アリアンロッドリプレイBlue Blood   作:萩原 優

17 / 40
第二章開始です!


第2章「アコさんの憂鬱」
第17話「アコさんが変」


GM:では皆さん。第2話の収録を始めましょう。

 

雅清(以下バジル):前回は、アコさんの調子がおかしいところで終わったんですよね? 一体何があったんだろう?

 

GM:さてさて、何があったんでしょうね(笑顔)。では、まずは今回予告と行きましょう。

 

 

「アコさんの様子がおかしい。それが事件の発端だった。

 忽然と姿を消した国王下賜の首飾り。少年は何故真相を隠すのか? そして盗賊集団との追撃戦の行く末に、バジルはアコさんの笑顔を取り戻せるのか?

 アリアンロッドリプレイBlue Blood『アコさんの憂鬱』――キミにも青い血が流れている」

 

 

紺碧(以下レオン):やっぱり、アコさん絡みのお話なんですね。

 

バジル:俄然やる気が出ます!

 

プレイヤーA(以下レイ):何故でしょうか(すっとぼけ)?

 

レオン:レイは、色恋沙汰に興味ないんですか?

 

レイ:ありますが、バジルさんもアコさんもマッチョではないので(笑)

 

バジル:そこかよっ(笑)!

 

GM:この女、まったくブレない(笑)

 

 

 

 

 

GM:さて皆さんが詰所に出勤すると、元気なさげなアコさんに出迎えられます。「……おはようございます」

 

バジル:いつも通り早く出勤します。おはようアコさんって言ったところで、様子がおかしいのに気付いて声を掛けます。どうかしたのか?

 

GM:「え? どこか体調でも悪いんですか? ダメですよ生活態度はちゃんとしないと」と全然かみ合わない事を言ってきます。

 

バジル:いや、俺起きて出勤してきたところなんだけど。

 

GM:「すみません。ちょっと疲れてるみたいで」

 

バジル:何か変だな?と思いつつも仕度を調えに行きます。

 

GM:するとアコさんは中庭のハーブ畑に水をやりに行きますが、既に水が切れたジョウロをえんえん傾けています。

 

バジル:アコさん? 水切れてるよ。

 

GM:「あっ、すみません」

 

バジル:いつものアコさんらしくないなあ。一体どうしたんだい?

 

GM:「いえ、これは私の問題ですので……」

 

バジル:アコさん、俺たち銃士隊のモットーは「ひとりはみんなの為に、みんなはひとりの為に」だろ? 俺だけじゃなく、みんなアコさんが元気ないと心配するし、気になるよ。

 

GM:そこでアコさんは初めて笑って「バジルさんに一本取られましたね。私事で申し訳ないんですが、話を聞いてもらって良いですか?」と言ってくれます。

 

バジル:おう、どんとこい!

 

GM:実はアコさんの実家で盗難事件が起きまして、その容疑が弟にかかってしまっているそうです。

 

バジル:弟が居たのか。

 

GM:その為に弟は勘当寸前の状態で、親子仲に亀裂が入っているそうです。

 

バジル:なるほどな。その弟って言うのはどんな奴なんだい?

 

GM:「弟は確かに素行の悪い友人と付き合いがあります。でも自分の家の家宝を盗むなんて、私には信じられないんです」

 

バジル:だったら直接確かめてみるのが良いんじゃないかい? 俺でよければ付き合うよ。

 

GM:「それが、弟は自分がやったと言い張っているんです」

 

バジル:あら? 自分がやった。うーん、自分がやったといっている以上、このままだと何らかの罪に問われるだろうなあ。盗難事件ってことだけど、何が盗まれたんだい?

 

GM:家宝の首飾りだそうです。

 

バジル:それはまだ出てきてない?

 

GM:出てきてないですね。

 

バジル:それなら調べてみるしかないんじゃないかな? そうすれば弟さんがやったのか、何かの事件に巻き込まれたのか分かるかもしれない。

 

GM:「今日、これからグレース副官にお休みを頂いて弟と話してみるつもりです。父に似て頑固者ですが、時間をかけて話せばきっと……」

 

バジル:俺も行くよ!

 

GM:「えっ?」

 

バジル:アコさんのピンチなんだ。放っておけないよ!

 

GM:「そう言うわけにはいかないでしょう。今日バジルさんは午前番の警らがあるはずですよね?」

 

バジル:うっ! だけど、何とかするから!

 

レオン:ここで登場しましょう。すみませんが話は聞かせて頂きました。それなら、アコさんが正式にこの事件を銃士隊に依頼すれば良いのでは? ログレス市民が銃士隊にささやかな対価と引き換えに「ちょっとしたお願い」をするのは珍しくないですよね?

 

GM:「確かにそうですが、そこまでして頂く訳には……」

 

バジル:いや、頼む。このままじゃ気になって仕事も手に付かないんだ!

 

レオン:アコさん。差し出がましいようですが、隊長の気持ちも汲んであげて下さい。

 

GM:「でも、なぜそこまで?」

 

レオン:あーこれ全然伝わってないやつですね(苦笑)

 

バジル:しょんぼり(笑)

 

レイ:私も登場で。アコさん。親子の絆が壊れかけている時に、なりふり構っていてはいけません。私も力になります。やらなければならない理由がありますし。

 

GM:「その理由と言うのは?」

 

レイ:前回の報酬で買った「俊足のブーツ」の威力を試したいからです!

 

バジル:(ガクッと崩れて)それが理由かよ!(笑)

 

 3人のやり取りを見ていたアコさんから、クスリと笑みが漏れた。

 自分が世話を焼いて貰っているのに、何だか弟がもうひとり増えたような感覚になる。それが、バジルと言う銃士、そして彼を囲む人々の持ち味だった。

 

GM:「私の負けです。グレース副官は今執務室で事務処理中ですので、今から話に行きましょう」

 

バジル:おう! 任せとけ! 自信の根拠は無いけどな(笑)。

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。