もしも、ショタがとある魔術の禁書目録に転生したらというテンプレ話です

※この小説はオリ主、最強もの、ショタものです

ローラ・スチュアートの弟として転生します

チートを通り越してバグもいいとこですので
生暖かい目で見てやって下さい

この小説は短編となっています。

1 / 1
思い付きで書いてみました

反省も後悔はしてません

ローラさん可愛いよ

時期は1期の原作前です

この小説でのローラさんは普通に喋ります

原作は、うろ覚えですので
余りちゃんとした事は書けないと思います

聖ジョージ、必要悪の教会、キャラ口調など
合ってないかもしれませんが、御了承下さい

以上の点で不満が無ければ、読んでやって下さい


とあるショタの転生目録

此処はイギリスにある最大級の教会『聖ジョージ大聖堂』

其処に『必要悪の教会』という組織があった

その組織の頂点に立つ女性『ローラ=スチュアート』は居た

ローラは大聖堂の近くの草むらでRARという揺ら揺らと揺れる椅子に座りながら呆けていた

すると、其処へ二人の男女が来た

 

 

「最大主教、勝手に外に出られては困ります」

 

 

そう、男の方が言った

男の名は『ステイル=マグヌス』

長身赤髪で右目の下にバーコードらしき模様が付いていて黒い神父服を着ている

 

 

「ステイルの言う通りです、いつ敵襲があるのか分かりませんし

それに必要書類に目を……」

 

 

女性の方もローラの身を案じていた

こちらも長身でモデル体型な女性で黒色の長髪をポニーテールにしていて

少し変わった格好をしていた

名を『神裂 火織』という

神裂が小言を言うように見えたのだが、ローラは言われる前に答えた

 

 

「今日の分の書類なら終わったわ」

 

 

「「……」」

 

 

二人は信じられないという表情をしていた

それを見てローラはジト目で二人を睨んでいた

 

 

「何か有り得ないものを見た顔ね

まぁ、自分でも分かってるわ

はいこれ、書類」

 

 

ローラは小さい溜め息を吐きながら、書類を神裂に渡した

神裂は突然の事で驚いたが、直ぐに元に戻り書類を受け取った

 

 

「あ、はい」

 

 

「熱でもあるんですか?」

 

 

ステイルが馬鹿にしたような質問をした

しかし、ローラは怒る表情をせずに寂しそうな表情をした

 

 

「ちょっとね……昔を思い出したのよ」

 

 

「「昔……ですか?」」

 

 

二人の声がハモる

ローラは「えぇ」と小さく呟き、昔話を始めた

 

 

「実は私には年の離れた弟が居るのよ」

 

 

「弟ですか?」

 

 

「しかし、必要悪の教会には居ないようですが……」

 

 

「居ないのは当たり前よ

私が必要悪の教会に入る前に家庭の都合で離れ離れになってしまったのよ」

 

 

ローラは今まで見せたことがない程の悲しい表情で話していた

それを二人は真面目の表情で聞いていた

 

 

「家庭の都合……?」

 

 

「最愛の家族と離れ離れに……辛いでしょうね」

 

 

「その弟の誕生日が今日なのよ

何十年経っても忘れはしないわ」

 

 

ローラは少しだけ涙目になっていた

二人は「本当に悲しいのだろう」と思っていた

今までローラと接してきて、涙を見せたことはなかった

故に、貴重な光景だった

 

 

「そうだったのですか」

 

 

「もしかしたら、弟さんの誕生日ですし

会えるかもしれませんね」

 

 

「そう願うばかりだわ

今、何処で、何をしているのやら……と、悲しい話は終わりにして

これが私の弟よ、どう? 可愛いでしょ!?」

 

 

ローラが何処から取り出した写真を興奮しながら二人に見せる

二人は写真を見て驚愕した

 

 

「これは……」

 

 

「本当に弟さんですか?」

 

 

「だから言ったじゃない、可愛いって」

 

 

その写真に写っていたのは、ローラと良く似た小さな子だった

しかし、見た目はローラに負けず劣らずの金色に長髪の女の子に見えた

二人には女の子にしか見えなかった

だが、実の姉であるローラが言うので本当の事だった

そんな時だった

ローラの頭の中に一人の声が響いた

 

