リオ会長の喋り方とか性格とかの解釈違いがあったら申し訳ないです…
あんぱんの前に一切のセキュリティは無効化される…!
何をせずとも視界にちらつく淡い光
ヒト以外の生命を感じさせない乱立するビル群
そんな場所の、エリドゥにあるビルの一室
そこから彼女は地平線を睨むように窓の外を眺めていた。
「…………………」
「……これで良いのよ、これはキヴォトスの為…」
「あんな爆弾のような物を野放しには出来ない…」
「………」
ガチャッ
「…?トキ…?何か緊急事態かし…ら…?」クルッ
【こんにちは】
「…何か用ですか?」
【この辺りで、誰かが泣いているような気がしてね。】
「泣いている…ね…。」
「…こんなに早く見つかってしまうとは、侮れないわね…」
「…取り戻しに来たのでしょ?残念ながらあの子はここには居ないわ。」
【…ん?】
「……え?」
【………?】(首を傾げる)
「…先生の差し金じゃないの?」
【先生?誰の事?】
「………」
「(本当に知らなそうな顔をしてる…余計に分からなくなってきたわ…)」
「(この人は何をしにここまで来たの…?)」
「(…考えても…無駄ね。)」
「まぁ、何か知らないけど、早くここから出た方がいいわ」
「そのうち、ここら一帯が戦火に飲まれる…」
「私のせいなのだけどね…」
「………」
【…泣いていたのは君だったのか】
「え?」
【"僕を呼んだのは君だね"】
「…呼んでなんかないです」
「早く避難しないと本当に死にますよ?」
「見た所、ヘイローもありませんs…」
【何があったのか話してごらん。】
「…」
【少しは楽になるよ。】
「……強引な人ですね」
「良いですよ、つまらないですけどね…」
______________
「…ですので、そのまま放置しておくと、キヴォトス全体が崩壊する危険性があるんです。」
「いつ覚醒するか分からない…だから今、排除するんです。」
【そうなんだね。】
「…」
「(流されるままに、事の全容を話してしまった…)」
「(私ってこんなに警戒心が無かったかしら…?)」
【君は優しいね】
「…え?」
【だってそんな危ない事を、キヴォトス全体が巻き込まれるのを防ぐ為に、ほぼ一人で頑張ってるんでしょ?】
【それはとっても優しくないと出来ない事だよ!】
【誰よりも誰かの為に、自分よりもこのキヴォトスの為に…】
【普通の人はそんな事できないよ!】
【君はとっても優しい人なんだよ!】
「………けど、こうやって今対立しています。」
「それはどちらかが正しくないからでしょう?」
【そうかもしれないね】
【けど、その瞬間になるまで正解なんて無いんだよ。】
【もし、ここで片方の意見が通らなくても】
【それは今必要なかっただけなんだよ】
【勝ち進めた方がきっと汲み取って良い方向へ導いてくれるさ。】
「それは余りにも勝手すぎます…」
「そんな軽い気持ちで進めていい物事じゃないんです!」
【…じゃあもっとお互いに近づいてみたらどうかな?】
「…」
【もっと、本音で…真っ直ぐな気持ちで…!】
【自分がどう思ってるかを飾る必要のない言葉で!】
【自分を、相手を信じて、伝えてみて!】
「…!!!」
「…面白い人ですね…達観してたり、情熱的だったり…」
「同年代みたいに見えるんですけどね…貴方…」
「こんなにも違うなんて…面白い…」
【話してみるって面白いでしょ?】
【大事なんだよ、話すって事は…】
「…そうですね、大事ですね…。」
【自分を抑えちゃ駄目だよ?】
「…!」
【自分を1番理解してるのは自分だから。】
【開放してあげないと、自分に申し訳ないよ?】
「…ふふふっ」
【あ!笑ってくれた!】
「!」
【ほら!もっと自分の感情に素直になって!】
【いっぱい笑って!泣いて!怒っていいんだ!】
「!!!」
「……」
「ありがとうございます…貴方のおかげで決心できました。」
「もう少し、近い距離で話してみようと思います。」
【良かった!頑張ってね!】ニコッ
「はい…!」
【じゃあ僕はそろそろ行こうかな…】
「あっ…分かりました、話を聞いて下さってありがとうございます…」
【大丈夫!元気でね!】
【それじゃあ!】ガラッ(窓を開ける)
「え?」
ピューーーン
「……空、飛べるんですね…」
「…あれ…これは…」
「…あの人の…紙袋と…手紙?」
あんぱん、美味しいから食べてね!
「…ふふっ、本当に変な人…」
「あんぱん、食べるのは初めてかも…」
「…」パクッ
「…!美味しい…!」モグモグ
ガチャッ
『リオ会…長……』
「………あ…」
『…会長、そんなに美味しそうにパン食べるんですね』
「……」(顔真っ赤)
「そういえばトキ…」
『何でしょうか。』
「アビ・エシュフはどう?」
『順調です。完成まであと10%ほど…もうすぐ配備できます。』
「あれ、私が使うわ。」
『………はい?』
「聞こえてなかったかしら、私があれを使う事にしたわ」
『いや…聞こえはしたんですが…少し…理解が…ちょっと…』
「…私の"わがまま"聞いてくれない?」
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……結局、あの後は
トキがどうしてもって言うから少し設計を変えて
搭乗者を覆うようなコクーンと高性能モニターを搭載したりそしたら何だか怖さがあまりない見た目になったりして…
(胴体がガンダムのモモカプルみたいになった)
…………私は負けたわ…
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ピーンポーン
「………こんな時間に…誰かしら……」
ガチャッ
【こんばんは】
「!!!」
「あ、貴方は…!」
【また、君が泣いてる気がして…ね?】
「…ふふっ…このセーフハウスは親しい人以外には教えてないはずなんだけどね…」
【誰かが助けを求めてたり、泣いてたりしてたらどこまでも飛んでいくさ。】
「!」
【それが僕だから】
「名前…聞いてなかったわね…教えてくれる?」
【僕の名前は……………】
その後、アリスが街でリオを見かけたと話した時に
[隣に彼氏もいました!]
と言う発言をしてミレニアム全体がざわついたとか……
いかがでしたでしょうか?
ちなみにこの世界のパンマンは
いつもはコックさんの制服みたいなのを着て
その上から茶色いマントを着けて生活してます。
スイッチが入ると龍が○くの喧嘩の前みたいに
上着を脱いで皆が知っているあのスーツに変身します…
あと美形で茶髪です()