感情共鳴セカイ「プロジェクトミク」 −想いを繋げる日− 作:タスク・アスク
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司は右手を前に突き出し、類達もそれに合わせて右手を合わせ円陣を組む。
「────────ねぇ司くん。その能力は私達にもできるの?」
「え?」
「ど、どういうことですか?立香お姉さん」
「えっとね、さっきの説明を聞いている限り写し出す対象は設定されていないみたいだったから」
『可能だと思うよ。ただし、対象は「想いの持ち主」だけだね。"セカイ"に想いが少しでも記録・収集されていたら発動対象になるけど、
「なるほど……」
「んん?…つまり、オレが類達に
『うん、そうだよ』
「だが、それは余りにも危険なのでは…「「「司くん」」」……はい」
「僕たちは君1人に全てを負わせたくない」
「わたし達仲間でしょう?」
「い、一緒に…戦わせて」
「……わかった、先に止めるなと言ったのはオレだったな」
司は右手を前に突き出し、類達もそれに合わせて右手を合わせ円陣を組む。
「ワンダーランズ×ショウタイム、
「「「おー!!」」」
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司を中心に光が溢れ出し
「……共鳴せよ我らが想い。集え、奇想天外の
光が収まると騎士服*1を着た司を筆頭に、
魔導士の服に髪が少し伸びた類。*2
黒い軍服みたいな近未来的な衣装に身を包み、機械のウサギ耳を付けた寧々。*3
寧々と似たような近未来的な衣装に、いつものショートヘアからロングヘアに髪を伸ばしハンマー、機械の天使の輪を、頭の上に浮かばせ、巨大なを片手で持ったえむ*4が現れた。
「よーし!行くぞー!!」
「やっぱりこの感覚慣れない…」
「そうだね、やっぱり脳に直接知らない情報が埋め込まれるのはいい気分がしないね」
「しょうがないだろ、そんな能力なんだから。立香さん達の援護を……………………あれ?」
司達から少し離れたところで起こっているボーカロイド達と
『くっ、俺の吹雪がかき消される…おい
『貴方の方こそこの吹雪消しなさいよ!私の炎が満足に使えないじゃない!』
「あら、いがみ合っている時間はあるの?」
禍々しい槍を複数空中に出現させ、邪ャンヌの剣を振り下ろす動作に合わせてカイト・オルタとメイコ・オルタに向かって射出された。*5
『チッ、氷の盾』
『炎の壁!』
カイト・オルタと|メイコ・オルタの2人はそれぞれ氷の盾と炎の壁を展開するが、属性相性が最悪過ぎて氷の盾は溶け、炎の壁は凍ってしままう。邪ャンヌの槍はそれをあっさり砕いて彼らに降り注ぐ。
『ぐぅぅぅ!?』
『きゃぁぁぁ!?』
「貴方達は戦闘に関しては素人同然ね。確かに厄介な能力を持っているけど全然使いこなしていない。おまけに連携も出来ない。なら
「同感だ。
「それは、そうだ…ね!」
アーサーが攻撃を
アルトリア・オルタも、聖剣から溢れ出した禍々しい魔力を斬撃に纏わせ、薙ぎ払うことで空中に飛んでいたゲイザーの群れを一掃する。
『なかなかやるわね。でもこの数はどう?』
ルカ・オルタが指を振るとゲートから倒した倍以上の数のエネミーが出現する。
「フッ、愚問だな…アーサー!」
「任せろ!」
「「
黄金と漆黒の風が100以上いた筈の
『馬鹿な、なんて威力…』
「どうした、
「悪いけど
『この程度が日常茶飯事…?』
「あはは、まぁ
「やっぱり
「それにしても、しつこい電撃だなぁ」
『もー、全然攻めれないー!』
『いい加減倒れろー!』
「お・こ・と・わ・り!!」
ボーカロイド達の中で唯一連携して雷撃による攻撃をしているリン・オルタとレン・オルタだが、ボイジャーとエリセの連携によって押し負けていた。
『雷撃による…』
『乱れ打ちー!!』
リン・オルタとレン・オルタは雷の球体を大量に生成し、全方位からの攻撃をボイジャーとエリセに仕掛ける。
「チッ、ボイジャー!」
「ほしの大地」
だが、雷球はボイジャーが地面から放出した大量の星型のエネルギーで全て防ぐ。
「お返し、
『ぼ、防御ー!』
『間に合わないよー!?』
逆にエリセが放った呪弾がレン・オルタとリン・オルタに直撃する。
『『わぁぁぁぁ!?』』
『
「……確かに他のボーカロイドに比べて連携はできているし、勝負慣れもしている。けど、私とボイジャーの連携の方が強い!」
「うん!ぼく達の方がつよい!」
「なぁ……これ、オレ達いるか?」
「いるよ!?」
「あ、立香さん」
「ごめんお待たせ、分断するのに思ったより手間取った」
立香さんが
「ここまでは作戦通り。今は
「「「「わかりました!」」」」
「道中、邪魔する
「了解です!」
「それじゃあ…いくよ!!」
司達はゲートに向かって駆け出す。
それを真っ先に気付いたのはルカ・オルタだった。
『あれは…
「退けと言われて退く阿呆がいるか。それに
「そうだね、
『─────ッ!?』
「当たりみたいだな。おまけに今回のゲートは司達の"セカイ"で使用した厄介すぎるゲートではなくただの
『ッ!?何故それを!?』
「フンっ、強大な力をつけて傲った者が考えそうなことだ」
「私達を侮ったことが君たちの負けだ」
『くッ、来なさいワイバーン!』
「無駄よ!
