投稿した後に改稿いたしました。とは言え、字数は逆に減ったのですが・・・。
そんなわけで遅い更新最新話どうぞ。
第6審 「初めが肝心」
どうも皆さん、箱庭学園生徒会執行部会計の喜界島もがなです。突然ですが私達は一昨日現れた転校生球磨川禊という人と-13組という人達に今日リコールされて実質的に絶体絶命の状態です。とは言え、黒神さんの機転のお陰でなんとか生徒会戦挙に持ち込むことが出来ました。そして、今私達は生徒会執行部と真黒さん、名瀬先輩、古賀先輩、人吉さん、日之影先輩で箱庭学園旧校舎軍艦塔(ゴーストバベル)の教室で集まっていました。
「ふむ。副会長・・・か。ならば安心しろ貴様達。実は既にこんなこともあろうかと雪先輩という心強い方を呼んでおいた。・・・ただ先に言っておくが粗相の無いようにな。」
いつもの黒神さんらしくない釘の刺し方に違和感があるけど、誰なんだろう?私がそう思っていると日之影先輩が驚いた顔をしながら黒神さんに相槌を打った。
「黒神、あいつを知ってるのか?いや、実は俺も凶化合宿をやるにあたって呼んでおこうと昨日メールはしたが・・・。だが、あいつは力を貸してくれると思うが後は・・・お前ら次第だな。」
私達は次第ってどういうことだろう?人吉君も阿久根先輩も知らないみたいだし、黒神さんとその[そそぎ]ってゆー人はどういう関係なんだろう。でも瞳さんはなんだか驚いてる感じだし。
「・・・めだかちゃん、日之影君。雪君は不味いと思うわよ。・・・正直良案とは思えない。それならまだ禊君の方がマシだわ。」
あの人の方がマシってどうい―。
そう言おうとしたけれど私は、口に出すことだけでなく思考すら止まっていた。その瞬間を、私はもう忘れられないと思う。人吉さんの言った意味を、肌で感じた負のオーラを私も、皆も忘れられないと思う。息が苦しくなるほどのソレは、まさに負の塊。あの球磨川禊とか言う人の方がマシだとそう言った人吉さんの言葉を身をもって体験したのを私達はもう忘れられないだろう。
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生徒会戦挙の庶務戦は僕が出るということに決まってホームルームにしようと準備をし始めると懐かしい[過負荷]の気配がした。恐らくとか多分とかじゃなく、間違いなくこの気配は雪ちゃんだ。まさか、僕が各地の学校を転々としてる間にこんなに[過負荷]になっているなんてね。
「『やっと』『帰ってきたんだ』」
「球磨川さん、この気配の人物をご存じなんですか?」
「『そう言えば言ってなかったね』『僕に弟がいるってこと』」
「じゃあ」
「『うん』『飛沫ちゃんの想像通り』『この気配は僕の弟で間違いないだろうね』」
多分方向的に真黒ちゃんのいる軍艦塔だろうけど。僕の方に先に来ないってことは・・・。
恐らく雪ちゃんはめだかちゃん達に付いちゃうのかな。・・・流石にそれは止めなきゃね。
「『蛾ヶ丸ちゃん』『ホームルームは蛾ヶ丸ちゃんが仕切ってよ』『僕はちょっと弟に会ってくるから』」
「え、はぁ。分かりました。」
めだかちゃんは絶対に雪ちゃんを入れるよね。
雪ちゃんは断らないだろうけど善吉ちゃん辺りは反発したりするよな。雪ちゃんの事だから怪我とかしそうだし・・・間に合えば良いんだけど。
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はぁ・・・全く、今日も厄日ときたもんだぜ。
あ、別に落ち込むとかそんなくだらねー事を教えたくて言ってる訳じゃないけどね?
ただ、僕らしくなく不知火の糞ジジイに怒りを覚えてしまったせいで軍艦塔に集まっている皆を怯えさせてしまって申し訳ないとか思ってるだけなんだぜ?いや、嘘とかじゃなくて本当に。
え?ならわざわざ言う必要が無いんじゃないかって?念のためだよ念のため。
まぁ、でも3年とかそれくらいのレベルで旅に出てた筈の僕がいきなり箱庭学園の軍艦塔にいるのかとかなんで着いて早々糞ジジイに怒りを覚えているのか気になったりすると思うよね?
