四葉誠道 (旧姓新発田) 作:ノーム
「深雪様状況は?」
ナッツは船に乗り込み深雪は慌てる
「良くわ無いわそれよりお義兄様は?一緒じゃないの!?」
「達也様は状況が悪いと言われ誠道様の援護に向かわれました」
「そうですか……」
「それより状況は?深雪様」
「誠道の予想外の存在……スターズの介入で悪くなってしまったわ……民間人がまだ避難完了していない」
ナッツは舌打ちしつつも
「深雪様民間人の避難が完了している所は?」
深雪は直ぐにデバイスを操作する
「海岸側はナナシを含めたスターズの四名しか居ないわ」
ナッツは誠道個人に伝えられた命令を無線機を使いナナシに送る
「月光……繰り返す月光」
ナッツが言った言葉に疑問に思い質問する
「ナッツ……それは?」
「ナナシの全力を出すのを認める言葉です……誠道様の許可を得ています」
「ナナシさんの?」
「その通りです深雪様」
深雪の質問に答えたナッツは周囲を確認すると周囲に蝶々が舞う
「これは……確か実力の確認の為に披露した…………」
深雪は恐らくナナシが展開した魔法の蝶々を触ろうとすると
「触らないで下さい深雪」
ナッツの言葉に深雪は腕を急ぎ引く
「この蝶の色は紫色……つまり…………毒です」
「毒!?」
深雪は蝶から距離を置く
「ご安心を深雪様そろそろ誠道様の魔法の輪が展開しますので」
ナッツはそう言うと同時に深雪とナッツそれとナッツが回収した少女に光の輪が現れる
「これは対キャストジャミング用の魔法?……いえ違う…………これは?」
「これは対ナナシ用対抗魔法です」
「ナナシの?」
「はいこれはナナシの毒を中和と輪の中に入ると蝶が消滅する魔法です」
ナッツは説明しながら背中に固定していた少女をベットに横にしつつも深雪に見えないように隠す
「それは?」
「見ないで下さい深雪…………見るに耐えない者ですので」
「…………」
深雪の視界から少女を隠し簡易的な治療を行なうが
(傷口は……化膿している……目は…やはりくりぬかれている…右目は大丈夫だけど左目は……酷い状態だな)
ナッツは少女を軽く診察しつつも簡易的な治療だが現在出来る治療を行い
「今私が出来る治療は終わりました深雪様」
「…………そう……彼女の容態は?」
「酷い状態です……正直に生きているのが不思議な位」
「……治療は可能?」
「現在の医学では不可能かと例え達也様の魔法でも無理でしょう……ですが誠道様の魔法なら治療が可能だと思われます」
「…………そう……分かったわ誠道さんが戻られたら治療をお願いするわ」
ナッツは深雪に頭を下げ
「畏まりました深雪様」
ナッツはデバイスを開き全員に付けているGPSを確認する
「エリカのGPS…………いえ恐らく救出した人間が此方に向かって来てますね…………レオ達も遠いい……恐らく敵と戦っているのでしょう深雪様」
ナッツは何故かエリカのGPSがレオと離れてエリカは自身のデバイスを救出者に渡していると考え報告する
「そうね……これからどうするナッツ」
「…………現状此方の戦力は全て出しました……それにナナシは少し本気をだしますのでそろそろ」
ナッツは現在戦っているだろう方角を向けると突風が吹く
「「!!」」
ナッツは誠道から事前に聞いていたナナシの実力を深雪に説明する
「あれは……ナナシの鎖の風」
「鎖の風?」
「はい……ナナシの得意な魔法は拘束系統です攻撃は物理的な攻撃しかできません……ですが」
ナッツは少し立ちろぎながら
「物理的な攻撃は四葉家最強と言っても過言ではありません」
~ナナシ~
「ねぇ……もう終わり?」
ナナシは鎖で全ての敵を拘束していた
「…………この蝶は……まさか毒か」
ナナシはその言葉に驚く表情しながら言葉を発した男を鎖に巻き付けられながら自身に近づけながらナナシは座りながら言葉を発した男の鼻を指でつつく
「正解詳しく説明しないけど軽く説明するねこの魔法の蝶は一瞬痛みますが特に重要なのは呼吸すればするほど少しずつ肺が痛み触れた場所は少しずつ痛みが鈍感になる…………この意味わかるよね?」
ナナシはクスクスと笑う
「……何故最初から全力を出さなかった貴様ならあの場で制圧いや……我々を殺せた筈だ……何故我々を殺さない?」
「簡単ですよそれが主からの命令ですので」
ナナシは海の方を見て何かを探す
「…………これ程の魔法師が居るのは国防軍……いや身なりからして一般人……もしや!」
男は言葉が止まる
「四葉家……」
「…………やっぱり手加減て難しい……あっさりバレてしまった……まぁいいか」
ナナシは何かを見つけると三人を自身の近くに呼び寄せ
「改めまして自己紹介しますね……私は四葉家の四葉誠道の護衛のナナシと言いますどうせリーナ様辺りから聞くと思いますので説明はリーナに聞いて下さいね貴方の名前は」
男はくやしろうに
「私はUSNAのスターズ所属ベンジャミン・カノープスだ」
ナナシは男の名前を聞いて何かを思い出す
「確か……スターズの中で二番目に強い男だったようなまぁいいか」
ナナシは全員の鎖の先を持ち
「貴方達の船に帰すから舌を噛まないようにね」
そう言うとナナシは自身を強化魔法で強化しベンジャミン・カノープスの三人をまるでハンマー投げのように回転させ
「あまり日本で好き勝手にしないように~」
ナナシはそう告げるとベンジャミン・カノープス達を投げUSNAの潜水艦の近くに投げ込む
「ん~~実戦だと新記録かな?」
