映画、タバコ、ミルクティー

彼女たちの似たところ、違ったところ

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私はミルクティーが嫌いだ

 

 

「…ねえ、父さんって。どんな人だったの?」

 

 唐突な質問に身を固くしてしまう。

 ちょうどライターを近づけたタバコが、着火されることなく唇から滑り落ちたことで私の心情を物語っているようだった。

 

 ‥‥。

 

 沈黙。

 気まずいような、ばつが悪いような。

 重い時間が流れる。

 

 彼女の父親。

 つまりは、私の前夫にあたる人物な訳だが…。

 

 迷う。

 娘に語るべきか、否か。

 

 いや、といっても私と彼の間に。

 主婦御用達の昼ドラよろしく、ドロドロとした経緯があったというわけでも。

 やましい人間関係の交錯があったわけでもない。

 

 普通に出会った私たちは、

 普通に恋をし、

 普通に時間が過ぎて、

 

 そして、普通に結婚した。

 

 

 そのまま娘が生まれ、普通な生活がまたそのまま続いていくかと思えば。

 

 あっけなく死別してしまった。

 

 ありふれてはいない話だが、それでもよくある話だ…。

 

 

 ただ、それだけのこと。

 

 

 …ああ、一応言っておくが。

 前夫の死に関しても、後ろ暗いことは全くない。

 単純な事故だった。

 

 そこに誰かしらの悪意も。

 私、あるいは周りの人間の画策があったわけでもない。

 

 そういうことは、やたら事件に巻き込まれる名探偵のミステリーで期待してくれ。

 

 

 …話を戻そう。

 

 語るべきか、語らぬべきか。

 

 そんな質問をするということは、本人は父親のことを記憶していないということなのだろう。

 まあ、無理もない。

 夫が鬼籍に入ったのは15年前…娘は2歳になったばかりだった。

 

 何も覚えていなかったとしても、とがめることはできない。

 

 そして、知りたいと思うことも同様に。

 

 

 ‥‥。

 いや、はっきり言ってしまえば。

 語ること自体はやぶさかではない。

 いつかこういう時が来るという心構えをして、語る内容を考えてもいた。

 

 しかし…。

 

(なんで今なんだ…?)

 

 そう、私が悩んでいるのは娘に語る語らないという点でも。

 娘に語る内容でもなく。

 

 

 “今この状況で”語るべきなのかどうか…ということだ。

 

 

 しかるべきタイミングで、しかるべき雰囲気をまとった状態で質問してきてくれれば。

 私は嬉々として…というのはどうかと思うから。

 抵抗もなく父親について、ところどころ脚色をしつつ語っていただろう。

 

 ‥‥。

 

 というか、今語るべきか云々の前に。

 そもそも何故、今この状況の話題にそれを選んだのか…。

 小一時間ほど説教交じりに娘に問い詰めてやりたい。

 

 怒りも呆れも通り超えて、ただただ引く。

 うん、引いてる。現在進行形で。

 

 多分私でなくとも、世の女性ならば大多数はこの状況で同じ反応をするだろう。

 断言してもいい。

 

 …だってそうだろう?

 

 

 先ほどまで“肌を重ねあっていた女性”へ、体の熱も冷めやまぬうちに前の男のことを質問するか?

 

 

 …娘よ。

 母さん、そんな子に育てた覚えはないぞ。

 

 

 * * *

 

 

 私を見る娘の視線に、情欲が混ざるようになったのはいつのことだったか…。

 

 気が付いた時には、その燃えるような感情が彼女の瞳に宿っていた。

 

 何がきっかけで種火が灯り。

 どういう出来事が燃料となって、その恋情の小火が発生したのかは知らない。

 

 火事なのか火災なのかという論議も、一旦脇に置いておこう。

 

 

 とにかく、娘は母親であるはずの私に…恋をした。

 

 もちろん四半世紀以上も生きた私に、その感情を察するのは容易いことであったし。

 …大人として、なおかつ親として。

 彼女の想いに対して、しかるべき対応。伝えるべき言葉を選ぶことも出来たはずだった。

 

 ‥‥そう、“はず”だった。

 

 禁忌と言われる感情を持っていることを知られた娘が浮かべた、絶望の表情に憐憫を覚えたのか。

 はたまた、単純に娘に対する私の感情も親子愛から逸脱していたのか。

 

 

 なんにせよ、私は彼女を受け入れた。

 

 その恋情も、身を焦がす情欲もすべて。

 

 言い訳のしようもなく、まだ消火することが可能な娘の小火を燃え広がらせ。

 取り返しがつかないような大火にしてしまったのは私自身だった。

 

 私が全てを滅茶苦茶にした。

 

 きっと間違いなく、

 

 どうしようもなく、

 

 そこはかとなく、

 

 私の…。

 

 ‥‥。

 

 

