高町なのはのIS学園見聞録外伝 我こそ、戦車道極めし者   作:ピロッチ

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 車輌の雑多さと人員不足に悩む大洗戦車道部だったが、
戦車道極めし者こと般若仮面から救済の手が差し伸べられる。
束とセシリアが共同出資して創設した戦車道競技用機材メーカー、
東雲特車がハンガリー製試作重戦車『44M タシュ』5輛、
そして同国製試作駆逐戦車『44M イシュトヴァーン』3輛を寄贈してきたのだ。


第4話  統帥大絶頂です!

「か、カッキェー…」「勝てる…これなら勝てるよ!」「強い…絶対に強い!」

 

 今までかき集めてきた車両より見るからに強そうな車輌が与えられた事に興奮し、

意気が上がる部員達。しかし、そこに水を差す者が約一名。

部員中、最も戦車に造詣の深い秋山優花里からこの様な指摘が。

 

「あ、あのぉ…盛り上がってる所、ひっじょ~に申し訳ないんですが…」

 

「何か?」

 

「今日持ってきて頂いた3輛のあれ…架空の車輌じゃなかったでしょうか?」

 

「「「「「……………………えっ?」」」」」

 

優花里が言っているのは、「44M イシュトヴァーン」の事である。

 

「いや、それがですね…」

 

 そこから優花里が説明するのだが、曰くこの車輌、実在を示す根拠が存在せず、

と言うのもWWⅡ終結後、共産圏となったハンガリーでは多くの歴史が秘匿され、

当時を知る生き証人も参戦当時の最高指導者ホルティ摂政からして国外に逃げ、

他の高官や軍幹部もそれに続くかあの世に逃げだしてしまっており、

WWⅡ当時の国産AFVを研究をする者がまるでいなかった。

 

 そんな中、冷戦末期に入りハンガリーのとある歴史研究家が、

さる情報源から、タシュ重戦車の車体を利用した駆逐戦車も開発された、

あるいは予定であったと推測を立てた。

 

 この歴史研究家は「タシュの製造元には同車の試作車輌が2輌発注されており、

その内の1輌が駆逐戦車だった」と主張したのだ。

しかし世紀が変わると、この歴史研究家の主張を裏付ける証拠がない事が発覚。

これにより、現在タシュ駆逐戦車は「とある歴史研究家」の

想像上の車輌ではないかという結論が出されているとの事だ。

 

「戦車道のルール上、WWⅡ終結までに実戦投入あるいは配備されたか、

設計完了して試作に着手した車輌しか使えないので、架空の車輌を貰っても…」

 

 その瞬間、大洗戦車道部員全員からの疑いの目が一斉にセシリアに向けられる。

 

「はて…ちょっと上に聞いてみます!」

 

 たちまち愛機B・ティアーズ張りに青ざめたセシリアはそう言うなり、

IS学園とホログラム通信を繋いだ。通信の相手は言うまでも無いだろう。

 

「もしもし、なのはさんですか?」

 

『やあセシリア、役目は終わったの?』

 

「はい、今し方引き渡しが終わりまして…と言いたい所なんですが…。」

 

『何なの?』

 

「今日大洗に搬入したイシュトヴァーンですが、向こうの部員の一人から、

この車輌は架空の車輌では無いかと指摘がありまして…。」

 

『そんな筈は無いの!』

 

「ビビクッ!」

 

『あの駆逐戦車は束さんがハンガリー国防省の資料庫をこっそりと

根刮ぎひっくり返して、やっとの思いで一枚だけ残っていた最後の設計図と発注書を

見つけてそこから組み立てた代物…イシュトヴァーンの名前も設計図から確認して

命名した物なの!よって、絶対に問題は無いの!』

 

「は、はぁ…」

 

『当のハンガリー国防省もあった事に驚いててんやわんやになったけど、

ハンガリー国防大臣直筆のサイン入り認定書で設計図は本物だと認めて貰って

纏めてコピーを取って私が昨日日戦連に提出したから、まず大丈夫なの!』

 

「な、なら良いんですが…。」

 

『ああそうだ、例の件、日戦連から回答はあったの?』

 

「はい…学校同士の連合を禁止する条文が無い以上、

少なくとも今大会において、連合軍結成は許されると

ここに向かう途中、児玉理事長から回答がありまして。」

 

