感情共鳴セカイ「プロジェクトミク」 −想いを繋げる日− 作:タスク・アスク
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気がつくと、
観客は居らずキャストもいなかった。ただ司が1人、スポットライトに照らされていた。
〚ここはお前の
黒ずくめの影みたいな人擬きが司に馬鹿にした雰囲気で語りかけてきた。だが、司はその言葉に苦笑する。
「これが、オレの願い?ははっ、もう少しマシな嘘をついてくれ。これはオレの
〚今は違うと?〛
「あぁ、それに
司は劇場の壁を押す。すると壁は倒れ、奥にも劇場のステージが続いていた。
〚バレていたか、少し君を試したかった〛
「これがオレの
司の視線の先には衣装を着たマネキンがいた。
〚あぁそうだ、正しくは
黒影の言葉に司は疑問を覚え、振り返った。するとそこには衣装を着たマネキンが数え切れない程並べられていた。
〚これが君の
「…ありがとう」
〚気にしなくていい、これが仕事だからな。あ、でもそうだな…個人的に一つ聞きたい、君たちは別れが怖くないのか?〛
「フッ、愚問だな!!オレたちは夢に向かって歩む。その過程で別れるならばそれに悔いはない!オレたちの旅は終わりがある。けれど、わかっていてもその過程はかけがえのない
〚そうか…ならば掴み、叫ぶといい!この能力の名は──〛
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──────────────
「──────────かさくん」
「──────────司くん!!」
「───────はっ!」
「大丈夫?なんか心ここにあらずだったけど…?」
「…………………」
「司くん?」
司は手にしていた宝石を見ると、握りしめて砕いた。
「え!?」
「司くん何を!?」
砕いた瞬間、司の周りに光が集まっていく。
「安心しろ。
「う、うん…」
「共鳴せよ我らが想い。役を羽織れ!─────────〚
その
光が収まるとそこには、青いマントに白い隊服を身に纏った司がいた。よく見たら髪がかきあげられていて腰には帯剣している。
「うむ。The 騎士って感じだな」
「いやいやいやいや、説明くれない!?何が何だか訳わかんない!!」
「うん、細かいことは後で言うが
「司くんかっこいいー!!」
『すごいすごーい!!』
「ハハッ、そうだろうそうだろう!!っといかんいかん、早く立香さん達の所へと行かねば」
「皆さん、私が先導するので早く!!」
「わかりました!!」
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「
「
『無駄だ、何をやっても俺には通らない!!』
吹雪が吹き荒れる領域で氷の槍が絶え間なく放たれる。
「あーもー、こいつ嫌いー!!」
「くっ、いくら攻撃してもきりがない!」
「みんな、攻撃ではなく防御を!司くんたちが来るまで絶対に抑えて!!」
「ラジャー!!」
「でも、時間稼ぎも結構限界かもー!?」
「…ダ・ヴィンチちゃん、その
『君あの暴走カイトをオルタ呼びしてたのかい!?……いやまぁ確かに
「なる───「マスター!」───ほど!?」
会話していたこちらに向かって大量の氷の槍が放たれる。ブラダマンテが攻撃を防ぐがあまりにも数が多すぎて防ぎきれない。私は防ぎきれなかった攻撃を
「マスター避けて!!それ
「まずっ」
避けた先に控えていた氷の槍が射出される。動きが制限された私には避けることかできない。
『これで終わりだ!!』
「「「「「マスター!!」」」」」
「──────────させません!!」
「──────────やらせるか!!」
氷の槍を砕いたのはマシュとThe 騎士といった衣装に身を包んだ司だった。
「すみません先輩遅くなりました!マシュ・キリエライト、戦闘に参戦します!!」
「待たせたな。騎士司、ここに参上した!!」
「マシュ!待ってた───ん?騎士司?どうゆうこと?」
「えーと…簡単に言うと騎士になりました」
「説明になってない!!」
『ごめん立香ちゃん、説明は後だ。えむちゃん達に関してはシャドウ・ボーダーへと避難してもらったから安心していいよ。司くん、最終確認だ。君は
目の前には氷の槍や
「………正直怖い、けれど今の俺は騎士だ。戦える力がある。だから、行ってくる!!」
司は足に力を入れ駆け出す。司の存在に気付いたカイト・オルタは驚愕する。
『その力、
「残念ながらオレは例外みたいでな!例え
『なんだと!?』
『みんな、司くんの攻撃が通れば体内のゲートが閉じて
『……………
カイト・オルタの叫びに呼応し吹雪が吹き荒れ、大量の氷の槍が飛んでくる。
「ぐッ、前に進めん…!」
「皆!司くんの援護をお願い!!」
「任せろ!シャルルマーニュ十二勇士
「「「「了解!!」」」」
