球磨川雪の人間観察   作:呪壊 赤城

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どうも昨日ぶりです。呪壊です。

最初はめだかちゃんと仲良くしないとか言ってたのに仲良くしている雪君をとくとご覧ください。


それではどうぞ。


第2審 「めだかちゃんだし仕方ない」

はぁ、どうしてこうなったんだろう?

いや自業自得ではあるんだけど、同情なんてして黒神めだかに縫いぐるみなんてあげるんじゃなかったよ。

 

あれから数日後、近所の公園に遊びにいった時に偶然黒神めだかが通りかかった事が切っ掛けで、それ以降ちょくちょく遊ぶようになっていた。

そのせいか、彼女は僕の事をなんだかんだで慕うようになってしまっていた。それによって、原作とは多少違う流れになってしまったようなんだよ。いやいや、本当に困ったねぇ。

まあ、唯一救われたと言えば、あの後めだかちゃんはちゃんと善吉君に会って生きる意味を見つけられたことなんだけど。そのせいで原作通りに見ず知らずの他人のために生まれてきたとか狂人染みた発想にいってしまったのは仕方ないことじゃないかな?

まあ、めだかちゃんだし仕方ないよね。

 

そんな僕は現在小学1年生だ。ああ、なんで僕が一番最初にこうなったんだろう?と言ったのは理由があるんだよ。僕は今現在入院中でね。なんで入院したかと言うと、肺炎と腕の骨折が原因なんだけど。いやいや、面倒なのはその後なんだ。実は、今現在めだかちゃんがお見舞いに来てるんだよ。いやいや本当本当。

嘘じゃないんだよこれが。嘘だったらどれだけ良かったか。いやまあ、禊の奴が来ないだけましかな。

あの両親は表情が読めない僕をあまり禊に近付けたいとは思ってないだろうしね。最初こそ心配してたけど今じゃ僕の事を邪魔だとか目障りだと思っているんだろうね。おそらく、面会謝絶だとか、禊が移ったら雪が悲しむからとか言ってんだろう。いやいや、両親には感謝してもしつくせないよ、本当に。

 

「家族は見舞いには来ないのか?」

 

「・・・移すといけないから。」

 

嘘だけどね。本当はあの2人は僕に近付きたくないだけ。禊は両親に嘘吐かれて、それを信じてるだけ。僕としては裁縫セットと布に綿があるから良いんだけどね別に。寧ろ好都合だよ。なんなら、このまま此処で人生終わらせても良いくらいだからね。流石に口には出さないけど。

 

「それでも、普通なら来るのが当たり前じゃないのか?」

 

「・・・禊がついてくるから。」

 

僕は禊が嫌いだ。大が×無限になるくらい嫌いだ。だから僕が禊の事を話すときは大抵嫌な顔になってしまう。といってもそれに気付くのはめだかちゃんだけだ。禊の奴は大抵的外れな勘違いをする。僕としてはその方がうれしいけど。

 

「なんで、雪お兄ちゃんはそんなに禊が嫌いなんだ?お兄ちゃんなんだろ?」

 

君も中学生になったら禊が嫌いな理由が分かるんじゃないかな?いやいや、言わないよ。

態々、お見舞いに花束まで持ってきてくれためだかちゃんにそんな面倒になるような言葉は言わないよ。

だって面倒じゃん。

 

「・・・なんでだろうね。」

 

[過負荷]だからだろうけど、知ってるけど態々言う事でもないよね。後はまあ、鬱陶しいからだろうね。

いやいや、子供は苦手だよ。僕も子供だけど。

・・・今なら、あの野郎が僕を殺した理由が少しは分かるような気がしなくもないかもしれない。他人だから分からないし、分かりたいとも思ってないけど、それでも少しは理解は出来たよ。

要するに鬱陶しかったんだろうね。

 

「嫌なことでもされてるのか?」

 

存在自体が嫌なんだよ。存在そのものが嫌なものなんだ。傍に居られるだけで、気持ち悪いし吐き気がするし悪寒がするし鳥肌がたつし虫酸が走るんだよね。こう言うときって生理的に受け付けないって言うべきなのかな?僕はアイツが嫌いだし嫌だし近付かないで欲しいんだよね。禊もそう思ってくれてたら凄く嬉しいんだけども。めだかちゃんの前じゃあ・・・いや誰の前でも言えない言葉なんだけどもさ。

 

「・・・それはないんだけど、苦手。」

 

これが人前で言うベストアンサーだろうね。まあ、正直言うと、誰に何と思われようが興味はないんだけれども。誰も信じる気なんてないからね、一生。

 

「そうなのか・・・。私に出来ることがあれば何でも言ってくれ!」

 

無責任な発言はやめた方がいいと思うけどねめだかちゃん。それを言ったら僕は真っ先にもう近づくなと言っちゃうよ?来るな寄るな近付くな。それがめだかちゃんが僕に出来ることだからね。

・・・いや、めだかちゃんの言い方は百点満点だろう。なんせ、自分に出来ることなら、なんだからさ。私に出来ることがと言うことは、もし僕がもう近付くなと言っても、それは私には出来ないと言えば勝ちなんだから。