『ならば良しなの!先方にもそう伝えて、戻って来るの!』

 

「わ、分かりました…。」

 

 そのやりとりを見ていた大洗側はホログラムモニター越しの

なのはの威圧感に完全に凍り付いていた。

 

「ワァ…(怖気」「こ、怖ぇぇ…」

 

「あ、あれだけ目を合わせるのも恐れ多い位の人が、完全に縮こまってたよ…」

 

「凄い…向こうの人も制服姿だったから同じ高校生の筈なのに

お母さんより威圧感を出せる人が居るなんて…。」

 

 みほも母しほの上を行くなのはの威圧感に震えが止まらない。

何しろなのはに直接会った際、しほは母親共々涙目で逃げ出した位なのだ。

 

「え、えーと…お聞きした通り、実在を示す資料は既に当方が

日戦連に提出済みなので、架空の車輌ではないかというご指摘には

当たらないと言うのが弊社の回答となります…これで、御納得頂けたでしょうか?」

 

「アッハイ…そう言う事なら、大事に使わせて頂きます。」

 

「ああそれと、ミス・ニシズミにご覧頂きたい物が一つ。」

 

「何でしょう?」

 

「今回そちらで発見された車輌ですが、

こちらで引き取って改装するプランがありまして…

こちらが、改装案になるのでご一読を。」

 

「分かりました。拝見します。」

 

 そう言ってセシリアから渡された文書には、

この様な改装案が記されていた。

 

ドイツ製

・Ⅳ号戦車D型→Ⅳ号戦車H型

・Ⅲ号突撃砲F型→Ⅲ号突撃砲G型

VK4501(P)(ポルシェティーガー)→エレファント

 

フランス製

・ルノーB1bis→B40

 

旧チェコスロヴァキア製

・LTー38B/C型→ヘッツァーOrクルップ38(D)

 

日本製

・八九式中戦車甲型→改装せず、練習用

・三式中戦車チヌ→三式中戦車チヌ改

 

米国製

・M3リー→ラムⅡ後期型Orラム改装型3.7インチ対戦車自走砲

 

英国製

・MK.Ⅳ→武装を除去し、物資運搬用

 

「成程…生徒会の役員が戦車道部員なので、その人達と相談しても?」

 

「はい、構いません。…では、ワタクシはこれにて。」

 

 そうしてセシリアが去ろうとした時、みほが声を掛けた。

 

「あ、あの!」

 

「どうかしましたか?」

 

「今日は車輌を寄贈して頂いて有り難う御座います!

でも、どうして、篠ノ之博士程の方が私達みたいな地方の女子校に

こんなに手助けをして頂いたのでしょう?」

 

「その事ですか?実は、ミス・ニシズミの御実家が我が校の生徒の一人に対して

DNA鑑定させて欲しいと依頼をしてきた次第でして。

学園長曰く、『家元はもし血縁があった場合、当家、当流所か

戦車道その物の存亡に関わる一大事となるので、学籍を離れた後は

日本国内に入れない様にして欲しいと仰っておられた』そうで、

血縁の有無を大変危惧しておいでだったと…。」

 

「は、はぁ。」

 

「それで、その生徒というのが…篠ノ之博士唯一の直弟子にあたる方でして…

『これは只事では無い、是非真相を暴かねば』という事で、この様な形で、

手助けをさせて頂いております。」

 

「そうですか。その…母と祖母が、大変ご迷惑をお掛けしました。」

 

「いえいえ、大した事には成りませんでしたから、

特に気に掛ける必要はありません。それと、序でに申し上げたい事が。

近々我が校も戦車道部創設計画が発動する運びとなりまして。

 

只、我が校の生徒数は大洗高等部の25分の1…

とても定数を満たせる人員が確保できないので、

もし戦車道部の創設と日戦連への加盟が今年の大会に間に合った暁には、

貴校と連合チームを結成する事を提案させて頂きたいのです。」

 

「連合チームですか?」

 

「此処だけの話ですが、予選の最大使用可能車輌数の定数割れを起こしてるのは

貴校だけでして…陣借りという形になりますが、是非共闘をお願い致します。」

 

「うーん…今のやりとりを聞く限りだとルール上OKと言う事なら…。

分かりました。皆を説得して、同盟を組める様に意見を纏めて見せます!」

 

