あんぱんとキヴォトス   作:御厨パステル

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何だかギアが掛かって参りました…
キャラクターの喋り方とか性格とかの解釈違いがあったら
言ってください…


あんぱんと優しい魔女

 

日中の活気に溢れた校舎は影を落とし、

 

冷たい風が鳴いている…

 

桃色の髪が、1つ、また1つと消えていく街の光を見ながらなびいている。

 

「…………………」

 

 

コツコツ…コツコツ…

 

 

「…?誰?」

 

【こんばんは】

 

「…ここは一応、学園の敷地内でセキュリティとかも万全なんだけどね。」

 

「(襲撃…?けど…ヘイローも無いし、武器も持ってなさそう…)」

 

「…ここに何しに来たの?」

 

【誰かが助けを呼んでる声がしたんだ】

 

「へぇ〜……気のせいじゃない?」

 

【そうかな…?確かに聞こえた気がしたんだけど…】

 

「…ここには私しかいないし、私は助けを呼んでなんか無いよ。」

 

【そっか、じゃあ他をあたって見るよ、じゃあね…】

 

「………」

 

 

 

「…待って!!!」

 

 

 

【…ん?】

 

 

「…やっぱり、助けを呼んだかも……しれない…」

 

【…そっか、君だったんだね】

 

「…少し、話を聞いてくれる?」

 

【もちろんだよ!】

 

 

 

 

___________________

 

 

 

 

 

「それで…セイアちゃんがもう目を覚まさないって…」

 

「もう頭の整理がつかなくなって…」

 

「私が…私が、アリウスを差し向けたの………。」

 

【……………】

 

 

「明日…クーデターを起こす」

 

【……】

 

「何もかも壊しちゃうの…全て……!」

 

【………】

 

「…何だか凄いこと話しちゃったね。」

 

「けど止めないでね、今更戻れないの…」

 

【止めるよ】

 

「…は?」

 

【必ず、君を止める。】

 

「…ふふ、面白い事言うじゃん…!」

 

「よく分からないけど、宣戦布告って事かな?」

 

「いいよ…止めてみてよ…私の事…!」

 

「作戦の詳細な時刻とか教えてあげる…内緒だよ?」

 

「明日…真正面から叩き潰してあげるね☆」

 

【………】

 

「…今日はもう帰るね、また明日。」

 

 

サッサッサッサッ…

 

 

 

 

 

【………】

 

【……さて、やるか】

 

 

 

 

 

___________________

 

 

『……………ん?』

 

『ここは……夢の中かな…?』

 

『予知夢とは…また違う……この感じは……?』

 

 

【こんばんは】

 

 

『!?』

 

【…て言っても、外の時間は分からないよね。】

 

『…君は誰だい?』

 

【僕は外で何が起こっているかを君に伝えに来たんだ。】

 

『…聞こうじゃないか。』

 

【…さぁ、座って?紅茶もあるよ?】

 

『…いつの間に……』

 

 

 

 

 

『そうか、ミカが………』

 

【止めないでって言われたから止めるって言ったよ】

 

『随分、命知らずだね…君……』

 

【いい子に悪い事はさせれないよ。】

 

『何か手筈があるのかい?』

 

【君を蘇生させる】

 

 

 

『…ん?』

 

 

 

 

【君を生き返させる】

 

 

『…医者でも無理なのに、そんな事が出来るのかい?』

 

【もちろん】

 

『…ははっ、凄いな…本当に…面白い嘘だ…』

 

【…信じてないの?】

 

『当たり前じゃないか』

 

【じゃあ、君を今から蘇生させるね】

 

『……え?』

 

 

【…】パチン!(指を鳴らす)

 

 

 

パッ!

 

 

『…!?いきなり景色が…!変わった!?』

 

『屋外…ほ、星空だ…!どういう事だ!?』

 

【……じゃあ】

 

【祈るね】ギュッ(両手を握る)

 

『!?』

 

 

星が瞬いている…

 

星が祈りを見てくれている…

 

星が叶えてくれる…!

 

キラキラ!キラキラ!

 

『…星が輝きを増している!?』

 

 

パァァァァァ!

 

 

『な、流れ星がシャワーのように…!!』

 

『空を覆い尽くしている…!』

 

 

ピューーーン!