ルカ・オルタによって召喚されたワイバーンの群れは邪ャンヌが旗を一振りすると、召喚主のルカを攻撃し始めた。
『なっ!?
「残念だったわね、私は下級の竜種なら操れることができるのよ。このまま蜂の巣にしてあげる!」
『そ、そんな…私の下僕が…』
「ほぅ…偶にはいいことするじゃないか串刺し女」
邪ャンヌ自身の炎と、ワイバーンからの火球が絶え間なくボーカロイドへ注がれる。
『ちょ!?
『うるさいわかってる!』
氷の盾を四方八方に大量に展開するが、いかせん威力と数が違いすぎる。
『チッ、
『『『わ、わかった!』』』
『
『だめ!完全に私の制御下からはずれてしまっている!』
『クソがっ!』
「貴方達今よ!」
「ありがとうございます!」
足止めが一切なくなったことで司たちは更にスピードを上げてゲートへ接近する。
『行かせない、キメラ!』
「させるわけ」
「ないだろう!」
残っていた
「今だ!えむ、類、寧々、いくぞ!」
「「「うん(あぁ)!」」」
司の掛け声と共に寧々が
「類!」
「任された」
類が召喚した杖*6の先をを地面に叩きつけ、司とえむに
「えむくん!」
「アイアイサー!」
えむがハンマーをバットの様に構える。
「えむ、いくぞ!」
「ばっちこーい!!」
司は、えむがいるゲートとは真逆の方向に向かって走り、軽く
「ホーームラン!」
「これがオレ達の合体技、『
突き出した司の剣が
「よし!って、止まらないぃぃぃぃぃ!?」
「まずい、立香さん!」
「わかってる、アーサー!」
「任せたまえ、彼が騎士ならそれを纏めるのが騎士王なれば!」
魔力放出による超加速で司を追い抜き、
「ふぅ……無事かい司?」
「あ、あぁ。助かったアーサー王」
王としての風格とカリスマを直に浴びた司は呆気にとられる。
「こ、これが王様か…」
「か、かっこいい…」
「おい、私も騎士王なのだが?」
「
「おいマスター、それは褒めてるのか?」
「ハッ!ジャンキー狂いにはお似合いね!」
「……殺す」
「やってみろ!」
「お、落ち着いてください騎士王!」
「ケンカはダメだよ」
「そうだよ!邪ャンヌもアルトリアも、喧嘩はシュミレーターでやって!」
「止めはしないのねマスター…」
『ルカ、俺達は撤退する。お前はどうする?』
『そうね……いえ、今回は大人しく撤退させてもらうわ。でも、次は必ず徹底的に潰す』
「……それこそやってみろだよ。何度でも
「もちろん我らワンダーランズ×ショウタイムもな!!」
私達は顔を見合わせて頷く。
『………そう、それは楽しみだわ』
ちょこっと解説
・
"セカイ"に記録・収集された想いが派生したことで誕生した「
・『
司、類、えむの3人が強力することで可能とした合体技。宝具のランクでいえばC++、元々の名前は
個人的に、カイトは氷…というより吹雪(スノーマン)。メイコは炎(私の恋はヘルファイア)、リンとレンは雷(髪色的に)
ルカは支援系(ルカルカ★ナイトフィーバー)をイメージして書いています。ミクは……決めてはいますけどまだ秘密で。
最近は忙しすぎて書く時間を確保できていないので次の更新は更に遅れるかもしれません。すみませんがご了承ください。
感想、コメント、誤字報告、よろしくお願いします。
司必殺シリーズ、ネーミングダサい?
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ダサい
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ダサくない
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……俺達に聞くな