さて、今回は轟焦凍オリジンとVS塩崎回になります。
それでは本編どうぞ!
「…すげぇ試合だったな。」
「うん。…次僕だから、準備してくるね。」
「おう、頑張れよ。」
第8試合終了後、小休憩を挟んで現在は切島対鉄哲の腕相撲での再試合が行われていた。
「…お茶子ちゃん大丈夫かな?」
「爆豪相手にあれだけの執念見せたんだ、これで何かを諦めたりはしないさ。」
「そう、だね…」
腕相撲に決着がつく。2回戦への切符を手に入れたのは切島だ。
ステージの整備を挟んで、まもなく2回戦が始まる。
「…お、爆豪お疲れ!」
「大変だったな悪人面!」
「ケロ、組み合わせの妙とはいえ、とんでもない
「うるっせぇんだよ黙れ!」
「まぁしかし、か弱い女の子相手によくあんな思い切りのいい爆破できるな。俺はもうつい遠慮しちゃって……」
「普通に完封されてたわ、上鳴ちゃん。」
「ふんっ…どこがか弱えんだよ。」
「そうだよな…麗日は強かったよな。」
「あ?」
「体育祭始まってから単純な実力じゃない、色んな強さに驚かされてばっかだ。麗日みたいな心の強さ、お前みたいに自分を貫き通す強さ…今から出てくる2人にも同じような強さがあるんだよな。」
「急になんだよ、クソ気持ち悪ぃ死ね。」
「……」
「…言い返しもしねぇのか?」
「ん?ああ、いや悪ぃ。ちょっと今変な感じでさ。」
「あ?」
「体の中がザワザワするっていうかなんていうか…って2人とも出てきた、とりあえず試合見ようぜ!」
「手ぇ引っ張んな!隣に座らせようとすんなカス殺すぞ!」
2回戦第1試合…緑谷対轟
体育祭開催時からの因縁の戦いがついに幕を開けようとしていた。
*
今でもたまに夢に見る。
「うぅ…ひっく…」
「でも、ヒーローにはなりたいんでしょう?」
幼い頃の記憶、すがりついてなく俺にお母さんは優しく語りかけてくれた。
「いいのよ、お前は──」
この先を…いつの間にか忘れてしまった。
*
「2人の試合まだ始まっとらん!?」
「麗日く─どうしたんだその腫れた目は!?爆豪君に潰されたのか!?早くリカバリーガールの所へ!」
「こ、これは違うやつ!大丈夫!それより試合ちゃんと見なあかん!」
「猿渡、この試合どう見る?」
「出久が轟の懐に飛び込めるかどうか、これに尽きるだろうな。」
「疑問なんだが、骨折を克服しパワーをコントロールできるようになったとはいえ、騎馬戦の時の出力で轟の氷結を突破できるのか?」
「無理だろうな。今の出久に正面から氷を砕いて突破できるだけのパワーはまだない。…だからこそ初撃が最も重要になる。」
「つまりそれは…」
「ああ、確実に仕留めに行くなら最低でも
*
(まず氷結が来る…だから)
(あのパワーを好き勝手に撃たせるのは危ねぇ…なら)
((開始した瞬間にぶつけろ!))
『スタート!!!』
「はぁっ!」
「スマッシュ!」
初撃は互いの予想通り、氷結とデラウェアスマッシュのぶつかり合いで試合の幕を開けた。
「くぅっっ…今だ!」
「ちぃっ!」
初撃の氷結を突破すと同時に出久がフルカウルを発動。強化された身体能力で一気に近づき近接戦を仕掛ける。
「5%…デトロイトスマッシュ!」
「舐めんな!」
出久の拳は轟を捉えたものの、腕に鎧のように纏わせた氷によって防がれてしまう。
「凍ってろ!」
「くっ!インパクト10%!」
轟が再び氷結を発動、出久は瞬間的に出力を上げて跳躍を行うことで緊急離脱を成功させ、互いに距離をとっての睨み合いとなった。
(クソっ、距離をとったらまた氷結が飛んでくる!その度に指を犠牲にしてたんじゃいずれ攻撃できなくなるぞ!)
