感情共鳴セカイ「プロジェクトミク」 −想いを繋げる日−   作:タスク・アスク

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……お久しぶりです。
原神の小説を書いたり色々と忙しくて更新遅くなりました。

とりあえず一言、ワンダショ騎士パロ完成したぞー!!やったー!!!


第3節、渋谷の"セカイ"(3)

────────────────────────────────────────────────────────────

 "渋谷のセカイ"の何処かにあるビルの一室。古ぼけた教会みたいな内装の部屋にルカ・オルタ達は転移していた。

 

『………失敗したな』

『失敗してしまったわね』

『侮ったね』

『侮っちゃったね』

『それで、どうするルカ(オルタ)

『……えぇそうね…次は───ぐッ!?』

ルカ(オルタ)!?一体どうし……ッ!?』

 

 突然頭の中に”何か“が入り込んてくる。

 

『な、何っ!?』

『頭が、イタイ…!』

『これは、デザイアクリスタル…?』

 

 何もない空間が歪み、妖しく輝く赫い宝石が出現した。

 

お前たち、何をむざむざと帰ってきている

 

 宝石(デザイアクリスタル)が何かを自らの私兵(ボーカロイド)に何かを伝えようとしてくる。

 

『せめて、分かる言葉で喋れッ……』

ふむ?まだそのような事を言う元気があるか、駄犬

『ッ!?ぐッ、ぐあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!?』

カイト(オルタ)ッ!?』

 

 カイト・オルタに禍々しい“何か”が流し込まれる。

 

奴らはお前たちの事をオルタと呼んでいたからな。それにあった姿にしてやる

 

『ぁぁぁぁぁぁぁぁあ──────────』

カイト(オルタ)……』

『ど、どうなったの……?』

 

 絶叫していたカイト・オルタだったが、突然ふらつきながら立ち上がる。すると先程まで纏っていた闇がカイト・オルタを包み込む。

 

『フッフッフ』

カイト(オルタ)、無事なの…………カイト(オルタ)?』

 

 やがて中から服もマフラーも黒くなり、肌も白くなっている。よく見たらオルタ(黒化)して黒くなっていた瞳が金の瞳に変わっていた。一番特徴なのは、青かった髪に若干白が混じってしまっていた。*1

 

『これはいい…これなら全てを壊せる……!』

『カ、カイト(オルタ)……………?』

『その名で呼ぶな!!』

『『『『!?』』』』

『今の俺は……カイト・オルタだッ!!』

 

素晴らしい、素晴らしいぞカイト・オルタよ。さて、お前たちもすぐにオルタ化してやろう

 

──────────────────────────────────────────────────────────────────────

 

「──────────スター!」

「──────────マスター!!」

「ん、んん?」

「大丈夫かい?ボーってしていたみたいだけど…」

「う、うん大丈夫……ってここ裏路地!?あれ!?"セカイ"は!?」

 

 周りを見渡すがアーサーと(藤丸立香)以外しかいなかった。

 

「それは──────────」

『ここは私に説明させて』

「え!?ミク(オリジナル)!?」

「うん、あの渋谷(灰色の"セカイ")が崩壊する間際にマスターの端末から彼女(初音ミク)が現れて私達を転移させたんだ」

「そうだったんだ、ありがとうミク」

『ううん、ごめんこっちも直前まで対応できずに。司くんが(ゲート)を破壊してくれていなかったら永遠に干渉できなかったよ』

『─────先輩、無事ですかッ!?』

「うわッ!?マシュ!?」

『うん、立香ちゃんも司くん達も無事だね。いや〜ヒヤヒヤした〜』

「無事でしたか立香さん!」

「うわッ司くん!?どこから……?」

「ちょっと離れた裏路地です。一緒にいたエリセさん達に従ってここまで来ました」

 

 どうやら全員裏路地にそれぞれ離れて転移していたみたいだ。

 

「それで、ボーカロイド達は……」

『すまないが管制室からは観測しかできず、撤退した彼ら(ボーカロイド)を追跡することは叶わなかった』

「そっか……」

『でもでも!これで仮説は証明されたね!』

「うん、デザイアクリスタルは直接干渉することはできない。これがわかっただけでも十分だよ」

「ではマスター、私は自由に活動してもいいな?いやするぞ」

「ちょッ!?突撃女(オルタ)!?」

 

 アルトリア・オルタは私の返事を聞く前に路地裏から出て行ってしまった。

 