いや、アレだけど、この時期に戻るつもりだったから案外あっさり早く着いたんだけど。
後、糞ジジイに流石にイラっとするような事を言われたからなんだけど。
それでも、いきなり話が進んでも意味わからないだろうし、僕が戻ってきた事の始まりから話そうじゃないか。とは言え、すぐ終わる短い話さ。
めだかちゃんからSOSのメールが来たから。
ただ単にそれで来ただけだからね。
まぁ、禊からのメールも来たって言うのもあるし、ぶっちゃけちゃうと、今は廃校になった水槽学園のとある友人からのメールも理由だ。
それに、めだかちゃんと禊に約束しちゃってたしね。理由を挙げればそれくらいだよ。
ま、日之影君からも昨日メールが来るとは思わなかったけど。
で、現在の状態に話を戻そうか。
そうは言っても、めだかちゃんや、日之影君、そして、居たのにびっくりはしてないけど善吉君のお母さんの人吉先生辺りは僕が禊の弟だって気付いたみたいだけれど、それでも、まぁ、めだかちゃんも日之影君も人吉先生も流石にビビったみたいだね。仕方ないには仕方ないだろうけど。
なんせ髪切ってるから禊と瓜二つになってるし、しかも、今まで怒ったことすらない僕が怒ってるって言うのもあるだろうし。全く、これが嫌だから髪は切りたくなかったんだよ。仕方ないと言えば仕方なかったけれど。切ることになったのは僕の落ち度だけれども。だからってあからさまに禊と間違われるのはそれはそれで嬉しくないんだけど、あ、別にそれも怒る原因とかそう言うんじゃないのは先に言っておいた方が良いのかな?でも、見た目云々で怒ったりするほど僕もガキじゃないから言わなくてもいいか。
ただ、今までこんなに怒ったことが無かったからね。お陰でと言うかそのせいの言うか、感情の起伏でいつもは押さえている[過負荷]がコントロール不能になってしまっていると言うのは流石に不味いと思うんだ。というわけで少し頭を冷やした方が良いだろね。
「そ、雪、先輩。一体・・・どうされたのです。」
・・・いやいやめだかちゃんがここまで怯えてるとか、流石に不味すぎるよね。めだかちゃんだけじゃないけれど。彼等には僕が落ち着いたら本当にお詫びしないとね。クレープなり、縫いぐるみなり、ラーメンなり、本のささやかなものにしかならないだろうけど、心からの謝罪ってことで、彼等には何かしらしてあげなきゃいけないね。
「・・・ごめん。めだかちゃん。少し頭冷やしてくる。・・・戻るまで彼と仲良くね。」
「ちょ!?球磨、俺一人かい。」
え?このエセっぽいと言うか、訛りがとれてないようなと言う彼は誰かって?彼は投刀塚那柄(なたつか なつか)君。僕と彼の関係を極々簡単に分かりやすくいうと同中の友人と言うべきなんだろう。まぁ、彼とは良くも悪くも色々あったんだけれど、と言うか中学時代の風紀委員会と僕が色々あったと言った方が良いんだけれども、それはまた今度の機会にお話しするよ。
今は生徒会戦挙の方が大事だからね。
「・・・じゃ。」
有無を言わさずと言うか言えなかったんだろうけれど、兎に角、そんな感じの彼等をこれ以上怖がらせないようにしながら僕は教室を後にした。
・・・とは言え、正直な僕の今の気持ちを言うとやらかした。と言う感じなのだけれどもね。
彼等をあそこまで怯えさせてしまったら、幾らなんでも戦挙を手伝うのは拒否られるだろう。
糞ジジイがそこまで想定して僕を呼び出したって言うなら、本当にあのジジイは大したもんだよ。
ジジイが考えた『フラスコ計画』プランBに乗っかるように禊の奴は『エリート抹殺計画』とかなんとかやるとかジジイが言ってたけど、あれはジジイの嘘とかじゃないだろうしさ。
でも、だが、しかしで言うと、これでジジイには僕の一番知られたら不味い[脅しの材料(じゃくてん)]を知られてしまった訳だ。
やっぱり、さっき殺っといた方が良かったかな。
嘘とか脅しじゃなくて真面目にさあ。
・・・って、頭冷やすのに来たんだからそう言うことを考えるのは止めにしようか。