 

『ローラ=スチュアート!』

 

 

「っ!?」

 

 

「「?」」

 

 

行き成りの声にローラはビックリし椅子から落ちそうになった

目の前の二人は首を傾げ訳が分からない状態だった

ローラは心の中で声の主の名を叫んだ

 

 

『行き成りなんなのよ、アレイスター!』

 

 

声の主は学園都市の理事長『アレイスター=クロウリー』だった

アレイスターは基本声を上げないのだが、声を上げてローラを呼んでいた

学園都市で何かあったのだろう

 

 

『なんなのではない!そちらこそどういうつもりだ!』

 

 

『は? どういうことよ!?』

 

 

『今、学園都市にアルス=スチュアートとかいう少年が来ている

お前の関係者ではないのか?

しかも、後数秒で学園都市が破壊されるという状況だ!』

 

 

アレイスターは爆弾を投下した

先程まで話題に出ていた弟が学園都市に居るという

その事にはローラも驚きを隠せなかった

 

 

『な!? アルスが其処に居るですって!?

何を馬鹿なこと言ってるのよ!アルスは魔術は使えない筈よ』

 

 

『お前が此方に向かわせたのではないのか?

現に学園都市の上空には巨大な魔法陣が描かれているんだ!

どうにかして止めろ!

私の防御魔術でも効かないんだ!』

 

 

『どうにかしろと言われても……そうだわ!

私の名を出しなさい!

そうすれば、直ぐに破壊をするということは無い筈よ』

 

 

『了解した、その言葉……信じるぞ』

 

 

『えぇ、大丈夫よ

そっちにステイルと神裂を向かわせて回収するわ

もし、二人が到着するまでに待てない様子だったら

甘いものか可愛いものでも与えておいたら、大人しくなるわ』

 

 

『分かった』

 

 

その言葉と共にアレイスターからの念話らしきものが消えた

ローラは大きな溜め息を吐いた

今まで黙って見ていた二人が質問してきた

 

 

「最大主教どうかしたんですか?」

 

 

「色々と難しい表情でしたけど……」

 

 

「ついさっき話したばかりの弟が学園都市に現れたらしいわ」

 

 

「「っ!?」」

 

 

「しかも、学園都市を破壊する直前だったみたい」

 

 

「「なっ!?」」

 

 

「だから、これから学園都市に行って連れて帰ってきて頂戴な

名前はアルス=スチュアート

私からの使いって言えば、付いて来ると思うけど……

もし、駄目な場合は……この写真を出しなさい

この写真は私とアルスしか持ってない宝物と言える程の写真よ

さぁ、急いで頂戴

アルスは余り待てる方ではないわ」

 

 

「「分かりました!」」

 

 

二人はローラに一礼をし、飛行機で学園都市へと向かった

ローラは無事に全てが終わるように心の中で祈った

 

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

 

アレイスターがローラに念話を入れる数時間前まで話は遡る

アルスはローラを探していたのだ

その為に学園都市へと訪れた

此処に居るとは思えないが、一応見ておこうと思ったらしい

そして、学園都市へと入ったのだが

アルスは何も手続きしていないので、アレイスターから目を付けられたのだ

先程の事はアルスが学園都市に付いてから始まる

 

 

「……」

 

 

アルスはアイスを片手に学園都市の入口に立っていた

このアイスはトルコに行って買って来たらしい

所有、トルコアイスだ

此処で説明しておくと、アルスの格好は不審者と間違われやすい

何故なら、フード付きタンクトップを着ているからだ

顔が少しだけ隠れていて、口より上は見えずに居た

下は膝まであるジーパンだった

それと何故か指抜きグローブをしている

そして、容姿を説明しておくと

金髪ではなく、白髪だった

白髪青眼で長い髪を後ろで一つに纏めていた

何処となくローラに似ていると言った感じの顔だ

 

 

「アイス美味し……」

 

 

アイスを堪能しながら、入口から中へと歩を進めた

しかし、数歩で足を止めた

何故なら、目の前に6人の少年少女が居たからだ

 