『なぜ受け入れたのか』

 

 と尋ねられたとすれば、返答に困ってしまう。

 まあ、私達の関係を知っている者は当人たち以外に居ないので。

 実際に尋ねられたことはないのだが…。

 

 ともかく、返事に困るくらい。

 私の行動に理由はなかった。

 

 理由も、

 理屈も、

 利害も、

 

 ことごとく何もない。

 

 フィーリング全開の言葉を使ってしまえば、

 

『なんとなく』

 

 が、一番正しい。

 

 それくらい、私自身も自分の行動原理を把握していなかった。

 

 

 自分の生活の何かに不満があったわけではない。

 かといって、満足感に溢れていたわけでもない。

 

 漠然とした飢餓感と、陽だまりのような日常への辟易。

 

 それらが積み重なった結果ではないだろうか、と。

 

 無理くり、自身の精神を分析してみる。

 

 破滅願望でもあったのか。

 夫に先立たれ、女手一人で娘を育てた母親…なんて。

 周りからの評価に優越感を覚えるとともに、そんな肩書に自尊心を満たす自分に嫌悪を覚えていた。

 

 だから一度、全部ぶち壊したくなった。

 

 駅のホーム…あるいは建物の屋上から、身を投げ出してみたくなるような本能的な衝動。

 誰だって一度は起こるその悪魔のささやきに、私は惹かれてしまったのかもしれない。

 

 かといって、自主的に道を踏み外す気概もなければ度胸もないのが。

 いい年をした大人というものだ。

 

 だから、娘の若い情動を体よく利用した。

 他力本願というか、神風主義というか。

 

 私は自分以外の何か、激動のような流れに身を任せたまま。

 抗う術もなく日常が崩れ去ることを望んでいたような気がする。

 

 

 

 あるいは…。

 

 娘の顔を思い浮かべる。

 17年間愛情を受け取ってくれた、大切な一人娘。

 片親ということで寂しい思いも、悲しい思いもさせてしまったことだろう。

 それでもずっと苦楽を共にしてきた愛おしい存在。

 

 あるいは、逆なのか。

 

 それ以上など居ないと断言できるほど、私の人生において掛け替えのない者。

 

 だからこそ…。

 

 

 誰だって、その衝動を持っている。

 

 妊婦の腹を見て…その中で育つ胎児の柔さを想像したとき。

 

 手のひらに収まった小動物の…まるで灯し火のようなささやかな命を意識してしまったとき。

 

 考えついてしまったこと自体に、強い罪悪感を抱いてしまうほど。

 仄暗い衝動。

 

 私は、笑う。

 笑ってしまう。

 

 存外、私は…破壊願望も持っていたようだ。

 そんな風に、私は私を笑う。

 

 

 * * *

 

 

 誘導灯が灯る。

 

 劇場内が明るくなり始め、私の意識がスクリーンから肉体へと戻っていく。

 

 立ち眩みのような、この浮遊感が未だになれない。

 それが自身にとって心地よい感覚なのか、不快な感覚なのかの判断がつかないからだろう。

 

 舞台幕を見なくなって久しいが、おそらくこの感覚が。

 私にとっての幕が下りるという表現なのだろう…と。

 エンドロールの読後感をかみしめながら、分かったようなことを思考してみる。

 

 

 私たち母娘は映画が好きだ。

 だが、私は映画館が嫌いだ。

 

 理由は一つ、上映中の約二時間余りの時間。

 私の脳を萎縮させる有害な煙で肺を満たすことができないからである。

 

 正直に言ってしまえば、エンドロールを待たずして併設された喫煙所に駆け込みたいくらいだ。

 

 まあ、そんなことをしてしまえば隣の同行人の機嫌を損ねてしまうのでやらないけど。

 

 

 日曜日、それぞれの所要がなければ一緒に出掛けるのが私たちのお決まりだった。

 娘が希望する場所も、大抵は決まっている。

 今日もそうだ。

 

 前述した通り、私は映画館が好きではないのだがそれでも娘の希望はかなえてやりたい。

 家族サービス…というやつだ。

 

 まあ、こういうと娘は不機嫌になるので。

 口では“デート”と表現している。

 

 

 今回拝見した映画は…まあ、レディースデイで割引された入場料金相応の価値はあっただろうか。

 と、不足した発がん物質と有機化合物で肺を満たしながら生意気な総評をする。

 

 映画業界のあれこれなど知らん素人の勝手な評価は、聞く者によっては憤慨ものかもしれんが。

 誰かに語ったわけでも語る予定もない頭の中の戯言くらい大目に見てくれ。

 

 紫煙を吐き切ると、公開予定のポスターを眺めていた娘が待っていた。

 我ながら、一緒に出掛けた相手を喫煙のために待たせるとは如何なものか…。

 まあ、直す気はないけども。

 昔は彼女もくどくど文句を言っていたが、最近だとあきらめたようで何も言わなくなった。

 