あ、そう言えば禊が僕に文句言いに軍艦塔に来たら来たで皆に迷惑をかけてしまいそうだから先にメール送っておくか。内容はこんな感じで入れておけばアイツも分かるだろうし。
さて、禊の計画を潰す方法を考えながらもう少し軍艦塔の中を散歩するか。
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球磨川って人と服装も髪型もそっくりな人が姿を消して漸く落ち着き始めた私達は、残された人と対峙することになったんだけども・・・。
どうしよう。私達何されちゃうんだろう。
「・・・え、えーっと皆さん落ち着いたようやし、取り合えず宜しゅう?」
なんで疑問系!?いや、別にそれは良いんだけども、この人何者なんだろう?黒神さんの言い方だとさっきのおっかない空気の人が[そそぎ]って人みたいだけど、あの人が私達の味方をしてくれるとは思えないなぁ。この人だってなんかあの人とおんなじ感じだし。
「して、貴様は何者だ。」
「え、いきなり球磨が居なくなった途端、君すごない?いや、確かに自己紹介は大事やろうけど。俺も君らと会うたんは初めてやん?一応君は聞いたことはあるけど・・・えーっと黒神さん?」
明らかに空気が悪くなってきてるよね。
この人気付いてないのかな?
人吉君も阿久根先輩も今にも攻撃しようとしてるし・・・。
「・・・。貴様は何者だ?雪先輩があそこまで怒っているのは初めてだが貴様が原因か?事と場合によっては貴様を許さないが?」
「あはは、初めてやわ。いや、球磨の言う通りか。あんたもアイツが怒っとるん分かったんわ。あー、質問に答えさせて貰うと、俺はアイツの中学からの同級生や。今は仲良うさせてもろうとるくらいやから、俺はアイツを怒らせるなんてせえへんよ?寧ろあそこまで怒らせるなんて、自殺行為やん?せやから、お嬢さんもそない怒らんでくれや。仲良うしましょ?仲良う・・・ね?」
手をひらひらさせてまで戦う気は無いってことを言いたいんだろうけど、皆から敵意を向けられても平然と、寧ろ愉しそうにしているこの人の姿を見るとやっぱり協力的には見えないんだよなぁ。
「・・・なるほど。貴様を信用出来そうにないが、今はそう言うことにしておこう。それで、貴様は何者だ?何処の誰だ?」
「あー、それも答えるんやったね。すまんすまん。俺は投刀塚那柄。高校は最後は何処やったかな?・・・まぁ、本日付でこの学園の生徒っちゅう事になったんやけど。ちなみに3年13組やから。ま、先輩になる言うてもこの学園の事なんてなんも知らんから、色々教えてや。・・・で?まさか俺だけに自己紹介させるわけや無いよね?黒神さん。」
「投刀塚って、あなた本当に投刀塚那柄君?」
「へ?いやいやお嬢ちゃん、投刀塚那柄やなかったら投刀塚那柄なんて自己紹介せえへんよ?」
人吉さんをお嬢ちゃん呼びしてるけど、やっぱり最初は皆、小学生にしか見えないよね。ランドセル背負ってるし・・・。
「いや、そうじゃなくて・・・。あなた捺瑪って名前のお姉さん居ない?」
「居る居る。せやけどなんで知っとるん?もしかして姉貴お嬢ちゃんになんかしたん?」
「いや、お姉さんじゃなくて私が診たのはあなたなんだけど・・・覚えてないのかしら?」
え?って言うことはこの人も、やっぱりあの人達とおんなじって事になるよね?え?じゃあ、この人も危ない人なんじゃ・・・。
「へ?それって何さ―。」
ガラガラッ!
ドアを開ける音で投刀塚って言った人の声は遮られた。そしてドアと共に現れたのは・・・球磨川禊って人と雪って人のどっちなんだろう?
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・・・やっぱり、人間初めが肝心だって言うけどさ、あれって本当みたいだね。
落ち着いてきたからって戻ってきたのは良いんだけど、どうやら善吉君と阿久根君には既に敵だと思われてしまっているようだしね。
・・・てか、なんか僕がらしくなく感情的になってたせいでこの場にいる皆に恐怖を与えてしまったみたいだけど・・・マジでどうしようかな?