シャルルマーニュ達の援護を受け、司が剣を使ってカイト・オルタの攻撃を防ぎつつ着実に距離を詰めていく。
「ここで!決める!!」
司は飛んできた氷の槍を
『ハッ、終わるのはお前だ!!』
だが、カイト・オルタはそこまで読んでいたのか、空中にいる司を囲むように全方位に氷の槍が生成される。
「まずい!!司くん避けて!!」
「
「無理!間に合わない!!」
氷の槍が司に刺さる─────────
「───────お待たせしました」
──────────ことはなかった。
突如飛来した青白い光が氷の槍を砕き、司を救助した。
「すみません、食堂の片付けに手間取りました」
「ナイスタイミング
飛来した来たのは
「いえ、当然のことをしただけです。えっと…大丈夫ですか?」
「あ、あぁ…」
「メデューサ、そのまま司くんを乗せて宝具開放いける!?」
「………なるほど、話は聞いていたので大丈夫です。彼に
「うん、お願い!!」
「任されました。少年行きますよ」
「………あぁ、それとオレは天馬司だ。少年じゃない」
「天馬……ペガサス……なるほど、
「頼む!!」
司を乗せた
『くッ!!!』
カイト・オルタは氷の盾を大量に生成し、重ねることで防ごうとする。
「優しく蹴散らしてあげましょう。『
「奥義……『
だが、宝具開放した
「決まったな!オレの奥義、『
((((((ネーミングダサっ))))))
『馬鹿な…この俺が……こんな奴に……だが!!このままで終われない!俺が、俺達が「プロジェクトミク」を完成させるんだ!!』
「…………プロジェクト
『こうなれば一か八だ。オレに残ったゲートの力を全て使って、お前たちを倒す!!』
カイト・オルタの体内からゲートが飛び出し巨大な
『最後の切り札だ。来い!!!』
ゲートから出てきたのは極寒の冷気を放出する
「────────────────────────────────────────!!!!」
「ド、ドラゴン!?」
『立香ちゃんまずい!!あの
吹雪を纏った
「──────────!!」
「くッ、捌ききれない」
「ぬおぉぉぉぉ!!」
2人は鎖と剣で攻撃を防ぐがメデューサはともかく、司の実力では一時凌ぎにしかならず追い詰められていく。
『全て、全て蹴散らせ!!ハハハハハハハ────』
「カイト・オルタ反応
「まじか!?って司くんがヤバい!アストルフォ!!司くんを乗せて空に!!」
「了解!メデューサお願い!」
「司、失礼します!」
「メ、メデューサさん?何故首根っこを掴んでぇぇぇ!?」
司の首根っこを掴んだメデューサは狙いを定めてアストルフォに向かって投げた。
「ナーイス、キャッチ!!…君大丈夫?」
「……………(チーン)」
「あらら、気絶しちゃってる。おーい起きろー」
「────────────────────────────────────────!!!」
「────ハッ、オレは一体…」
「あ、起きた。ごめんがしっかり掴まっててね?ヒポくん旋回ー」
「ちょっと待て!何が何だかぁぁぁぁぁ!?」
空中にいる
「あの巨体相手に戦闘を長引かせるのは愚策だな…。目には目を、
「おっ
「「「了解!(わかりました)」」」
「魔力を回せマスター!宝具を使い!!」
「オッケー、いつでもいけるよ!!」
ジークとシャルルマーニュはうねりを上げた魔力を放出し始める。それは物理的エネルギーとなって辺りに激しい突風を起こした。
「な、なんだ!?何が起ころうとしている!?」
「前にねー、ジークを王様に紹介した時、王様がジークの背に乗って
「急になんの話だ!?」
「え?だから、王様が今から
「は!?」
2人の魔力の高まりが臨界点に達する。2人は閉じていた目を開かせ、
「聖杯よ、我が呼びかけに応えよ!」
「聖光で、遍く全てを照らし出せ!」
ジークがシャルルマーニュの前に立ち、ほぼ同時に宝具を開放する
「転身開始、彼方への巡礼を…」
「永続不変の輝き、千変無限の彩り!」
ジークが空中に浮かび、光に包まれていく
シャルルマーニュの背から12本の剣が出現する
「我が身は『天の杯』を抱えて飛ぶ、邪竜なり」
「万夫不当の騎士達よ、我が王勇を指し示せ!」
ジークを包んだ光の中から巨大な
シャルルマーニュの背から更に聖光に包まれた翼が現れる。そしてそのまま翼を羽ばたかせて
「万物融解!」
「いくぜ、これが合体技!!」
「──────────────────────────────────────────────────!!!!!」
自身を滅ぼす攻撃が来ると悟った
「『
「『
周囲に浮く12本の剣と
「──────────
「──────────
「───────────────────────────────────────!!!!!」
ランクEXの2つの宝具と神霊級一歩手前の
だが、拮抗は一瞬だった。
「……戦闘終了。お疲れ様ですマスター」
「終わったぁ…ジーク達は?」