「ああもう!マスター、すみませんが私はあの馬鹿(オルタ)を追います」

「あ、うん。でも連絡はどうする?」

「ならば僕達が一緒に行きましょう。どうやらアルトリア・オルタさんはゲームセンターなどで遊ぶ予定だったみたいなので……いいよね、寧々?」

「ま、まぁいいけど……」

『……こちらとしては即時帰還してメディカルチェックを受けてほしいんだけど……幸いにも立香ちゃんもそこまで疲弊していないし、街の探索をするならシバの観測からしても、恐らくこのあとが一番襲撃される確率が低いと予測されるからね。一応用心しつつ、渋谷を思う存分遊んできたまえ』

「ありがとう、ダ・ヴィンチちゃん」

「とのことだ。竜の魔女よ、類達を頼むね」

「任されたわ、騎士王陛下。さっ、アンタ達行くわよ」

「「はい!」」

 

 邪ャンヌと類、寧々は小走りでアルトリア・オルタを追いかけて行った。

 

「さて……私達はどつする?」

「はいはーい!アタシはボイジャー君と遊びたい!」

「……わたし?」

「うん!ここから少しした場所に公園があるんだ!そこでいっっぱい遊ぼう!」

「…!うん、あそぼうあそぼう!」

「う〜ん、ボイジャーとえむさんだけでは危ないから私もついて行きたいけど……マスターをどうするか……」

「それならば私が守ろう。エリセ嬢はえむ嬢について行ってあげなさい」

「アーサー陛下……ありがとうございます!」

「よーし、出っ発ー!!」

「しゅっぱつー」

「あっ、2人とも待ってくださいー!」

 

 えむがボイジャーの手を引っ張って裏路地から出ていき、エリセも追いかけて出ていった。

 

「すまないねマスター、勝手に決めてしまって」

「アーサーが言わなかったら私が言っていたから問題ないよ。それに……守ってくれるんでしょ?」

「…!あぁ!我が聖剣に誓って必ず君を守ろう!」

「ありがとう!じゃあ、影から見守っててね!」

「……え?何故?何で影から……?」

「いやー、アーサーがいると周りの目が気になって探索なんてできないよー。それに、見た目は青年(全盛期)でも中身がおじちゃんだからな〜」

「ウグッ!?」

 

 私の一言(ゲイボルグ)によってアーサーはをメンタル(心臓)衝撃を与えられ(刺し貫かれ)ふらつき始める。

 

「り、立香さん。いくらなんでも言いすぎでは……?」

「でも司くん。これから探索に行く時、ずっと人から見られるんだよ?アーサーが原因で」

「んん~、オレが目立っているのならばスターとして成長したと思えるが……探索においては邪魔だな」

「グハッ!!」

 

 司くんの邪魔発言(トドメの一撃)にアーサーは膝から崩れ落ちた。

 

『ア、アーサー陛下!お気を確かに!!』

「……いや、いいんだ。先程もかなりの視線を集めてしまったのは自覚していたからね……それに、私はおじいちゃんだし……………ハハッ」

『た、大変です先輩!アーサーさんが壊れちゃいました!』

「気にしなくていいよマシュ、そのうち治る」

『で、ですが……』

「さっ、司くん。行こー行こー!」

「あ、ちょ、立香さん!?」

 

 私は項垂れているアーサーを置いて司くんの手を繋いで裏路地を出た。

 

──────────────────────────────────────────────────────────── 

 

「しっかし……何の情報もないね」

「オレ達も昨日の事がなければ気付くこともなかったのかと思うとゾッとしますね……」

 

 私達は一通り探索した後、休憩を兼ねてカフェでお茶をしていた。

 

『あー、こちらプロフェッサー。先程の戦闘とアーサー王の現在位置から得たデータを初音ミク(オリジナル)さんと一緒に解析した結果、わかったことがあります』

「え?アーサー?今どこにいるの?」

()()()()()の天辺だ』

「……は!?何でそんな所にいるの!?」

『ここからなら何かあった時、一直線に魔力放出(ジェット)で突っ込めるからね』

「えぇ…………」

「っていうか、東京タワーって()()なんじゃあ……」

『あー、そうです。アーサーさんはいる位置、そこが問題なんです。彼がいるのは港区、本来ならありえないんですよ』

「え?でもアーサーさんは……」

『そうです。でもアーサー王は港区に行けています。どうやらこの渋谷の"セカイ"、()()()()()()()()()()()

