牡蠣が美味かった…(*´ω`*)
「そっちはどうだー!?」
「いやいない!あっちを探してみる!」
数多くの冒険者が賞金目当てにレッドルビーを血眼に探していた。
俺はある程度事情を知ってしまったせいか、レッドルビー捜索に多少消極的になっていた。
ある意味今回の依頼はバリウス男爵の自業自得とも言える。
そしてそのレッドルビーと協力して財産を秘密裏に没収したのが、バリウス男爵が雇ったメイド…まぁギルドからの派遣者だ。
ただこの話は他言無用になっている。
確かにバリウス男爵の財産を奪った大元が国となれば他貴族からの反発は間違いないだろう。
色々と考えていると───
「こっちにいたぞー!!!!」
遠くから声がしてそっちに多くの冒険者が走り出す。
俺も試しに…とついて行ってみるとレッドルビーが建物の屋上を飛んで移動する瞬間が見えた。
「逃がすなぁ!!!!」
「追ええぇぇえええ!!!!」
うおおおお!!!!と冒険者達がレッドルビーを追い掛ける。
すると───
コツン!
チャリン!
「っ!?」
頭の上から何かが落ちてきた。
頭を摩りながら周囲を見回すと地面に金貨が1枚落ちていた。
拾ってみたが本物の金貨だ。
「うおおおお!!!!!!!!!!!!」
「拾え拾ええええぇぇぇええええ!!!!!!!!!!!!!!!!」
レッドルビーが通ったと思わしき所に沢山の金貨が落ちている。
その金貨を冒険者達が我先にと拾っていた。
ふと再び地面を見てみるとそこには赤く輝く何かが落ちている。
それも拾ってみるとそれは宝石のルビーだった。
…もしかしてこうやって宝石や貨幣といった金品を投げ捨てて冒険者に拾わせて自分は逃げてるんじゃなかろうか…?
俺が困惑してる際も居合わせた冒険者達はばら撒かれた宝石や貨幣を我先にと拾っていく。
あれネコババするんだろうなと思いながら捜索は続くのだった。
◇◆◇◆◇◆
「くっそー!見付からねぇ!」
1人の冒険者が苛立ち始め、胡座をかく。
その様子を遠くから眺めていた。
「そう言うなよ。相手はレッドルビーだぜ?突然現れて金品を投げ捨てて拾ってる隙に逃走を繰り返してんだ。それに建物から建物に移動するから目で捉えられるのは一瞬しか無いしな」
そう、この冒険者の言う通り、レッドルビーが捕まりにくい理由は2つ。
1つは逃走を図る際に金品を捨てて冒険者が拾ってる隙に姿を隠す事。
もう1つは、レッドルビーは建物から建物に素早く移動するから目で捉えられるのはその建物に移る一瞬のみとなる。
その一瞬でどの方向に行ったかを正確に把握し、後を追う必要があるのだ。
ふと俺はある事を思い付いた。
ならば高い所から街を眺めれば必然とレッドルビーも見えるのでは無いか?
ここで1番高い所…そこは───
「時計塔か…」
俺は時計塔に向かい、高い所からレッドルビーを探す事にした。
◇◆◇◆◇◆
「あった…って…」
入口の前まで辿り着いたがその前に───
【時計塔修理中、立ち入り禁止】
そう書かれている張り紙があり、入口の両脇には役員と思わしき姿もあった。
これでは高い所からレッドルビーを探すなんて不可能だ。
………
……
…
いや、方法はある。
俺の開発した【飛行魔術】だ。
別の所から時計塔に飛べばいい。
俺は人気の無い所を探しに向かう事にした。
作者は隠れて何かをやるのが得意ですw
もちろんいたずらも…w
またお越し下さいm(_ _)m