感情共鳴セカイ「プロジェクトミク」 −想いを繋げる日− 作:タスク・アスク
拙い文章ですが、どうか温かい目で見てもらえると嬉しいです。
もっとストーム・ボーダーを活躍させたい!!と思い、書き始めした。悔いはありません。
─────────────────────────
ふと目が覚めた。目の前には青い空。……ん?
────────あの、ここはどこですか?
そんな疑問を抱きながら体を起こし付近を見渡す。そこは空は青く、美しい草原がどこまでも続き、周囲には色とりどりの触れることのできない三角の結晶が数え切れないほど浮遊していた。
本当にここ、どこ?
昨晩の記憶を思い出すが少なくとも覚えている範囲ではちゃんとベッドで寝たはずだ。なのになぜか見覚えのない草原にいる。
…うん。間違いない
改めて付近を見渡すが誰もいない、動物一匹も存在しない。
だが、よく見ると奥に鮮やかな色をした一本の木が見えた。
あそこに何か手がかりがある。確証はないが私は自然とそう確信した。
「……行ってみるか」
私は立ち上がり、ゆっくりと一歩一歩、地面の感触を感じ取りながら木に向かって歩いて行く。
─────
しばらく歩くと木の近くにたどり着いた。木の前には、水色の髪をツインテールに結んだ少女が私に背を向けて立っていた。
『ねぇ、なんでこの場所に来たの?』
どこか電子音が混じった声で彼女は振り返りながら私に話しかけてきた。
「ごめん、その質問に対して私は答えを持っていない。目が覚めたらここにいたから。」
『そっか、もしかしたらウィシュツリーが私の想いに呼応してあなたをこの場所に導いたのかもね。』
「ウィシュツリー?」
疑問に思う私を他所に彼女は、色鮮やかな宝石が実っている木を見つめた。
『この木のこと、この木はみんなの想いが重なってできた木だから。』
「みんなの想い?」
『そう、この木はみんなの感情がひとつになって初めて完成するの。この結晶もそうだよ。』
彼女は木の実の様な宝石に目を向けながら
『完成した宝石は一つの"セカイ"を構築するの。』
「"セカイ"?」
『その話はまた“今度”ね。今は説明してる時間はないみたいだから。』
また“今度”?ということは次があるということなのかな…?
『いい?よく聞いて。具体的な内容は省くけど重要なことだけ伝えるから。』
彼女は一拍明け、私に向かって懇願してきた。
『お願い!私たちを止めて!!』
なぜ止めてほしいのか?君がどこでなにをしてしまったのか?詳しいことはわからない。けれど、私がするべきことはわかっている。
「任せて、必ず助けるから!」
止めて、助ける。ただそれだけだ。
『…ありがとう!!』
私の言葉に、彼女は笑みを浮かべながら感謝を述べた。
──────────………い──────────
不意に体が軽くなり空に向かって浮遊、意識が遠のく。
──────────………輩──────────
どうやら朝らしい。名残惜しいが彼女との時間もここまでのようだ。
「またね。」
次は合う時はもしかしたら敵かもしれない。それでもこの時間は間違いではなかったと、私は確信しながら彼女に別れを告げた。
『うん!またね!』
彼女が“その言葉”にどんな意味を込めたかはわからない。それでも彼女も別れの言葉にこの言葉を使ってくれたということは、この出会いは間違いではないと彼女も確信してくれたということだろう。
私は彼女の返事を聞きながら満足した顔で意識を虚空に手放した。
──────────
───────
─────
──
「───────…輩、先輩!朝です。起きてください。」
「────……マシュ?」
目が覚めるといつものベッド、隣には私を起こしに来てくれたらしい
「おはようございます、先輩。シオンさんから私達に話があるとのことで起こしに来ました。」
「ごめんおはよう、すぐに準備するから外で待ってて。」
「わかりました。」
マシュが退室すると同時にベッドから立ち上がり、急いで身支度を整える。
よし!準備完了!!
「ごめん、お待たせ!」
「いえ!フォウさんも来ましたし、行きましょうか。」
「フォウ、フォウ!」
扉を開けるとマシュとフォウくんが待機していた。私たちは急ぎ足で管制室に向かう。
一体何があったんだろう?