 …うーむ。

 こういう行動は恋人としては非常によくないというか。

 愛が覚める一因ではないかと思う。

 

 が、娘は呆れつつもそういった兆しを感じさせない。

 巧みに隠しているなら大したものだが…。

 

 いやしかし、こんなことをしている恋人に愛想つかさないとは。

 娘とはいえ、こいつの女の趣味が分からん。

 

 将来クズな男か、ゲスな女にひっ掛からないかと親として心配である。

 

 

 閑話休題。

 

 

 私たちは映画館を出て、近場の喫茶店へと腰を落ち着ける。

 最近はどこも全席禁煙で、私が落ち着ける空間ではなくなってしまったが。

 

 かといって、目的だけ達成し直帰してしまうのはあまりにも外出としては味気ない。

 と、感じるくらいの一般的な感性は持っているつもりだ。

 

 それに、こういうのは娘が望んでいる“デート”の形であろうから。

 家族サービスのために、それを叶えてやるのはやぶさかではない。

 

 

 それぞれ飲み物と軽いデザートをつまみつつ、たわいもない会話を楽しむ。

 話題は先の映画の感想だったり。

 娘の学校での出来事や友人たちについて。

 

 私はもっぱら聞き役だ。

 聞くのが好き、というよりは話題がないためだ。

 

 私が話せる話題なんて。

 タバコの銘柄か、仕事関係だけだ。

 どちらも未成年に話すことではないだろう。

 

 

 …と。

 娘の話は白熱する。

 

 映画、学校生活、友人と来て。

 また映画へと話が蒸し返された。

 

 曰く、先の話題だった友人に強く推奨され見た映画だったが。

 娘としては内容が難解でエンタメとしての魅力は期待外れだったとのこと。

 

 …たしかに、一般受けは決してしないであろう哲学的な内容だったが。

 それでも、全体の雰囲気は悪くないし。

 演出や音楽のセンスは普通に良かった。

 

 少なくとも、惰性で量産されるお涙頂戴ティーン向け映画よりはよっぽど価値があるだろう。

 そういう意味では、その友人とやらのチョイスは信用に値する。

 

 もちろん我が娘もそんな映画に見向きもしないくらいには目が肥えているようだが。

 かといって、映画ならば先のティーン向けもZ級クソ映画も片っ端から履修している生粋の映画好きの友人に比べれば。

 やはり一定の娯楽性を求めてしまうようだ。

 

 …いや、映画は娯楽なんだが。

 

 とにかく、娘にとってはレディースデイで割引された入場料金分の価値は見いだせなかったとのこと。

 

 …なんというか。

 映画の良し悪しを判断する基準に血のつながりを感じてしまう。

 そんなところは似なくていいだろうと、ドリンクに口をつけながら唇を尖らせる娘を見やる。

 

 ‥‥。

 

 なんとなく。

 本当になんとなく。

 

 そんな娘の様子を見て、カップル割りも聞いていたらなら満足だったのだろうか。

 と。

 

 そんなことを思った。

 

 ‥‥。

 

 そんなことを思ったから。

 

 無性に切なくなって。

 

 無性に心苦しくなって。

 

 無性に…、

 

 

 

 …タバコが吸いたくなった。

 

 

 * * *

 

 

 喫煙所から戻ってくる。

 

 どうやら私が離席している間に、追加の注文をしていたようで。

 目の前にはミルクティーが置かれている。

 

 …?

 

 と、なんだか娘が神妙な雰囲気を醸し出していることに気が付いた。

 

 無視してやってもよかったが、一向にカップに手を伸ばさない様子から理由を聞くまでは店から出られないことを察し話を聞く。

 

 自分から聞いてほしい空気を出していたくせに、しぶしぶとした態度で話し始める。

 

 最近同級生の男子にしつこく言い寄られていること。

 

 迷惑だと伝えてもアプローチが全く収まらないこと。

 

 その男は友人たち(先の映画好きとは別口らしい)にも評判がいいらしく。交際することを進められていること。

 

 そして、

 先日あまりにもしつこい誘いに負けて、今度デートする約束をしてしまったこと。

 

 …だから私に聞いてきた。

 どうすればいいか。と。

 

 ‥‥。

 

 これは、どう答えたものか。

 

 いや、答えるべき言葉はある。

 しかしどちらで答えるべきなのか私は逡巡してしまう。

 

 

 親としての言葉をかけるのか。

 

 恋人としての言葉をかけるのか。

 

 

 私は迷ってしまった。

 

 いや、

 もしかするとそれは娘もなのかもしれない。

 

 普通、他の男に言い寄られ。そのまま誘いに応じてしまったことを恋人に相談なんてしない。

 だから彼女も。

 相談相手の私が恋人か母親か、その認識に混乱が生まれているのだろう。

 

