感情共鳴セカイ「プロジェクトミク」 −想いを繋げる日−   作:タスク・アスク

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勢いが止まらず1日で書くことができた、ほんとに怖い。



第1節、奇想天外なワンダーランド(2)

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 時は少し遡る。

 

 レモンイエロー色(ワンダーランド)の"セカイ"に突入したカルデア。そこは遊園地と奥に港が存在していた。だが、遊園地の観覧車の前。そこには空間に穴が空いており、そこからキメラやオオカミなどのエネミーが大量に出現していた。

 

「突入成功!けど、キャプテン。無茶しすぎ〜!!」

「しょうがないでしょ、緊急事態なんだから。」

 

ネモ・マリーンの言う通りだ。虚数潜航(ゼロセイル)に、全力走行。そして次元穿孔を2回連続使用。流石のストーム・ボーダーも負担は大きい。何よりストーム・ボーダーと同期しているキャプテン・ネモへのフィードバック(ダメージ)もかなり来ているはずだ。

 

「藤丸!これから本艦はエネミーが発生する原因と思われる空間の穴の真上に向かう。すまないがこれ以上ストーム・ボーダーに負担をかけるわけにはいかない。そのため、飛行可能なサーヴァントを使って地上に向かってくれ!!」

「了解!」

 

ここでダ・ヴィンチとネモ・プロフェッサーからスキャンした観測結果が伝えられる。

 

『キャプテン!やっぱりあの空間の穴がデサイアクリスタルからの刺客だ。あの空間を閉じればヤツからの摂取はストップする。だけど、別の場所でこの"セカイ"の初音ミクとその他のボーカロイド、そして想いの持ち主と思われる人物がキメラとオオカミの群れから逃走してる。距離的に考えて、どっちかを優先しなければならない!』

『こちらからも更に悪い報告〜。どうやらあの穴から出た奴等を一匹でも倒すと、倍の数のエネミーを放出するようになっています。つまり、穴を塞いでから倒さないと数が増えるだけという厄介なシステムになっています〜。』

『こちら機関室ネモ・エンジン。キャプテン、自分の体だからわかっているだろうがあえて言っておくぜ。これ以上の高出力での稼働は許可できねぇ、エンジンが持たない。』

「チッ、そう上手くはいかないか。仕方ない、カドック。君も出撃────「いえ、カドックさんはこのまま待機、先輩もこのまま空間の穴に向かってください。私1人で救出に向かいます。」─────マシュ?」

「キャプテン、確かストーム・ボーダーにはメリュジーヌさん専用の射出カタパルトがありましたよね?」

「あ、あぁ。…まさか!?」

「そのまさかです。私ならマスターと離れても貯蔵魔力である程度戦えますし、カタパルトの衝撃にも耐えられます。これならストーム・ボーダーを移動させることなくどちらにも向かえますよね?」

 

 マシュの脳筋すぎる発言にシオンと電算室にいるダ・ヴィンチが大爆笑。私とキャプテンとゴルドルフ(新所長)は顔を引きずり、カドックは胃に手を当て蹲くまってしまった。

 

「キ、キリエライト。それはあまりにも無謀じゃないかね!?」

所長(ゴッフ)の言うとおりだよマシュ!流石に危なすぎる!!」

「どっちも可能にする手段があるなら実行する!!そうでしょう!?マスター!!」

「──────────ハイ、ソノトオリデス。」

 

 マシュの気迫に私はたじろぎ、思わず肯定してしまった。マシュは私の返事を聞くと「ニコリ」と笑い、

 

「──ではキャプテン。私はオルテナウスの準備をしていますのでカタパルトの準備、お願いします。」

「……わかった、マリーンたちに準備させるよ。」

「ありがとうございます。では…私はこれで。」

「…僕の役目も終わったことだし。ここで退出させてもらうよ。」

「ありがとうテセウス。」

 マシュは出撃準備のため駆け足で管制室をあとにし、テセウスも苦笑いしながら管制室を退出した。

 

 

 私がマシュの英断(力技)に対し苦笑いをしているとカドックが私の肩に手を置き

 