 

 

 

瞬間、空を駆けていた流れ星の1つがこちらに降ってきた

 

 

『…ま、まずい!彼にぶつかる!』

 

 

ヒュゥゥゥ~

 

『いきなり…減速した!?』

 

 

流れ星が導かれる様に、彼の手の中に消えていった…

 

彼が握っていた両手を広げると

 

そこにはきれいな星型の光があった。

 

 

『こ、これは…!?』

 

【"いのちの星"だよ】

 

『いのちの…星…?』

 

【…そう、僕達の命の源…】

 

【…ほら!持ってみて!】

 

『え!?…あ、あぁ…』

 

『…!温かい…』

 

『温もりが、これが命の温かさ…』

 

【そう、これが今から君の命になる。】

 

【それを胸に当ててみて…】

 

『わ、分かった…!』

 

 

スゥゥゥ

 

胸に当てた瞬間、星は小さな光の粒となって

体の中に吸い込まれていった。

 

【これで大丈夫だね。】

 

【じゃあまた、夢の外で会おうね】

 

『ま、待ってくれ!まだ聞きたいことがある!』

 

『君の名前も………!』

 

 

 

 

 

 

 

 

『………ん』パチッ

 

『ここは……病室……』(目だけを動かす)

 

『……本当に生き返った…な………』

 

 

 

 

 

 

 

___________________

 

 

 

 

 

 

 

「まぁ簡単に言うと、黒幕登場ってところかな?」

 

 

 

 

【………やぁ】

 

 

「…!」

 

【何だか凄い場面だね】

 

「こんなに近くにいたのに気づかなかったよ…!」

 

【今来たからね。】

 

「ま、いいや…じゃあそっちで適当にやっといてね」

 

「こいつは私が片付ける」

 

【……君を止めるよ、必ず!】バサッ!(上着を脱ぐ)

 

 

「…何その面白い衣装、遊びじゃないんだよ?」

 

【…君を傷つけたくはない…降参してくれないかな?】

 

「この状況でよく言えたね?本気?」

 

【本気さ】

 

「なーんか、リズムが崩れちゃうな〜」

 

 

ダッッッッ!!

 

 

瞬間的に、加速し一気に距離を詰めた。

 

 

 

「(強いのか、強くないのか分かんないけど、一撃で倒す)

 

 

コンマ数秒、思考に意識を傾けた。

 

 

 

その刹那

 

 

バキッッッ!

 

 

自分の銃のトリガー部分から先が消えてしまった。

 

 

「……え?」

 

 

思わず意識がそっちに向かう

 

 

 

 

ピタッ…………

 

 

首の後ろに気配を感じた。

 

彼の手刀だ。

 

あっさりと背後を取られてしまった。

 

 

互いに沈黙……

 

 

 

「……」

 

【………】

 

 

 

ピピピピピピピッ!ピピピピピピピッ!

 

 

「!」

 

【…すまない、電話だ。出てもいいかい?】

 

「…良いよ、どうせ負けだし…」

 

【…もしもし】

 

【…あぁ!良かった〜!すぐ代わるね!】

 

「ん?」

 

【はい、君宛ての電話だよ!】

 

「え?私?」

 

【うん!ほら!】

 

「……もしもし?」

 

『あー……ミカか?』

 

「え?…セ、セイアちゃん!?」

 

『あぁ…ちょっと長く眠っていたようだ』

 

「う、嘘!本当に死んじゃってたんじゃないの!?」

 

『死んでたさ、ついさっきまでね』

 

「…何だかセイアちゃんじゃないみたい…」

 

『まぁどれもこれも彼のおかげさ』

 

「…彼って?」

 

『ミカの目の前にいるじゃないか』

 

「…え?」

 

『彼が私を蘇らせた』

 

「えぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!!」

 

 

 

 

 

 

 

「はぁ…はぁ…な、何かそんなに運動してないのに疲れた…」

 

「ち、ちょっと…もう…あれだね……」

 

 

 

 

「……降参でいいや☆」

 

 

 

 

 

 

___________________

 

 

 

エデン条約やらなんやらが終わったその後………

 

いつものティーパーティーが戻ってきた……

 

いつもの3人でいつも通りに……

 

 

 

 

 

 

 

 

[え!?ブラックマーケットでヒフミさんの目撃情報…!?]

 

「あれ?ナギちゃんにこの話してなかったっけ?」

 

[初めて聞きましたよ!そういうのは早めに言ってください!]

 

『まぁまぁいいじゃないか…』

 

[セ、セイアさんまで…!]

 

チリーン…

 

[おや?]

 

「あ!」

 

『来たね…』

 

 

【こんにちは〜】

 

 

[お待ちしてましたよ]

 

「今日は私の隣ね!///」

 

【ミカは分かりやすいね…】

 

「な、なんのことかなー!」アセアセ

 

 

…………………

 

 

「あの後、どういう手段でやったかは分からないけど私の銃も元通りになって返ってきたし…」

 

「ほーんとに不思議!」

 

『私も病室に見慣れない固定電話があったから』

 

『ふと受話器を持ってみたら、いきなり君に電話が掛かってね…』

 

『「本当に、何者(だい)?」』

 

【…教えない!】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ちなみにナギサ襲撃も、何故か事前に阻止していたので

全員無事です。

あと、何故か()外部に黒幕がミカだと言う事が伝わらず、

有耶無耶にされたのでした………。

 




いのちの星パワー!!!
この話でのセイアさんはガチで1回全臓器機能停止でお亡くなりになってます。
魔女なんていなかった…いいね?
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