インフィニット・仮面ライダー   作:鏡蓮

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やっと完成しました。急展開ですが、2000文字くらいで書いてます。
文章力が上がったのかはわかりませんが、読者の皆さん、この物語の終わりまで付き合ってください。


世界の転換
Nonber_01 ISの敵


「もう、秋か…。」

 

あの闘いから2ヶ月、かつて篠ノ之束がISの力を証明した()()()()()を調べていた俺はISの凡ゆる文献を調べていた。

 

「なぁ、これって…。」

「これか?これは私たちのIS調査書だ。」

 

千冬さんが闘いを放棄した第二回モンド・グロッソの優勝者・アリーシャ・ジョセスターフに聞くが、やはりISの調査書…。ここに、ISの事を知れる事が出来れば…彼女の事を少し理解できるかもしれない。

 

「何故、ここに来たかは聞かないが、必要なものは見つけたか?」

「いや、新しく知れたのは形態移行ができることくらいだな。もし、この中に篠ノ之束の意図があったらと思ったんだけど…叶わないみたいだ。」

「そうか…なら。」

 

残念に感じながら、彼女に顔を向けたとき、俺の頭に銃口が向けられる。それと同時に、黒服のSPが集まる。やはり、俺の事を知ろうとしていた…。けど、当たるのは低かったんだが…。

 

「君の身体は解剖しない。だが…私の側を離れる事は許されないぞ。」

「それが理由なら…、約束できないな。」

 

俺にはまだ果たしていない約束と…友達を待たせてるんだ。その言葉を思った時、SPが拘束を仕掛けられる。だが、その拘束に抵抗し、彼らに蹴りを入れ、逃げていく。

 

「早く見つけろ。どうしても見つからないなら…指名手配でもしろ。」

 

その言葉が俺の日常は破壊された。それを知ったのは…日本に帰国してから。

 

━どういう事だ。俺が何をした?

そう思う程、俺は身を隠すしかなかった。ニュースに貼られた内容は、俺が映っていた。

『新川絆、IS優勝者を敵に回す。』

そう言葉が見えていた。だからだろうか、俺の恐怖を湧かす人々が、賞金目当てで、血眼の様に血を吸おうとする蚊の様に視えるのは。

 

「…だけど、歩かないと。」

 

俺はフードを被り、歩いていく。目的地などない。ただ、忘れたくない。自分の凡ゆる生存本能を抑えて、学園に向かう。

 

「お前は…。」

「…千冬さん。」

 

道中、奇怪な目で観られながらも、俺は歩いていた。その途中で、学園の教師であり、ISの事を知るキッカケとなったその人がいた。

 

「まさか、お前が世界を巻き込むとはな。」

「…捕まえる気ですか。」

「いや、そうじゃない。だが、教えてやる。世界はお前の様な人間を玩具の様に見ると。」

 

そう告げられ、俺は彼女から逃げる。後ろから何かの気配が聞こえながら━━。

逃げる。逃げる。逃げる。そう選択肢が繰り返されながら、彼女から必死に逃げた。

 

はぁっ…はぁっ…。なんだよ、俺が何をしたって言うんだよ!!」

 

2ヶ月間の間、俺の人生は急変した。彼女に出会ったから?彼女に出会って人生が変わったから。いや違う。俺があの世界に入ってから、俺の首に鎖が付けられた時から。

━━意味がわからないよ。

そう俺は自分に悪態を付けて、歩いて行く。途方もない。ただ、その瞳に映る一つの目的を忘れないために。

━━篠ノ之束の目的を知る為に。


彼奴がIS学園に帰る術は無くなってしまった。俺はスマホに映る大きく映った項目が、ニュースが赤く染まって見えた。彼奴が消えて、俺は頭が可笑しくなりそうだった。世界が敵になった?違う、彼奴を殺したいから?違う。

━━彼奴がいない日常に()()()()()()()()()()

 

「大丈夫か、一夏?」

「ああ、大丈夫だよ。弾。」

 

中学からの悪友・五反田弾は俺を心配そうに見つめる。違うんだ、お前と居たくないと言う意味じゃない。只、苦しいんだ。

 

「なぁ、一夏は…新川を知ってるのか?」

「…ああ、彼奴がこんな事するはず無い。」

 

IS学園に外出許可を入れ、俺は彼に愚痴を溢す。嘘では無い。ただ、彼奴が何故世界優勝者を敵に回したのか。その理由を、その意味を知りたい。

 

「弾、俺さ、彼奴を忘れたくないんだ。何故かは分からない。ただ、彼奴が闘う姿を、俺が嫌いだった正義を…(かざ)した彼奴が嫌いじゃないんだ。」

「…一夏。もし、それが世界を敵に回してもか。」

「ああ…。世界を敵に回しても、彼奴を…新川を失いたく無い。」

 

その言葉と共に、弾は少し安堵した表情をし、少し笑いながら言った。

 

「何も変わってねえじゃねぇか。お前の正義、お前の言う嫌いな正義と何も変わんねえよ。」

「俺と新川が?」

「似た者同士なんじゃねぇの?お前の言ってる正義ってのは。」

 

そう告げられ、俺は何か少し分かってきた気がした。そうだ、俺は…彼奴を嫌いなんじゃ無い。

━俺は俺の様な彼奴が…嫌いなんだ。

 

「ありがとうな、弾。…もう時間か。ご馳走様、また来るよ。」

「ああ。……一夏、死ぬなよ。」

「分かってるさ。」

 

そう告げて、俺は五反田食堂を離れて行く。すれ違ったフードを深く被った他人が俺と入れ違いで入ってくる。雰囲気が誰かと似ている。そう感じながらも、俺はIS学園に帰って行く。




━次回予告━
「彼とは同姓同名だがな。」
「ISへの抵抗運動が活発的になり、世界は混乱を強いられています。」
彼に向けた想いを知りたい。

『Nonber_02 少女の新たな感情』
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