をメモ、点検が終わったら役員に提出する事で後日その違法なパイプを撤去、修繕をするのだ。

粗方説明を終えたのか、役員の方が一人一人にリストバンドを渡す。

これはこの依頼に協力してくれている人かどうかを判断する為のリストバンドのようで、近付くと淡く光るように光系統の魔法が付与されているらしい。

 

「それでは皆さん、宜しくお願いします」

 

こうしてこのラテゼ魔工皇国での初依頼が始まった。




さー、今日はヤマメの塩焼きて宴じゃー♪
またお越し下さいm(_ _)m
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