(近接はやっぱ危ねぇな。距離を取りつつ氷結で攻める。そうすりゃいずれ指での衝撃波も撃てなくなって詰みになるだろ。)
完全に轟有利の状況、出久がこれを打破するにはさらなる一手を必要とするだろう。
開始から1分間ほどの攻防。試合はまだ始まったばかりだった。
*
「ああっ惜しい!」
「初撃捌いて接近した時はもしやと思ったけど、やっぱ轟半端ねぇな!」
「つーか爆豪も轟も強力な範囲攻撃をタイムラグ無しでポンポン撃ってきてずりぃよな。」
「ポンポンじゃねぇよ舐めんな。走り続けりゃ息切れるのと同じで、個性もあくまで身体機能、何らかの限界があるはずだ。」
「…多分、轟の限界はそう遠くない。」
「どういうことだ?」
「あれだけの氷結だからな、使い続ければ自分の体温もかなりのペースで奪われる。冷えきった体でパフォーマンスがどうなるかなんて火を見るより明らかだろ。」
「……なるほどな。だからエンデヴァーの野郎は。」
「…胸糞悪ぃ話さ。だが炎を使わないことは出久にとって最大のアドバンテージだ。どうにか粘ることができれば勝機が見えてくる。」
遅かれ早かれ出久も同じ結論にたどり着くはず。今の拳一にできるのは友人の勝利を信じることだけだった。
*
その後の試合展開は拮抗状態に陥った。その中で出久は指を犠牲にしての強引な突破を止め、ギリギリで氷結を避け続けながら別の突破方法を探っていた。
(どうする?もう一度100%のデラウェアで突破するか…いやダメだ!次で決め切れる保証は無い、そうなればいずれ手が使えなくなって詰む!かと言って5%のフルカウルじゃいつか氷結に捕まる。どうすれば…)
「逃げてばっかじゃねぇか。それとも最初と同じことを繰り返すか?そうすりゃいずれ指が全部ぶっ壊れて終わりだろ。諦めりゃこれ以上大怪我せずに済むぞ?」
「くそっ……え?」
(轟君の腕、震えてる?……っ!そうか、そういうことかよ…ちくしょう!)
「悪かったな、ありがとう緑谷。おかげで
とどめを刺すつもりで放った氷結。轟は既に出久を見ていなかった。この試合は終わった。目の前の男を倒すことでまた1つ父親を否定することができた…そう思っていた。
「どこ見てるんだ!」
「っ!?」
轟が視線を戻す、先程の場所に出久はいない。
声は、すぐ近くから聞こえていた。
「スマァァァッシュ!!!」
「がはっ!?」
渾身の一撃が無防備な胴体を貫く。しかし場外に出される前に背後に氷壁を生成し、難を逃れた。
(なんだ今の、さっきの倍は速い!?)
(身体許容超過 フルカウル10%!キッつい…けど!これなら骨折せずに戦える!それに…)
轟が再び氷結を放つ。しかしこれまでのものと比べ
「クソっ…!」
「…震えてるよ、轟君。」
「あぁ?」
「個性だって身体機能の1つだ、君自身冷気に耐えられる限界があるんだろ。でもそれって、左側の熱を使えば解決できるものなんじゃないのか?」
「……」
「みんな本気でやってる!勝って目標に近づくために、1番になるために!」
「半分の力で勝つ?まだ僕は君に傷1つつけられていないぞ!全力でかかってこい!!!」
「…何のつもりだ緑谷、クソ親父に金でも握らされたか?イラつくな!」
轟が出久に駆け出し接近戦をしかける…が。
(遅い!体温が下がって体が動かなくなってるんだ!)