「諦めろ、キリエライトは一度決めたら止まらない質だ。」

「──────知ってますぅ。…はぁ〜、マシュ(後輩)言われた以上、やるしかない!!」

「あぁ、その意気だ。」

「フォウ、フォウ!」

「ありがとう、カドック、フォウくん。じゃ…私、サーヴァント達に協力を要請してくる!」

「「行ってらっしゃい(フォウフォウ)」」

 

 私はカドックたちにお礼を言い、テセウスと共に管制室をあとにして食堂に向った。

 

 

────────────────────

 

 食堂に向かうと呑気に食事を楽しむシャルルマーニュ十二勇士のみんな(高校生みたいなノリのバカ共)がいた。

 

「あ、マスター!!出撃か?」

「王様ー!おかわりお願ーい」

「いや大将に頼まず自分で行ってこいよ」

「何をー!全裸厨のクセにー!!」

「お?なんだ、全裸に喧嘩売ってんのか?あ?」

「あー、もう!私が全部おかわり取ってくるからお皿ください!!」

「おー、流石ブラちゃん、助かるー!!」

 

流石シャルルマーニュ十二勇士(バカどもの多つまり)。こんな時でも自由だ。

 

「……ウチのバカ共がすまん。」

「いいよ、いつもの事だし。でもちょうどよかった、アストルフォ。君に頼みがある」

「ふぇ?なになに!?」

「ストーム・ボーダーから降りる時に飛行できるサーヴァントが必要なんだ。お願いしてもいい?」

「勿論!王様達も一緒に行こう!!」

「そうだな、せっかくだし…シャルルマーニュ十二勇士!全員出撃!!」

「「「了解!!」」」

 

 十二勇士のみんなは残ったご飯を勢いよく飲み込むと立ち上がった。

 

「じゃ!行こうぜマスター!!」

「──────あっ!ヒポくんに乗れるのって頑張って3人までだった!!ごめん連れていけるの僕とマスター除くと一人だけだ!!」

「「「「えぇ……」」」

 

アストルフォの天然発言に意気揚々と立ち上がたったもののそのまま立ち尽くす私たち。

 

「そうだった、こいつバカだった…。すまないマスター、そうゆうことだからこのバカ(アストルフォ)とローランを連れて行ってくれ。ブラダマンテと俺はここで待機してるので何かあったら読んでくれ。雑魚の群れならコイツらで十分だろ?」

 

 シャルルマーニュがアストルフォ(バカ)ローラン(露出厨)(ゆび)()しながら指名した。

 

「お任せください大将!!じゃ、そういうわけでよろしくアストルフォ!」

「えー!?ローランと乗りたくなーい。ヒポくんの前足にでも掴まっててよ〜。」

「お前な、同僚をなんだと思っているだ?」

「体が硬い露出厨」

「何だとー!?」

「ふたりとも喧嘩しない!!ほら、出撃準備する!!」

「「はーい…」」

「…じゃ、じゃあ私、先に甲板に向かってるね…」

 

 

 甲板に着くとそこにはネモ・マリーン達がカタパルトの準備と、大きなジェットパックをオルテナウスに換装したマシュの背中に装着していた。

 

「あ、マスター。サーヴァントの選考終わりましたか?」

「食堂に行ったらシャルルマーニュ十二勇士のみんながいたからお願いしてきた。」

「なるほど、アストルフォさんのヒポグリフ(宝具)ですね!それなら安心です。」

「私からしたらマシュの方が心配だけど……」

「そうだよ〜、このカタパルト。メリュジーヌ(メリュ娘)が飛び立つために作られたやつだから超危険なんだよ〜(泣)おまけにそのジェットパック。メリュジーヌ(メリュ娘)の外殻を参考(モデル)にしていい素材(竜種)をフル活用した危険指定(お蔵入り)されたやつだもん!!」

「そうなの!?」

 

 ネモ・マリーンがジェットパックについての説明をしながら苦情を言う。

 しばらくしてアストルフォとローラン(喧嘩していたバカ2人)の首根っこを掴んで運んできたシャルルマーニュが甲板に上がってきた。そして、マシュの方もカタパルトとジェットパックの準備が完了した。

 私達はネモ・プロフェッサーから作戦内容についての説明を受ける。

 

