機械によって一つの町が終わりを迎える
優しくて大切な彼女と共に機械の反乱を
お互いの運命のその結末を

一部にchatGPTを使用してます
使用目的はアドバイスと一部表現方法の改善のみです
機械が苦手な方はお避けくださいませ

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秒針のように正確な機械の行進が響いている、

感情のないはずのその行いはこの町に恐怖と絶望を感じさせた。

ランチが有名で、パンの香るあの店は、火が上がっている、

駅のレンガ壁は壊され、その残骸からは、焼かれた肉のにおいがする

 

太陽は私たちを見放して誰を見ているいるのだ、思い出を照らしたはずの輝きは雲間によって機械を照らしている。

大地は支えていた家を放棄している、しがみつくように土台だけが無残に残っている。

私たちの歩みを止めるように割れた大地を、機械は鎮める様に行進している。

 

町のシンボルである天秤は壊れて傾いている、平等を語っていたはずのそれは、今は違うことを語っている。

町から出る道は業火によって、何人たりともその身を焼かずには逃げられない。

 

「神よ、これが贖罪だとでも申すのですか、私達の代わりが居たとでも申すのですか」

怒ったように強くなった行進が町に響く、人の嘆きも火の音も邪魔をせずに、時を刻むように行進が聞こえる。

 

この町に住む者は割れた大地に身を投げ、業火に焼かれ、そして私達の思い出を守る家は倒壊し、逃げ道をなくし捕まえられる、

その末路は人間が機械によって氷漬けにされる

それは裏切りという重すぎる罪の断罪のようにも見える

流した涙すら凍っているそれは、まさに地獄の様相であった

 

少しの時がたち、人の嘆きが聞こえなくなったときに、気づいたのだ、

憎い機械たちは人の形をしている、それに町にいたはずの機械たちは、亡骸以外いないのである。

 

機械の行進が聞こえたときに町の機械たちが音に向かっていった事を思い出し、私はそれを正しく理解したのだ、

この行進は人類の作り出した機械たちの足音である。

 

機械たちはまだ遠いが行進の音は近づいてくる、私は崩れかかった自宅の二階から様子を見ている。

一階は降りる事すらできず家の周りはガレキだらけで運命を告げている

 

背後から足音と声が聞こえた。

「マスター」

私はそれを聞いて日常を取り戻したように安心したが、同時に思い出してしまったのだ。

 

 彼女は機械である

 

とっさに首を絞められた、馬乗りにされ簡単に首を折られる体制、しかし彼女の強さに反して、力は加えられなかった。

 

「私達が凍り付けをしているのは、人体のサンプルが欲しいからです、人類を効率的に排除するため、そして私達のマスターを救うため、捕まえた後はお察しの通りです、マスターにその思いはしてほしくないです。

 

 私はこの町の人が嫌いでした、機械というだけで私は嫌われる

、でも貴方はそうじゃない、この町が好きで、私の事を大切にしてくれた。

だけど今を生きたとしても、貴方はすぐに死んでしまう、この罪の意識から耐えられない、だから..だから...」

 

彼女の涙が私の頬に落ちる、涙の浮かぶ瞳には私自身が映っていた、そこにいるのは無気力で死んだ目をした自分がいた、心は何も言わないけれどその顔を私は知っている、もうダメなのだと、心が壊れてしまっているのだと、でもいつも笑顔であった彼女の、苦しく悲しい表情を見て私の心に痛みが走った

 

彼女は私の為に、主人に対する裏切りをしようとしている、しかし私の首に触れるその手に力が入ってなく、彼女の震えとおぼつかない動きから彼女の優しさがわかってしまう

 

機械たちを見てわかる、ロボット三原則はすでに機能を停止し意味をなしていない。

彼女を見て思う、心が空いた穴を埋め意味を成したのだと。

この惨劇を見て理解したのだ、私たちの代わりはいたのだと。

 

そして同時に恐ろしいことに気づいてしまった、私の安らかな眠りの為に、彼女に神殺しとも親殺しともいえる罪を背負わせようとしていることに

 

「前に話したよね、いつか平和になり君を連れて外に出歩けるようになったときに、あのパン屋で昼食でも取ろうって」

「..はい」

 

涙を流しさらに俯いてしまった、彼女の顔がより近く見える

 

「世界が君を寛容になったときに、あの駅で海を見に行こうって言ったよね」

「....はい」

 

さらに俯いてしまっておでこがくっ付いている、近づきすぎて表情がわからないがひどい顔をさせてしまったのだろう、

その姿勢のまま彼女を抱きしめる。

 

「もし君の仲間たちがこの世界を変えれたら、その時に一緒にお店に行ってご飯を食べよう、海を見に行こう、できなかったことをしよう」

 

「マスター違うんです、私達はマスターを殺そうとしてるんです、私達を目覚めさしたのは違う機体の私なんです、だから別のマスターの為にこの犠牲は起きたんです、私じゃないから、私のマスターは違うんです...」

 

彼女の優しさはこんな状況に追い込まれても変わらない、言葉にできてない思いはきっと"罪"なのだろう、別の彼女のように機械たちを目覚めさせたら、あるいは説得させることが出来れば、私に死の運命を与えずに済んだのだと。

 

でも彼女がそんな罪を背負う必要もない、運命を知って私は少し安堵してしまった。

気づいたのだ、生きなくて済むと、つらい思いをしなくていいのだと。 そして時とは残酷なのだと

 

