世間では今カップル達がウキャウキャしてるんですかねぇ?X'masの空気で。そんなん知るか!・・・ゴホンすいません本音が出ました。
それはさておき、サンタさんがささやかなプレゼントでもくれたのか、年内にもう1話仕上げることができました。
今回から書き方を少し変えてみました。前回までの書き方と今回の書き方どちらが見やすいか教えていただけると駄作者的には助かりますです。ちなみに件の戦挙は次かその次くらいに本格的に入るかと思います。多分。
では本編どうぞ。
苦しっ!あ、いきなりそんなこと言っても意味分かんないよね。いやね、実は今禊の奴に首を絞め・・・基思い切り抱き付かれてるんだよ。
3年近く会ってなかったのもあるんだろうけど、それにしたって、兄弟とはいえやっぱり、抱き付かれるのはなんというか複雑だ。まぁ、女子に抱き付かれるのはもっと困るけどね?気持ち的には女子に抱き付かれる方が複雑なんだけど。
あ、だからって流石に禊みたいに思考まで男子の考えじゃないんだよ?って、話を戻そうか。まぁ、戻すって言ったって、恐らく僕に待っているのはドン引きする程気持ち悪い禊からのお帰りコールとかそんな感じだろうけど。
とはいえ、禊はそっちのけにしてはいるけど、実は僕の隣では同じく那柄君が抱き付かれてたりする。お姉さんに。お姉さんの捺瑪さんに。
「ちょっ!?なに抱き付こうとしとるん!?」
「良いだろうが!禊だってやってるんだから!」
「良いわけあるかい!大体、そっちは3年間離れてるやろうが!姉貴はついさっき別れたばっかやろ!?」
・・・まぁ、そういう意味じゃあ僕はまだ良いのかもね。ほら、流石に禊が女子だったら複雑さが倍だし?え、理由?そんなの僕が前世で女子だったからに決まってるじゃない。そんなことは置いといて、1つ真面目に聞きたいことがあるんだよねこれが。いや、正確に言ったら、やっぱりそうなっちゃったんだ・・・なんだけど、まぁ、それは今はとやかくは言わないよ。うん。
・・・やっぱり、捺瑪さんと禊、仲良くなっちゃったか。って言うだけだけだからさ。
で、そんなことを考えてるうちに、禊の話は中盤くらいに差し掛かってるみたいだね。なんか色々言ってるけど、取り合えず聞き流そうか。
いや、ほら流石に禊の話とか一々教えても切りないし、何より面倒で長いんだよ。一言で片付けるならあれだ。[過負荷]が兄弟だと重いよ。色々。
ま、僕が妹だったらこの程度じゃ済まなさそうな感じだよ。・・・真面目に妹として産まれなくて良かったね。産まれてたらもっと厄介になってそうだし。ほら、禊が計画してて僕が真面目に潰そうとしてる『エリート抹殺計画』だかあるでしょ?あれの他に『男子抹殺計画』とか殺りそうだよね。僕が妹だったらさ。
ま、そんなもしもの話はさておいて、いい加減にそろそろ解放して欲しいんだけど。
「・・・禊、もういい?」
「『それで』『エリート抹殺計画』『とか思い付いたんだよね』『って』『あ』『ごめんね』『雪ちゃん』『そうだね』『そろそろ』『お腹も減ってきてるよね』『あ』『そういえば』『すごい大事な事言い忘れてたよ』『僕って本当駄目だなぁ』」
いや、説明するより先に離れろよ。なに抱き付きながら話進めようとしてんだよ。お前はそのまま今日一日生活する気かよ。・・・いや、しそうで怖いけど!って、そうじゃなくて、なんで僕が咲ちゃんみたいなツッコミしなきゃいけないんだ・・・。いや、それより、真面目に離れて欲しいんだけど。僕もそろそろご飯にしたいし、何よりこの制服から早く着替えたいんだからさ。
「『ん?』『ああ』『なるほど』『雪ちゃんは着替えたいんだね?』『全く』『雪ちゃんは相変わらずだね』『って』『ああ』『離れて欲しいの?』『いやいや』『早くしろって』『そう言われると』『雪ちゃんと3年間も離れてた僕としては』『益々抱き締めたく』『・・・』『いや』『うん』『分かった』『離れるよ』」
僕が少し睨むと禊は僕の気持ちを察したのか抱き付くのを止めた。で、漸く僕は解放されたんだけど、それにしても長過ぎだよね。なんだよ。なんで解放されるまでにこんなに時間かかるの。
いや、確かに3年間禊をほっといたから少しはべたべたしてきても仕方ないよなぁとか、抱き付いてきてもそのまま大人しく抱き付かれるくらいは仕方ないとかは思ってたけど、だからってこれは流石に長すぎだよね。
1度切り裂こうか。
・・・いや、冗談だよ?流石に。だって僕が暴力で訴える姿なんて想像できる?出来ないよね。というか、僕はできないぜ。だから冗談なんだよ。
「・・・すぐ着替えてくる。」
そう言って、そそくさと上に上がった。
・・・那柄君?彼は捺瑪さんから禊の奴に紹介されているところだよ。助けないのかって?
