仮面ライダークウガ-青空と笑顔の戦士再び-   作:芹沢春輝

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前回更新から約半年( ゚Д゚)!?
時間無さ過ぎるよ…
皆さん良かったら読んで下さいまし


青空の旅立ち━終━

五代雄介side

 

「起きて、五代君!」

 

 

…桜子…さん?

 

 

「雄介、寝てないで店手伝ってくれよ~」

 

 

…叔父さん…?

 

 

「お兄ちゃん、遅刻するよー?」

 

 

…みのり…か?

 

 

「何してるんだ五代、行くぞ。」

 

 

…一条さん…?一条さんッッ!!

 

「待って一条さんッッ!!!ってイテテテ…」

去ろうとする一条さんを俺は追いかけようと手を伸ばす、と同時に激痛が走る。

「あ、五代さん!?良かったー…やっと目を覚ましてくれた…」

「ひ、輝ちゃん?ここどこ?確か俺今一条さんを…あれ…夢…?」

俺は自分が置かれている状況を把握できていない。

「あの…五代さんここ病院です、あと自分が大怪我したって解ってます?」

輝ちゃんが俺を睨むように見てくる。

言われて自分が胸部、腹部、両腕、両足、頭部、つまり体全体に包帯を巻いていることに気付く。

「今の痛みは…脇腹…?あっ」

脇腹の痛みと共にようやく意識がはっきりしてきた。

「ダイは!?まだグロンギは残ってたはずだッ!凄い被害になったんじゃ!?俺どれくらい寝てた!?」

「それが…あの…とっとりあえず皆を呼んできます、それから話を。」

「あっあぁ…でもッッ!?」

輝ちゃんはすでにそこにはおらず、俺は数分白いベッドに横たわりダイとの死闘を想い出す。

「今のままじゃ間違いなくダイには勝てない…それにダイの行動…少し不審だった…いや…気のせいか…?」

色々と思考していると病室に輝ちゃんを含む数名が入ってきた。

「あぁ…五代君…良かった、本当に良かった…」

今にも泣きそうな声で実加さんが。

「五代君、すまない…何も出来ない私達は…」

杉田さん謝らないで。

「五代、傷はまだ痛むか?一命を取り留めてくれて本当に医者として仲間として嬉しいぞ、色々観察させてもらったが。」

椿さん俺に何したんですか…ッッ!?

「五代さん、死んだら承知しませんよ、カオルが戻ってきたら、それこそあいつは抜け殻になりますから。良かった…泣きませんよ、私。だって五代さん生きてるし、笑顔でカオルを待つって決めてるんで!」

桜子ちゃん、ありがとう。必死に涙を堪えて…でもその笑顔、良いなあ。うん。…うん。

「あの後、何かあったんですね杉田さん。」

俺の言葉に杉田さんは頷いた、そして杉田さんは淡々と俺が眠っている間の出来事を語ってくれた。

そして語ってくれた内容は俺の予想を遙かに越え、とても信じられるものではなかった━━━━。

 

翌朝、俺はまだ入院していた。クウガの回復力を持ってしてまでこの状態…普通なら死んでいた、間違いなく。

「おはー、五代君。」

声の主は実加さんだった。

「あ、実加さん、おはようございます。」

「どう?だいぶ良くなった?」

「うーん、あと3日は完治は無理かも、早く治さないと…」

「そうね、まぁ、なるようになるわよ。今は例の彼を信じましょう、じきにカオル君も帰るでしょうに。」

「そう…ですね━━━━━━━。」

昨日杉田さんが語ってくれた内容は、まず俺が意識を失っていたのは丸一日だったこと。

それと残っていた、グロンギを彼が…ダイが倒してくれた話。俺が病院に運ばれ(小野寺病院)意識を失っている間に別の場所にグロンギが現れ、人を襲っていた、それを…ダイがグロンギを一掃した、しかも人を守った…らしい。杉田さんがそう話してくれた。意味が解らない、ジョウが言っていた話と食い違う、ダイは人もグロンギも憎んでいる、なのに人を守った…?確かに俺が戦っていたときも人間に危害は加えていなかったように思う。

体力の限界を迎えた俺に致命傷を負わせ戦闘不能にし、残っていたグロンギを一掃…まるで俺を戦わせないようにしているようじゃないか、とも思えてしまうが。ダイの目的は何だ…?グロンギだけを倒し、人を守る?まるで俺やカオル君と同じじゃないか…?

