インフィニット・仮面ライダー   作:鏡蓮

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Type-01 IS学園に入った2人

「…今日は新しい生徒を紹介する。ニュースにもなったが、知ってる人はいるか?」

「はい。」

「…オルコットか。なら、安心だ。()を知ってる人はあまりに居ないからな。」

 

スーツ服の千冬姉は、何か思い込んだ顔をしてる。そういえば、2人目の男って誰だったか、覚えてない。

ただ、ここに入るなら、俺も嬉しく感じる。全員が女性だと、少し疲れるし、同性とも話したい気分もくる。

 

「入って来い。」

「はい。」

 

その言葉と共に、1-1に入ってくる。その姿はただの平凡な男子。ただ、少し何か違ってる様に見えた。

 

「俺は新川絆。これからIS学園で、出来る限りISの事について学べるようにし、難しい事もありますが、手伝ってくれたら嬉しい限りです。よろしくお願いします。」

 

そうお辞儀する彼。俺の様に戸惑うことは無い。早く終わらしたい様な…焦りが見える。

 

「それでは質問を受け付ける。」

「はーい!私は...!」

 

色々な質問されていくが、彼奴は何事も動じないかの様に言う。というのは少し語弊があるな。少し言葉を濁したり、少し考えたりする顔もするから、機械的な風じゃない。

でも何故か、少し違和感が残る。

 

「それでは質問を終える。」

 

その言葉と共にシンッとなる。新川絆…。何かを隠してる。まだ初心な俺でも分かるくらい…何か隠してる。


「織斑さん…だったよな?」

「あ、ああ。どうしたんだ。」

 

確かに千冬さんの弟だ。だけど…なんだ。執着を感じる。千冬さんも同様だが、お互い異常に執着を感じる。

多分、俺の勘違いだろうし、普通に話すくらいなら問題ないか。

 

「ああ、この学園では俺と君しか居ないからな。一応、話した方がいいだろ。それに、お互いを知った方が、喋りやすいだろ?」

「そうだな…。なぁ、新川はISの事について分かるか?」

「いや、まだだな。俺はまだ教科書の確認なんて出来てないしな。」

「そ、そうなのか。」

 

何か安心した様な目を見てる。だが、持ってて()()と感じたくらいだ。確認は後でも出来るかもしれないしな。

 

「なぁ、織斑さんの左の二つ隣の人って知り合いなのか?」

「え、ああ…箒のことか?」

「箒さんって言うのか。何かチラチラこっちを見るからさ。何か用がいるんじゃないのか?」

 

そう言うと、箒さんは織斑さんの前に立つ。…ぐいぐい行くタイプじゃ無いのか。

でも、織斑さんに用があるみたいだ。

 

「俺は邪魔だな。少し学校を探索してくるよ。」

「え、俺も…。」

「箒さんは君に用があるんだ。邪魔は出来ないさ。」

 

そう言って、俺は教室を出る。そして、ワイヤレスイヤホンをかける。ああ、俺もぐいぐい行けないな。でも、箒さんの目は俺は見てない。

 

「あ、織斑先生。」

「…新川か。」

「…そうか、やっぱり俺は…。」

「どうした?」

「いえ…、ただ元の生活に戻れないんだな。って。」

 

元の生活の方が楽しかった。俺の周りは人が多くいた。でも、今はゼロだ。

 

「…ほんとに執着してるのは俺の方か。」

 

人に執着してるのは俺の癖に、何、人に執着してるって言えるんだ。…でもそれしか方法がないんだろうな。

 

「あの、織斑先生。」

「…今度はなんだ。」

「俺は、もう何もしなくていいんですか。」

「…そうだ、それがお前のやる事だ。」

 

そう言う千冬さん。だが、彼女の目は、やはり…何かに執着してる。

ああ、何かをした方がいいんだろう。…千冬さんの想いを裏切っても、俺はもう後ろへ向けないんだから。


一つ時刻を過ぎて、IS学園のクラス大会の代表決め。

「織斑一夏でいいか?新川絆は諸事情で出来ないからな。」

「ちょっとお待ちくださいまし!何故、男性が代表になるんですか!」

 

イギリス代表候補生・セシリア・オルコットさんの言葉と共に喧騒が始まる。だが、誰も止めない。いや、止めれるはずない。

だけど、誰かが止めなければ…。違う、俺は…。止め(進み)たいから動くんだ。

 

「それに、日本の猿が…。」

「なんだと!?イギリスだって食べ物が…!!」

待て!

「2人とも言い過ぎだ。まず、オルコットさん、ここは日本だ。ここでそれを言うなら、イギリス代表候補生として、品がないのでは?そして、織斑さん。君はどうして、イギリスを侮辱する。それが君の正しい事ならいいが、人としてはどうだ。最低だと思わないのか…?」

 

その言葉と共に、織斑さんとオルコットさんは俺を睨む。ああ、まだ落ち着かないのか。そう、俺は少しうんざりした様な思いが来る。

 

「なんだと!?お前だって、諸事情だからって参加しないんだろ!」

「関係ない人は黙ってください!!」

「……わかった。なら、千冬さん。俺を参加させてくれ。」

 

その言葉は千冬さんの想いを裏切った。だが、俺からすれば遅い。

…彼らを止めるにはISのクラス代表を決める戦い。それでも、俺に矛先を向かなければ…止まらない。

 

「…いいのか。」

「はい。俺は逃げません。」

 

それが。1週間後に始まるISクラス代表決定戦の…始まり。そして、俺の一歩だった。




━次回予告━
「俺は…貴方に恩返ししたいんだ。」
俺は彼奴に弱味を見せる訳にはいかない。
彼を倒したとして…私の心は晴れるのでしょうか。

Type-02 彼らの前夜
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