念のためなので内容が大きく変わることはありません。
さてもうすぐブルアカのハフバですね。一体誰が実装されるか楽しみです。水着キキョウで消費した石を現在頑張って回収中です。できればいっぱい回したいからね!
『ひ、ひ、ヒナ委員長!?』
突如この場に現れたヒナによって風紀委員会の動きが止まる。
「あの人、誰?」
「彼女は空崎ヒナ。現在のゲヘナ風紀委員会の委員長です」
『ゲヘナ風紀委員会・・・空崎ヒナ。外見情報も一致します、間違いなく本人のようです。ですが、ゲヘナ風紀委員長ということは・・・ゲヘナにとってトップの戦闘力・・・この状況でそんな人物まで・・・』
「・・・」
『そ、その・・・これは、素行の悪い生徒たちを捕まえようと・・・』
「便利屋68のこと?どこにいるの?今はシャーレとアビドス、それからブラックと対峙しているように見えるけど」
『え、便利屋ならそこに・・・』
アコが便利屋68の方に顔を向ける。しかしすでにそこには便利屋68はいなかった。
『い、いつの間に逃げたのですか!?さ、さっきまでそこにいたはず・・・!』
おそらくヒナが来たの同時に逃げたのだろう。判断が早いものだ。
『え、えっと・・・全て説明いたします』
「・・・いや、もういい。だいだい把握した。察するに、ゲヘナにとっての不確定要素の確認及び排除。そういう政治的な活動の一環ってところね」
流石ヒナだ。この一瞬でアコの考えを把握したようだ。
「でもアコ、私たちは風紀委員会であって、生徒会じゃない。シャーレ、ティーパーティー、それに連邦生徒会長。そういうのは『万魔殿』のタヌキたちにでも任せておけばいい」
「詳しい話は帰ってから。通信を切って校舎で謹慎していなさい、アコ」
『・・・はい』
ヒナに謹慎を言い渡されたアコは通信を切りドローンのホログラムが消える。
「「「「「・・・」」」」」
「久しぶりかなヒナ。思ったより早かったな」
「あなたが連絡してきたときにはすでに向かってたから」
『えっ!?ブラックさんはゲヘナの風紀委員長と連絡をしていたのですか』
「ええ。みなさんがカヨコの話を聞いているときに。今回の件、アコの独断みたいだったので連絡してみたんです」
”あの時だね”
「さて、ヒナ、今回の件はどうする?」
「そうね。事前通達なしで他校自治区における無断兵力運用、及び他校生徒たちとの衝突。・・・けれど、そちらが風紀委員会の公務を妨害したのも事実。違う?」
『それは・・・』
「少し違うな。たしかに彼女たちアビドス対策委員会とゲヘナ風紀委員会は意見の衝突で戦闘態勢にはなったけど、実際にゲヘナ風紀委員会と戦闘したのは俺だけだ」
「・・・たしかに。実際に戦闘したのはあなただけのようね。でもそれはあなたは風紀委員会の公務を妨害したということ」
「そうだな。でもそれは俺個人の意思でありアビドスは関係ない」
「・・・」
「うへー、こいつはまた何かあったんだか。すごいことになってるじゃ~ん」
「「「「「!!」」」」」
ヒナと今回の件について話し合っているとこの場にまた新たな声が響く。
『ほ、ホシノ先輩!?』
「ごめんごめん。ちょっと昼寝しててね~、少し遅れちゃった」
「・・・小鳥遊ホシノ」
「昼寝ぇ!?こっちは色々大変だったのに!」
「でも、もう全員撃退した」
「まだ少し残っていますが・・・大体はブラックさんが」
「ゲヘナの風紀委員会かあ・・・便利屋を追ってここまで来たの?」
「・・・」
「うーん、事情は分からないけど、対策委員会はこれで勢揃いだよ。ということで、改めてやり合ってみる?風紀委員長ちゃん?」
「・・・1年生の時とはずいぶん変わった、人違いじゃないかと思うくらいに」
「・・・ん?私のこと知ってるの?」
「情報部にいた頃、各自治区の要注意生徒たちをある程度把握してたから」
「特にアビドスの・・・いえ小鳥遊ホシノ・・・あなたのことを忘れるはずがない。あの事件の後、アビドスを去ったと思ってたけど」
「・・・」
「・・・そうか、そういうことか・・・だからシャーレが・・・」
「・・・まあいい、私も戦うためにここに来たわけじゃないから。・・・イオリ、チナツ」
「・・・委員長」
「・・・はい」
「撤収準備、帰るよ」
「えっ!?」
『帰るんですか!?」
ヒナの発言に対策委員会も風紀委員会も驚く。そしてヒナはアビドス対策委員会に向けて頭を下げた。
「えっ?」
「事前通達無しでの無断平気運用、そして他校の自治区で騒ぎを起こしたこと。このことについては私、空崎ヒナより、ゲヘナの風紀委員会の委員長として、アビドスの対策委員会に対して公式に謝罪する」
「「「「!!」」」」
「今後、ゲヘナの風紀委員会がここに無断で侵入することは無いと約束する。どうか許してほしい」
「委員長・・・」
「ま、待って委員長!あの校則違反者たち・・・便利屋はどうするんだ!?」
「(ジロッ)」
「あ、う・・・」
「ほら、帰るよ」
・
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ヒナの合図とともゲヘナ風紀委員会はものすごい速度でアビドス郊外へ去っていった。
風紀委員会を見送った後まだ完全に状況を把握しきていない対策委員会にここで何があったのかなど色々迫られたがここで話すのもあれなので休憩と頭の整理も兼ねてまた明日アビドス高校で話し合うことにした。
「そういえば先生。最後にブラックと風紀委員長と何か話してたけど・・・」
・
・
・
「・・・シャーレの先生」
”ん、私?”