ナナシは気分良くエリカ達の所に向かおうとすると巨大な塊が落ちて来る
「えっ……何?」
ナナシは恐る恐る近づくと
「貴殿は誰だ?」
「いや貴方こそ誰?筋肉」
「俺は十師族の十文字家の十文字克人だ」
「…………ふーんそうじゃね」
ナナシは特に興味無くその場から離れようとするが
「待て」
十文字はナナシの肩を触ると
「触らないで!この筋肉ダルマ!!」
ナナシは怒りながら十文字を投げる
「フン」
十文字は投げられたが即座に体勢を建て直す
「質問に答えろここで何をしている」
ナナシはため息をつきながら
「…………スターズと殺りやってたけどそれが何か?」
「何?」
「だから私はもう行くね」
ナナシは質問に答えその場から離れようとするが
「俺は十師族の代理で来た説明を求める」
「いや!何で他家に教えないと行けないのよ!情報は命と同じ誠道様から言われなかった?もし欲しかったら見返を寄越しなさいそれか誠道様からの許可もしくは四葉家の関係者に聞きなさいよ!」
ナナシはその場から離れようとするが
「俺は十師族の代理で来た貴様は四葉家の関係者なら答えろ」
「いーやーそもそも私は十文字克人の顔も知らないし高校卒業ならまだ若い筈だわ貴方どう考えても老けてるし顔が三十代だもの!」
その言葉に十文字克人は落ち込み
「それじゃね筋肉くん!」
ナナシはその場から離れ
「老け顔…………三十代……」
それにより十文字克人は心の傷を負うことになるがナナシは覚えていなかった
~誠道~
「ナナシ……言い過ぎだろそれ……」
誠道は遠くから聞こえた会話に呆れつつも
「よそ見とは余裕ね!」
リーナから攻撃を避けていた
「~~何で当たらないのよ!!」
リーナは文句を言うが
「…………そろそろ演技止めていいよリーナもうスターズはうちの部下が倒した」
「……ふーんそう……それはそれで複雑な気持ち」
その言葉にリーナは攻撃を止め誠道の顔を見る
「いつから気がついていたの?」
「リーナが自分の正体を知った時」
リーナは文句を言いながら
「最初からじゃない!」
「それはそうだリーナの技の切れが無くなったからな」
「ムー」
リーナは文句を言おうとするが止め
「それで研究データは?」
「もう削除済みまともな研究員以外は既にもう居ない」
「そう……ならいいわお仕事お仕舞い……と」
リーナは腕を伸ばし
「それでリーナどうする?」
「そうねもう任務は完遂したし帰るわ……それよりも」
リーナは誠道に近づき
「私の仲間をちゃんと守りなさいよ!守らなかったら戦略魔法を貴方に撃つからね」
「オーこえ……お前が言うと洒落にならん」
誠道は笑いながらリーナと空中で談笑していると
「終わったか誠道……誠道で良いのか?」
達也は空中で近づき質問するが誠道の変装を忘れ聞いてしまう
「言ってから聞くな達也……誠道でいいもうリーナにはバレて居るしな」
誠道は本来の四葉誠道の姿になろうとするが十文字が来ている状況で誠道の姿だと質問攻めに合うと考えた誠道は悩みつつも無線機を取り出し
「ナナシ少し良いか?」
『何でしょう誠道様』
「お前の事だどうせ自分に着せようとしている服が有るだろ?それを此方に飛ばせ」
その言葉を聞いたナナシは姿が見えないが喜んでいる様子が目に浮かぶ
『よろしいので誠道様』
「構わない……」
その言葉はとても嫌そうな顔をしているとリーナと達也は疑問に思っていた
『後から写真撮っても良いですか!?』
「…………ナナシもし撮ったら給料とボーナスカットする」
『冗談です誠道様…………本当に冗談ですからね誠道様!!』
「いちからさっさと此方に寄越せ」
『畏まりました少々お待ちください』
誠道は無線機を切ると十秒後にケースが届く
「誠道それは?」
「…………変装ようのやつだ」
誠道はケースを開かずケースにある魔法式を起動する
「えっ何?もしかしてそれCADなの?」
「そのようだなリーナ…………しかしこれは」
達也は魔法式を読み取ると魔法の正体を知った達也は呆れる
「…………」
誠道は達也の呆れを察するがそのまま魔法式を発動すると誠道の頭の上から光だし誠道の全身が見えなくなる
「えっ何この魔法」
リーナは誠道に注目するが誠道に光が収まると唖然とする
「えっ…………何その魔法」
そこには以前リーナに見せた誠道の変装(女装)の姿であった
リーナは興味心身にみるが余りにも変な魔法にある意味驚き一言
「もしかして…………それだけ?」
「それだけだ」
変を確認した誠道は自身の姿を前回の姿に変わり
「…………何も言わないでくれないかしら何も言わないでくれると助かりますリーナ様」
リーナは誠道の声の変かに寒気をする
「止めて……気持ち悪いて言うか何かに目覚めそうだから止めて」
「分かりましたリーナさん」
「うん……それならギリ……超絶ギリギリ耐えられる」
誠道は達也の方を向き
「所で達也様……此方に来た用件は何でしょうか?」
「ようやく本題に行けるなトラブルだ誠道」
達也は現在起きている問題を説明する
「ここの研究所の所長が最後にとんでもない事をしてくれた」
「それは何でしょうか?達也様」
「あぁ表向きUSNAが処分したとされている軍事衛星が落ちて来ている」
「そうですか」
「ふーんそう…………てっはぁ!?軍事衛星が落ちているってどういう事よ!?タツヤ!!、しかも何でそう言う大事な事をさらって流すのよ!!挨拶じゃあ無いのよ!しかも何で誠道貴方はそんなに落ち着いているのよ!!」