 

「(誰……?)」

 

 

アルスは誰か分からなかった

というのも、世間を余り知らないのだ

学園都市も噂で聞いて来たからだ

其処には超能力者が居るなんて、アルスは知りもしなかった

アルスがアイスを食べながら誰か考えてると、代表して一人の少女が向こうから話し掛けて来た

 

 

「無断で学園都市に入った罪として、一緒に来てもらうわ」

 

 

何処かの学校に所属している少女がアルスに言った

アルスは少女だけでなく、全員を見つめた

無表情でアイスを食べながら、少しだけ微笑んだ

 

 

「(ふ~ん……強いね

でも、戦うの面倒くさ……)」

 

 

そう言って、アルスは背を向けて帰ろうとした

しかし、少女が叫んできた

 

 

「帰ろうとするな!」

 

 

アルスは小さい溜め息を吐いて立ち止まった

後ろを振り向いて答えた

 

 

「戦うの面倒くさい……」

 

 

「は……?」

 

 

以外な言葉に少女は呆然としていた

その光景に他の5人が笑っていた

 

 

「拒否されてやんの、ダサ……」

 

 

「~~~~っ!?」

 

 

ダサいと言われ、少女は顔を真っ赤にした

すると、一人の少年が前に出た

 

 

「はっはっは!第3位相手に根性があるな!

だが、無理矢理にでも相手をしてもらうぞ!」

 

 

少年は物凄い速さでアルスへと近付き殴り掛かった

その状況に他の五人は「もう終わりか」と思っていた

しかし、アルスは軽い表情でパンチを止めた

しかも、片手でだ

その光景に全員が息を呑んだ

そんな事を気にせず、アルスは少年に言葉を紡いだ

 

 

「正当防衛……って事で良いんだよね?」

 

 

その言葉と共に全員の背中を凍らせる程の何かが通った

アルスは掴んでいる手を上へと動かした、それだけで少年が空中に放り出される

 

 

「おぉ!?」

 

 

こんな小さな子が持ち上げられるとは思ってもみなかった少年だった

アルスは少しジャンプし、空中に放り出されている少年と同じ目線に浮かぶ

そして、少年の額にデコピンをした

それだけで少年は物凄い勢いで後方へと吹っ飛んでいく

アルスは地面に着地し、再びアイスを食べる

 

 

「用は済んだみたいだし……帰る」

 

 

つまらない、そんな表情で呟く

そして、再び後ろを振り向いて歩き出す

しかし、また声を掛けられる

 

 

「待てよォ」

 

 

「ちょっと」

 

 

「私達と殺り合おうかぁ!」

 

 

そう言って、三人がアルスに飛び掛かった

アルスは後ろを振り返ることなく、落ち着いて上へと逃げる

すると、先程までアルスが居た場所に穴が開いていた

アルスは虚空を蹴って、一人一人相手をしていった

しかし、三人には消えたように見えた

驚くべき速度でアルスは動いたのだ

アルスが最初に目を付けたのは、羽を生やした少年だった

名前を『垣根提督』と言って、学園都市Level5の中の第2位だ

垣根提督が何かを言う前にデコピンをした

 

 

「がっ!?」

 

 

苦痛の表情をして、後ろにぶっ飛ぶ

アルスは虚空を蹴り、次の相手の目の前に現れる

その相手は白い肌をし、瞳が赤い少年だった

名を『一方通行』と言い、学園都市Level5の中の第1位だ

 

 

「きゃはははは!!!

