転生したらルーミアだった!?   作:デスゴッド

152 / 152
子ども達の野外訓練⑦

第三者side

 

「よ、妖魔だと……っ!?」

 

「なんてこった!?」

 

「ヒィィィッ!?おっかねぇっ!頭!もう此処から逃げやしょう!!」

 

今まで自分達に協力してきたゲスダーの正体が妖魔だという事実に頭やネジスキンヘッドがそう困惑の声を上げるなか、唯一捕縛されていなかった魔法使いの男がそう言いながら縄を解いて仲間達を解放する。

 

「あ、あぁ。執事にしちゃあやたら態度がでかくて偉そうだと思えば……っ!!」

 

「………」ギロリ

 

「「「「「「「ヒィィィィィィィッ!?」」」」」」」

 

妖魔に一睨みされた盗賊達は慌ててその場から逃げ出す。

 

「悪いけど、貴方達も見逃す訳にはいかないんだよねぇ……」

 

「!?だ、誰だっ!?」

 

が、逃げた先にいた、陰行法と『ミラージュハイド』で姿を隠して付いて来ていたルーミアとシズに手刀で一人残らず気絶させられ、今度はルーミアの『チェーンバインド』で拘束される。

 

「さぁ、始めましょうか。」

 

「やあああああああっ!!」

 

一方で少しだけ本性を表した妖魔と子ども達の戦闘が始まり、ケンヤが先程の頭の時と同じように剣で猛攻を仕掛ける。

 

が、妖魔は完全に変化した訳ではない人間態にも関わらず、右腕のみでケンヤの剣を受けきってみせる。

 

しかも、唯一ケンヤの剣を触れていた筈のその右腕は傷処か服すら傷付いていない。

 

「!?」

 

「ふんっ!」

 

そのことに動揺するケンヤに対し、妖魔は左手で腹パンを食らわせようとする。

 

「させないっ!!」

 

ガァァァァァンッ!!

 

が、ゲイルがそう言いながら間に入り、盾で妖魔の拳を受け止める。

 

「ほぅ……なかなか良い盾ですねぇ……」

 

稀少(レア)級だからね。」

 

「はぁっ!!」

 

「やあああああああっ!!」

 

ゲイルがそう言った直後、アリスは『人形使役者(ゴーレムマスター)』で操作したクナイを飛ばし、ケンヤは光の魔力を纏わせた剣で斬りかかる。

 

「ふんっ。」

 

バァァァァァンッ!!

 

「!?」

 

「やあああああああっ!!」

 

「甘い甘い。」

 

対する妖魔は軽く放出した妖気(オーラ)でアリスのクナイを全て弾き飛ばし、ケンヤの剣撃には軽快な身のこなしでかわしいなしていく。

 

「教えてやろう。どうやっても抗えない絶望的な“力”の差を!!」

 

「「!?」」

 

ドォンドォンッ!!

 

「!?」

 

ドカカカァァァンッ!!

 

妖魔はそう言うや否や常人以上の速さ(スピード)で肉簿しながらケンヤとアリスを殴り飛ばし、ケンヤに巻き込まれたゲイルを加えた三人はそのままの勢いで岩壁に激突し気絶する。

 

「ケンヤ君!ゲイル君!アリスちゃん!!」

 

「フフフ……私は妖魔(ファントム)の中でも下位上級に位置する、『指揮官級』なのですよ……っ!!」

 

ティス先生がそう声を上げるなか、妖魔はそう言いながら人間態(ゲスダー)の姿から本来の姿へと完全に変化する。

 

「相手が悪かったと諦めるんですねぇ……っ!!」

 

「クロエちゃん!リョウタ君!逃げなさいっ!!」

 

完全に変化した妖魔が不敵な笑みを浮かべながらそう言うなか、ティス先生がそう二人に促す。

 

「……無駄だよ。」

 

「うん。でも、リムル先生(あの人)が必ず来てくれる筈……」

 

「だから、それまでは……」

 

「「頑張ってみせるっ!!」」

 

が、リョウタとクロエの二人はそう言いながら、妖魔へと向かっていった。

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。

評価する
※参考:評価数の上限
評価する前に 評価する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。


  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

読者層が似ている作品 総合 二次 オリ

転生したらスキマ妖怪だった件について(作者:デスゴッド)(原作:転生したらスライムだった件)

『転生したらルーミアだった!?』とは別の世界線の転スラ×東方Project のクロスオーバーです。▼こっちではクロスオーバーする作品を極力東方のみに搾る予定です。▼また、式神や陰陽道に関してはご都合解釈なのを了承して下さると幸いです(・・;)▼それではどうぞ。


総合評価:544/評価:8.14/連載:45話/更新日時:2026年06月20日(土) 20:39 小説情報

転生時の要望が違う形で受け取られた件(作者:篠白 春夏秋冬)(原作:転生したらスライムだった件)

「転スラ」に「蜘蛛ですが」の主人公を参考にしたオリ主を転生させる話。▼見た目は蜘蛛子を男性化したようなものだと考えていただければと思います。▼スキルに関しては筆者の解釈をもとに構成したので誤解釈等あるでしょうが、そこには目をつぶってください。▼タグは随時更新していきます。▼投稿に使用しているPCが起動不可となりました。▼代替としてBluetoothキーボード…


総合評価:3046/評価:8/連載:115話/更新日時:2026年06月14日(日) 02:20 小説情報

転生した狐はメイドになる(作者:くまんじゅう)(原作:転生したらスライムだった件)

転生して狐になってしまった主人公が、何んやかんやあって魔王に覚醒したり究極能力(アルティメットスキル)ゲットしてもそれを隠したりしてメイドとして生きていく物語です。なお、一部にはバレている模様▼*アンチ・ヘイト、クロスオーバーのタグは保険です*所々他作品の能力入るかもです*パッションやテンションやその他諸々で書きました*処女作のため最初の方は文章が稚拙すぎる…


総合評価:3148/評価:7.94/完結:46話/更新日時:2026年06月16日(火) 07:00 小説情報

転スラ世界に転生して砂になった話(作者:黒千)(原作:転生したらスライムだった件)

 原作知識あり転生(前世は男)主人公。砂の魔物(無性)に転生し、性能はリムルの下位互換。リムル、ヴェルドラと三体同格となり、ブラコンスライムと親バカ暴風竜の庇護を受けまくるポジション。周りからもリムルと同等の扱いで、チヤホヤされます。▼※当小説はほぼ転スラ漫画版に合わせて更新していますが、書籍版で明かされた内容については漫画化していない部分でも描写する可能性…


総合評価:27679/評価:9.18/連載:198話/更新日時:2026年06月17日(水) 23:56 小説情報

二度転生したらスラりんだった件(作者:Kut-Ku)(原作:転生したらスライムだった件)

二度目の人生を転スラ世界の主人公三上悟の幼馴染として暮らしていたが、三上悟の殺傷事件に巻き込まれた哀れなオリ主の物語!▼原作知識は有りで、ドラクエのスライムとして転生します▼初心者ですぐにエタりそうですが頑張りますw▼


総合評価:539/評価:8.33/連載:64話/更新日時:2026年06月17日(水) 20:00 小説情報


小説検索で他の候補を表示>>