ファンタジーと言うよりもSFに近いジャンルな予定です。
言語学者さん、翻訳頑張ってネ!
魔法はこの次元特有の現象で、最終的に構造が理解されて科学へ組み込む事が可能な技術であります。
ある日、日本の空がまるで絵の具を混ぜたかの様な極彩色に覆われた。
あまりの出来事に道行く人は呆然と空を眺め、日本中が大混乱になった。
極彩色の空という異常な現象は、ほんの数分で収まったが、本来ない位置に月が存在したりそもそも月の色が薄緑がかった水色だったりと異常事態には変わりなかった。
「一体何が起きているんだ!?」
「大変です!海外からの通信も断絶しています!」
「くそっ、電波障害か?復旧を急げ!」
まず先に、日本国外からのあらゆる通信が断絶し、電子機器の障害を疑ったが機材自体は何一つ問題なく、しかし日本上空にある静止衛星すらも沈黙しているため現状把握が困難であった。だがこれは、更なる混乱の先触れに過ぎなかった。
「馬鹿な、天体が今まで観測されたものが何一つ存在しない!?」
「では、ここは・・・地球はどの宙域に存在するのだ?」
極彩色の空が晴れた後に観測された天体観測情報が驚愕の事実を齎した。
いま地球は、少なくとも日本国は、太陽系に存在していないという事を知る。
それから程なくして、自衛隊の偵察機が離陸し、中国大陸の方向へと向かう。
何度も通信で呼びかけても応答されず、パイロットは不安が増大していくのを自覚しながら飛行を続け、日本海の先に見慣れぬ地形…後に異世界の大陸と判明する陸地を発見する。
「未知の陸地を発見した。通信の呼びかけにも反応なし」
「観測を続けろ」
「了解。集落らしき物を確認、あれは…帆船か?」
地球上の地形情報と一致しない事実よりも集落が存在する、それだけでも絶望的な状況の中で希望が持てた。
そして、それと同時に理解する。
国外の通信電波が途絶えたこと、今まで観測されていなかった天体図に空が塗り替えられたこと、本来そこにあるべき陸地が存在せず別の地形に変わっていること、それらの情報がパズルのピースの様にかちりと合わさる。
日本列島は、別の惑星へと転移してしまったのだと。
自衛隊の偵察機が未知の陸地を観測中の同時刻、新潟県佐渡島沖にて漁師が未知の小島を発見する。
「今の空は一体何だったんだ?」
「分からねぇ、オーロラの一種か何かだったんじゃ?」
「兎に角、一度港に帰らないとな、一度状況を確認しないと」
極彩色の空に驚き、作業を止めて空を眺めていたが、空が元に戻った事で我に返って網を下ろす作業を中断して帰港の準備をする。
「なんか潮の流れが違う気がする」
「あぁ、なんか見慣れた海の筈なのに妙な違和感を感じるな」
「おいおい、遭難は勘弁だぞ?」
網を巻き取り、点検が終わると母港へ戻る準備をするが、漁師は海に違和感を感じる。
水平線を眺めていると、ふと黒い影が遠くに浮かび上がった。
「なぁ、あんな所に岩礁あったか?」
「いや、無いな…まさか流されちまったのか!?」
「おいおい、座礁したらひとたまりもないぞ」
「ある程度調べてから戻ろう、仲間が知らずに乗り上げたら大変だ」
見慣れぬ地形に戸惑いつつも、岩礁に近づき確認すると、それは岩礁と言うよりも小さな島と呼べるほどの規模であった。
「見たこともない島だ。人が住んでいる気配も無いな」
「無人島?いや、でもこの大きさの島が今まで見つかっていなかったのか?」
「なんとかこの距離まで近づけたが、島の周りに岩礁が多い、ここら辺で切り上げて帰るぞ!」
「ああ」
明け方の赤とも青ともつかない空に、白い軌跡を引きながら漁船は母港へと向かう。
未知の島の周りを覆う岩礁の影から漁船を眺める影があった。
『あれはなんだ?人間の船という奴か?』
『話に聞いた船よりも小回りが効きそうだ。もし島に上陸されたら大変なことになる』
『族長様に報告しなければ』
薄く水色がかった銀髪の少女が海面から顔を出して漁船の姿が見えなくなるまで監視していると、慌てたように海に潜り島の断崖にある海底洞窟へと泳いでいった。
その少女の下半身は人間の様な足が存在せず、代わりに魚やイルカの様なしなやかな尾びれがあった。
それはまるで御伽噺に出てくる架空の生物、人魚に酷似していた。
それから暫くして、未確認の島を調査するために個人的に集まった漁師たちが船を出港させ、島周辺で待ち構えていた未知の種族に槍を向けられる事になるのであった。
1死に至る病に侵された帝国の皇帝が治療薬を求めて周辺国を好き放題→
2技術力に優れた国をガンガン取り込み医学知識も蓄積されるが治療薬見つからず→
3人魚の肉が不老不死の効果あり(とされてる)→
4日本列島まるごと異世界転移→イマココ!
5日本海側に人魚島があり人魚達が亡命することで日本領土に編入される→
6沿岸部のまだ帝国に侵略されてない国に接触、異世界の大陸の橋頭堡として沿岸部の国と国交を結ぶ、海の向こうから島国が接触してきたという噂→
7交渉中に人魚島関連で領土問題に、沿岸部の国々が実効支配出来ていないことから正式に日本領土と認められる→
8人魚島と日本の噂が流れ帝国に察知される→
9恫喝めいた領土交渉と生殺与奪の権を侵害する気満々の態度で交渉決裂→
10帝国が戦争ふっかけてくるも返り討ちに→
11帝国撃破、皇帝陛下しにたくなーい!(絶叫)→
12結局皇帝は末期がんで死亡、普通に国交結んでいたら手術が間に合ったかも知れない→
13大陸の国々や人魚を初めとした亜人達と交流を結び、共に発展していく(完)