第2位も吹き飛ばすッてかァ

イイねェ、最高だねェ!」

 

 

一方通行はアルスの速度に付いてきていた

アルスの胸へと手を伸ばし、触れた

何故か、アルスは胸を触られ「んっ」と小さい吐息が零れていた

普通なら、それだけで終わる筈だった

しかし、何も起こらない

 

 

「あァ!? なンで何も起きねェ!?」

 

 

「何がしたいのか……分からないけど……Game Overだよ」

 

 

「くッ!?」

 

 

アルスは一方通行にデコピンをして、吹き飛ばす

そして、三人目の目の前に移動した

その行動を読んでいたのか、ビームを用意していた

 

 

「死にな!」

 

 

複数のビームがアルスを襲った

爆発音と砂煙が辺りを覆う

三人目は後ろへと下がり様子を伺う

先程の少女が三人目に殺生の有無を聞いた

二人の名前は『御坂美琴』『麦野沈利』で第3位と第4位だ

 

 

「アンタ、殺したの!?」

 

 

「あれで死なないだろ

第1位と第2位を軽くあしらったんだぞ?」

 

 

「そうだけど……直撃は死ぬんじゃない?」

 

 

「さてね、効いてくれるかどうかも……効いてないか」

 

 

「え?」

 

 

麦野は砂煙を睨みながら、効いてないと言った

その言葉に御坂は砂煙の方を見た

其処に居たのは、背を向けながら地面を見ているアルスだった

しかし、アルスの様子は変わっていた

 

 

「僕の……アイスが……」

 

 

「何か言ってるんだけど?」

 

 

「そんなの無視で攻撃するに決まってんでしょ

相手の言葉を聞くほど、私は甘くない」

 

 

二人はアルスの声が聞こえなかったのか、何を言ってるのか分からなかった

アルスが見ている地面にはアイスの残骸があった

先程、防御した時にビームがアイスを掠ったのだ

その所為でアイスが落ちて、ぐちゃぐちゃになったらしい

 

 

「よくも……僕のアイスを!」

 

 

「「は?」」

 

 

二人には訳が分からなかった

それも、そうだろう

たかが、アイスと思うだろう

しかし、先程のアイスはトルコ限定発売で1日100個しか売られない限定品だ

それを食べてる途中に駄目にされれば、誰でも怒るだろう

値段の問題ではない、誰かに駄目にされたのが許せなかったのだ

 

 

「最初は気絶させて、帰ろうと思ったけど……止めた

この学園都市……破壊する」

 

 

「え? ちょっと!?」

 

 

「ふん、やれるものならやってみな!」

 

 

「言われなくても……やってあげる」

 

 

アルスは初めてフードを取った

その容姿を見て二人は驚愕した

 

 

「あ、アンタ……女の子だったの?」

 

 

「ふ~ん……」

 

 

「これで……終わり」

 

 

アルスは右手を少しだけ上げて、二人を指差した

二人は何をしたのか分からなくて、首を傾げていた

御坂がアルスに何をしたのか聞いた

 

 

「何をしたの……?」

 

 

「どうせ、ハッタリだろ

学園都市を破壊出来るわけないでしょ」

 

 

「上を見てみれば……分かる」

 

 

「上? っ!?」

 

 

「何だよ、これ!?」

 

 

二人は上を見ると、巨大な光がある事に気が付いた

その大きさは学園都市を簡単に包み込む大きさだった

 

 

「まぁ、最後の情けとして僕の名前を教えとくよ……

僕の名前はアルス・スチュアート

数十年前に生き別れになった、お姉ちゃんを探しに来たんだけど……

此処には居なさそうだし

それじゃ、さよなら……

因みに言っておくと……後1分もすれば、発動されるから」

 

 

それだけ言って、アルスは後ろを振り向き歩いていった

二人は絶体絶命の窮地に立たされた

此処で麦野がビームを打ったとしても、効かないだろう

御坂もコレで全てが終わりと知ると、足が動けなかった

すると、麦野の携帯が鳴った

麦野は少し乱暴に携帯を開けて見た

メールを見て麦野は冷や汗を流しながらも少し微笑み、アルスに話し掛けた

 

 

「待ちな!」

 

 

「……」

 

 

ピタッと歩くのを止めた

アルスは背を向けたままだが、麦野は構わず言葉を続ける

 

 

「アンタの姉っていうのはローラ=スチュアートって言うんだろ!?」

 

 

「っ!?」

 

 

その名前を聞いて、アルスは目を開きながら麦野を見た

麦野は薄く笑いながら、交渉に出た

 

 

「今、上司からメールがあってね

もし、上空のアレを止めるなら

私達がアンタの姉に会わせる

どうかしら……?」

 