「その言葉を聞けて安心致しました。では、今度こそワタクシは失礼致します。」

 

 セシリアは今度こそ学園艦に横付けした輸送船に乗り込むべく、

トレーラーに戻る。そして、最後にこう一言告げた。

 

「因みに…我が校の戦車道部創設の発起人兼隊長予定者は

そのDNA鑑定の対象となった方でして…

さっきワタクシと通話していた方ですの。」

 

「「「「「…………………………………………………………………えっ?」」」」」

 

 

 

 そしてこの日を境に、日本中の学園艦で強力なAFVが寄贈される

怪奇現象が頻発する事となる。以下は、その一例である。

 

静岡県静岡市 清水港学園艦専用泊地 

 

 ここ清水港は内陸の都道府県に本拠地を持つ学校所有の学園艦に

停泊地を提供していた。その中に1隻、伊国の未成空母アクィラ型を模した

学園艦が停泊している。その名はアンツィオ高校。

19世紀に来日した伊国商人が自国文化を日本に伝えるべく

創立した歴史ある学校であり、本拠地が栃木県にある事から、

この学校も静岡県の清水港を利用していた。

そんなアンツィオに、一人の女性徒の絶叫が木霊した。

 

「あ、あ、あ、姐さ~~~~~~~~~~ん!!」

 

声の主は戦車道部副隊長(副部長)の二年生、ペパロニこと唐井紗良実(カライサラミ)だ。

 

「うわっ!何だペパロニ!急に大声出して!!」

 

 その声に驚いたのは隊長(部長)の三年生、アンチョビこと安斎千代美(アンザイチヨミ)である。

このアンチョビと言う生徒、元々は愛知県に居たのだが、

戦車道部が消滅寸前だったアンツィオからスカウトを受けて移住し、

何とか40名を超えるまでに部を建て直した経歴がある。

 

 そもそもアンツィオ高は学園長曰く「ローマよりもローマ」と評される程

観光客からの人気も高い学園艦だが、

反面施設の維持費が高くつき、学校その物が万年財政難であり、

イタリア人が創立者と言う事で保有車輌もWWⅡ当時のイタリア軍装備である事から

基礎戦闘力も貧弱、財政難なので燃料も確保できず、練習時間を伸ばせない事から

練度も伸びず、大会での勝率は芳しくないという典型的弱小校である。

しかし、そんな弱小校に降って沸いた様な救済が訪れた。

 

「こ、これ!これ見て下さい!!」

 

 そう言ってペパロニが見せてきた文書にはこう書かれていた。

 

『アンツィオ高校戦車道部員に告ぐ!我こそは戦車道を極めし者!!

うぬ等貧困に悩み、車輌の劣弱に嘆く者共よ!うぬ等に力を授けよう!!

                        戦車道を極めし者 般若仮面』

 

「せ、戦車道を極めし者…般若仮面…?」

 

「何か気が付いたらこの文書が入った封筒が有って、

開けたらこれが入ってたッス!これ…どう言う意味なんスか?」

 

「…………う~ん、普通に考えれば、『車輌を寄贈してやろう!』

という意味なんだが…そんな相手に心当たりが無いからなぁ…。」

 

「ひょっとして悪戯じゃ無いッスか?」

 

「そうかもなぁ…まあ、皆の寄付と倹約で、

やっとP26/40を1輛調達できたから、今の所は満足してるんだがな…。」

 

統帥(ドゥーチェ)、こちらでしたか?」

 

 ここでもう一人の副隊長、二年生のカルパッチョこと軽羽根日向(カルハネヒナタ)がアンチョビの所に。

 

「何だ?」

 

「戦車道部に『お届け物がある』というトレーラーの一団が訓練場に来ています。

中身…多分戦車かと…。」

 

「え?…マジで?」「マジすか?」

 

「マジです。相当大型の車輌でした、すぐに訓練場までお越しを。

残りの部員も全員集合してます。」

 

「分かった、すぐに向かう。付いて来い!」

(大型って事は、P26/40か?セモヴェンテか?

M15/42でも良い、いやM14/41でもM13/40でも良い!

ペパロニにはああ言ったが、やっぱり後輩には

まともな砲が付いた車輌で戦わせてやりたい!