『藤丸さ〜ん、空間の穴について再度報告します。あの空間の穴を我々は“デサイアゲート”と呼称しました。ゲートから出た奴等を一匹でも倒すと、倍の数のエネミーがゲートから放出するようになっています。つまり、ゲートを塞いでから倒さないと数が増えるだけになっています。ゲートを閉じる方法はデサイアゲートをBランク以上の宝具で攻撃することでゲート内部のパスを切断させる以外にありません。その点ローランさんだったら問題はありません。Aランクオーバーの宝具、不毀の極聖(デュランダル)の聖光ならデサイアゲートも閉じるでしょう。』

「大役だよ。ローラン、頑張って!!」

『いやいや、マスターの安全を確保するという最重要命令を実行するのはあなたですよアストルフォさん。』

「そうだ、そうだ!お前の方が大役なんだからな!!」

「そうだよ!落とさないでねアストルフォ!!」

「うん、頑張る!!」

「頼むから迷惑だけはかけるなよ。あとローラン、絶対に脱ぐなよ!」

「わかってるって大将(王様)!」

「…不安しかねぇ。」

 

 シャルルマーニュは不安しかない顔で頭を(かか)えた。一方マシュはダ・ヴィンチちゃんに説明を受けいた。

 

『マシュ、再度言うけどそのカタパルトとジェットパックは人間のために作られていない。メリュジーヌ(竜種)のために作られたものだ。そのため発射時、君への負担が一切考慮されていない。…それでもやるんだね?』

「はい、ダ・ヴィンチちゃん。それで誰かが助けられるのならば。」

『わかった。発艦したら外付けのジェットパックは一定の距離まで飛行したら自動で分離(パージ)する。その後はオルテナウスに内蔵されたスラスターで着地地点への調節はしてくれ。マリーン、最終調整は任せた。マシュも藤丸くん達も準備が完了したら出撃して。』

「「「了解!」」」

 

 マシュはバイザーを装着し、カタパルトの発射地点にクラウチングの姿勢をとった。

 

「マリーンさん、準備万端です。いつでも行けます!!」

「OK。それじゃあ…蒸気カタパルト、良好。ブラスト・ディフレクター、展開完了!フルアーマー、良し!」

「それでは先輩、また後で。マシュ・キリエライト、発艦します!!」

 

 マシュの発艦合図とともにオルテナウスの背中に装着されたジェットパックから青く光る炎を噴射し、シャドウ・ボーダーから飛び去った。

 

「こちらも行くよ!アストルフォ、ローラン!!」

「「勿論!!」」

「さぁ…行こうかこの世ならざる幻馬(ヒポグリフ)!!」

「────────────────────!!」

「いってらっしゃーい!!」

 

 

 

 

 

「そして、紆余曲折あってデサイアゲートを閉じる直前で何を血迷ったのかは知らないけど、アストルフォの世迷言を信じたローランが本来は最大補足が1人のはずの不毀の極聖(デュランダル)の聖光を利用した不毀の極聖(デュランダル)()()()をしてエネミーとゲートを纏めて倒しちゃったんだよね。おかげ閉じかけのゲートから大量のワイバーンが出てきちゃってシャルルマーニュがいなかったら本当に危なかったんだからね!!」

「「本当にすみませんでした。」」

「ウチの部下(バカ)が本当にすみませんでした!!」

 

 私の説教にアストルフォとローランは正座で反省し、そんな二人の頭を押さえてシャルルマーニュは平謝りしていた。

 

 

 

「いや、なんだこの状況。」

「えっと、アストルフォさんたち(いつものやらかし)に対してのお説教です…」

「マシュさん。司くんが言いたいのはそうゆうことではないと思います。」

「そうだ!!カルデアのマスター、藤丸立香と自己紹介したと思ったらすぐにそこの二人に説教を始めたからな。状況の説明が欲しい!!」

((うん、うん))

「あっ、すみません。マスターは普段は穏やかな方なんですけどシャルルマーニュ十二勇士の皆さんは特にクセが強い方たちなので…先輩!戻ってきてください!!そろそろ皆さんに状況の説明をしないと!!」

 

 藤丸はアストルフォたちへの説教を停止させると、慌てた顔でこちらに向かってきた。

 