 

「確かに僕のお姉ちゃんの名前……

でも、敵の言葉を信じろと……?」

 

 

「確かに敵だけど

しかし、この状況で嘘を吐けると思う?」

 

 

「……」

 

 

アルスは少し考えた後に右手で指パッチンをした

すると、上空の巨大な光が消えた

二人は絶体絶命の窮地を逃れ、ドッと疲れが出た

 

 

「今、アンタの姉から使いが来る

だから、数時間ほど待ってくれないかしら?」

 

 

「分かった……」

 

 

そして、アルスは姉の使いを待った

アルスは余り待つのは得意ではないので、イライラしていた

その様子を見て御坂が何処かへと駆け出していった

数十分後に御坂は戻って来た、手にクレープを持って

御坂はアルスに近寄った、他のLevel5は止めずに居た

 

 

「はい、コレ」

 

 

「……!? 良いの……?」

 

 

差し出されたクレープを見て、アルスは目が光っていた

アルスは貰えるのかどうか、聞いた

御坂はコクッと頷いた

 

 

「えぇ、アイス台無しにしちゃったし

お詫びって訳じゃないけど

甘いもの好きなんでしょ?」

 

 

「うん……ありがと……」

 

 

「どういたしまして

(ちゃんとした対応すれば、良い子じゃないの)」

 

 

御坂はアルスとクレープを食べながら話していた

他のLevel5は白けて、帰っていった

残ったのは御坂だけだった

それから、数時間後に若い男女の二人組みが現れた

そう、ステイルと神裂だ

御坂は使いが来たと知ると、帰っていった

その時にクレープの礼として、アルスは御坂に御守りを持たせた

そして、アルスは二人と話した

 

 

「貴方が……最大主教の弟さんですか?」

 

 

「(写真と同じ容姿……?

何故、歳を取っていない……

髪は良いとして、殆ど写真と同じじゃないか)」

 

 

「最大主教……?」

 

 

アルスは最大主教と言われ、何か分からなかった

ローラの仕事関係は知らないので、当然だろう

神裂はハッとして、本名を言った

 

 

「あぁ、知らないのでしたね

ローラ=スチュアートと言えば良いでしょうか」

 

 

「貴方達がお姉ちゃんの使いの人……?」

 

 

「えぇ、信じて頂けますか?

もし、信じて頂けないのでしたら

これで、信じてもらえますか?」

 

 

神裂はポケットから写真を取り出した

それは世界に二枚しかない、二人の写真だ

 

 

「それは、僕とお姉ちゃんの宝物……

うん、信じるよ……」

 

 

「それでは、行きましょう

ローラさんも首を長くして待っています」

 

 

「うん……♪」

 

 

「(弟と聞いてましたが、可愛いですね……)」

 

 

神裂はアルスの笑顔を見て、抱き締めそうになった

ステイルはアルスの容姿を不思議に思っていたが、後で聞くことにした

アルスは二人に案内されて、空港へと移動し、イギリスへと飛んだ

イギリスに到着し、聖ジョージ大聖堂に移動した

移動途中で様々な景色を見て楽しんでいる、アルスだった

そして、聖ジョージ大聖堂に着いた

 

 

「大きい……」

 

 

「えぇ、イギリスが誇る最大の教会ですから」

 

 

「ふ~ん……」

 

 

「さぁ、行きましょう

もうすぐですよ」

 

 

「うん……

(お姉ちゃん……やっと会えるね)」

 

 

アルスは自分の持っている写真を握り締めた

泣きたい気持ちを我慢して、聖ジョージ大聖堂に足を踏み入れた

中はシャンデリアなどがあり、物凄い豪華な内装だった

階段を上っていき、2階へと上がる

2階に着き、巨大な扉があった

そして、其処を開けると……

 

 

「……」

 

 

「……」

 

 

アルスが何十年と探し続けた人物、ローラが居た

ローラは今か今かとアルスの声を待っていた

 

 

「お……姉……ちゃん」

 

 

「やっと会えたわね、アルス……」

 

 

「お姉ちゃん!」

 

 

アルスは大粒の涙を流しながら、ローラに抱き着いた

ローラもローラで涙を溜めながら、アルスを抱き締める

 

 

「もう……離さないわよ……」

 

 

「うん……うん……」

 

 

二人は満足いくまで、抱き締めていた

感動の再会が終わり、ステイルが思っていたことを質問した

 

 

「アルス……で良いかな?」

 

 

「うん、アルスで良いよ」

 

 

「じゃ、アルス……何故、君は歳を取っていないんだい?