「ジークさん達でしたらあちらに。」
マシュが指差すのは大爆発で発生した土煙の中
「討伐成功!!決まったなジーク!!」
「あぁ、ナイスタイミングだったシャルル」
煙を突き破りながら
「ただいまー」
「大将、ジーク、ナイスコンビネーションだったぜ!」
「えぇ!素晴らしい攻撃でした!!」
「流石というべきですね」
「うんうん、流石我らが王様だね!!」
(…………………ん?)
私はアストルフォが単独でいることに違和感を覚えた。
「アストルフォ、司くんは…?」
「へ?あー!忘れてたー!彼ならここだよー!!」
騎士の姿から元の姿へと戻った司くんが首根っこを掴まれ、足を引きづられながら連れてこられた。
「司くん!?どうしたの!?」
「………あぁ立香さん、気にしないでくれ。安心したら動けなくなっただけだ。それよりも───」
「司くーーーーーん!!!」
「────どごぉ!?え、えむ!?」
「かっこよかったよー!!」
「あ、ありがとう…」
「お疲れ様司くん。…立香さん、元凶を倒したことで"セカイ"から現実へ戻る曲の再生が可能となりました。現在の時間は20時手前、僕たちは時間が押しているのでこのまま帰ります。詳しいことは家に帰った後でもよろしいですか?」
『
「ありがとうございます。じゃあ、そろそろ現実に戻ろうか。あんまりゆったりしてると
「そ、それはまずいな!?」
「し、失礼しまーす」
『寧々ちゃん達またねー』
「またねーみんな!!」
司達は現実世界へと戻るため再生していた音楽を
すると彼らの周囲の空間が光に包まれる。
「……………ん?待って!?私も
「え!?、司止めて!」
「無理だ!もう停止してしまってる!」
「
『待ってマシュちゃん!
──────────そうして、私も光に包まれた。
ちょこっと解説
使用者、天馬司
"セカイ"に記録・収集された想いが派生したことで誕生した「
(騎士だったら剣術や馬術、体術など。
原理としてはFate/kaleid liner プリズマ☆イリヤに登場する夢幻召喚(インストール)に近い。
他にも能力はあるがネタバレ防止のため、とりあえずここまで。
正直オリジナル展開にしすぎたかもしれないが、こうしないと双方の出番がない状況になるのでご了承ください。
次回から渋谷(探索)へと舞台が変わりますが、リアルが忙しいので少し時間を開けます。10月中には再開しますので楽しみにお待ち下さい。
詳しいことはX(旧Twitter)で呟いたりしているのでそちらをご確認ください。
最後に感想、コメント、誤字報告よろしくお願いします。
渋谷で藤丸立香(女性)が着る魔術礼装、どれがいいと思う?(ちなみに作者はアニバーサリー・ブロンドかロイヤルブランド)
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魔術礼装・カルデア
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魔術協会制服
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アトラス院制服
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ロイヤルブランド(スーツ)
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アニバーサリー ブロンド
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月の海の記憶
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月の裏側の記憶
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2004年の断片
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極地用カルデア制服
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バビロニア礼装
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ハロウィン ロイヤリティ
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決戦用 カルデア制服
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総耶高校学生服(月姫制服)
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三咲高校学生服(まほよ制服)