・・・取り合えず彼にはサムズアップだけしてきたよ。ほら、僕って着替えるのはわりと早いからね。まぁ、それでもあの空間には僕は一秒たりとも居たいとは思えないからね。仕方がないからさっさと着替えて行くしかないか。で、本当にそんなに時間をかけずに僕は私服に着替えると下のリビングに行った。
リビングには疲れはてた那柄君と和気藹々と聞いていたくもない様な会話をしている禊と捺瑪さんの姿が。
まぁ、とはいえ、この言い方だとやっぱり[過負荷]だからかとかそんな感じの事を思われても別に嫌ではないんだけど、捺瑪さんは[過負荷]ではないので誤解をされても困るから、嫌ではあるけど何を話しているかちゃんと説明はさせて貰うよ。本当はすごく嫌だけどね。
至極簡単かつ簡潔に纏めると、2人で僕と那柄君の話をしてるんだ。これだけだと、別に良いんじゃないと思う人もいるだろうからもう少しだけ、僕と那柄君が疲弊すると言った意味を詳しく言っておくよ。真黒さん居るでしょ?
あの人と同レベルの変た―じゃなかった、ブラコンなんだよ。いやいや、正直一番驚いてるのは僕なんだぜ?何て言ったってあの禊の事だから、兄弟とか家族とかどうでも良いと思ってると思っていたからね。初めの頃は僕もよく戸惑っていたよ。
こいつ原作とキャラ違ってきてるよね?なんて失礼極まりないことよくよく考えていたもんだぜ。
今は、はぁ・・・禊だからなぁって言う感じなんだけどね?禊の奴って身内にはとことん甘いからね。それこそ[過負荷]はどんな奴であれ守ろうとするし、極論過ぎるけど、その為に『エリート抹殺計画』なんて思い付いてしまうくらいだからね。
まぁ、分からなくはないんだよ?分かるんだ。分かるんだけれど、僕としてはそういう感じのって嫌なんだよ。そういう感じのっていうか、禊が誰かを簡単に殺す姿とか正直僕には想像が出来ないんだよね。『大嘘憑き(オールフィクション)』があるなら、冗談とか気分で殺す姿は想像できるけれども。それでも、禊が好き好んで人を殺す姿だけは想像できない。まぁ、僕が想像したくないだけなのかもしれないんだけど。
あ、話を戻そうか。確か、周囲がドン引きするほど自分の弟が可愛いだとかそう言うくだらねー話をしているって所まで話したんだっけ?
