作者の異世界旅行譚   作:JAIL

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BLEACH千年血戦篇のティザービジュアルが公開されて興奮気味のJAILです(*´ω`*)


魔術講習を受けよう【前編】

魔術講習が始まる時間は午前9時。

ラテゼ魔工皇国には振り子時計がある為正確な時間が分かる。

まぁ俺の場合は腕時計があるから大丈夫だけど。

今は午前8時50分。

残り10分前になったと同時にぞろぞろと講習会場に入ってくる。

講習会場的に最大人数は50人に対し今回受ける人数は俺含めて20人のようだ。

だが講習会場とは言っても長テーブルは無く、あるのはサイドテーブル付きのパイプ椅子のようなものだ。

教壇側にある扉が開いて1人のスーツを着たポニーテールの女性が入ってくる。

 

「今回、君達の魔術講習の教員を務めるアリシャだ。魔術講習は3日間に渡って行われる。初日…つまり今日は魔力そのものを体内に感じ取る事、2日目は無属性の魔術をその場で撃てるようになる事、そして3日目は各属性の使えるようにと段階を踏んで魔術を撃てるように指導する。これまでの講習で合格者は約6割、決して高いとは言いづらい数字だがここにいる全員が魔術を習得出来るよう私も指導するのでよろしく」

 

説明を聞いて魔術の習得は60%…簡単な資格講習でも90%の合格率だから中々難しそうだ。

だが俺は高校の時点でこういう資格取得には経験があった。

だからといって気を抜くつもりは無いが…

色々な説明を受けてアリシャという講師が椅子を片付けさせる。

いよいよ講習が始まるようだ。

 

 

◇◆◇◆◇◆

 

 

「さて早速始めるが、両腕を広げてお互いにぶつからないように間隔を空けてくれ」

 

そう指示され、受講者全員が両腕を水平に上げてお互いにぶつからない距離を取る。

 

「よし、そしたら最初の段階だ。まずは自身の魔力を自分自身で感じ取る事から始めるぞ。魔力は身体中に行き渡っている。それをまずは知る事からだ」

 

そう言われたがどうやって?と言いたげに皆がしている。

ふむ…魔力は身体中に行き渡る…それはつまり全身に張り巡らされている血液とほぼ変わらないのではないか?

そう思い、俺はまず手首で脈を測ってみた。

 

ドクン…ドクン…

 

血液は正常に流れている。

…まさかとは思うがその血流の流れに紛れているのではないか?

 

(そういえば…)

 

俺はある事を思い出していた。

それは杖の構造だ。

杖は

 

・芯

・外装

・ハンドル

 

この3つからなっている。

そしてそれは人体に例えるなら、芯は血管、外装は筋肉を含めた皮膚、ハンドルは骨と考えてみる。

暫くして自分の中で何かが通る感覚がした。

 

(これが魔力か…?)

 

一瞬血流かな?と思い、再び脈を測るがその脈とは違い、別の何かが流れる感覚が確かにあった。

 

すると

 

「そこの痩せ型の君」

 

誰だろう?と周りを見る。

 

「君だ。青い眼鏡を掛けてる君だ」

 

青い眼鏡───その時点で俺が呼ばれた事を実感する。

指導員のアリシャさんは俺を手招きした。

 

「えっと…何か?」

「来い」

 

それだけを言ってアリシャさんは講義室を出て行ってしまった。

俺も慌てて後を追う。

 

「君、魔術の訓練をした事があるのか?」

「いえ、今日が初めてですけど…」

「…そうか」

 

色々と話してる内にとある扉の前まで来ていた。

 

「まずは入ってくれ」

「はい、失礼します」

 

中はアンリさんの店で見掛けたような的当てのある部屋だった。

どうやらここは魔術講習2日目に使う予定の講義室らしい。

 

「…ってなんで俺だけ…?」

「君はもう魔力を感じ取るのは合格だ。基本的にここでの講習は出来た者から次の段階に進めている。例え出来ても周りを待つまで同じ事を繰り返しているよりかはある程度感覚を掴めた状態で次の段階に進ませているんだ」

 

少し離れていてくれ。とアリシャさんは的の前に立ち、俺を下がらせた。

 

「では基本的な構えからだ。まず両足を広げて身体を支えられるようにする。まぁ私は右利きだから右足を前にやったが別にやりやすい方の足を前に構わん」

 

そう言いながらアリシャさんは足元を見て足を広げる。

 

「次に腕を地面と水平に伸ばし、手のひらを的に向けながら撃つ時にブレないようにもう片方の手で撃つ方の腕を固定し魔力を手のひらに集中させて…撃つ!」

 

ボッ!!!!と音がしてアリシャさんの右手から魔力の球体が飛んでいき、的に命中した。

 

「これが魔術の基本だ」

 

やってみろ。と言われ、俺も的の前に立つ。

俺も利き手は右手なので右足を前に出して左足を後ろにする。

右手の手のひらを前に出し、左手で右腕を支え、魔力を集中させる。

そして俺は銃で弾丸を発砲するように、右手から魔力が飛んでいった。

 

バァン!

 

激しい音が鳴り、見てみると俺の魔術は的に命中していた。




7月が待ち遠しい…!
またお越し下さいm(_ _)m
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