「ごめん、自己紹介だけしてなんの説明もしていなかったね!…えっと、どこから説明すればいいだろう…?」

『それなら、一度ストーム・ボーダーに戻って来てくれ。彼らには僕達から直接説明しよう。』

 

 どこからともなく声が聞こえた。藤丸さんは腕に着けていた機械のリングに触る。するとそこからホログラムが映し出され、海兵の服を着た少年?が映し出される。

 

「キャプテン!」

「これは、どういった技術なんだ…?」

『空中で滞空している本艦はこれより港に入港したいと考えている。君たち想いの持ち主に許可をいただきたい。』

「にゅ入港だと…?」

「え〜、司くん。ダメなの〜?」

「えむ、そうは言ってもな…」

『彼等は僕達を助けてくれた。その理由を僕としても聞きたいな。』

「私も」

「カイトさんに寧々まで…。わかった入港を許可する!!」

『ありがとう、助かるよ。』

 

 空中に滞空していた白い飛行船がゆっくりと降下し始め、着水し港に停泊した。 

 

『藤丸、マシュ彼等をブリッジ(管制室)まで案内してくれ。そこにある大破したロボットも一緒にね。頼んだよ』

「了解しました。では、皆さん次元境界穿孔艦(じげんきょうかいせんこうかん)ストーム・ボーダーへようこそ!」

「「「「ようこそー!!」」」」

 

 私達はストーム・ボーダーの入口で盛大に歓迎した。

 

「いやー、こうして考えてみるとストーム・ボーダーにまともな人間(サーヴァント以外)のお客さんなんて初めてかも…?」

「そうですね、そもそも地球が白紙化されたため人類は滅亡し、生き残ったのは我々カルデアだけだと思っていましたからね。」

 

 突然の爆弾発言に司たちは思考が停止した。

 そして、再起動と同時にマシュたちに問い詰める。

 

「ちょっ、ちょっ、ちょっと待てー!!!今なんて言った!?人類滅亡!?」

「あたしたち死んじゃったのー!?」

「まさか、空白の一年のことですか…?」

「それって、最近起こった気付いたら丸一年経っていたあの摩訶不思議現象?」

「あぁ、それは人理焼却の方ですね。あれは我々カルデアが解決しました。」

「「「「えっ!?」」」」

 

 さらなる爆弾発言に今度こそ司たちは思考が追いつかず固まってしまった。固まっている4人を他所に、青い髪のバーチャル・シンガーが私達に話しかけてきた。

 

『つまり、君たちカルデアは世界を救った英雄ということかな?』

「う〜ん。どうでしょう?我々カルデアはやるべきことをやっただけなので…」

『もともと人類を守るのが役割だったの?』

 

 不思議です。っと顔に描いた初音ミクと思われる人物が私達に聞いてくる。

 

「そうですね、私たちは100年後の未来を保障するための研究機関でしたから。」

「まぁ、私は当初拉致されてここに連れてこられたけどね。」

「その節は本当にすみませんでしたっ。」

「マスター!いつまで立ち話してるの!船長たちが待ってるよー!!」

「あっ、ごめんごめん。立ち話が長すぎたね。」

「そうですね。詳しいことはまた後でということで…それではブリッジ(管制室)までご案内します。皆さんついてきてください。」

「あ、すまん。このロボット俺が運んでも大丈夫か?」

「あ、はい。よろしくお願いします。」

 

 どうやら壊れたロボットはシャルルマーニュが運んでくれるらしい。再起動した司はユニットメンバーとバーチャル・シンガーに向け号令をかける。

 

「………はぁ〜。ワンダーランズ×ショウタイム、行くぞ!」

「「「うん!」」」

『『『『『『『了解(は〜い)!』』』』』』』

 

 その言葉と共に彼らはストーム・ボーダーへと足を踏み入れた。

 




流石に次の話は来週になるとも思います。

現在、私の活動報告にプロセカに混ぜ込みたいサーヴァント募集しています。
良かったらコメントしてください。

この作品を書いていて、藤丸立香とプロセカのキャラの誰かが知り合いだった。みたいな展開もありかなって思っているのですが…皆さんはどう思いますか? 

感想、コメント、誤字報告。よろしくお願いします。

藤丸立香とプロセカのキャラの誰かが知り合いだった。みたいな展開もあり?

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