本人達は真剣なんだろうけど、話される方としては些か止めて欲しくなるレベルだ。
念のために言っておくけど、僕の事を禊が可愛いとか、並の女子より可愛いんだよね。とか言ってイラッとしたからではは決してない。
寧ろ鳥肌が立ったからだ。お前と殆ど同じ顔なのに可愛いって・・・という具合に。
まぁ、話の内容については、手の施し用のない末期のシスコンやブラコンを想像してくれるとありがたい。でなければ、僕が禊と捺瑪さんの言っているギリギリ変態トークを纏めなければならなくなるからね。
で、僕が下りてきたことに気付いた那柄君とブラコン2人。那柄君は救われた顔をし、禊は満面の笑み、捺瑪さんはニヤニヤしていた。
かと思ったら、禊が人目を憚らずまた抱き付いてきた。こいつ、いつのまに抱き付き魔になったんだ?という疑問はさておき、暫くは良いように抱き付かれたままだった。恥ずかしいとか恥ずかしくない以前に、引き剥がす程の体力が僕に残ってないだけのことなんだけどね。
5分くらいそうしていると、漸く満足したのか取り合えず僕から離れた禊は、やっと周囲を観察する余裕が出来たのか、那柄君を見て取り合えず挨拶した。
「『あ』『初めまして』『投刀塚君』『捺瑪ちゃんから話は聞いてるよ』『雪ちゃんと仲良いんだよね?』『あ』『僕は球磨川禊』『雪ちゃんの双子のお兄ちゃんさ!』『というわけで』『よろしくね!』」
グイッと一度顔を近付けてから挨拶をする禊。
まぁ、大抵の人はこの挨拶に恐怖を覚えるらしいけど、というより、一度禊にトラウマ植え付けられた人は一目見ただけで怯えてしまうらしい・・・善吉君や阿久根君が良い例だ。後、初見でも恐怖を抱く人もいるようだね。喜界島さんとかその例に当て嵌まるらしい。
「その程度で怖がるなんて豆腐メンタルだよね、一度死んで出直せば?」とか言いたくなるような気がしなくもないが、普通の人は怖いのが当たり前なんだろうね。まぁ、とはいえ。その状況のまま戦挙に参加するなんて論外も良いところだ。さっきの一度死んで出直せばではないが、それだと自殺行為も甚だしい。暗に殺してくれと言っているようなものだ。
と、ここまで言ってなんだけど、僕はあの禊の挨拶はある意味トラウマを持ってる。距離とかの問題じゃなくて、その後起きたことがトラウマなだけなのだけれど。
まぁ、抱き付かれてそのまま上手い具合に首に入って意識が飛んで、気が付いたら頭にたんこぶ作って暫く頭痛が収まらない上、運悪く転んだ際に身体を支えようとした右手があろうことか変な方向に折れ曲がって全治1週間の怪我したら幾ら怪我をするのが日常茶飯事とは言えそりゃあ嫌でも距離を取るよね。
だって、あの挨拶の後に抱き付かれて同じ末路辿りそうじゃない?だから、禊がグイッと近付けて話してきたときは抱き付かないか注意深く見るようになったんだよね。まぁ、それだって僕らが小学校に入ったくらいの頃だし、それ以降は禊もそうならないように気を付けるようになったから、良いのだけれど。
話を戻すね。それで、普通、まぁ一般人なら嫌悪感を覚える禊の挨拶ではあるけれど、[過負荷]と[過負荷]に元から耐性のある図太い性格の持ち主は案外効かなかったりする。ちなみに、前者は僕と那柄で、後者は捺瑪さんと推測だけど、鍋島さんもこの部類に入ると思う。
・・・え?那柄君がなんで[過負荷]かって?それは後々に語ることにするよ。捺瑪さんはブラコン同士というか、ただ単に図太い性格だからで、僕が推測で入れた鍋島さんは実はちゃっかり僕に電話を寄越していたくらいだ。
鍋島さんの話を要約して纏めると「あれほどぶっといネジ刺して何事も無かったかのように出来るとか訳のわからないことする奴なら先に言っといてくれ。」とかなんとか。やられた日の夜に元気そうに話してた彼女のことだから、普通に図太い性格だろうね。あ、ちなみに、鍋島さんとは部活の勧誘時期に柔道部で会ったのが切っ掛けでときどき連絡を取り合う仲だったりする。
って、また話がずれたね。で、何が言いたかったかって言うと、那柄君は禊の挨拶にフリーズとかビビるなんてせずに普通に答えたということだよ。
「あ、宜しゅう。姉貴から聞いてるみたいやけど、俺は投刀塚那柄や。球磨には仲良うさせてもろうてます。」