「「…………?」」

『あー、わかりやすく言うと本来だったら渋谷区だけを巻き込んだ"セカイ"だったのに、この"セカイ"には港区や新宿区も存在しています』

「……え?」

『恐らく司さん達、想いの持ち主達の中で、住んでいる場所が渋谷区以外の人物がいるのでしょう。それに合わせて拡張したのではないかと』

「う〜ん、なるほど?」

『これによって、ボーカロイドの拠点を探すのは更に困難になりましたね…』

「「う〜ん」」

「とりあえず、みんなの意見も聞きたいし、そろそろ合流しよっか?」

「そうですね」

 

 私達は席から立ち上がり、店から出る。

 

「あっ」 

 

 その時、私はドア先にあった石に足を引っけてつまずく。

 

「おわッ!?……大丈夫ですか?」

 

 だが、司に手と腰を支えられることで転ぶことはなかった。

 

「ありがとう、危うく転ぶ所だったよ」

「いえ、お役に立て「あーーーーーーーーー!?」何だぁ!?」

 

 叫んだ声の方を見ると金髪のツインテールの少女がこちらを見て驚愕していた。

 

「えっとこれは「咲希!?」え?」

「お兄ちゃん、こんな所で何してるの!?……ハッ、もしかしてデート!?」

「違う、違うから落ち着け!!」

「さ、咲希!落ち着いて!」

 

 どうやら司くんの知り合いらしい。よく見れば彼女(咲希)の後ろから黒髪ロングの少女(星乃一歌)銀髪短髪の少女(日野森志歩)サイドテールの少女(望月穂波)が慌ててこちらに向かってきていた。

 

「えっと……?」 

「あ、すみません立香さん!こちら妹の咲希です」

「はじめまして彼女さん、妹の天馬咲希です!」

「だから彼女じゃないと言っているだろう!?」

「じゃあなんなの!?」

「それは……」

 

 私のことをどう言えばいいのか分からないのか、司くんは私に向かって目線で救いを求めてきた。

 

「はじめまして、私は藤丸立香。つい最近まで海外で活動していてね。帰国した後の案内をショーを通して知り合った司くん達ワンダーランズ×ショウタイムのメンバーに依頼したんだ」

「あ、そうだったんだですね。ほら咲希違ったみたいだし「あーーーーーー!!!!」今度は何ッ!?」

「あの!あの!もしかしてなんですけど『折り紙さん』ですか!?」

「ん?懐かしい呼び名だね。それは確か私のおばあちゃんが入院いる病院にいた子が付けてくれたあだ名だね。確か名は『さき』だったはず……え?」

「「「「え?」」」」

 

 私は驚いて彼女(咲希)の顔を見る。

 周りにいた司や少女達も咲希の言葉に驚き、司は情報を処理できず立ったまま気絶(パンク)した。

 

「はい!私です!!お久しぶりです。おかげで元気になりました!!」

「う、嘘ぉ…」

「え、なになにどういうこと?」

「私が入院していた時、中庭でひたすら折り紙を折っている人がいたんだ。それがこの人」

「私のおばあちゃんが咲希ちゃんと同じ病院に入院していてね。私は当時こっち(東京)に住んでいたんだけど、おばあちゃんはもう治ることのない病気になっちゃてね。残り僅かな時間しか生きられないと聞いたから毎週の様に通っていたんだよ。でもおばあちゃんから『私なんかに構わず外の子供達のために折り紙を折ってこい』って追い出されてね。それで仕方なく中庭で折っていた時に出会ったのが『さき』ちゃんだったんだよね…」

「そ、そうだったんですね」

「…所で君たちは?」

「あ、挨拶が遅れてすみません。咲希の幼馴染でバンド仲間の星乃一歌です」

「同じく、バンド仲間で幼馴染の日野森志歩です」

「望月穂波です」

「バンド……?そっか、咲希ちゃん夢を叶えたんだ」

「はい!」

「──────────────────────────────ハッ、すまない昔咲希が語ってくれた『折り紙さん』が立香さんだったという夢をみてしまっていた」

「司さん、それ正夢です」

「─────────────────────────」

 

 穂波からの指摘を受けて司は深く深呼吸を行い…

 

「な、なんだってーーーーーーーー!?!?!?」

 

 "セカイ"に響き渡る絶叫をあげた。

*1
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藤丸立香と知り合いだったキャラは咲希ともう1人います。
あと、キャラについてよく調べたら渋谷区以外に住んでいるかもしれない人が何人かいたので空間内が拡張されている設定にしました。
次は"ワンダーランドのセカイ"を飛び出し別の"セカイ"へと向かいます。
次回更新は未定ですけど気長にお待ち下さい。
感想、評価、誤字報告よろしくお願いします!

司必殺シリーズ、ネーミングダサい?

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