シロコ・・・アニメ見たけど、見れば見るほどロスモンティs―――
◇アビドス高校・校庭
『先生、戻りましたか。』
”ハルガ、ただいま。”
「ただいま、隊長。」
水族館からアビドス高校へと帰ってきた先生とツガミ。
対策委員会のみんなはそれぞれ駅で解散し帰路についていたが、先生とツガミはシャーレに帰る為に学校の方へと戻ってきたのだ。
先生たちを見つけたハルガは、校庭に停まっているヘリの座席から飛び降りて迎えた。
『どうでしたか?お出かけは。』
”水族館なんて久しぶりだったけど、十分楽しめたよ。”
『そうでしたか。・・・ところで、対策委員会の方々は?』
”駅で別れたよ。みんな疲れてたみたいだし、家で早めに休んでほしかったからね。”
『そうですか。』
ハルガは端末を操作し、それを先生に差し出す。
”・・・これは?”
『先生方が居ない間に私が独自に調べたことです。どうぞ。』
突然のことに首をかしげながらも、先生は渡された端末に視線を落とした。
端末にはアビドスの地図が記されており、線で区切られた大部分が赤で染まっていた。
『赤で染まった部分・・・そこはカイザーコーポレーションの保有する土地です。』
”・・・どういうこと?”
『本来、自治区の土地はその地区の学園が保有するものです。』
『ですがどう言う訳か、ここら一帯の保有権がアビドスから離れているのですよね。』
『しかも、すべて記録が存在する合法的な取引です。』
”それって、結構大変なことなんじゃ・・・”
『えぇ、問題も問題。大問題ですよ。』
「・・・だから風紀委員会もあんなに近くまで来てたんだ。」
『あぁ、紫関ラーメン付近はギリギリ
ハルガは先生から端末を受け取り、さらに情報を表示する。
『さらに調べた所、数年前にアビドス生徒会主体で土地の売買が行われたようで・・・当時の生徒会に何があったんでしょうかね?』
”・・・明日、みんなにも知らせないとね。”
『えぇ、あの様子では知らないでしょうしね。』
端末の電源を落とし、ヘリに放り込むハルガ。
その後ろからツガミが裾を引きながら訪ねる。
「ねぇ隊長、どこまで潜ったの?」
”・・・?”
「その情報を得るために、隊長はどこまで潜入したの?」
『・・・アビドス砂漠の奥までだ。』
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◇翌日・アビドス高校
『と、言う訳です。』
「どう言う訳よっ⁉」
朝一番のアビドス校舎に響くセリカの怒号。
それに対して、うるさそうに両耳(があると思われる場所)を抑えるハルガ。
教室に展開されたスクリーンには、先生たちに見せたのと同じ情報。
投影されたそれを信じられないと言った様子で食い入るように見る対策委員会の面々。
少なからず感じていた違和感。その答えが目の前にあったのだ。
『ゲヘナ風紀委員長が教えてくれたんだ♪』
「聞いて!ないんだけど!」
「セリカ、ステイ。」
突然のことに取り乱すセリカとそれを止めるシロコ
情報を詳しく解析しながら険しい表情をするノノミとアヤネ。
そして俯いたまま動かないホシノ。
考え込む先生に、その様子を横から眺めるツガミ。
『まぁまぁ、落ち着け。黒猫瀬セリカ。』
「だ・れ・が、黒猫よっ!?」
悪ふざけが過ぎたと少しまじめな雰囲気に戻るハルガ。
セリカを何とか落ち着かせ、さらに詳細な情報を放り出していく。
『先ほども言ったが、これはアビドス砂漠の奥深く。そこにあったカイザー基地から私が直接得た情報だ。』
「うへぇ、あの砂漠を案内無しに一人で?」
『あぁ、嘘は言ってないぞ。』
「でしたら何故カイザーは砂漠の奥にこんな基地を・・・」