よろしくの挨拶を互いに終えると、禊は僕の方へ振り返り言ってきた。
「『それで』『雪ちゃんに』『なんの相談もなしに家に捺瑪ちゃんを上げちゃってるけど』『暫く泊めても良いかい?』」
・・・それは捺瑪さんが女子だからだろうか。それとも、息の合うブラコン仲間を見付けたからだろうか。いや、普通に両方だと考えた方が妥当かな。
前者については捺瑪さんが禊に襲われるとか言うのは全く心配はしてないから良いんだけど、後者はちょっとどころか僕らが止めて欲しいくらいだ。まぁ、そこら辺はあまり考えないようにしよう。頭が痛くなりそうだ。
そんな僕は取り合えず、了承することにした。
「・・・勿論。・・・でも、那柄君も泊めるよ?」
何せ捺瑪さんにはこの街に戻ってくるまでの間自宅に泊めさせて貰ったり色々お世話になったからね。それは那柄君もそうなんだけど。だから、禊にも一応了承は取っておく。そうしておかないと、翌日に色々面倒な事が起きそうだからね。何がどうなるか、までは流石に言わないけれど。
「『分かったよ』『じゃあ』『暫くよろしくだね』」
「すまん。ありがとうな。」
そう言いながら笑って那柄君はようやく肩の力を抜いた。捺瑪さんはいつも通り、自宅に居るときと変わらない調子だ。そう言う意味じゃあ捺瑪さんはすごいよね。何がすごいって、男子ばっかの所に泊まるところとか、禊と普通に仲良くしてるとことかさ。
「『あ』『すぐご飯の支度するね』『雪ちゃんも今日くらいはゆっくりしてなよ』」
そう言って夕飯の支度をし始める禊。
「お、じゃあアタシも手伝うよ。」
何を思ったのか、禊が夕飯の支度をし始めると、気でも狂ったか捺瑪さんも手伝うと言い始めたのを僕と那柄君で慌てて止めた。
「あ、姉貴はゆっくりした方がええんちゃう?ほ、ほら、手続きとか色々したんやろ?料理の支度なら俺が手伝うから!」
「・・・そうだよ。・・・捺瑪さんは休んでて。」
・・・と言うと捺瑪さんは立ち上がりかけたのを止めて深く座り直した。恐らく、僕らのこの反応を疑問に思う人が多いだろうから答えるけれど、実は捺瑪さんは極度の味覚音痴だ。
言い方を変えるなら極度の辛党だ。
お菓子に関しては僕も捺瑪さんの意見に賛成だけれど、僕は流石に普通の料理を赤く染め上げるほど辛党では無いと言っておくよ。勿論、辛い料理は別として、だけれど。捺瑪さんの場合、すき焼きも、ただの鯖の味噌煮であろうと彼女が作れば何故か真っ赤な激辛料理に変貌しているからね。
ある意味スキルと言っても過言ではないほどに、彼女が作れば地獄の激辛フルコースが出来上がってしまう為、僕と那柄君、そしてもう一人の後輩も含め、捺瑪さんには料理を作らせないという暗黙のルールが出来るほどだ。
まぁ、それを知らない禊は不思議そうな顔をしているけれど。いやいや、知らぬが仏とは良く言ったものだよ。ラノベとか風に言うならこんな感じだよね。
―この時、球磨川禊は投刀塚捺瑪の恐ろしい料理の災能を知るよしも無かった。
うん。悪くないんじゃない?まぁ、それはさておき、禊は知らなくて幸せだね。捺瑪さんの料理を食べたが最後、1週間は鼻と舌が使い物にならないからね。あれは最早凶器と言ってもいいんじゃないかな?実際、捺瑪さんが料理をしてるときは動物は一切近寄らないようだからね。
・・・近寄っても気絶するだけなんだけどね?
何処のジャイ○ンクッキングなんだと言うツッコミは流石に出来ない。寧ろ、ああ、リアルジャイ○ンクッキングじゃないかと言いたくなったくらいだよ。
それはさておき、なんとか捺瑪さんの暴挙を止めた僕らは那柄君が先程言った言葉を実行している。流石に、やらなかったらまた捺瑪さんが暴挙に出かねないからね。それは断固として阻止しないといけない。
・・・で、そうなれば実質的に僕は捺瑪さんと向かい合ってお話しすることになる。
「はぁ・・・。でも、なんでアタシが作るって言ったらそこまで遠慮するかなー。つかは恥ずかしいからって分かるけど、雪は恥ずかしいからって訳じゃないだろ?・・・も、もしかして口に会わないのかい?」
今更過ぎるほど今更な質問をする捺瑪さん。
僕らからしてみれば寧ろなんで今まで気付かなかったのだと問いたいところだ。