ジョウに聞いた話と食い違いすぎて訳が解らない。

ジョウの話が真実でダイが倒すべき相手で…

 

「おーい五代君、聞いてるぅ??」

実加さんが俺の顔を指でツンツンしてくる。

「ん?え、何でしたっけ?」

「だーかーらー、クウガの話とグロンギの話、五代君が経験してきたことを話してほしいの。元の世界での話ね、役に立つはずなのよ?」

「あー、そういえば実加さん達にはあまり話してないですよね、んー…何から聞きたいですか?」

「そうね、まず五代君がクウガに成るところからかな。」

「あー、それはですね━━━━」

昔の話に実加さんはほとんど口を挟むことはなくただ聞き手に回ってくれた。

話していると当時のことを思い出して気持ちが溢れそうになる、みんなにまた会いたいなと心から思う。

「そして俺は雪原に一条さんと二人で最後の戦いに向かいましたと、そんな感じです。」

実加さんはただ相槌をうち、うんうんとうなっていた。

「え、実加さん?」

「あー、メンゴメンゴ。でもあれね、似てるわよねこの世界とそちらの世界、名前が同じってのがね。それにこちらの世界の五代君も名前は違えどもクウガだし顔は瓜二つだし、一条さんって人とカオル君は顔は似てないけど境遇が似てる感じよね、人柄とかも。」

「一条さんに瓜二つの人ならこちらにもいたんですよ、ジョウといって、ダイとの死闘で死んでしまったんです、古代の二人の戦士の彼ですよ。」

「あ、なるほど。そうだったのね。でもあれよね、一条さんって人に瓜二つなら是非一度会ってみたかったわ、カッコいいんでしょ?」

「イケメンでしたよ、うん。」

「だよねー…そんな気がしたわ、カオル君がその一条さんの顔ならなー。私イケる。」

「やめて実加さん、後ろに桜子ちゃんいるからッッ!?」

殺気を感じた視線の先に桜子ちゃんがいた。

「あ、いや桜子?冗談よ冗談。ね?」

「…私のだから。」

「まぁまぁ桜子ちゃん落ち着いて、ね…?」

しばらくの間、実加さんと桜子ちゃんの小競り合いは続いていたが、

「カオルはカオルで、良いところいっぱいあるし!一条カオルは一条カオルよ!」

桜子ちゃんのその言葉に俺は、えっそこ!?と思いはしたが…ふと思ったことがある。

俺とダイ、一条さんとカオル君が似て非なる存在、いや例えば…あるいは=で繋がるならば…ジョウはいったい━━━━

 

その日の夜、杉田さんがやってきて俺にある話を告げ足早に去っていった。

「あのダイという男、今日はグロンギに襲われていた子供を身を挺して守ったという情報が入った、五代君…彼は本当に敵なのか…?」

ダイ、君はいったい…君は俺と同じなのか…?

ならばなぜあの時ジョウと俺を倒そうと…?

あの記憶に違いは無いだろう…?

何がどうなっている?真実はどこだ?しっかりしろ俺、五代雄介。

ダイ、君はこの世界の「クウガ」なのか…?

やはり君も「クウガ」なのか…?