 つまりそれだけ娘は自分の心境、というか行動に自分でも驚いているのだ。

 

 いい悪いはひとまず置いておいて、まあ理解はできる。

 人からの好意、というのは。相当に第一印象が悪くなければ基本心地いいものだ。

 

 最初は迷惑だったとしても、言い寄られ続けると悪い気はしない。

 どんどん抵抗感が薄れて行って。いつの間にか気持ちがなびいてしまうという経験は私にだってある。

 

 だから、彼女のその心理事態を私は非難しない。

 むしろ隠さずにはっきりと伝えてくれたのは、誠実で個人的に好感を覚えるくらいだ。

 

 そもそも、この事態は私にも責任の一端がある。

 

 娘とそういう仲になった時。

 他人に他言しないことを固く約束させた。

 

 だから娘の友人たちおよびその男は、彼女に恋人が居るという事実を知らない。

 

 仮に娘が恋人が居ることを公言していたとしたら、

 ほとんどの男はその時点で娘に言い寄るようなマネはしないだろうし。

 

 それでも寄ってくる場合でも、恋人が居るの一言で突っぱねられるし。

 しつこければ流石に友達など周りから非難がその男に集中していただろう。

 

 

 だが、彼女はそれができなかった。

 

 他言するなという約束を守って、相手が即時納得するような断りの意を示せなかった。

 だからずるずるとアプローチが続き、とうとう絆されてしまった。

 

 もしかすると、そこには私への苛立ちが要因としてあるのかもしれない。

 交際が公言できない恋人。そのせいで理不尽な対応を求められる自分。

 

 積もった不満と、染みこむ甘い言葉。

 分かっていたとしても、抗うことは難しいだろう。

 

 …。

 

 だから私は口を開く。

 

 お前は悪くない、と。

 仕方ないことだ、と。

 

 気を遣った、慰めの言葉を吐こうと。

 

 

 が、

 

 娘の表情を見て、息をのむ。

 

 

 その時の娘の感情をどう表現したものか。

 

 諦念?

 

 落胆?

 

 失意?

 

 そのどれか、あるいは全てか。

 近しい感情全部を複雑に混ぜ合わせたような。

 とにかく印象的で、どんな表現も当てはまらないのではないかと思うような。

 

 複雑なものだった。

 

 だが、その中でも特に強烈に読み取れる感情が一つ。

 

 

 ‥‥。

 

 

 乱暴に席を立つ。

 

 困惑する娘の手を引く。

 ぐだぐだ言っている娘を説得し立たせた。

 

 手を付けていない飲み物がもったいだの言っていたから私が一気飲みし、

 口の中に広がる不快な味を無視して手早く会計を済ませ店を出た。

 

 そして…。

 

 …。

 

 …。

 

 …。

 

 

 * * *

 

 

 話は冒頭へ戻る。

 

 …父親がどういう人間だった、か。

 数秒の沈黙。

 

 何を言うべきか。

 

 いや、違う。

 

 言った結果、どうなるのかを考えるべきだ。

 

 今日のあの相談と、この質問に何の関係がないわけもなし。

 私の答えが、今後の娘の行動に密接にかかわってくるだろう。

 

 だが、そうだとして。

 

 私は何を言う?

 

 何を、

 

 何か、

 

 何で、

 

 な、に…。

 

 ちらりと、娘の顔を覗く。

 不安、なのだろうか。少し暗い顔。

 

 どうしてそんな顔をしているのか。

 

 そう考えれば、答えは早かった。

 

 つまり、彼女が何を求めているのか。

 を考えればいいんだ。

 

 神風主義な私が決断するには、そうすれば簡単だ。

 

 そうだ、昔からそうじゃないか。

 

 彼女と恋人になった時もそうだ。

 

 人に決断を任せれば楽だ。

 彼女だってそうだろう。

 

 これから、の事を私に決めろと言っているのだ。

 

 ともすれば笑ってしまう。

 

 そんなところが似なくてもいいだろう。

 映画の趣味も味覚も違うのに、

 

 こんなところだけ…。

 

 

 …。

 

 笑う。

 

 数奇な運命を。

 

 彼女の運命を。

 

 私達の運命を。

 

 

 “彼女”と顔を合わせる。

 

 

 彼女の瞳、そこに映った彼女の願望をくみ取り。

 

 彼女の願い、それを叶えるための言葉を放つために。

 

 彼女の耳元、口をよせる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 …口を開いた。

 




登場人物


年齢 40歳
年収 約700万
趣味 喫煙
語り部


年齢 17歳
高校生
趣味 映画
ヒロイン

友人
年齢 17歳
高校生
趣味 映画批評
友人とその母の関係を薄々察している
ちなみに本人は大学を中退して引きこもった兄を将来養うことが夢

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