何十年と探しているなら、歳を取っても可笑しくないんだけど」

 

 

「そう言えば、そうね……

でも、若いままのアルスも可愛い!」

 

 

「それは……」

 

 

「それは?」

 

 

「……」

 

 

「?」

 

 

アルスはローラを困った表情で見つめた

だが、ローラは笑顔だった

アルスは少し溜め息を吐き、ローラに地面に下ろしてもらい、話し出した

 

 

「今から言うことは絶対に内緒で、お願い」

 

 

「分かった」

 

 

「アルスのお願いなら仕方ないわね」

 

 

「分かりました」

 

 

三人が内緒にすることを了承し頷いた

アルスは呟くように話し始めた

 

 

「実は僕ね……転生者なの」

 

 

「転生者?」

 

 

ローラはアルスに質問した

アルスはコクっと頷いて答えた

 

 

「うん、僕は前世の記憶があって

前世で死んで、この世界に転生したってこと」

 

 

「前世の記憶か……」

 

 

「死んで、地獄に行くと思ったんだけど……

無残な死に方したから、神様がこの世界へと転生させてもらったの」

 

 

神という言葉に全員が目を開いていた

最初に言葉を発したのはローラだった

 

 

「え? 神に会ったの!?」

 

 

「神が一人の人間を転生させるとは……」

 

 

「(俄かには信じ難い話ですが……

嘘を吐いているとは思えませんし)」

 

 

「転生させてもらう時に特典を貰って転生したんだよ

その特典の内容は……

・不老不死

・人間から神になる

・様々な魔法が使える

この三つだよ」

 

 

ローラは内容を聞いて溜め息を吐いた

もう驚くのは無意味だと

 

 

「不老不死って……何でもありね

というか神って、どういうこと?」

 

 

「まさか、此処までとは……」

 

 

「人間を神に変えるなんて聞いた事がないですね……」

 

 

全員が少しだけ驚愕していた

それも、そうだろう

信仰すべき相手が目の前に居るのだから

 

 

「人間の魂から神になって

この肉体も神なんだよ」

 

 

「そ、そう……(弟が神って考えられないわね)

どんな神になったの?」

 

 

「……の神」

 

 

「え?」

 

 

アルスは俯いて、聞き取りにくい声で言った

何やら話し難い内容らしい

しかし、言わない訳にはいかないので大きな声で言った

 

 

「だから……破壊の神!」

 

 

「破壊の神って……破壊神!?」

 

 

「破壊の神とは……地球も終わりか?」

 

 

「(破壊神……破壊を司る神ですか)」

 

 

「破壊神と言っても、地球を壊すとかじゃないからね?

それに多分だけど……僕が居る以上は創造神も居ると思う

創造神が作って、余計な部分を僕が破壊するってこと

でも、人としての生活を楽しむけどね♪」

 

 

「そうね、何十年と生き別れた分を楽しむわよ!」

 

 

「うん……♪」

 

 

四人はアルスの破壊神のことを深く考えなかった

その後にアルスは聖ジョージ大聖堂で住む事となった

ローラと幸せな日々を過ごしていたのだが、アルスは必要悪の教会のことを知った

それを機に仕事をするようになった

そして、アルスは仕事で再び学園都市へと赴く事となり……歯車が回り始める




どうでしたか・・・?

何かが矛盾してそう・・・

今後の展開は・・・インデックスと仲良かったり(救ったり)

美琴と仲良かったりですね

主に美琴を助ける場面が多かったりしますが
連載する気がないので、連載はしません

私の欲望丸出しの小説でした

見て頂き有り難うございました!

因みに・・・アルスは教会で生活していく中でローラに美味しく頂かれました


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