やっぱり、慣れないことはするべきじゃないんだね。いやいや、こればっかりは反省しないといけないよね、うん。
「球磨川てめぇ!!」
あー、善吉君が禊だと思ってなのか襲い掛かって来ようとしてるし。
・・・うーん。どう頑張っても彼の足技、えーっとサバットだったっけ?あれは避けれないだろうね。まぁ、怖がらせてしまった事に比べたら彼の足技を喰らうのは安いだろうけれど。まぁ、僕の脆弱な身体じゃあまともに喰らっても複雑骨折程度にはなりそうだけれど。
「よさんか善吉!その方はあやつの弟だが、否っ!私の良き先輩でもあられるんだ。」
・・・いやいや、本当にめだかちゃんって良い子だよなぁ。わざわざ間に入ってくれて・・・って、折角めだかちゃんが取り持ってくれたんだから先程の事はちゃんと謝らなきゃね。勿論、誠心誠意を込めてさ。
「・・・皆さん、さっきは驚かせてしまってすいません。」
え?これだけかって?・・・いや、これが僕なりの最大限の謝罪って奴だけど?寧ろこれ以上を求められても僕は困るんだぜ?しかも、人吉先生もいるからちゃんと敬語だしさ。あ、勿論、めだかちゃんと日之影君は分かってくれたみたいだね。
まぁ、寧ろ問題なのは初めて会うメンバーかな?
「失礼ですがめだかさん。本当にこの人は・・・。」
「ああ、そうだ。阿久根書記。まぁ、人吉先生と日之影3年生以外は雪先輩に会うのは初めてであろう?互いに親睦を深めることも大事だと思うのだが・・・。」
んー、こう言うときは僕の方が年長者だし僕から挨拶した方が良いかな。
「・・・箱庭学園3年13組球磨川雪。・・・禊の弟。・・・宜しく。」
僕の自己紹介を初めて会うメンバーは訝しそうにしている。余程禊との出会いが最悪だったんだろうね。つーか、アイツ僕が居るときと居ないときのキャラ違いすぎるんだよな。いや、今はそれは全く関係ないんだけどね?
「おいおいめだかちゃん、幾らなんでも、こいつを信用するとか無理だろ!球磨川がまた嘘吐いてるに・・・。」
「いえ、善吉君。彼の言ってることは本当よ。・・・久し振りね。雪君。さっき見たときは大分変わったと思ったけど、雪君にとってはさっきの方が[例外(イレギュラー)]だったみたいね。」
まぁ、人吉先生の言う通りだろうね。全く・・・精神年齢はわりと"瞳さん"に近いんだけれど・・・ここは素直にまだまだ若輩者と言うべきだろうね。
「・・・そうですね。・・・あそこまで感情的になるなんて、僕もまだまだ子供ですよ。」
「感情的になるのはなにも悪いことじゃないと思うけど?・・・確かにあそこまで感情的になって激情するのもどうかとも思うけど、なにもそこまで言わなくても良いと思うわよ。」
はぁ・・・やっぱり、流石人吉先生だよ。亀の甲より年の功とはよく言ったもんだ。・・・いやいや、流石に本人には言わないよ? 幾ら本人が42歳を惜し気もなくさらけ出してるとは言え、それであっても女性に対して言うべき言葉ではないからね。それは良いけど、他の人の自己紹介ってどうなるんだろ?