『あー・・・資料によれば、何か探し物をしているみたいでな。』
「あんなに広い砂漠で探し物?」
『あぁ、どうやら相当デカい探し物らしくてな。投じられた資金・資材・時間も莫大な物だ。』
「数百もの戦車に戦闘ヘリ・・・数百トンの爆薬に弾薬・・・」
「私たちの自治区を武力で占領するつもりなの?」
『それはないだろう。ここに記された半分の兵力でも、先生の指揮込みであんたらを確実に制圧できるだろうからな。』
「うへぇ、嫌だねぇ・・・」
『うーむ・・・しかし、カイザーが躍起になって探すものが気になる。アビドスの土地にそういった埋蔵品があるのか?』
「遥か昔の調査では、石油などのお金になりそうな地下資源は何一つ残ってないそうです。」
『昔の調査では、だろ?地殻変動やその他の要因で存在が浮き彫りになる物もある。そうじゃなくても、信頼性の高い情報だからこそ奴らも躍起になっているんだろう。』
”確かに。何かがあるからこそ、これだけの戦力を集めてるんだろうし・・・そういえば、前にハルガが持ってたお宝探知機・・・だっけ?あれはどうなの?”
『あれはあるかどうかがわかるだけで正確な場所まではわかりませんよ。』
”そっか・・・”
「と、とにかく!カイザーの探し物でも、自治区の問題でも、今はもっと詳しい情報が必要です!」
「そうだね~・・・じゃあ今日は解散して、また明日ってことで。」
ホシノの提案で、教室を後にする対策委員会。
先生とツガミも先に出て行き、教室にはハルガとホシノだけが残った。
『小鳥遊ホシノ。少しいいか?』
「・・・なにかな?」
『一つ、提案がある。今ある問題を一気に解決に持っていけるような提案が。』
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◇ゲヘナ風紀委員会
「・・・それにしても、連邦生徒会に喧嘩を売るなんて。アコも勇敢ね。」
「ほ、褒めてる訳ではないですよね?」
「当然よ。ゲヘナが滅びるところだったわ」
「だって、あんな怪しい機関がトリニティについたらと考えると私・・・」
「そうね。キヴォトスで最強の軍隊が、何時でも何処でも自由に戦闘ができるなんて。考えるだけでもゾッとするわ。連邦生徒会長は何を考えてるのかしら。」
「・・・あの、疑問なのですが。」
「どうしたの?チナツ。」
「連邦生徒会の・・・えーっと―――」
「ハルガね。それがどうしたの?」
「―――ハルガさんですが、委員長がそこまで警戒するなんて、どんな方なのでしょうか?」
「たしかに、私もチナツも投げ飛ばされただけだし。委員長なら勝てそうだけど。」
「そうねイオリ。小細工の無い正面戦闘で彼だけと戦うのなら、あの場では私が勝つわ。」
「ならどうして―――」
「そのかわり、私以外がみんな死ぬ。」
「・・・え?」「・・・なっ⁉」
「私が彼を倒してもゲヘナが滅びるわ。彼が保有する全戦力が報復として使われれば、ゲヘナは一日も経たずに焦土と化すわね。」
「・・・・」
「あのまま戦いが長引けば、彼は本格的に攻撃を始めたでしょうね。そうなればあの場にいた風紀委員は全滅。ゲヘナも壊滅的な被害を受けていたはず。アコ、あなたの選択でね。」
「・・・うぐっ!」
「アコ、あなたが不安に駆られるのも分かる・・・けど、彼の所属は連邦生徒会。一つの学園を贔屓にすることはないはずよ。」
「そ、それよりも委員長。これはいつまで書き続ければ―――」
「1000枚よ。自分で言ってなかったかしら?」
「あれはそれくらい反省しているというもので―――」
今回はここまでです。
さっさと片づけて!ストーリー進めるんだよぉ!!(つд⊂)エーン
それでは、また次回・・・