一条さん、俺。

何かとてつもない間違い…思い違いをしているんでしょうか━━━━━

 

翌日の昼前、傷の完治を終えていない俺の元に輝ちゃんがやってきていた。

「色々解ってきましたよ五代さん、これ見て下さい。」

輝ちゃんから手渡されたクリアファイルの中には数枚の書類が入っていた。記された内容は、古代の2人の戦士「クウガ」の能力や特徴といった、いわゆるステータスなど。

「闇の戦士」は全てを闇の炎で焼き払い消滅させる能力、そして圧倒的な力で接近戦闘に長けていた。

「光の戦士」は全てを光で包み、傷を癒やしそれを元の状態に回復させる能力、そして多彩な戦闘スタイルでバランスの取れたステータスだったことなどが遺跡の文字から解ったようだ。

「なるほど…つまりカオル君はいずれ覚醒すれば白の戦士に成るわけだ。ジョウと同じ霊石を身に宿したわけだから。」

「そうかもしれません、あー、今頃カオルン戦ってるのかな…」

カオル君が旅立って3日目を迎えた今日、未だカオル君は帰らない。大事に至っていなければいいのだが…

「あ、五代さん、テレビつけて良いですか?」

「あ、うんどうぞ。何か面白いのやってるの?」

「いえいえ、最近巷の情報番組はクウガやグロンギの話題だらけですからね、私この間インタビュー受けたんですよ、そろそろ放送されるんじゃないかなー、と。」

「ははっー、インタビューか、楽しみだね。」

しばらくテレビを見ていると、カオル君が変身した姿のクウガや俺の変身した姿のクウガが戦うシーンが遠くから撮影されていたりした。

それと、クウガは2人以上いるのではと仮説を唱えるコメンテーターもいたり、クウガに変身しているのはどんな人物なのか、そもそも人間なのかなど、世間の目はクウガやグロンギに釘付けのようだ、正体がバレるのも時間の問題だろうか…

「ん、あ、えー、なっ!?こっここで緊急ニュースです、東京都内に複数の怪物、通称グロンギが出現した模様です、情報によりますと、様子のおかしかった人が急に暴れ出しグロンギになったとの通報があった模様です。現在、警察及び自衛隊などが━━━━━━」

「人がグロンギに…」

そのニュースを見ていた俺の目と身体はテレビから離れ、ベッドから降り準備を始めていた。

「ダメですよ五代さんッッ!?その状態じゃ…」

止める輝ちゃんの肩に手を乗せ、俺は答える。

「大丈夫、俺はクウガだから。それにカオル君に頼まれたんだから、みんなをお願いしますって。」

「でもッッ…」

俺は上着を羽織りながら答える。

「戦えない人のために俺は戦いたい、これは俺が選んだ旅の道程だから。じゃあ輝ちゃん、実加さん達によろしく!」

親指をぐっとたてて、笑顔のまま俺は病室を出る。

ダイから致命傷を受けた傷が痛むが、俺は行ける。

何故かって?

俺には帰らなきゃいけない場所があるからさ━━━━。

 

病室を出て都内にバイクを走らせ、救急、緊急車両が大量に走る方へと俺は急ぎ、逃げ惑う人々のその先に数体のグロンギを発見した。

「変身ッッ!!」

バイクに乗りながら変身し、そのまま一体のグロンギに追突し吹っ飛ばす。

バイクから下り、辺り一帯に人が居ないことを確認し、グロンギの群に向かい走り、勢いのまま空へ舞い前中する。

「ウォリャァァッッ!!!」

炎を纏った蹴りがグロンギの一体を捉える、封印の文字が浮かびそのまま消えていった。

周りにはまだ複数のグロンギがいる、一体ずつやっていては埒があかない。

「傷が痛む…ここはやっぱり黒の金になるしか…」

そう思った瞬間、辺り一帯に黒い炎が上がりグロンギ達を一掃していく。

「よお、頑張ってるか。五代雄介?」

「…ダイ…か。」

黒い炎の中を悠々と歩くもう1人のクウガ、黒いクウガ、ダイ…

「お前はそこで見ていろ、これがクウガの…黒の力だ。」

ダイがそう言った瞬間、再び辺りにいたグロンギ達が黒い炎に包まれる。

一体、また一体と倒れ「焼失」していくグロンギ達。

「思っていたより、弱っちいのばっかりだ。過去の戦いではこんな簡単にはやられてくれなかったけどなぁ。」

ダイのその言葉に俺は固まってしまった。いや、見ていろと言われたから…というわけではない、そうじゃない。

「何を黙り込んでいる五代雄介。」

…ダイの目が赤い…?

