仮面ライダークウガ-青空と笑顔の戦士再び-   作:芹沢春輝

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2話連続更新です、遂に物語は佳境を迎えます(ようやく…やっとかよ…)
ちなみに主人公の一条カオルとヒロインの夏目桜子の過去の物語を、始まりの物語を別の作品枠で掲載しました、興味ありましたら是非ともよろしくお願いします!感想もお待ちしてます、ではお楽しみ下さい



青空の足跡②

一条カオルside

 

 

小野寺さんは門矢士との旅の物語を少しばかり語ってくれた。

小野寺さんの話を聞く限り、やはり門矢士という男は不器用で無愛想な無頓着野郎だったみたいだ、だけど誰よりも強い信念を持って戦っている、今も昔も、そう言う小野寺さんの顔は笑顔で、その笑顔はどことなく五代さんに少し似ている気がした。

「さて、そろそろ行こうか、この先に士はいるの?」

小野寺さんが座っていた防波堤から立ち上がると僕とフィリップ君を見渡す。

「風都はもうすぐ先だ。僕についてきてくれ。」

フィリップ君はそう言うと、バイクに跨がり走り出した、小野寺さんもバイクがあるらしくそれに跨がりフィリップ君を追った。

僕もその二人を追い再び走り出す━━━━━。

 

一方その頃の門矢士は乾巧との接触の前に再び風都の探偵左翔太郎のもとに向かう途中だった、そこに向かえばフィリップもといカオルと合流出来る可能性が高いとにらんでいる他ない。

途中で謎の少年シュウと合流し、まさかの乾巧との接触にも成功、再び移動を開始した直後、士の前に2人の昭和ライダーが立ちはだかる。

仮面ライダーblack,仮面ライダーblack RXだった。

士は戦う決心をし、シュウを庇うべく変身しようとするが…

「どうやら昭和ライダーは完全に敵に回ったらしいな。」

士が振り向くと、そこには左翔太郎が立っていた。

「ディケイド、ここは俺に任せな…?」

「だいたいわかった、が相方はどうした?」

「連絡を取れねえ、まさかなとは思うが。」

「昭和ライダーにやられたと…?」

「さあな、どっちにしろ昭和ライダーが敵に回ったことに変わりはねえ、んじゃ行くぜ…?」

左翔太郎は歩き出し仮面ライダージョーカーへと変身、仮面ライダーblack,仮面ライダーblack RX

との戦いに赴いた(急遽左翔太郎と行動をともにしていた仮面ライダーバロンも助太刀にはいったようだ)。

そして━━━━━━━━━━

 

「士!」

声の主はカオルだった。

「フィリップは?」

カオルは少しうつむき、

「途中、仮面ライダーZXと名乗るライダーと戦って…僕は逃げろと言われたんだ。」

「フィリップなりの優しさかね…」

「違う、フィリップ君は最初にZXにやられて…謎の空間に吸い込まれていった…」

「謎の空間…?待て、じゃあお前を逃がしたのは誰だ?」

「士…僕は君に謝らなければならない…」

「良いから、そいつは誰だったんだ?」

「…小野寺ユウスケさんだ…。」

「おの…ユウスケが?!あいつが…」

その時の士は何を思ったんだろう、

「お前が弱いせいで」

「何故残って戦わなかった」

だろうか。

士は怒り悲しみ、そのどちらでもない表情で一言呟いた。

「カオル、これ以上昭和ライダーの好き勝手にはさせん。」

門矢士は…強い。まさに信念の塊だと思い知らされた、小野寺さんが言ってた話通りだ。

ごめんねフィリップ君…小野寺さんどうか無事でいて下さい。

そのあと、僕を含め生き残った平成ライダーと昭和ライダーは一旦休戦しバダン帝国の野望を打ち砕くべく共闘しそれを撃破。

バダン帝国撃破のあと正義と正義のぶつかり合い、平成ライダーvs昭和ライダーの戦いは再開し━━━━

戦いの最中、一輪の花を守った平成ライダーの仮面ライダー鎧武の優しさに昭和ライダーリーダーの仮面ライダー一号(本郷猛)が負けを認め、戦いの幕は閉じたのだった。

この戦いで僕はたくさんのライダーに出会い、学ぶことがたくさんあった。

正義と正義の衝突、共闘、そして認め合う。

人とグロンギもそう言う関係になれれば良いのに、そう思う僕はまだ…甘いのだろうか。

ちなみに倒されたライダー達は(ヘルヘイムの森)なる場所に隔離されていただけだったようだ。

この話は後に帰ってきたフィリップ君から聞いた話で、小野寺さんも無事だったようだ。ZXとの戦いの時僕も変身して戦ったが…この話はいずれ五代さんとゆっくり話そうかな、僕の体に起きた〈異変〉について━━━━

 

戦いを終えた数時間後、僕と士は砂浜を歩いていた。僕に会いたい人がいるらしく士諸共呼び出され僕はそこに同行したのだ。

「来たか…門矢士、仮面ライダーディケイド。」

「カオルを連れて来てやったんだ、話なら手短にな。」

「ん…一条カオル君、久しぶりだな。」

待っていたのは、桜子の父、葛城喜太郎…いや、(鳴滝)さんだ。

「あなたは…!?お久しぶりです…鳴滝さ…いやお義父さん。」

「お義父さん…か、そうか君は娘と、桜子と?」

「はい、帰ったらプロポーズしようと思ってます。」

士は黙って少し離れた場所に移動していた。

そしてその場所でパチパチと手を叩き僕を見てニヤニヤしていたって聞こえてるじゃねえかあの野郎夏実さん呼ぶぞこら。

「桜子を頼む、君なら…」

「お願いです!!帰って、その…桜子に会ってやって下さい!」

「それは出来んよ、私は…」

「じゃあ何で僕に会おうとしたんですか!?何故僕はここに呼ばれたんですか!?桜子や実加さんの話を聞くために僕を呼んだんじゃ…!?」

鳴滝さんは首を横に振る。

「私はね、海東大樹という青年と手を組みあの世界…今の私の世界の状況を調べていたんだ。あの世界を守るために。」

「なら、帰って戦いましょう!?僕はクウガです!五代さんもいます!仲間なら他にもたくさん…」

その時、鳴滝さんは涙を流しながら、その姿を〈変えた〉。

「えっ…その姿は…!?グロンギ…?」

鳴滝さんは僕が何度か〈夢の中〉で見たことのあるグロンギの姿に変化していた。

「その姿…ン・ダグバ・ゼバ…そうか…鳴滝、お前の正体はそういうわけか。」

士がそう言いながら近付いてきた。

ン・ダグバ・ゼバと言うのか。

そう、五代さんが自分の世界で最後に戦ったグロンギ=ン・ダグバ・ゼバ、そして僕の住む世界のン・ダグバ・ゼバは桜子の父、葛城喜太郎だったのだ━━━━━━━━━━━

 

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