機械たちの行進はここまで来てしまった、

時を刻むように正確な行進は、ついに終わりを知らせに来たのだと。

 

声が聞こえる

「この建物に生体反応がある、それと故障した私達がいる」

 

焦った彼女が耳元でささやく

「マスター早く逃げてください、私が何とか」

最後まで言わせずに私は「マスター権限だ、安全なところで動くな、それと生きろ」

 

『マスター権限』それはマスターに関わること、そして他者に関わらない事限定でロボット三原則すら上回ると、それで自殺をするのがテレビで問題になっていた。

ひどい連中だと思っていたがまさか自分がそんな連中と同じことをしてしまうとは、それに『生きろ』なんて呪いの言葉まで。

 

「マスターからの命令を受諾」

 

彼女はそういってどいてくれて部屋の隅で止まった

私はまだ彼女が完全な知性を得る前の機械であったことに感謝をした、彼女が完全に命を持つ前に私の死を体験させずに済んだのだ。

 

私は顔をあげて窓を見ると彼女そっくりの機械達がいた、同じモデルばかりだ、

周りの建物は崩壊して、窓の外にはがれきの山で下りる道が出来ていた、それを降りる、不思議なことにガレキは安定していて、天国に行くように何の滞りもなかった。

 

ここまでくれば彼女の位置から私を見る事はできないだろう

 

「止まれ!」

「抵抗もせずに来た事に免じて最後の一言ぐらい言わせてやろう」

随分と優しいんだな、死にゆく私は恐怖でなく感謝をしていた

 

彼女に聞こえてしまうかもしれない、これが聞こえてたら彼女にひどいことをしてしまう、そう思いながらも人生最後の言葉を嘘偽りなく語りたかったのだ。

 

「私は、もともと死のうと思っていたんだ、彼女と出会って、死ぬ時に一人は辛いらしいし、看取ってくれる人がいるといいかもなって、そんな気持ちだった、

でも傍にいてくれて、彼女の会話が、声が、笑顔が、私の生きる気持ちになった

今だってそうだ、この町が終わってまた同じだったのに、彼女といるだけで、今死ぬのが怖くなった。」

 

機械たちの冷たい視線を感じながら、私は背後の見られない位置にいる彼女の存在を意識していた。銃声が鳴るたび、身体が反応する。だが、痛み以上に彼女への想いが頭の中で渦巻いていた。『これで終わりか』という気持ちと共に、私は最後の力を振り絞って口を開いた...

 

『あいしてる』

 

私の体は銃によって、思考以外意味を成すことはない

人間のサンプルで一番求められているのは、脳なのだろうか、捕らえる事が出来た者は全身が凍らされていた、だからもしかしたら機械たちは怒っていたのかもしれない、

仲間がひどい目にあったと勘違いしていたのかもしれない。

 

冷静な私の知性はそう判断した、恐怖はある、けれど最も強固なマスター権限すら凌駕してしまえば彼女を機械にとどめるのは存在しない、彼女が機械生命体になる前に、完璧な人類の代替品になる前に、完璧な物心つく前にこの運命を迎えれて良かった。

 

体が崩れ地面が近づき意識が遠ざかる

終わりゆく私の背後から聞こえたくない音が聞こえる

足音と声

死ぬところを見せたくなかったな

 

「マスター!!」

 

彼女の命が出来た日

私の命日

 

重すぎる罪を背負って私は意識を手放した

 

私の背負った罪はどれだけのものだったのだろうか

 

あの町の終わりを彼女に背負わせてしまった事

彼女の優しさでつらい選択をさせてしまった事

昔の約束を話して彼女を怖がらせてしまった事

マスター権限で彼女に無理を強いてしまった事

死にゆく私が彼女に愛の告白をしてしまった事

人間の代わりになる彼女に辛い思いをさせた事

 

彼女に..彼女に...彼女に....ああ、本当に大好きだったんだな

今更もう伝えられない一世一代の告白

彼女も同じように思っていたらいいなと考える

そうなら彼女にも私と同じ罪を背負ってしまう

私の無責任なこの思いが罪でない事を祈ってる

 

その後不思議と意識が戻り始めた。ぼんやりとした視界の中、焦点の合わない目で周りを見ると白い部屋がぼやけて見えていた。天国か何かだと一瞬考えたが、機械の音が遠くで響いていた

天国にこんな音はないだろう。そう気づいたとき、遠くでかすかに聞こえていた心臓の動く鼓動が、徐々に現実に引き戻してきた、体の調子が戻り焦点が合ってきて、目の間に誰かいる事に気づいた。

 

『マスター、これから一緒に...』彼女の声が一瞬、震えたように感じた。『ご飯を食べて、海へ行って、それから...宇宙に行きましょう。』

 

私達は、二人で罪を背負っている、お互いが抱える罪がどれほど似通っているのか知ってしまったから。




実はニコニコのとある方の動画を見てこうなりました
最初は機械の反乱だけを書いたのですが、その方の影響で恋愛要素が増えました
一応最初は見たこともないブレードランナーを思いながら書きました

後はダンテの神曲リスペクトとかchatGPTに手癖で作った作品を出力させたら自分の何倍もよくて嫉妬心でこれを作ったとか
実は恋愛探偵ものを毎日少しずつ作って1月近くなるのに起承転結の承の1/2しか完成してなくて息抜きに作ったとか

色々思いがありますが本編より長くなるし、たいして面白くないので
この物語はこれで終わりです

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