四葉誠道 (旧姓新発田)   作:ノーム

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雫は深雪に敗北し部屋から出なくなった


九高戦編 13

雫が借りているホテル部屋~

 

 

そこには雫の親友ほのかと水波が居た

 

「雫……」

雫は反応しなかった、雫泣き部屋は重い空気になっていたほのかと水波はどう声を掛ければいいのか分からない、普段は例え落ち込んでも二人で話をすれば立ち直るがそうもいかない何故なら雫の一瞬の油断の油断で勝負を決められたからだ

 

二人は雫が落ち込んで要るのをただ隣に座る事しか出来ない

 

(こんな時、誠道義兄様が居てくれたら)

と思う水波そんな時にホテル部屋の扉からノックするほのかと水波は一瞬誠道と笑みを浮かべるが声の主は違った

 

「雫入るぞ」

声の主は達也だった、水波は部屋の鍵を解き達也を部屋に入れる

 

「思ってた以上に重い空気だな…」

と達也は人が入れそうな大きいスーツケースを持っていた

 

「達也さんそのスーツケースは?」

ほのかが質問する何故ならスーツケースはガタガタと動いていたからだ

 

「……水波…お前の所の主が入っている……」

その言葉を聞いた水波は青くなった

 

「えっ…」

達也は水波の驚きを無視しながら続ける

 

「お前の所の主が雫の所になかなか行かなくて行かない理由を聞いたら『何て声を掛ければいいのか分からない』等とウダウダ言っているから、森崎と桐原そしてエリカの力を借りてそのケースに押し込んだ」

 

達也は淡々と答えるがその言葉にはイライラしていたしかしその言葉を聞いた水波とほのかは、あわわわわとしていると達也は2人に

 

「そんな訳で、ほのか、水波部屋を出るぞ」

 

「「えっ」」

と疑問に思いながら達也は部屋から二人を連れ出しケースに対して一言言う

 

「誠道仕事を言い訳にして部屋から出ようとしたらお前を24時間監視するよう掛け合うぞ」

と脅しを入れる誠道の秘密がバレル可能性があるため効果はてきめんだった

 

三人が部屋から出るとケースは独りでに開き誠道が出てきた

 

「……」

「………」

 

二人は無言になる

誠道はどう対象すればいいのか分からないがとりあえず雫の隣に座ると

 

「ごめんなさい……誠道」

と泣きながら言う雫は少し距離を取ろうとすると誠道は咄嗟に雫の腕を掴む

 

「……」

自分の反射的の行動に驚きつつも何て言えばいいのか分からない誠道部屋は無言になると雫は

 

「…こう言う時は声を掛けるべきだと思うんだけど」

と雫は発する

 

「ごめんなさい……何て声を掛ければいいのか分からなくて…」

 

「…うん、そうだね」

と雫も同意すると雫は自分の想いを語る

 

「私は今まで同世代の同性に対して勝ってきたけど…」

 

「けど?」

と誠道は質問する

 

「初めて、自分より強い人を見つけた、それが深雪…」

雫は発する

「例え深雪が強くてサイオンも私以上でも試合に関しては自分の方が上だと思ってた、けど実際に試合すると一瞬で負けてしまった」

 

雫は語った自負の深雪に勝てると思ってた

 

「……確かにそうだね雫」

と誠道は同意する

 

「どうすれば良かったのかな?」

雫はまた泣き出すと誠道は雫の顔を自分の胸に押し付ける

 

「確かに雫は負けた圧倒的にそれも一瞬の油断で」

雫は落ち込む

 

「けど、雫」

 

誠道は優しい笑みで答える

 

「負けたという経験を得た」

 

「負けは負け」

 

「けどね雫、雫は元々深雪には勝てないと思ってた、それでも勝ちたいと思ってたか自分に相談したんだよね」

 

「……うん」

 

「結果は負けたかもしれない、けど勝てる可能性はある」

 

「可能性?」

と雫は顔を上げて考える

 

「そう可能性があるかぎり人は諦めないと考えている要は精神論だ難題に当たると人はそれを避ける傾向があるが雫は避けずに正面から挑み何より勝つ可能性を引っ張って来た」

 

誠道は雫を慰め雫の気持ちを引き出す

 

「雫はこのまま負けたままで居るのかい?」

 

「来年挑んで今度こそ勝つ」

 

雫はやる気に満ち溢れると何かを決めて誠道を見つめる

 

「誠道私決めたよ」

 

誠道は雫の決意を聞くが

 

「誠道の弟子になる」

と本気の目をしていた

 

「いいよ……………えっ」

うっかり流す所だったが誠道は困惑する

 

「えっ弟子、雫が誰の?」

と確認する誠道

 

「誠道の弟子」

 

「……」

誠道は黙って指を目に当て考え込むのであった




次回、モノリスコード、乱前

更新日11月1日
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