管制室に到着し、扉が開く。
「藤丸立香、ただいま到着しました!!」
「並びにマシュ・キリエライト、先輩を連れてきました。」
「フォウ!」
「来たか、藤丸!遅かったな!」
私が勢いよく到着を知らせる。それと同時にゴルドルフ新所長から軽いお叱りを受ける。
「すみません、寝てました!!」
「何ぃ!?」
ゴルドルフが眉間にシワを寄せる
『まぁまぁ、ゴルドルフくん。確かにこんな朝早くから呼び出したのは我々だ。それにもし、緊急アラートを鳴らしたら立香ちゃんだってすぐに起きて来ていたさ。』
「しかし技術顧問…」
怒る
「それを言うなら呼び出しの発端は私ですので怒るなら私にどうぞ。」
「い、いやシオン君。そうゆうわけでは…」
「では、全員揃ったということで本題に入ります。」
「あれ!?無視!?」
嘆くゴルドルフを尻目にシオンが呼び出した原因の説明を始めた。
「今朝、ペーパームーンが虚数空間内での異常を検知。内容は【虚数空間に存在する謎の領域で、人が生存している】というものでした。」
「「「「!?」」」」
私達はとんでもない内容に思わず目を見開く。
「どうやら何者かがカルデアと同じ様に虚数空間に逃げ込み、そこで謎の領域を展開し、隠れてやり過ごしていたということでしょう。」
「ちょっと待ってくれシオン!つまり、俺たちとは別にまだ人類が生き残っているということか!?」
「その通りですカドックさん。これが何故今になって観測できたのかは原因不明ですが、おそらく7つの異聞帯全てが切除されたことが原因ではないかと我々は考えています。」
『───────残念ですが、それは違いまぁす。』
管制室のスピーカーから人を小馬鹿にしたような声が響く。
「この声は、まさか!?」
突然管制室のモニターがハックされる、と同時に独特な音楽が流れ始める。
『BB──チャンネル──────!!』
その言葉とともに
『はーい皆さんこんにちは、ラスボス系後輩のBBです!!』
ゴルドルフはBBを指さし、
「BB!!今は貴様に構っている暇はない!!……と言いたいところだが、今なんて言った!?異聞帯の切除は関係ないだと!?」
『はい!そう通りです。今回、何故今になって発見できたのか?なんでBBちゃんがわざわざこんな助言を言いに来たのか?それは全部
「────────え!?私!?」
私は思わず自身を指さし叫んでしまった。
「…藤丸、貴様いつレムレムした?」
青ざめた顔のゴルドルフに対し、私は目をそらしながら白状した
「………さっきまで寝ていた時です……。」
「「oh……」」
「先輩……」
うぅ、視線が痛い。本っ当に、すみませんっ
『───さて、話を戻しますが、事の発端は先輩がこの領域に夢を通してアクセスしたのが原因です。先輩、覚えていますか?』
「覚えているよ。理由も原因も知らないけどあそこにいた彼女は私にこう言った『私達を止めて』ってね。」
あの時の彼女の顔はまだ目に焼き付いている。
『……、「私達を止めて」ですか。なるほどなるほど自体はそこそこ厄介な状態になっていますね。』
BBが深刻そうな顔で思案し始めた。
『すみませんシオンさん、今回は私がナビするのでそれに従ってもらってもいいですか?』
BBはシオンに対し、普段は絶対にしないであろう提案をする。
『────────すまないがそれは許可できない』
その音声とともに立体ホログラムが起動し、キャプテン・ネモが投影される。
「ネモ船長!!」
『現在、僕達はシャドウ・ボーダーによる
その言葉に対し、BBは別のモニターに球体状の物体を映し出す。
『これが虚数空間に存在する謎の領域の立体図です。この外縁には強力なシールドが張られていて、これを突破しない限りなかに入るのは不可能です。』
『なるほど、シャドウ・ボーダーではこの障壁は突破するのは不可能、次元ごと突き破るストーム・ボーダーでなければならないということか。たが──』
『──ストーム・ボーダーでは大きすぎるため長時間の
『その通りだダビィンチ、だから今までこの機能は使用していなかった。』
シャドウ・ボーダーとストーム・ボーダー。それぞれには特性があり、この二つを使い分けることで私達は今までの旅を乗り越えてきた。だが今回はその両方が使用が困難という事態になってしまった。
『あ、先に言っておきますが虚数空間内へのレイシフトとか、絶対無理です。あそこでの存在証明はBBちゃんを持ってしても不可能です。』
「じゃあどうしろというのかね!?このまま見捨てろと!?」
「いえ、違いますゴルドルフ新所長。先程BBはナビをしてくれると発言しました。ということはつまり行く方法があるということです。そうですよねBB?」
怒り狂ったゴルドルフに対し、シオンは冷静に否定しBBに質問する。
『シオンさんの言う通りです。私の指示に従って頂ければストーム・ボーダーのまま、皆さんをあの領域へとダイブさせることができます!!』
『わかった。では、君の指示内容を教えてくれBB』
