出口のない街の中央に位置する広場、そこには一台の古びた絞首台がある。
絞首台の傍には、いつでも同じ言葉の張り紙がしてある。
『ご自由にお使いください』
絞首台の傍には、いつでも同じ言葉の張り紙がしてある。
『ご自由にお使いください』
| 第一章 絞首台の街 | |
| 1.ご自由にお使いください | |
| 2.街と、その不確かな壁 | |
| 3.最後のお願い | |
| 4.それじゃ、さよなら。 | |
| 5.その朝もカッコーは絞首台を見つめていた(了) | |
| 第二章 安楽死の少女 | |
| 1.どうせここには誰も来やせんのだ | |
| 2.街に完全な夜が満ちたあとで | |
| 3.あなたもこれを使いに来たのかしら? | |
| 4.とても良いお兄さんだったのね、と少女は言った | |
| 5.亡霊 | |
| 6.ユータナシア(了) | |
| 第三章 死に損ないと死にたがり | |
| 1.いつもと違う朝 | |
| 2.冬の朝、冬の静寂 | |
| 3.この街においてはほとんどのことがそうであるように。 | |