もう機銃だけのCV33が数の上の主力なんて沢山だ!)

 

「「Si(イエス)!」」

 

 

 

 数分後…

 

「皆、遅くなった!」

 

 カルパッチョの知らせを受け、コロッセオ型訓練場で待つ部員達の前に

アンチョビがカルパッチョとペパロニを引き連れて到着した。

 

「統帥、お待ちしてました!」「あちらの方がお待ちしてます。お早く!」

 

「あ、ああ…。」

 

 後輩に示された先に向かうと、そこで待っていたのは

東雲特車社長の束の妹で、IS学園生徒の篠ノ之箒(シノノノホウキ)だった。

彼女も東雲特車のバイトとして護衛任務を請け負っていたのだ。

 

「あ、ど、どうも…般若仮面の使いの篠ノ之です!戦車道部の安斎部長は…。」

 

「ああ、安斎は私の事だ。それで?

この文書を送って来たのは御宅で間違いないんだな?」

 

「如何にも。戦車道を極めた御方からの救済として、

競技用車輌計10輛、お届けに上がりました。どうぞお受け取りを。」

 

「……良いだろう。で、何を持って来たんだ?」

 

「それは、これから御披露致します。今から車輌を下ろすので、

一旦お下がりの上、しばしお待ち下さい。」

 

「あ、ああ…分かった。」

 

 数分後、トレーラーから下ろされ、キャンバス地で覆われた10輛の車輌が

アンツィオ戦車道部部員一同の前に並べられた。

 

「それでは、皆様の手で覆いを外し、お確かめ下さい。」

 

「良し…皆、準備しろ!」

 

「「「「「Si(はい)!」」」」」

 

 アンチョビの号令で部員達が覆いの端を持ち、取り外す準備を整えていく。

 

「ドゥーチェ、全員準備出来ました!」

 

「分かった…では今から3つ数える、3で外せ!(ウーノ)(ドゥーエ)(トーレ)!」

 

 一斉に外されていくキャンバス地、その下から現れたのは…

 

「こ、こ、こ…これはぁぁぁぁぁぁぁあああああああああああーっ?!!!!」

 

 今までの車輌より傾斜装甲を多用した

驚く程扁平で近代的な外観の6輛の中型戦車。

 

 砲塔が無いが、その代わり全高180㎝にも満たないであろう車体の前面から

中型戦車と同径ながら更に長い砲身が直接突き出した3輛の駆逐戦車。

 

 そしてそれらの車輌より遥かに大柄ながら、近代的で洗練された扁平な車体と、

より大口径の4mを優に超える長尺の砲身を備えた1輛の重戦車だった。

 

「ほわぁーっ?!!か、カルパッチョ、こ、これ本物?!!

イタリア軍縛りでこんな強そうな車輌見た事無いッス!!」

 

「凄い…1輛だけ試作された新型戦車2タイプと、

11輛しか製造されなかった幻の駆逐戦車…。」

 

「こちらが、今回皆様に寄贈させて頂く競技用車輌、

P43bis重戦車×1輛とセモベンテda75/46×3輛、そして

M16/43サーリアノ中戦車量産型(=75㎜砲搭載型)×6輛と成ります。」

 

「でぃ……素晴らしい(ディ・モールト・ベネ)!」

 

 純日本人なのに思わずイタリア語で感嘆するアンチョビ。

イタリア系移民やその子孫、日伊のハーフ等の自治都市の性格も併せ持つ

アンツィオ高での生活でそういった者達と交流を重ねたが故の癖である。

 

「これ、ホントに乗って良いの?!これで戦って良いの?!」

 

「ヤバい、ヤバいって!こんな滅茶苦茶強そうな戦車、

ウチ等が持って良いなんて信じられないよぉ!!」

 

「これだけ有れば、もうプラウダ高(前回優勝校)も黒森峰も怖くない!!

アンツィオが天下を取れる日が遂に来たんだよ!!」

 

 他の部員達もきゃあきゃあと歓声を上げたり、嬉し泣きする者が後を絶たない。

今までの車輌より明から様に強そうな車輌を

何の縁も無い何者かが10輛も譲ってくれたのだ。

そして、後輩達の歓喜する姿を見たアンチョビも興奮が収まらない。

 

「(一体全体、なんでこんな事をするのかよく分からんが、

兎に角これで我がアンツィオは何処とも渡り合える戦力を手に入れた!!