「・・・いえ、事実なんで。・・・それはそうと、そちらの生徒会役員の人は、人吉先生の?」
「ええ。善吉君よ。でも、先生は止めてって言ったでしょ雪君。もう昔の事よ。」
まぁ、そうは言うけど、中々先生って呼ぶのが慣れてるからなぁ。やめろと言われても治らないんだけど。でも、この調子で人吉先生に他の人の自己紹介してもらおうかな。善吉君みたいに名前を教えてくれない人がいても困るし。
「・・・無理ですね。・・・それで、他の人達はなんて呼べば?」
「ああ、そうでしたね。雪先輩。では、めだかの方から紹介させていただきます。先程人吉先生が紹介した善吉の隣が、生徒会執行部会計1年11組、喜界島もがな、その隣は書記の2年11組阿久根高貴、その隣が私の兄の黒神真黒、そしてそちらの席に座っているのが姉の黒神くじら、隣は古賀いたみ、どちらも2年13組の所属です。」
めだかちゃんの丁寧な紹介で、ここにいるメンバーは全員覚えたけど、まぁ、うん。原作の通りとかあんまり言いたくはないけど、まぁ、概ね殆ど原作通りだね。あ、そう言えば、那柄君はちゃんと自己紹介を終えているだろうか?ああ、でも、その前に大事なことを言っておかないとね。
「・・・めだかちゃんありがと。・・・それに、皆宜しく。」
ね?やっぱり、こういうのって大事だよね。
で、後は那柄君なんだけど・・・、彼に視線を向けると頷いてきたから、自己紹介はしたんだろうね。まぁ、さっきのアレでいきなり放置しちゃったから仲良くはなってないだろうけど。
「俺も改めて宜しゅう。ま、仲良くしたってや。」
「・・・。ところで、雪先輩。投刀塚3年生は中学からの御学友であっていますか?」
うん。なんかめだかちゃんが那柄君に対して酷いや。彼何したんだよ一体。・・・いや、うん。彼はわりと性格とか胡散臭く見えるからね。そのせいかな?
「・・・うん。・・・中学からの付き合いだよ。」
「そうですか。ならば良いのですが・・・。」
・・・さて、自己紹介も終わったことだし、そろそろ本題に入らさせて貰おうか。
「・・・そう言えば、めだかちゃん。・・・生徒会戦挙で禊達と戦うんでしょ?」
僕の問いかけに驚く皆。・・・いや、そりゃあ驚くんだろうね。戻ってきたばかりの僕がついさっきの終業式で起こった出来事を知ってるなんてね。・・・まぁ、ジジイからも聞いたんだけど、それよりも早い情報網の持ち主が居るからね。
「なっ!?めだかちゃん、やっぱり、そいつ。」
「いや、待て善吉。この方は昔からそういう方なのさ。恐らく、雪先輩は不知火理事長から伺ったのでしょう?」
いやいや、やっぱり、流石めだかちゃん。分かってるね。僕が情報をいつも何時でも気にしているって事。まぁ、そんな事知ってるのはめだかちゃんと禊と那柄君とあの2人くらいだしね。
「・・・そうだよ。・・・それで、どうする?」
僕の言葉の真意と心意がこの場で分かるのはめだかちゃんと那柄君だけだろう。いや、わざとそうしているって言うのもあるけど、それでもやっぱり僕が話せる限界はここまでだろうね。少なくとも、治療されて快復したとはいえボロボロだった状態を押してなんとか箱庭に来たんだからね。
ま、それは言わぬが花だろう。
「そうですね。元よりめだかは雪先輩に協力頂くつもりで呼びました。兄弟の仲を違わせてしまう事になるのは分かっております!それにこれがめだかの我が儘に他ならない事も。しかし、それでも!!それであってもめだかは雪先輩のお力を借りたいのです!!ですからどうかお願いします。私達にお力をお貸しください!!」
めだかちゃんの覚悟はよく分かったよ。でも、だからこそ、逆に僕は聞かなきゃいけないだろうね。めだかちゃん以外の彼等の意見をしっかりと、ね。
「・・・僕は構わない。」
「では!」
「・・・でも、皆はどうなの?」
でも、大事なのはめだかちゃん以外の意見がどうかなんだよ。幾らめだかちゃんは良くても、この場の大半は僕を恐れているんだからね。
僕が協力を出来るのかは最終的に彼等の意見次第なんだからね。
今回はめちゃくちゃ長い。
視点が変わりすぎだよ!!
そんな第6審如何だったでしょうか?
雪君の不知火理事長の怒りは一体なんだったのか、そして、雪君の元へ向かった禊君はどんなメールを受け取ったのか?
それはまた次回に先越します。
ついでに言わせていただきますと、投刀塚君の他にオリキャラがまたまた登場する予定です。
批評ご感想ご意見等々、駄作者に御座いましたら、何時でもお待ちしております。
それではまた次回。