直接体を固めるために突き出された轟の腕を払い落とす。ガープとの戦闘訓練のおかげで、近接戦の技術が格段に向上した出久にとってこの程度は造作もない。
「10%デトロイトスマッシュ!」
「ぐあっ!」
『緑谷ここで一転攻勢!マジかよ、ここまでノーダメの轟にダメージを与えてやがる!』
「おまえは…なんでそこまで!」
「期待に応えたいんだ!笑って応えられるようなカッコいいヒーローになりたいんだ!だから!」
「ぐあっ…!」
「全力でやってんだ、みんな!君の境遇も決心も、僕なんかには測りしれるもんじゃない。でも、全力を出さないで、1番になって完全否定なんてふざけるなって今は思ってる!」
「っ…!」
「だから僕が勝つ!君を超えて!」
何度目かになる拳か突き刺さる。だが身を貫く衝撃を、轟はどこが遠くに感じていた。
『でも、ヒーローにはなりたいんでしょ?いいのよ、お前は。』
いつの間にか忘れてしまったはずの最愛の母がくれた言葉が脳裏に浮かぶ。
「俺はこいつを…親父の力を…」
「君の、力じゃないか!!」
「…!!」
『血に囚われることなんかない。なりたい自分に、なっていいんだよ。』
───ゴオオオオ!!!
「──勝ちてぇくせに…敵に塩を送るなんて、どっちがふざけてるって話だ…!」
「俺だって、ヒーローに!」
*
「熱、来た…!」
「左側を使わせた!」
「…はっ、ようやく舐めプを辞めやがったな。」
「……ふっ、ははは!」
「猿渡君?」
「いやー本当に…出久はすげぇなぁ。」
「???」
(…狙ってなのか、無意識なのか、親父のことで雁字搦めになってる轟を出久は救おうとしてる。単純な実力ならまだまだ負ける気ねぇけど…ヒーローとしての素質はあいつの方がはるかに上だ。あぁ…だからこそ。)
「だが炎を使ったということは、体温の低下で落ちたパフォーマンスも元に戻るということ。緑谷君にとっては最悪の展開なのでは…」
「それでいいのさ。今の出久が求めてるのは全力の轟に勝つことだ。あとは決着を見届けよう。」
ステージ上の両名共に、今ある全てを引き出した。
結末はすぐそこまで迫っている。
*
轟々と燃え盛る炎に出久はただ圧倒されていた。見とれていたと言ってもいいかもしれない。
轟の腕に張っていた霜が溶けていく。確実に先程まで彼の体を縛っていた体温の低下は解消されただろう。
氷結の規模はベストの状態まで戻り、更にはそれと対を成す豪炎までもが相手の手札に加わった。状況は絶望的と言ってもいい。
それでも───
「すごい…!」
それでも、出久の中に沸きあがる感情は歓喜であった。鎬を削るライバルが父親との確執から忌避してきた力を、これまでの人生で出すことのなかった全力を、今だけは自分に向けてくれたのだから。
「…何笑ってんだよ、この状況でお前…イカれてるよ。」
「……」
「…どうなっても知らねぇぞ!」
両者同時に構える。
出久は右腕と左足に100%の力を込める。ただ全力をぶつけるために反動については理解した上で考えるのをやめていた。
轟は炎と氷の出力を引き上げる。2つの力が互いのデメリットを打ち消し合い、これまでの最大出力を超える規模の放出を可能とした。…父親への
そして、2人同時に溜め込んだ力を解放、1回戦で瀬呂に放った氷結、それを遥かに超える出力をもって出久に降り注ぐ。
しかし100%の左足で踏み込んだ出久は矢のような速さで突撃しこれを回避した。
(一番近くで!ありったけを!全力でかかってこい!)