 

「・・・うん。じゃあ、帰ってくれたら嬉しい。・・・もうすぐ暗くなるから。」

 

「うん!雪お兄ちゃんがそう言うなら帰る!じゃあ、また明日も来るからな!」

 

「・・・うん。」

 

・・・はぁ、漸く帰ったよ。かれこれ2時間も居たんだからね。せめてこっちの身にもなって欲しいよ。

生まれ変わってからというもの、身体が弱くなってしまってちょくちょく風邪をひくようになってしまったから、体力がないんだよね。それで2時間も身体を起こすとか、しかも肺炎治ったばっかりの身体に鞭打たせるとか、めだかちゃんの感覚って酷いものがあるよ。

・・・きっとめだかちゃんは肺炎なんかにかかったことなんて無いんだろうね。あ、そうそう、いい忘れてたけど僕肺炎の方は昨日完治したんだよ。それまでは、禊が面会謝絶だったのは本当の事なんだ。禊なら移りそうでしょ?だってアイツまだ6歳だぜ?免疫なんて無いに決まってんじゃん。めだかちゃんはそういう意味じゃ超人だよね。

 

え?今までの言い方だと両親が悪者みたいだって?いや、あの2人は僕が退院するまでは禊を近付かせないのは本当だよ。まあ、退院したってあんまり変わらないんだけどね。あの人達、何だかんだ理由つけて禊を僕に近付かせないようにしているから。・・・そのせいなのかな?禊が僕と居られるときに必要以上に話し掛けてくるのは。僕的には鬱陶しいだけなんだけど。早くそれに気付かねーかなアイツもさ。そしたら楽だよね。気楽なんだよね僕は。

 

あ~あ、早く中学になんねーかな。そしたら別の中学に行くのにさ。別の中学に行って、どっかの寮か安アパートにでも住むとか言えばあの2人も喜んで了承するだろうなぁ。それで晴れて禊の奴とはおさらば出来るんだよ。あ、でも高校はどうしようか。原作通りにいくなら、何処に行っても禊の奴が潰しながら来るだろうな。うーん・・・嫌だけど箱庭学園しかないのかな?いや、高校いかなくても森で暮らせるとかなれば嬉しいけどね。でも高校くらい出ておけとか言いそうなんだよねー、あの2人。仕方ないか、箱庭学園行くしかないか。

あ!!そっか、禊が来ても追い出せば上手くいくじゃん。うんうん、それだね。それしかないよね。そうと決まれば、箱庭学園に行ったら真っ先に生徒会戦挙で禊を潰そう追い出そう。よしよし、それで僕の高校生活は安泰だ。まあ、失敗したら僕が出てけばいいんだから簡単だ。高校に入ったら原作通りに禊が箱庭学園に残ってしまうのか、それとも追い出されるのか・・・楽しみだね。実に楽しそうじゃないか。だって、どっちにしても僕は禊の奴から離れられるんだから。

はぁーあ、安心したら眠くなっちゃったよ。

 

 

 

その日、生まれ変わってから初めて夢を見た。

 

今まで夢なんて見たことなかったのに不思議だね。いや、驚いたよ。なんせ夢に出てきたのが禊なんだから。しかも、アイツが泣いてたんだ。本当に嘘とかじゃなく真面目に本気で泣いてたんだよ。しかも、僕を見ながらね。ちょっと本気で引いたよ。

年齢は高校生でさ、格好つけてる括弧喋りじゃなくて普通の話し方。それで僕の名前を呼んでたんだよ。雪しっかりしてとかなんとか言ってさ。ちょっとナニコレ?って言うのが本音かなぁ?いや、なんか死にそうな人間に話す時の言い方なんだよ。嘘じゃなくて本当本当。しかも、めだかちゃんも居て、善吉君もいるんだぜ?皆ボロボロでさ、なんかの災害にでも遭ったのかよって言いたくなる感じでね。気分が悪くなっちゃったよ。まあ、自分が死にそうだからと言うよりも、死ぬ直前に周りに人が居るって事に気分が悪くなっちゃったんだけど。

まあ、ただそれだけなんだけども。

 

・・・それだけなのになんで朝起きたら、涙が出てたんだろう?




少しではあるけどめだかちゃんだけには心開いてね?

つーか球磨川君のこと嫌いすぎでしょ?

[過負荷]・・・なのか?

そう思った方は正しいですね。はい。どうも皆さん赤城です。あれ?[過負荷]ってめだかちゃんあんまり好かない筈だよね?とか仰りたいかた。分かります。確かにそうです。
でも言い訳程度に言わせて頂くと雪君は前世ではめだかちゃんよりの人間でした。ついでに言うと[過負荷]とか存在しない世界の人間ですよ?
まあだから球磨川君は苦手でめだかちゃんとは意外に話せるとかそんな感じです。

そこら辺の前世の事はいずれ書く予定ですので雀の涙程度にお楽しみにしてください。

それではまたいつか。
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