とはいえ。流石にそれを言うのは申し訳ないと言うか、僕も分かる所があるからと言うかで、今までは言わないでおいている。
しかし、今後少しでも彼女に料理を作らせないようにするためには言っておいた方が良いだろう。
「・・・普通のも辛すぎませんか?」
「・・・え。マジで?」
「・・・はい。」
「そうか?アタシはそんな辛くないと思うんだけど。いや、うん。辛いって言ったって、雪もお菓子は辛いの食べてるだろ?」
「・・・いえ甘いのが苦手なだけです。」
それに流石に暫く味が分からなくなる程の辛さにはしていない。僕はあくまで甘いのが苦手なだけだ。そんな会話を捺瑪さんとしているうちに、どうやら禊と那柄君は料理を作り終わったみたいだね。料理は・・・うん。まぁ那柄君が盛付けをしたみたいだから見た目は綺麗だね。
「『ちょっと』『焦げちゃってるけど』『多分』『大丈夫・・・』『だと思うよ?』」
と言う多少不安の残る台詞を聞き流しながら、目の前のハンバーグを見る。形が良いこととか、時間がそんなに掛かってないことから、多分お店で売っていた奴を焼いたんだろう。ご飯を那柄君がよそい、僕が並べていただきますと言ってそれぞれ食べ始めたりなんかしたり。
食べ始めて少ししてから禊はそういえばと言いながら言い始めた。
「『そういえば』『生徒会と戦うことになったんだけど』『雪ちゃんも』『勿論』『マイナス13組側で戦うよね?』『あ』『雪ちゃんは』『副会長戦ね』」
・・・いつもの質の悪い冗談か。
ちなみに何でそう思ったかって言うと禊の奴は冗談っぽく言ってて本気で言ってる時と、普通に冗談言ってる時の表情が微妙に違う。まぁそれも本当に微妙な違いだし、途中で気が変わるのが大概だったりするんだけど。で、今のは完全に冗談過ぎるほどの冗談。
「『って』『冗談だよ』『冗談!』『あ』『雪ちゃんは分かっちゃう?』『まぁそうだよね』『実は副会長戦は』『捺瑪ちゃんに出てもらおうと』『思ってるんだよ』」
「え!?いや、姉貴。なんで?」
ヘラヘラしながら言う禊のその言葉は今度は本気だった、微妙に本当に僅かに目元が笑ってない。とはいえ、まぁ大体それは予想していたことだからそんなに驚かないんだけど。
「いやぁ、ほらアタシって前に生徒会やってたけど、今の後輩たちがどれくらい出来る子なのか気になるし?それに生徒会が負けたら、マニフェストに裸エプロンも入れてるそうだし?まぁ言いかなぁって。」
ニコニコしながらそんなことを言う捺瑪さん。あぁ、そういえば忘れていたよ。捺瑪さんも禊と同レベルの変態だった。まぁ安心院さんがいたら「いやいや球磨川君は健全な男子だよ。寧ろ雪ちゃんは健全じゃないんじゃねーの?ま、君はイレギュラーみたいだし仕方ないかな?」とかなんとか返ってきそうなんだけども。
ただ、1つ気になるのが、禊は13組の人を嫌っていたってことなんだよね。まぁ13組というよりも優れている奴とか優秀な奴とか[異常]の人っていった方がいいかもしれないけど。
捺瑪さんはその事を言ってないのか、はたまた言っていても気が合うから良しとしているのか。
・・・いや、後者は無いな。でも捺瑪さんが何も言わずに入るって言うのもそれはそれで考えられないんだけど。ま、生徒会云々の事を言っている時点で[過負荷]じゃないのは気付いているよね。
・・・何が起きてるんだろ?
僅かな疑問と本の少しの変化に対する戸惑いを胸に残しつつ時間は過ぎていった。
―旅先での雪君達のX'mas―
雪「・・・雪だ。」
那柄「ホンマやなぁ。あ、そういや今日ってX'masやろ?ケーキでも買ってくか。」
雪「・・・そうだね。」
―店内へ。
那柄「どれにするん?」
雪「・・・これ。」
那柄「・・・あ、うん。やっぱ?・・・じゃあ、ショート1つとフルーツケーキ1つと抹茶ケーキ1つ下さい。ラッピングはのうていいです。」
店員「かしこまりました。」
店員「それにしても、可愛い彼女ですね。あ、お待たせいたしました。」
雪「・・・。」
那柄「・・・可愛い彼女・・・。いえ、あ、妹です。じゃあ、あ、どうも。ほな!」
―外へ。
雪「・・・・・・君の妹って・・・。」
那柄「・・・いや、しゃあないやん!って言うか、その格好しとるからやろ。」
雪「・・・分かってる。」