両者、最後の溜めは完了している。出久は右腕を振り抜き、轟は周囲に張った氷が一瞬で気化する程の炎を放つ。
(緑谷…ありがとうな。)
攻撃の規模から最悪の展開を予想したセメントスが極厚のコンクリート壁を複数展開。しかし2人の全力はそれすら意にも介さずに衝突した。
*
「なにこれー!?」
「マジかよ!?」
氷結によって冷やされた空気が急激に熱され膨張を起こした結果、爆風となって観客席に襲いかかっていた。
『何も見えねぇぞ!おいミッドナイト!この勝負どうなったんだ!?』
「うぅ…」
お立ち台ごと吹き飛ばされたミッドナイトが主審の勤めを果たすべく水蒸気が立ち込めるステージに目をこらす。
煙が晴れたその先、ステージ上に立っていたのは───
「緑谷君場外!轟君3回戦進出!」
*
「勝ったのは轟君か…」
「最後の一撃、至近距離に飛び込んだ分、出久の方が爆風をモロに食らったんだろうな。」
「でもこれまでで1番轟を追い詰めてたよな!」
「緑谷ちゃんおそらく最初と最後の攻撃以外は骨折もせずに戦ってた。少しずつ個性に体が耐えられるようになってたわ。」
「てことは、いずれ怪我なしであの威力を連発してくる可能性があるってことか?そうなりゃいよいよオールマイトみてぇだな…」
(実際オールマイトの力そのものなんだよなぁ…)
「ステージ修復にかなり時間がかかるみたいだな。」
「ならあたしデク君のとこ行ってくる!」
「俺も行こう。猿渡君は…」
「俺は次試合だからパス。出久にはお疲れって伝えといてくれ。」
「わかった、伝えておくよ。」
「次の試合頑張ってね!」
麗日と飯田が他にも数名に声をかけて出久のお見舞いに向かう。少し遅れてから控え室に向かうべく拳一も席を立った。
「待てや。」
「ん、どうした急に?」
「まだ答えを聞いてねぇ。」
「……?」
「試合始まる前になんかぶつくさ言っとったろ。他人の強さがどうだの、体がザワつくだの。ありゃどういう意味だ。」
ああそういえば、と思い出す。確かにそんな話をしかけていた。あの時はまだ朧気な形でつい口から出た言葉でしかなかったが、今ならばちゃんと答えられる。拳一は背中越しに爆豪に話し始めた。
「委員長決めの時さ。」
「あ?」
「俺はじいちゃんを超えるヒーローを目指す。だから委員長って肩書きに興味はないって言ったけど、今思えばみんなのことを舐めてたとこがあったと思うんだよ。みんなは強いけど自分が負けるとは思わない、みたいな感じでさ。」
「……」
「けど違った。単純な強さだけじゃない。麗日にもお前にも、出久にも轟にも、俺にはない別の強さがあるって思った。他のみんなも多分同じなんだろう。…正直、さっきの試合見て実力以前にヒーローとして出久には負けたと思ってる。」
「その上で、やっぱり俺は誰にも負けたくないって思った。」
「…!」
「このザワつきの正体は純粋な対抗心だ。負けたくねぇ、勝つのは俺だっていうな。だからよ爆豪、改めて言わせてもらうわ。」
拳一が振り返る。奇しくも2人は
「勝つのは俺だ。轟だろうがお前だろうが全員ぶっ倒して俺が1番になってやる!」
全員倒す、これから戦う塩崎も、轟も、決勝に勝ち上がって来るであろう目の前のこいつも。これがライバルのいなかった拳一にとって人生初の宣戦布告だった。
「……ハッ!上等だ!なら決勝まで上がってこい。そこでぶっ殺してやっからよぉ!」
爆豪も同じく最高の舞台での戦いを望んだ。欲しいのは『完膚無きまでの勝利』、目の前の男はそれを最高の形で飾るにふさわしい相手だと認めていた。
「って何勝手に2人だけの世界で話進めんてんだおめぇら!」
「結末は誰の手にも渡っていない…俺たちが負ける前提で語られるのは我慢ならんぞ!」
「舐めんなよ猿渡に爆豪!アタシだって優勝狙ってんだかんね!」
