彰人とオリ主の話。恋愛要素はないつもりです。ほぼ自己満で書いてます。

この小説内の時系列としては、

現在⇒ビビバス伝説越え前後

過去⇒ビビバス結成前

という感じです。

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第1話

―――私は、久しぶりのビビットストリートの道を行く。引越してから、あいつにも会ってないな。

 

自分が音楽に、歌に興味があるってことに気づかせてくれた場所。舞台は違えど、私も歌の世界に生きる。ついこの間、ようやく掴み取ったその機会。だから聴きたくなったんだ。ここの歌を。

 

 

――――――――――――――――――――――――――――

 

「おい!」

 

暇つぶしにふらっと寄ったビビットストリート?というところで、面倒な男らと絡まれていた。

 

「あ〜はいはい。聞いてるって。」

 

「歳上に向かってなんちゅう態度だよ!」

 

「はぁ……器の小さい奴……うざ。」

 

「なんだと!?このガキ!」

 

「は?何?やんの?」

 

そう言って私はファインディングポーズをとる。喧嘩なんてした事ないけど、暴れてる人は毎日見てるしあれよりはましなはず。

 

「ハハハ。そんなにお望みならやってやるよ!」

 

おー。やる気満々。避けれるかなぁ。とか思ったその時……

 

「あのー。オレの友達になんか用ですか?」

 

聞いた事あるような無いような声がした。

 

「あ、いや別に……」

 

男らは、じりじりと後ずさりして、しまいには走ってどこかに去っていった。

 

「大丈夫ですか?」

 

「まあ、一応ね。……あ!」

 

話しかけてきたその顔を見てようやく思い出した。

 

「東雲、だよね?」 「え?」

 

「ほら、私一応同じクラスの西中優里奈。最近は学校行ってないけど。」

 

私がそう述べると、東雲彰人も思い出したようだ。

 

「まさか、本当に知り合いだったとはな……。」

 

「それにしても、東雲めっちゃ猫かぶってんじゃん。」

 

「はぁ……。お前は逆にド直球すぎるだろ。」

 

「ほんとにうざかったし、まあどうにかなるかな〜って。」

 

虚勢でも無く、これが私の本心だ。

 

「で?なんで絡まれてたんだ?」

 

「ちょ〜っとぶつかっちゃって、適当にあしらおうと思ったらこうなった。」

 

「そうはならねぇだろ。お前、ずっとあんな感じの事言ってたんじゃねぇの?」

 

「……そういえばそうかも。」

 

私がそう答えれば、東雲は呆れたような顔をした。

 

「あんな言い方したら余計状況悪化させるだけだろ……。」

 

「次があったらそうする。無いと思いたいけども。ところで今何時?」

 

「九時半だな。」

 

「わぉ……はよ帰らないと脱走バレるなぁ……。」

 

「は?脱走?」

 

東雲は、私の言葉を聞き逃さなかった。

 

「私ね、どーうもスマホ依存症らしくて。施設?に入れられてるんだけどー。暇すぎて外出許可されてる時間過ぎて外にいるんだよねー。学校行ってないのもそれが理由だったり。」

 

「まじかよ……。それなら早く帰った方がいいんじゃねぇか?」

 

「まあそうだね。」

 

 

「まさか東雲が送って行ってくれるなんてね〜。」

 

「帰る方向一緒だったし、お前は危なっかしいからな。」

 

ほとんど話したこと無かったけど、良い奴じゃん。

 

「……ねぇ。東雲と、えっと……青柳だっけ?二人で歌やってるでしょ?」

 

「知ってたのか。」

 

「まあね。私の情報収集能力を舐めないでいただきたい。」

 

そう、ドヤ顔で言ってみる。

 

「じゃあ、今日のライブも見てたのか。」

 

「見てたよ。私はあんまり音楽とか分かんないけど、次のも見に来ていい?」

 

「ああ。」

 

 

それから、私は毎日のようにビビットストリートに来るようになった。あの日、施設に戻ると当然ビッチリ叱られたのだが、外出禁止にはならなかった。それは良かったと思う。

 

それから二ヶ月後の事。私はライブ後、東雲に会う事にした。

 

「よう。西中。」

 

「んー。ねぇ、東雲?」

 

「どうした?」

 

「私、ようやくあの施設出られるみたい。……なんだけどさ、なんかこれを機にちょっと遠くに引っ越すらしいんだよね。だから……」

 

「ここに来れるの今日が最後かもしれない。」

 

「……そうか。」

 

「私ね、ここに来て気づいちゃった。私も歌の世界で生きてみたいって。」

 

私がそう言うと、東雲は驚いたように少し目を見開いた。

「一応、あんたの……いや、あんた達のおかげ……かな。」

 

「この先どうなるかなんて誰にも分かんないけど、私は挑戦してみたいなって。だからさ……」

 

「お互い、成長してまた会おうよ。」

 

「ああ。そうだな。」

 

そう言うと、東雲はいつもの勝気な笑みをした。

 

「じゃあ……」

 

「またな!」「またね!」

 

しばらく会えないとは思えないほどの軽い挨拶をして別れた。

 

私たちは前を向いて歩き出す。各々の道を進んでいく。

 

 

――――――――――――――――――――――――――――

 

そして今。私は東雲達、Vivid BAD SQUADのステージを見ていた。あの頃よりもさらに上手くなっている。あの頃の比ではないほどの大歓声がライブハウスに満ちている。

 

約束、お互いに果たせたみたいだね。

 

私はというと、歌い手をあの頃から目指しはじめた。いくつかオーディションを受けたり、動画配信をしたりした。

 

そして、ついこの間。大手芸能プロダクション「クレッセント・シャイン」の連結子会社にスカウトされ、新規歌い手グループに所属することになったのだ。

 

私がもの思いにふけっていると、メッセージアプリの通知が鳴った。

 

「優里奈〜!明日の初配信の事なんだけど〜」

 

「それはね、ここを……」

彼、彼女らは今日も歩みを止めない。




今年の四月くらいからプロセカ始めました。今更感はありますが笑笑。最近はガチャ禁してますので、石溜まってきてます!6万貯めたいけど、無課金勢には結構キツイ。まだ約半分しか行っておりません笑笑。

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