「五代雄介、…お前は何故戦う。その体の状態になってまで。」

唐突にダイは俺に疑問を投げかけてきた。

「何故…目が赤い…」

「質問に質問で返すのか。っと。」

ダイは詰め寄ってくるグロンギを相手取りながら俺と会話している。強烈な回し蹴りを喰らった一体のグロンギが吹っ飛びながら焼失していった。

「五代雄介、一つ伝えておく。俺とお前は同じだ。ただ俺にはやらなければいけないことがある。それで中途半端なお前ら、一条カオルとお前を殺そうとした。なぜだか解るだろうか、中途半端に理性を失われて、覚醒だけされてしまったら俺の目的を達成できなくなるからだ。だが先日お前を殺そうとした時気付いた。一条カオルの不在…それでな。」

「カオル君がいないから俺を殺さなかった…?」

間をおいてダイは衝撃の言葉を口にした。

「少し違うな、もしも一条カオルが覚醒したとき、いや…ジョウに完全に乗っ取られたとき、俺とお前2人なら…奴を殺せる可能性が高いからだ。」

と━━━━━━━━━━。

 

 

 

一条カオルside

 

 

 

フィリップ君が走らせるバイクの後ろを追う僕。向かう先は「風都」。

「風都」はライダー対戦が起こりうる可能性は非常に高い場所だと僕は考えている。仮面ライダーディケイド=門矢士が協力を依頼していた左翔太郎が活動している場所であるし、過去に噂で「風都」で「仮面ライダー」がテロリスト相手に戦ったという話を杉田さんに聞いたことがあったからだ。だから「仮面ライダー」に因縁のある場所だと思考しているのもあるが…

ライダー集め=協力者を探している士は今、乾さんのもとに向かっているはずだが、仮に乾さんの場所を特定できなければおそらく、「風都」の探偵…つまり左さんに頼んで探してもらうとかしてそうな気がする…

だから「風都」に向かっているのだ。フィリップ君にはそれとなくこの「理由」を話したけど、本人は「実に興味深い、一条カオル、君は面白い、まぁ僕も町に戻らなければいけないし、向かうとしよう」と肯定し僕をジロジロ舐めるように見てきた。フィリップ君…僕は君の前には立たないようにするよ。

 

景色を目に焼き付けながらフィリップ君を追う僕の視界に多数のショッカー戦闘員が映った。

しかも若い男性が独りでその群に突撃するのを僕は見逃さなかった。

僕はバイクをショッカー戦闘員の群れの方に走らせる、と同時にフィリップ君もそれを察したのか同じ方向に走り出した。

「イイーッッ!!!」

若い男性がショッカー戦闘員と生身で戦っている、敵の数は尋常ではない、いったい何者だ彼は…

バイクから降り、フィリップ君と2人でショッカー戦闘員に向かって走り出す。

するとショッカー戦闘員がこちらに気付き、数体が駆け寄ってくる。

「イイーッッ!!!」

「こんのっ!ハァァッ!!!」

僕は生身のままショッカー戦闘員に跳び蹴りを、フィリップ君は踊るような体さばきでショッカー戦闘員を翻弄している。

「あの!大丈夫ですか!?」

僕が若い男性に向けて叫ぶと、その人が振り返り笑顔で答えてくれた。

「あっ、うん!ありがとう!でも大丈夫!俺クウガだから!」

「んじゃあそろそろ本気で行きますかッッと!!!」

一言目今なんて言った…?あの男性は今なんて…?