この後に試合を控えている面々から抗議の声が上がる。少なくともここまで勝ち残った者に自分の優勝を疑う者などいないようだった。
「うるせぇ!俺が優勝するに決まってんだろ!すっこんでろモブ共!」
「誰が来たって構いやしねぇよ!全員ぶっ飛ばすだけだ!おっしゃ!行ってくる!」
ステージの修復がまもなく完了する。2回戦第2試合、拳一対塩崎の試合が始まろうとしていた。
*
「な、何とか間に合った!っとと…」
「緑谷君無茶するなよリカバリーガールの治療を受けて、まだ疲れが残っているだろ。」
「戻る時もちょっとふらついとったよ?」
「ありがとう2人とも。でも、猿渡君の試合だけはちゃんと見ておきたいんだ。」
体育祭までの少しの間だが、共に
そのおかげで入学当初よりかなり成長することはできたが、彼との差を埋めるにはまるで足りていない。少しでも追いつき、追い越すためにも、ベッドで横になってるわけにはいかなかった。
「出てきたぞ!」
「うん…!」
『Yo全員またせたな!ステージの修復が終わって2回戦第2試合、猿渡vs塩崎の試合を始めてくぞ!』
*
「よろしくお願いいたします、猿渡さん。」
「ああ、よろしく塩崎さん。」
(彼の個性は知り得る限りでは近接戦闘を得意とするもの。最初の攻撃を盾で防ぎ、ステージにツルを張り巡らせて拘束を狙う…これが理想ではありますが、果たしてどこまで思い通りに行くか…)
「そうそう、ひとつ言っておきたいことがあったんだ。」
「はい?」
「実は他の試合のおかげで俺今かなりテンション上がっててさ。」
「…それがなにか?」
「いや、本当に悪いんだけどさ。」
『試合開始だ!』
「この試合、君の見せ場無しになるわ。」
「っ!!!」
試合開始と同時に塩崎が感じ取ったのは圧倒的な威圧感だった。しかし一瞬怯む心に反して体は目の前の脅威に対処しようと即座に反応する。
「
ツルを束ねた身を覆う程の巨大な盾を展開、防御を固めつつ即座に攻撃へと移る。
「
盾とは別に展開したツルが拳一を絡めとろうと殺到するが相手に未だ動きは見られない。
(脚に纏わせた覇気を鋭く研ぎ澄ませて、
前後左右と頭上からツルが迫り、拳一が絡め取られる瞬間、塩崎は己の勝利を確信した。
(取った!)
「
拳一を覆いかけていたツルと事前に構えていた盾が
「何、これ──」
「これで終わりだ。」
予期せぬ攻撃で包囲を突破され、呆然とした塩崎の腕を掴み、そのまま回転して投げ飛ばす。塩崎は安全に着地こそ決めたもののあえなく場外となった。
「塩崎さん場外!猿渡君3回戦進出!」
*
「…マジかよ。」
「塩崎相手に打撃は厳しいからギア2で一気に攻めるのかと思ってたのに…ここに来てまさかの斬撃かよ!?」
「凄い…」
ツルに捕らわれる直前に拳一が放ったのは中段の回し蹴り。おそらくは覇気の纏わせ方になにか工夫があったのだろう、相手に打ち倒すはずの打撃はツルを切り裂く斬撃となって放たれていた。
(猿渡君と一緒に特訓して、僕は確実に強くなった。心のどこかでほんの少しは近づけたんじゃないかって思ってた…)
しかし目の前の
(……それがどうした!元から彼との差なんて周回遅れすら生ぬるいものだったんだ!絶望してる暇があるなら少しでも自分の糧にしろ!)
オールマイトのようなヒーローになる。そのためにやらなければいけないことは変わらない。
そう自らを奮い立たせた出久は試合の分析をまとめるべくノートへとペンを走らせていったのだった。
超久しぶりの新技解説のコーナー
三日月衝突(クレセントインパクト)
回し蹴りに纏わせた覇気を鋭く研ぎ澄ませることによって斬撃を放つ技。現状だと飛ばない嵐脚みたいな攻撃となっています。毎度の事ながら技名にどの星の名前をつけようか迷いましたが、回し蹴りの起動を三日月に見立てた結果この命名となりました。
さて次回は準決勝の轟戦となります。面白く書けるように頑張ります…