「そう。あとブラック、あなたたちに伝えておきたいことがある。これは直接言っておいた方がいいと思って」
「俺にも?」
”何の話”
「・・・カイザーコーポレーションのこと、知ってる?」
”!!”
まさかここでカイザーコーポレーションの話が出てくるとは・・・
”・・・ざっくりだけどね”
「・・・そう。・・・これはまだ『万魔殿』も知らない情報だけど。・・・あなたたちには知らせておいた方が良いかもしれない」
「・・・アビドスの捨てられた砂漠・・・あそこで、カイザーコーポレーションが何か企んでいる」
”アビドスの砂漠で・・・”
ヒナから伝えられた情報は黒服に聞いた内容と似たようなものだった。どうやらカイザーコーポレーションが砂漠である古代兵器を探しているというのは本当らしい。
「そう。本当なら、廃校予定のアビドスに教える義理はないのだけど。・・・一応、ね」
「じゃあまた、先生」
そう言いヒナはこの場を去ろうとする。しかし寸前でヒナはこちらに振り返る。
「そうだ、ブラック。あなた個人にも教えておくべきかも知れない情報があるのだけど」
「俺個人に?」
「ええ」
俺個人への情報となると・・・
「先生。先に対策委員会のみなさんの元へ戻っててください。俺はヒナの話を聞いているので」
”そう?じゃあ先に対策委員会のみんなと待ってるね”
先生は俺とヒナの話の邪魔にならないように先に対策委員会の元へ戻っていった。今この場には俺とヒナだけが残っている。
「それで・・・話ってなんだ?」
「・・・これはアビドスのことを調べていて分かったのだけど。・・・あなたの、孫ゴハンの学籍がまだ残っているのよ」
「なに!?」
ヒナからの情報は俺に大きな衝撃を与えた。アビドスに俺の、孫ゴハンの学籍がまだ残っているというのだ。
「・・・俺は2年前に死んだことになっているはずだ」
「ええ。この情報は巧妙に隠されていたわ。普通なら気づけないでしょうね。おそらく小鳥遊ホシノと梔子ユメが情報を隠していたのでしょうね」
ホシノとユメ先輩が俺の学籍情報を隠していた?しかしなぜ・・・
「あの2人がなぜ今もあなたの学籍情報を残しているのかはわからない。でもこれであなたはアビドスに戻れるわ」
「・・・」
「あなたは孫ゴハンとしてアビドスに戻るつもりはあるの?」
「・・・今はまだ戻れない。カイザーコーポレーションの企みを潰すまでは俺はブラックで居続けるつもりだ」
「そう・・・なら私もあなたのことについてはこれからも黙っておいてあげる」
「・・・助かる」
「ええ、じゃあ、また」
情報を伝えたヒナは今度ことこの場を去っていった。
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”明日、みんなに話すね”
「・・・うん、わかった。じゃあ帰ろう」
「・・・」
ヒナから与えられた情報・・・俺はこれからどうするべきなのだろうか。
今回は前回に比べて短めです。
ちなみに分かったと思いますがヒナはブラックの正体は知っています。ゲヘナで活動するにあたってブラックが自分で教えました。ちなみにブラックの正体を知っているのは黒服、ヒナ、それからカンナさんの3人です。この3人はブラックの協力者だと思ってください。