これまで良くて2回戦負け、下手すりゃ1回戦負けだったウチがだ!!

イケる!!これなら…イケる!!)」

 

 そして、もっと間近で寄贈車輌を見ようと歩み寄ったその瞬間…

アンチョビの中で何かが弾けた。

 

「おっほおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお~~~ん♥♥♥」

 

 突然奇声を上げて全身を痙攣させ、その場にへたり込むアンチョビ。

 

「どぅ、統帥?!」「姐さん、ドシタンス?!!」

 

「や、ヤバい…嬉し過ぎて♥子宮がキュンキュンする♥

気持ち良過ぎて足腰立たない…♥」

 

 何とアンチョビ、歓喜の余りまさかの大絶頂。

予想外の興奮と快感で腰が抜けてしまったのだ。

 

「…イッちゃったんですか?」「イッちゃった♥バージンなのに…♥」

 

「イッた?何処にッスか?姐さんは今の今までここに居るじゃ無いッスか?」

 

「ペパロ二は知らなくて良いですよ。」

 

「????????」

 

 

 

「では、私共はこれにて下船させて頂きます。大会の御武運を!」

 

「今回の寄贈、大いに感謝する(ディ・モールト・グラッツェ)

戦車道を極めし方からの頂き物に恥じない戦いをする事を誓おう!!」

 

 かくして、ちょっとだけハプニングがあったが、

とある弱小校が思わぬ大戦力を入手したのであった。

 

「いやー、おまけで訓練用の弾薬と燃料も付いてきたから、

これでバリバリ練習できるッスよ!明日から楽しみッス!!」

 

「う、うむ…。」

 

「所でP26/40はどうしましょう?」

 

「い、一応使うぞ!皆の協力でやっと調達できた車輌だからな!」

 

「じゃあ、セモベンテda75/18は?」

 

「今後入ってきた新入部員の訓練用…かな?」

 

「L3/33は?」

 

「今まで主力として頑張ってきたけど、

やっぱり8㎜機銃だけじゃ戦えないからなぁ。仕方ない、

今後は武装を下ろして物資の牽引とか、そういう裏方として頑張って貰おう!

よーし、明日からガンバルゾー!!」

 

「「「「「ガンバルゾー!!」」」」」

 

「いや、そこはアンツィオ万歳(ヴィーヴァ・アンツィオ)だろ。」




 言うまでも無い事ですが、
アンツィオの副隊長コンビ、カルパッチョとペパロニの本名は、
今作独自のオリジナルです。

 また、本作に登場する架空・半架空車輌は今話の例の通り、
「作中世界では設計図が残っていて、実在証明が為されている」
という理由で公式戦で使用可能という体裁を取っています。


原作未登場のAFV紹介 その1

44M タシュ

「Tー34絶対倒す号」を目指して創られた
独国製Ⅴ号戦車ことパンターによく似た外見のハンガリー製試製重戦車。
史実では'44年7月27日、メーカーを米軍が空爆し、
工場諸共試作車が木っ端微塵となる最期を遂げた。

※下記の数値は作中世界でのみ通用する数値で、史実と同一とは限りません。

寸法   車体長6.3×車幅3.15×全高2.7㍍
機関   ヴァイス・マンフレート製 V型8気筒ガソリンエンジン
     「ZーV8Hー4」×2 合計520馬力
最高速度 45㎞/時
乗員   5名
重量   38㌧

武装
主砲:58口径80㎜砲 「29/44M」×1
機銃:8㎜機銃「ゲバウアー 34/40AM」×2
装甲(単位:㎜)
防盾   100
砲塔    前面  側面     後面 天板
     100/100/   100/20
車体    前面  側面     後面 天板 底板
  75~120/ 50/75~100/20/20

本作での変更点
重量に関して36.6㌧と38㌧の2説ある点を
「前者が試作型で後者は量産型。重量差は武装強化と一部の装甲を更に増厚した結果」と解釈。
大洗戦車道チームに寄贈されたのは後者である。
 蒲鉾型防盾の宿命か、下側に当たった弾が跳弾して天板を貫通しかねないので
黒森峰等の高練度の学校との戦いはやはり油断禁物。
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