『わかりました。つまりですね─────────』
キャプテンはBBが指示をするという理由に納得し、詳細を聞き出した。
──────────
『────全搭乗員に通達する。繰り返す。全搭乗員に通達する。本艦はこれより虚数空間への
今回
作戦開始は20分後を予定。全搭乗員は引き続き、持ち場につかれたし。』
作戦内容を告げるアナウンスが鳴り響く。準備を完了させ定位置についた私は背を伸ばす。
「さて、そろそろか……、そっちの準備はいい?テセウス!!」
「あぁ、任せたまえマスター!」
BBが立案した作戦、それは端的に言うならば〈最短コースで全速前進〉であった。
まず、ストーム・ボーダーで
潜航した後サーヴァントセイバー、テセウスの宝具
そして目的地に到達次第すぐさま領域外縁の結界を突破し内部に突入するという実にシンプルかつ合理的な作戦だった。
虚数空間は時空間が入り乱れていて目的の場所にたどり着くにはかなりの時間を要する。
だが、テセウスの宝具は目的地、または迷宮の出口に向けて突破口を切り拓かせることができる。
テセウスの助力を得られれば長時間潜航することが困難なストーム・ボーダーでも短時間で目的の場所までたどり着くことが可能となる、というわけだ。
本来この宝具は目的地、あるいは出口を明確に知っておかなければ発動はできない。
だが
「よし、プロフェッサー、最終確認開始。ストーム・ボーダー、
『こちらも問題ありません。先程再計算いたしましたが、作戦の成功率99.9%。思いっきり行っちゃってください!!……そして残念ですが私のナビはここまでです。私はこれ以上この件に関与しませんので。』
その言葉私は驚く。
「え!?手伝ってくれるんじゃないの!?」
『はい!!申し訳ないないですがここまでです!実は私。本来はあんまり人類に関与するべきでは無いんですよ。…けど、あそこに閉じ込められているのが形は違えど同族だったので……思わず口を出しちゃいました!』
テヘペロって下を出しながらBBちゃんは今回手を貸してくれた理由を話してくれた。
「わかった…、後は任せて。キャプテン!!」
「あぁ、総員席につけ!ペーパームーン…、起動!!」
ネモ船長の言葉と共にテセウスは霊体化し、他のメンバーは席に座り準備を整る。そして、ペーパームーンが羅針盤として機能し始める。
「論理術式展開!実数空間における
その言葉とともに、が現在から虚数へと存在が書き換えられていくの感じながら、虚数の海に沈んでいく──────────
しばらくして、電算室にいるダ・ヴィンチから通信が入る。
『キャプテン。立香ちゃん。今の所
「了解!…お願い、テセウス!!」
その言葉とともに私は令呪が宿った右手を掲げる。霊体化が解け、テセウスが赤い糸を持って現れる。
「任せろマスター!!……栄光と勝利の為に、我が糸よ…導き給え!『
テセウスの宝具解放と共にストーム・ボーダーから赤い糸が伸びていく。
「今だ、全速前進!!」
「「「「アイアイキャプテン!!」」」」
キャプテン・ネモの号令と共に赤い糸を追ってストーム・ボーダーが加速する。
────────
赤い糸を追い続けること約10分、目の前に白く、赤く、青く……黒以外の全ての色が混ざった巨大な球体がそこにあった。
「きれい…」
「はい、とても綺麗です…」
「うむ、確かになかなか見ることのできない景色だな。」
私たちは思わず見とれてしまった。
「…あれが目的の領域か、ダ・ヴィンチ対処を頼む!」
『計測及び計算、もう終わってるよ!あの美しい球体を覆うように展開されてある結界は第六特異点やブリテン異聞帯と同じく〘世界の果て〙の性質を模した次元断層だ!おそらくこの結界を持ってこの領域を固定している!!だが、計算上
「なるほど、BBの言う通りシャドウ・ボーダーではこの結界の突破は不可能だっただろう。だが、これは次元穿孔ができるストーム・ボーダーだ。〘嵐の壁〙だろうが〘世界の果て〙だろうが突き破ってみせる!!
総員、耐ショック姿勢!艦首、次元穿孔機構展開!!これより次元穿孔モードで
キャプテン・ネモを合図にストーム・ボーダーが更に加速し、その勢いのまま結界を突破、球体内へと入っていった。
『────────どうやら待ち人が来たみたいだね。よし!盛大にもてなして挙げないと!!』
とりあえずここまで。上手く描けたかなぁ……不安しかない。
次回の〘プロローグ2〙から初音ミクボーカロイドメンバーや、天翔ける天馬など個性が強すぎるプロセカキャラも出していきたいと思います。
時間はかかるかもしれませんが、せめて2週間以内には更新したい。
感想、コメント、誤字報告。出来たらよろしくお願いします。
プロセカのキャラを他のセカイにつれていくのは……
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あり
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なし