と、考えたのも束の間、次の瞬間若い男性は僕の〝見慣れた〟動きと真の姿を見せた。

「変身!」

そのかけ声とともに━━━━━━

 

「ほぅ…あれは…興味深い…僕もそろそろ本気で行かせてもらう、変身。」

フィリップ君も仮面ライダーサイクロンに変身。

「ッッ僕も!変身ッッ!!!」

僕も少し遅れたが変身した。

若い男性が変貌、いや、変身した姿。彼は仮面ライダーだった。僕と同じ。

そう全く同じ。〝仮面ライダー〟

そして━━━━━

〝クウガ〟だったのだ━━━━━━━━。

 

岸壁沿いに三人の仮面ライダーが大量のショッカー戦闘員を相手にしている光景は人々にどう映るのか。そんなことを考えながら闘える余裕が自分に生まれていることに気付いていないわけではなかった、日々僕は驚異的なスピードで「強く」なっている。

この「強さ」がまるで自分のものではないような錯覚に陥りそうになる。つまりこの恐怖が「闇」なのだと解り始めている、それでも戦う僕を桜子…君はどう想うんだろうか。

「空中へ奴らを巻き上げる、君達は注意してくれ!」

フィリップ君の一声で我に戻った僕の周りのショッカー戦闘員達が空中へ浮き上がる、これはフィリップ君の…「メモリ」の力か!

「さぁ終わりだ。」

フィリップ君がそういうと空中に舞い上がったショッカー戦闘員が一塊に集約され球体のようなものになる、その瞬間仮面ライダーサイクロンがその球体の頭上へ急上昇、僕ともう一人の「彼=クウガ」もそれに続きジャンプし、球体の頭上へ。

「決める。」

「ハァッ!」

「ライダーキックッ!」

三人の仮面ライダーのキックが球体に炸裂、球体はそのまま地面へと叩きつけられ、爆発しながら消失していった。

このとき僕は気付かなかった。僕一人だけが助からないんだって。

「「あっ。」」

フィリップ君と「彼」が声を合わせて僕を見守っていた。

二人は地面に着地し、僕は別方向へ。

「これ僕だけ下海じゃん!!!?んアァァァッッ」

この先の話は落ちも何もないので、いや、落ちるんだけど、僕ってほんと残念だな━━━━━

 

海から何とか這い上がり(これでも僕クウガだよ)、手を貸してくれた彼は笑顔で、「君面白いね~」と言った、その笑顔は胸に刺さります。

「一条カオル、少し休むかい?」

「そうだね…そうしてもらえると。それよりも…」

僕の視線は彼に向かった。

「あの…あなたは?」

彼はキョトンとした顔で、次の瞬間気付いたようにハッとなり、と忙しく。

「あ、俺クウガなんだ!小野寺ユウスケっていいます、ちょっと人捜しでいろんな世界を旅してるんだ。」

フィリップ君は僕に質問権を与えてくれてるようで黙っていた。

「僕は一条カオル、彼はフィリップ君です、それで…人探しって…?」

「うーんとね、その探してる奴がさ、最近大きな戦いを控えてるってはなしを聞いてね、どうして俺にその協力を頼みにこなかったのか、文句を言いたくってね~」

笑いながら話す小野寺ユウスケさんは…今気付いたがこの人も「ユウスケ」なんだ…五代さんといい、似た世界は他にも有るんだろうな、、、ん?

あれ?

「あのもしかして、さっきいろんな世界を旅してるって言ってましたけど。」

「うん、文字通り、いろんないくつもの世界を旅してるよ~」

「探してる人って、〈世界の破壊者〉とか?」

そこで小野寺さんは固まる。

「〈世界の破壊者〉ね、周りはそういうけど、もしかして君、門矢士を知ってる?」

知ってるも何も━━━━━

そこでフィリップ君が口を開く。

「僕たちも今、門矢士=仮面ライダーディケイドを追ってるんだ。」

「戦いの協力を依頼されたんです、士に。」

「つまりこの世界に…やっぱりこの〈ライダー大戦〉の世界にいたのか、やっと会えそうだな士。」

遠い空を見つめる小野寺さんの目はとても輝いていた━━━━━━━━━━

 




次回は新章突入
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