ヒシケイジさえ居なければ   作:ハシダ シュンスケ

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明後日には新章に入りたいので、二回行動です。


2010冬、朝日杯フューチュリティステークス(エピローグ:2/2)

――放送席、放送席ファンの皆様、見事制覇した石破 志雄騎手でした。おめでとうございます。

 

「ありがとうございます」

 

――今の気持ちをお願いします。

 

「正直、まだ実感が湧かないです」

 

――ヒシケイジは二戦二勝ながら三番人気、思うところはありましたか?

 

「今日のヒシケイジは前走と比べても、コンディションがとてもよかったので、本当に早山厩舎の方々が頑張ってくれたおかげだと思います。こんなに良い馬と出会えたのは初めてのことなので、厩舎の皆さんだけでなく、綾部オーナーや生産牧場の田辺さんにも御礼を言いたいです」

 

――レースを振り返って頂きたいのですが、テンで大外枠から頭を取りに行く展開でしたが、すぐに中段へと位置取りました。これは、初めからそう行くつもりだったのでしょうか。

 

「そうですね。セオリー通り、序盤に力を使う馬が多かったのと、どの馬も強かったので――折り合いが上手くいくか走るまで分からなかったのですが、レースもスムーズにいい形になりました」

 

――3から4コーナーのあたりから直線に関しては、もう行けるという感じだったんでしょうか。

 

「はい、本当に良い馬に乗せてもらったことあり、仕掛けることに関して不安はありませんでしたね。あとは、ヒシケイジがソロモン騎手のサダムパテック相手に、すごい闘志を見せてくれて――そのおかげもありました」

 

――ヒシケイジ、ツイッターでは早くも「稀代の豪駿」と呼ばれ始めています。この馬の可能性をお願いできますでしょうか。

 

「『豪駿』ですか、凄い名前ですね……でも、初めて会った頃から、すこしやんちゃなところもありながら頭のいい馬で、一戦ごとにレースを覚えていって、成長していきましたし、調子も能力も上がって行ける馬ですから、あながち間違いじゃないかもしれません。むしろもう、可能性しかないと思います」

 

――また、石破 騎手としてはG1初制覇とのことですが如何でしょう。

 

「そうですね。正直まだ夢を見ているみたいで――でも、今は、もっと走りたい――いや、これからも勝ちたいという気持ちで一杯です」

 

――今日は多くのファンの皆様から、石破騎手とヒシケイジに声援を頂きました。一言お願いします。

 

「こういった場で、多くのファンの皆様に、声をかけていただけて、本当にうれしいです。今、やっとファンの皆様を見ていると、自分がG1を勝った実感が湧いてきたような気がします――みなさんもお気付きの通り、ヒシケイジはもっと長い距離を走る方が得意な馬だと思います。これからも、大きいレースを狙って行けると思います。応援よろしくお願いします!!」




誤字脱字、感想お待ちしております。
明日も1800投稿予定です。
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